チワワが老犬になった時の介護のノウハウ!食事の介護方法
犬は人間より歳を取るスピードが早いため、あっという間にシニア期に突入して弱り始め、老犬の介護がすぐに必要となり出します。
最近はワンちゃんも高齢化が進み、老犬の介護で悩む飼い主さんが増加しています。
老犬の介護は予想以上に大変であり、介護方法をしっかり理解しておく必要があります。
今回は、愛犬の老後の介護として、食事の問題に関わる介護方法を取り上げて紹介します。
心の準備を整えよう
本来であれば飼い主さんは、ワンちゃんを飼う時点で前もって、寿命が短い愛犬の老後を看取る必要があることを覚悟すべきです。
しかし愛犬を飼う時点では、可愛らしさや楽しみばかりが心に浮かび、そのような気持ちは生まれないのが誰しも本音でしょう。
最近は愛犬の高齢化に伴い、老犬の面倒を診る期間も長くなっているし、認知症などを起こすケースも高まっており、特に初めて老犬の介護をする飼い主さんは、勝手が分からず戸惑いも多く、体力的にも精神的にも負担を感じることが多いようです。
そのため、老犬の介護の仕方の知識や情報を知っておくことが、とても大切となります。
的確な対応方法が前もって分かっているだけで随分気持ちも楽になり、前向きに老犬との時間を過ごすことが可能となります。
ワンちゃんは大切な家族の一員のため、心から面倒をみなさん見てあげたいはずです。
適切な介護方法を知って愛犬の介護を行うことで、お互いが明るく過ごすことが可能となれば、辛いはずの老犬の介護もかけがえのない貴重な体験を得る時間に変えることができます。
老犬の食事の問題
老犬になると食べる量が減少し出します。
これは人間だって同様で、若い時分のようにもりもり食欲旺盛に食べることなど当然出来なくなっていきます。
また、同時に味の好みも変わったりします。
老犬になれば、歯が衰えだすため、硬いものが食べにくくなっていきます。
このため、ドライフードであれば、水やお湯でふやかしたり砕いてあげたり、またトッピングする野菜なども、熱を通して柔らかくしたり、細かく刻んだり、フードプロセッサーなどですり潰すなどの工夫をしてあげる必要があります。
また、味覚や嗅覚なども衰えるため、食事を今までのように美味しく感じにくくなるため、だんだん食べなくなってしまいます。
したがってフードをふやかし香りを良くしたり、好物のササミやウエットフードなどを混ぜるなどして、嗜好性を高め少しでも食いつきが良くなる工夫も必要となります。
食べやすい姿勢が取れるよう、エサ台なども工夫したり、フードも老犬に適したものに変えてあげる必要があります。
さらに愛犬が寝たきり状態となった場合、食事の介助が必要になります。
通常飲み込む力が弱くなっているため、喉に詰まらせない注意が必要となり、しっかり犬の体を支え、頭を高くした姿勢で与えるなどの知識が必要となります。
代表的な老犬のご飯の問題は次の6つです。
2. 自力でご飯が食べられなくなり出す。
3. 痩せだす。
4. 食べて直ぐにまたご飯を要求する。(痴ほう症状が生じている)
5. 太り出す。
6. 吐く(下痢)
老犬の食事の介護
1.ご飯を食べる量が減る
「味覚、嗅覚の衰えからご飯を美味しく感じない」
老犬になれば、必然的に味覚や嗅覚の衰えが起こってきます。
これは加齢による問題のため、仕方がないことです。
このため、消化がよく嗜好性の高い美味しいものを混ぜてあげるのがおすすめです。
また、食べる量も減るため、少しの量でも栄養価が高い、老犬向きのフードに変えることも大切となります。
「老犬向きのおすすめフード」
老犬向きのドッグフードはいくらでもありますが、おすすめしたいのが次の2つのフードです。
ピッコロはシニア犬向けのドッグフードです。
シニア犬向けのドッグフードとしては、個人的には一番評価しています。
7歳以上のワンちゃん向けに作られた専用の高品質ドッグフードあり、ラインナップもシニア向けに徹底して考えられたこだわりが特徴といえます。
メリットといえる特徴を簡単に紹介します。
・香りがよく美味しいから食いつきが最高。
