チワワたち犬のオムツサイズの選び方やずれない着け方の工夫

犬用オムツのサイズの選び方や、正しいズレたり脱げたりしない着け方を知っておくと便利です。

通常のイメージとして、愛犬が元気なうちは使うこともないように感じがちですが、実は思った以上に必要な場面があります。

 

・トイレトレーニング未完了の子犬

・オス犬のマーキング防止として

・メス犬の生理の際

・高齢犬

・ケガや病気で動けない時

・ホテルやドッグカフェなど着用を条件にしている場合

 

どうですか、老犬だけが使うわけではないことが理解できたはずです。

 

犬用オムツのサイズと主な適用犬種

「犬用オムツのサイズ」

サイズは、SSSサイズ・SSサイズ・Sサイズ・Mサイズ・Lサイズ・LLサイズの6つに分かれます。

サイズ 胴まわり 体重
SSSサイズ 15~25cm 1.5~3.5kg
SSサイズ 20~30cm 2.5~4.0kg
Sサイズ 25~40cm 3.0~5.5kg
Mサイズ 35~45cm 4.5~8.5kg
Lサイズ 40~55cm  6.0~12kg
LLサイズ 55~85cm 12kg以上

 

主な適用犬種

「SSSサイズに適合する犬種」

チワワ、トイプードル、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリア、

 

「SSサイズに適合する犬種」

チワワ、トイプードル、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリア、パピヨン、ビションフリーゼ

 

「Sサイズに適合する犬種」

シーズー、トイプードル、パピヨン、ペキニーズ、ミニチュアピンシャー、ビションフリーゼ、ボストンテリア、日本スピッツ

 

「Mサイズ」

ミニチュアダックスフンド、ミニチュアシュナウザー、キャバリア、ジャックラッセルテリア、ペキニーズ、パグ、ボストンテリア、日本スピッツ、豆柴

 

「Lサイズ」

ウェルシュコーギー、フレンチブルドッグ、ジャックラッセルテリア、パグ、ビーグル、ボストンテリア、シェットランドシープドッグ、柴犬他

 

「LLサイズ」

ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ボーダーコリー、イタリアングレーハウンド、バーニーズマウンテンドッグ、シベリアンハスキー、ジャーマンシェパード、秋田犬、グレートデーン他

 

犬用オムツの種類

「巻くタイプ」

 

巻くタイプのオムツは、巻いてテープで止めるだけで着用できるのでとても簡単です。

ただし、オス犬専用タイプとなります。

主な使用目的は、オスの成犬のマーキングや老犬のお漏らし防止です。

実は人間のオムツを使って、簡単に手作りできるって知ってましたか?

ひと手間かかりますが、犬用のオムツより安価なため、手作り派も多いそうです。

小型犬なら子ども用、大型犬なら大人用を使用すれば問題ありません。

作り方を動画でチェックしてみましょう。

 

「パンツタイプのオムツ」

パンツタイプのオムツの利点は、ウンチもカバーできることです。

また、全体が覆われるため、漏れにくいのも特徴です。

なお、メス犬の場合は、巻くタイプが構造上使用不可のため、必然的にパンツタイプのオムツ使用となります。

 

犬用オムツのずれない正しい着け方

「サイズを確認する」

先ほど紹介したように犬用のオムツは、小型犬用のSSSサイズから大型犬用のLLサイズまで6つに細かく分かれます。

胴回りのサイズと適応体重のWチェックで適応サイズを選んであげましょう。

メーカーによっては、オスとメス別に適応体重が明示されていたりまでします。

メジャーを使えば簡単に愛犬の胴回りが測れます。

必ず胴回りと体重をしっかり量って、ピッタリ合うサイズを選んであげましょう。

 

「着け方」

犬のオムツの着け方のコツは、尻尾を出すための穴を上手く利用することです。

最初に愛犬の尻尾を穴に通します。

これでオムツの位置を固定してしまうことができます。

お腹側にテープが付いているので、これをしっかり背中側のオムツに止めます。

慣れない間は嫌がったりしますが、できたらしっかり誉めて、オヤツをあげるなどして、オムツを着ければ良いことがあると学習させましょう。

犬用オムツの正しい着け方を動画で見てコツを学びましょう。

 

犬用オムツの注意点

「ピッタリなサイズを見極める」

犬用オムツのピッタリなサイズの見極は、胴回りと体重のWチェックです。

サイズは5cm~10cm刻みで分かれていきますが、ピッタリなサイズで余裕がないと、場合によってはオシッコが漏れてしまうケースがあります。

これはオシッコの量が、例え体の大きさが同じでもワンちゃんによって個体差が生じるためです。

また、メーカーによりオシッコの吸収力に差が生じるのも事実です。

このため、しばらくはそのサイズで本当に適しているか見極めることが大事です。

焦って最初にまとめ買いしたりしないように注意しましょう。

 

「子犬」

子犬のサイズを合わせるのはなかなか難しいものです。

特に大型犬の子犬などは、成長が早くどんどん体が大きくなっていきます。

このためまとめ買いはしない方がお利巧です。

サイズが合わずに大きすぎれば、歩き方がぎこちなくなります。

また反対に小さければきつくて窮屈で辛いです。

好奇心が旺盛な時期であり、オムツも気になってしまうケースが多いです。

このため、噛みちぎって食べしまう可能性も高いため、要注意となります。

 

「小型犬の犬」

小型犬の犬用の小さなサイズを履かせても、どうしてもお尻のサイズが小さいため、よくずれ落ちたりしてしまいます。

どうしてもずれ落ちる場合の対策としては、次のようなものを利用してズレ防止対策するのがおすすめです。

 

「マナーベルト」

 

上から巻いたり、ベルトの内側に固定するなどしてズレを防止します。

 

マナーベルトはたくさんの種類があるので、あなたのお気に入りを選んでみましょう。



 

「オムツカバー」

ズレ防止だけでなく、万が一オムツからオッシコが漏れたケースでも、表面に染み出てこないメリットもあります。



 

「サスペンダー(サスペンダー付きマナーパンツ)」

 

更にズレ落ちないようにサスペンダーを利用しても良いし、最初からサスペンダー付きマナーパンツを選ぶのもおすすめです。



「無理強いしない」

慣れるまでは必ず嫌がると認識しておきましょう。

人間のように着ける理由を理解していても、オムツは抵抗感を感じて嫌なものです。

ましてや、着ける理由が理解できない愛犬にとっては、嫌がるのが当然であり、ストレスを与えてしまう可能性もあります。

したがって決して無理強いせずに、最初は短時間使用で慣らしていきましょう。

オムツを着けることができれば、大げさに褒めたり、おやつを与えるなどして、オムツを着けることで良いことがあると学習させましょう。

 

「皮膚トラブル」

愛犬のオムツ使用で注意が必要なのが、皮膚トラブルです。

オシッコやウンチが皮膚についてしまうため、どうしてもお尻の周りが汚れて皮膚トラブルを招いてしまいやすくなります。

吸収力が高いオムツを使用し、3~4時間程度を目安に状態チェックを行い交換してあげることが大切です。

また、オムツ交換に際しては、濡らしたタオルで皮膚を清潔に拭いてあげましょう。

しっかり乾かした後で新しいオムツを着けるようにしてくださいね。