チワワたち犬も鼻づまりになって苦しむ!原因や症状と対処法

 

可哀そうにチワワが鼻づまりになって苦しんでいることがあります。

あなたも鼻が詰まってしまうと、息苦しいし結構辛いはずです。

チワワたちワンちゃんの鼻づまりは、身体の不調のサインですが、単なる一過性の体調不良により起こっているケースと、何らかの病気が原因となっている場合があります。

したがって、鼻づまりといっても長く続いている時などは、要注意となります。

そのためにも、犬の鼻づまりの原因や、その症状を確認する方法知っておくことが大切です。

さらに今回は、家で簡単にできる対処法も紹介するので参考にしてみてください。

犬の鼻づまり症状

犬も人間同様鼻づまりをおこしてしまいます。

鼻がつまってしまったり、鼻水が出るために呼吸が苦しくなり、口呼吸したりしている時は鼻づまりの証拠です。

ズービーと、鼻づまりのための変な音を出したりなんてこともよくあります。

鼻の粘膜が膨らみ、呼吸を妨げているケースが多いようです。

なかなか見た目では、気づくことができないことも多いものです。

鼻づまりのワンちゃんの様子を動画で確認してみましょう。

どうですか、このように音が生じて苦しそうにしているケースだと分かりやすいですね。

犬の鼻づまり確認方法

チワワの様子がどうも変で、鼻づまりの疑いを感じた時などあなたはどのような方法で鼻詰まりの確認をしていますか?

手を鼻の前に持っていって、鼻息の状態をチェックしたりしていることでしょう。

でもこれでは、なかなか分かりにくいはずです。

チワワの様子が怪しいなと疑問を感じたケースで、簡単に愛犬の鼻づまりを確認できる方法があります。

それはワンちゃんが寝ている時に、手鏡を鼻先に近づけてみるのです。

これで手鏡が曇った場合は、鼻で息をしているため、鼻づまりはしていません。

しかしもしもほとんど手鏡が曇らないならば、これは愛犬の鼻が詰まっており、鼻づまりをしているということになります。

このチェック方法を覚えておけば、簡単にワンちゃんの鼻づまりが分かってしまいとても重宝します。

鼻づまりを発症しやすい犬種

特に鼻づまりを発症しやすい犬種はいないとされています。

ただし、鼻の腫瘍の場合、マズルが長い長頭種に多いとされています。

また、老化現象として起こりやすくなるため、シニア期に突入した老犬は注意が必要となります。

犬の鼻づまりの原因

一口に鼻づまりといってもいろんな原因から起こっており、様子を見ていて大丈夫なものから、早めに病院に連れていくべきものまであります。

このため、ワンちゃんの鼻づまりの主な原因を知っておくことが大事です。

大別すれば、ワンちゃんの鼻づまりの原因は次の3つに分かれます。

1. 病気
2. 生理現象
3. 老化現象

順番に見ていきましょう。

鼻づまりを起こす病気

「アレルギー」

犬も人間同様にアレルギー反応を起こし、アレルギー性鼻炎を発症します。

鼻づまりは、その症状のひとつとなります。

アレルギー性鼻炎の特徴は、透明の鼻水が出ることです。

アレルギー反応を起こすアレルゲンは個体によって異なります。

アレルゲンは様々ですが、以下が主なところです。

・ハウスダスト
・ダニ
・食物
・カビ
・植物の花粉

ワンちゃんが、栄養不足や免疫力が低下している状態のケースで、アレルギー症状が出やすくなります。

また、特にシニア犬は、免疫力が低下しているので発症しやすく注意が必要です。

ワンちゃんが鼻づまりになってしまうのは、アレルゲンに過剰に反応することで鼻の粘膜が炎症を起こしてしまうためです。

ある程度は、生活環境や食事内容などの情報を元にアレルゲンを推測することは可能です。

しかし、時によっては自分の毛にアレルギー反応を起こしているなど、予想しないケースも多いものです。

動物病院で検査を行うことで、アレルゲンの特定ができます。

アレルゲンが判明すれば治療がしやすくなるため、検査を行うことも視野にいれて一度考えてみるのもおすすめです。

「副鼻腔炎」

副鼻腔炎とは、ウイルスや細菌などの感染による鼻の粘膜の炎症が生じた状態であり、アレルギー性鼻炎と違って黄色いドロッとした鼻水が出ます。

悪化すれば、鼻の周りの骨まで溶かしてしまうほど恐ろしい病気です。

治療は抗生剤や抗炎症剤となるため、愛犬がいつも鼻づまりを起こしていたり、鼻水がズビズビしている状態が続いているケースでは、早急に動物病院へ行って獣医師の受診をうけましょう。