・弱ったシニア犬の体の筋力をサポート。
・健康維持を目指した元気で活発な身体づくりをフォロー。
・体重管理がバッチリで太らない。
・ヘルシーで健康的な栄養バランスを確保。
・グルコサミン、コンドロイチン、MSMなどの関節をケア成分で弱った足腰をサポート。
・安全・安心確保の100%ナチュラル素材で、安心して高齢犬に与えることができるご飯。
詳しくピッコロについて知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。
関連記事:「ピッコロドッグフードを徹底評価!口コミ&安全性」
馬肉自然づくりドッグフードは、馬肉を食材としたドッグフードです。
馬肉は鶏肉、豚肉、牛肉などに比べて栄養価が高いお肉のため、特に体力が落ちたワンちゃんや高齢犬におすすめしたいです。
あなたの愛犬がシニア期に突入したなら、メイン原材料に新鮮な馬肉を使用するドッグフードや、馬肉の生肉などを与えてあげるのがおすすめです。
馬肉自然づくりドッグフードに関して詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。
関連記事:「老犬におすすめ!馬肉自然づくりドッグフードの魅力や成分と口コミ評価」
ドッグフードを高齢犬向きのフードに変える以外にも、嗜好性や栄養価が高く、消化が良い食材を食べさせたり、フードに混ぜてあげるのがすすめとなります。
おすすめしたいのが生肉です。
犬は元来が肉食であり、一番の好物は生肉といえます。
生肉を食べるメリットを簡単に紹介します。
・歯が綺麗になる。
・口臭が消える。
・毛並みが良くなる。
・アレルギー改善効果がある。
・ウンチの量が減り質が変わる。
・ダイエット効果がある。
生肉の中でも、栄養価が高く、アレルゲンも低い馬肉が一番のおすすめとなります。
そこで高齢犬に是非おすすめしたいのが次の商品です。
馬肉パラパラミンチは、一押しの馬肉の生肉を使用した商品で、あなたの愛犬が老犬になった際にはぜひおすすめしたいです。
販売元は、熊本県の馬刺し専門店で、累計販売数が100万食を突破している大人気商品です。
ドライフードと犬用生肉を比較すれば、やはり生肉が上手いに決まっているよね。
あなたが馬刺し食べたことがあれば共感でしょう。
ユッケ食べれば活力でるし、肉を焼いてフレークしたのと生肉ではもらえるパワーが違います。
愛犬がカリカリのフードと生肉どっちを食べてみたいか答えは明白、特に老犬には生肉、できれば馬肉を与えてあげましょう。
馬肉の魅力を詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。
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「歯周病や歯が抜け落ち噛む力が弱まった」
老犬になれば、歯周病や歯が抜け落ちるなどの理由で噛む力が弱まり、上手く食べられなくなりだします。
食べたものを口からボロボロこぼしてしまうことも多くなります。
このため、ドライフードであればふやかして柔らくして、食べやすくしてあげるのがおすすめです。
また、水やお湯でふやかすことで、水分吸収の手助けにもなるし、良い香りが立って食欲も増します。
トピングする野菜などは、必ず細かく刻んだり、すり潰したりして、食べやすくさらに消化吸収もしやすくしてあげましょう。
「内臓が弱る」
老犬になれば代謝も落ち、内臓も弱り出すため、成犬時と同様のご飯を与えていては、内臓に負担がかかるケースがあります。
そのため、成犬用ドッグフードも見直し、先ほど紹介した「ピッコロドッグフード」や「馬肉自然づくりドッグフード」などのシニア用ドッグフードなどに変更してあげましょう。
2.自力でご飯が食べられなくなり出す
寝たきりまでいかなくても、老犬になると体力が落ちてくるため、老犬が食事をする時の姿勢に注意を払ってあげる必要が生じてきます。
思った以上に、ご飯を食べる姿勢は首や腰に負担がかかります。