「腫瘍」

愛犬の鼻づまりは、腫瘍が鼻の中にできたことが原因で鼻の穴を塞いでしまい、鼻づまりが起こる場合があります。

鼻の中に出来るため、外側からはなかなか分からず、ひどくなって気付いたときには進行していることもあるため要注意となります。

鼻水、鼻血なども鼻の腫瘍の症状のため、注意を払う必要があります。

また、見分け方として有効なのが、片方の鼻だけにこれらの症状が出ている場合です。

鼻の腫瘍は、シェットランド・シープドックやコリーのような長頭種の犬種に多くみられるため、特に長頭種の犬でこのような気になる症状が生じたケースでは、腫瘍を疑い早めに動物病院で検査を受けてください。

「歯周病」

3歳以上の犬の8割は歯周病とまでいわれていますが、歯周病が原因となって鼻づまりになることもあります。

歯周病が進行すると、上顎を通って鼻の奥から歯周病菌が入って炎症が広がっていき、鼻づまりが起こってしまいます。

鼻づまりと共に歯茎が赤くなって腫れが見られ、口臭も気になる場合は、歯周病から鼻づまりが起こっている可能性が高いといえます。

歯周病の予防にはプラークコントロールが大切であり、日ごろから愛犬の歯磨きを行い、プラークを取り除き、歯石に成長させないことが大切です。

「ポリープ」

犬の鼻の粘膜にポリープができた場合、鼻づまりの原因となることがあります。

ポリープにより炎症が続き、粘膜が厚くなってしまうと鼻の中が狭くなり、それが原因で

犬の鼻づまりが起こってしまいます。

生理現象

ワンちゃんは臭覚が優れ、何でも鼻を近づけてニオイを嗅ぐのが習性です。

このため、思わぬ異物が鼻の中に入り込んでしまうことがあり得ます。

・ティッシュ
・何かの破片
・食べ物
・木のクズ

上記のようなものが鼻の中に異物として入り込むと、盛んに鼻を気にしたり、生理現象であるくしゃみを連発して、異物を追い出そうとします。

ワンちゃんの鼻の中に異物が入り込むことで、鼻の粘膜が炎症して腫れ、犬は鼻づまりを引き起こしてしまいます。

老化現象

ワンちゃんの健康状態をチェックする手段として、犬の鼻先の濡れ具合をよくチェックします。

健康な犬の鼻先は常に濡れていますが、ワンちゃんも加齢により老犬となると、鼻の分泌物が減って鼻先が乾いてきてしまいます。

老犬(シニア犬)は、分泌腺の機能が低下し、鼻が乾燥してしまうために炎症を起こしやすくなります。

その結果として、鼻の中に炎症が起こってしまい、鼻の穴が狭くなり鼻づまりを起こしてしまいます。

このため老犬が鼻づまりを起こす場合、病気よりも加齢による老化現象の可能性が高いとの推測もできます。

犬の鼻づまり対処法

愛犬が鼻づまりなどの気になる症状が起こったケースでは、まずは一度早めに動物病院で診てもらうのが一番です。

そのうえで、家でも行ってあげることが可能な対処法を紹介します。

「鼻水吸引器を利用」

愛犬の鼻づまりの原因が鼻水のケースでは、原因となる鼻水を取り除いてあげるのが一番です。

その際のおすすめが、人間の赤ちゃん用の鼻水吸引器を愛犬にも使うことです。

鼻の穴に吸引器を入れて鼻水を吸い込むことで、鼻詰まりの解消に役立ちます。

ただし、人間の子供でも怖がったり嫌がる子が多いため、ワンちゃんであれば、嫌がり驚いて逃げてしまう子が多いかもしれません。

愛犬が嫌がるようであれば無理強いはせずに、万一お利巧で吸引させてくれたらラッキーくらいの気軽な気持ちで行ってあげましょう。

いろんな種類がそろっており、ドラッグストアや赤ちゃん用品店などから購入できます。

オススメ商品を2つ紹介しておきましょう。

「メルシーポット」



電動鼻水吸引器
メルシーポットS-503
送料無料11,000円(税抜)