最近は便利な商品が販売されており、介護が必要な老犬でも、食器台で傾斜を付けることで、首を曲げずにほぼ一直線の姿勢のまま、首筋をまっすぐに保って食事をすることが可能です。
これらの道具をそろえてあげることで、老犬が体に負担をかけずに食事をすることが可能となります。
「傾斜のある食器台」
傾斜のある食器台 (Lサイズ)
価格:2,484円 (税込)
老犬が寝たきりになってしまった場合など、極端に体力が落ちてしまうと、自分でご飯が食べられなくなります。
このようなケースでは、流動食で栄養補給するのがおすすめです。
流動食は市販品も充実していますよ。
私がおすすめしたいのは、今まで与えていたドッグフードをすり潰して、水と混ぜて自ら流動食を作ってあげることです。
ひと手間かかってしまいますが、ドッグフードは総合栄養食だしこれがベストです。
流動食を老犬に与える際の注意点は、頭を立てることで、ご飯の逆流や気管への入り込みを防止することができます。
横向きに頭を立てたりせずに、必ず前向きで犬の頭を立てるのがポイントとなります。
食べさせ方は、シリンジに流動食をいれて、口の中に流し込んであげます。
「NIPRO 動物用シリンジ」
3.痩せだす
老犬になれば、食事量が減りそのため痩せだすことがあります。
しかし体重が減ることは、それだけ体力が落ちてしまうことに繋がり、愛犬が弱ってしまう原因になります。
したがって今まで紹介したように、ご飯が食べやすい工夫を行うとともに、老犬に適したシニア用のフードに変更するようにしましょう。
どうしても体重が減ってしまう場合には、早めに動物病院に連れて行き、獣医師に相談してみましょう。
4.食べて直ぐにまたご飯を要求する
老犬がご飯を食べた後、どれくらいの時間の経過で再びご飯を食べたがるのか確認してみましょう。
食後30分以内の間で、直ぐに食べたがるケースであれば、かなりの確率で認知症が疑われます。
このケースでは、まずは獣医師の受診を受けましょう。
老犬になり、ワガママとなってきたり、飼い主さんに構って欲しいために、食事を要求することもあります。
老犬になれば一度に食べる量も減ってくるし、このように何度もご飯を要求するケースでは、対策として手間が生じますが、1回の食事量を減らして、回数を増やしてあげることも有効です。
5.太り出す
老犬の要求に答えて、何度も食事を与えてしまうと太り出す可能性があります。
また、老犬になり、散歩の量などが減り、運動量が低下することで、今までと同様の量のご飯を与えていても太りだすことがあります。
肥満は病気の元であり、また足腰への負担も増します。
ただでさえ筋力が衰え出す老犬にとって、肥満は天敵といえます。
老犬が太り出すケースでは、ホルモンバランスの崩れも原因として考えられます。
一度獣医師の受診を受けておくのがおすすめです。
6.吐く(下痢)
老犬になると嘔吐したり下痢になる頻度が増します。
老犬が嘔吐したケースでは、必ず状態をチェックして、1回の嘔吐で落ち着くのか、さらに嘔吐を繰り返すのかを確認してください。
これは、老犬が下痢をしたケースでも同様です。
1回の嘔吐で落ち着くケースでは、少し消化しにくいものを食べたり、食事後に運動などをしてしまったなどの理由が考えられます。
また、嘔吐した際に下痢や発熱などの他の症状が併発していないか確認しましょう。
さらに、元気や食欲があるかなども重要なポイントです。
嘔吐が1度で収まり、下痢などの他の症状もなく、元気で食欲があるようであれば注意して様子を見守ってください。
ただし、嘔吐が続いたり、痒みや下痢が出たり、元気や食欲がない場合は、必ず獣医師を受診しておきましょう。
食事の度に吐いたり下痢になる場合、フードが合っていない可能性もあるので、ドライフードをまずは消化しやすいようにふやかしてあげましょう。
それでも吐く場合は、フードを見直し、シニア用の消化吸収の高いフードに変更してあげるのがおすすめです。
ウェットフードや生肉もいいですよ。
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