・パワフルな吸引力
・かんたん操作
・お手入れラクラク

「ELENOA エレノア」



電動鼻水吸引器 ELENOA エレノア
価格:16,800円

誰でも簡単に使用できるように、小児科医や耳鼻科医の意見を参考に開発した0歳時から使える商品。
本体重量も930gと軽量コンパクトで取り扱いが簡単です。

「加湿器」

愛犬が鼻づまりを起こしているケースでは、部屋の乾燥は大敵となります。

そのための対策として有効なのが加湿器です。

犬にとって快適な湿度は基本的に50~60%とされていますが、ワンちゃんの鼻づまり解消には、湿度を60%~70%に設定してあげるのがおすすめです。

シニア犬が鼻の乾燥が原因で鼻づまりを起こしている場合では、少し高めの設定として、70%ぐらいの湿度にしてあげましょう。

加湿器がない場合は、洗面器やボールなどにお湯を張ったり、濡れたタオルや洗濯ものを部屋干ししたりして湿度をあげてあげましょう。

オススメ商品は次の通りです。

「キュート犬超音波加湿器」


愛犬のための加湿器ならば、同じワンちゃんのキュート犬デザインの可愛い加湿器がオシャレじゃないかな。

「プラズマクラスター」


プラズマクラスターは、加湿空気清浄機です。
加湿器として使用する他にも、清浄機として花粉対策やウイルス対策にまで効果的で、一石二鳥です。

「蒸しタオルで犬を温める」

即効性は弱いけど、蒸しタオルで愛犬の鼻回りをじんわり温めることで、リラックスもでき鼻づまりを少し楽にしてあげる効果が期待できます。
なお、注意すべきは蒸しタオルの温度、熱すぎると犬が火傷したり、怖がってしまうので、人間が触れて大丈夫な程度の温度のものを使用しましょう。

「ツボ押し」

ツボ押しも犬の鼻づまりに効果があります。
簡単に行ってあげられるので、有効とされるツボの場所を覚えておきましょう。
今回は鼻づまりに効く4つのツボを紹介するので覚えてください。

1. 晴明(せいめい)

晴明は犬の目頭のすぐ横にあるツボです。
目頭の隣からスタートして、鼻の両脇、鼻の頭の方向に向けて優しくマッサージしてあげるとばっちり。

2.迎香(げいこう)

迎香のツボも分かりやすく、鼻の両脇に沿って並んでいます。
10秒程軽く押して、離すを繰り返せば、鼻づまりや鼻炎に効果があります。

3.山根(さんこん)

山根は鼻の頭と毛の生え際の境にあツボです。
鼻の頭から額までを繰り返して何度か優しく撫でてあげましょう。

4. 鼻通(びつう)

鼻通は鼻の横にあり、迎香よりも犬の目に近い箇所にあるツボです。
鼻の穴から目に向かって優しくマッサージしてあげるといいですよ。
名前の通り鼻を通す効果があります。

ツボ押しのコツは優しく行い、万一犬が嫌がった場合は、無理に指圧しないことにつきます。

「アロマ」

アロマは、ワンちゃんの鼻づまりや喉の不調に有効です。

定番のペパーミントがおすすめです。

犬の鼻の粘膜の腫れを鎮め、犬の鼻の通りをよくしてくれる効果があります。

なお、以下のような注意点を守ってください。

愛犬が臭いを嫌がっているケースでは使用をやめましょう。

ワンちゃんは、ニオイにとても敏感なので、嫌いな匂いを無理に嗅がせるとストレスの元となります。

また、3ヶ月未満の子犬への使用は避けるようにしてください。

さらに長期の連続使用は避けるようにしましょう。