チワワが老犬になった時の介護のノウハウ!散歩の介護方法

 

犬は人間より歳を取るスピードが早いため、あっという間にシニア期に突入して弱り始め、老犬の介護がすぐに必要となり出します。

最近はワンちゃんも高齢化が進み、老犬の介護で悩む飼い主さんが増加しています。

老犬の介護は予想以上に大変であり、介護方法をしっかり理解しておく必要があります。

今回は、愛犬の老後の介護として、散歩の問題に関わる介護方法を取り上げて紹介します。

心の準備を整えよう

本来であれば飼い主さんは、ワンちゃんを飼う時点で前もって、寿命が短い愛犬の老後を看取る必要があることを覚悟すべきです。

しかし愛犬を飼う時点では、可愛らしさや楽しみばかりが心に浮かび、そのような気持ちは生まれないのが誰しも本音でしょう。

最近は愛犬の高齢化に伴い、老犬の面倒を診る期間も長くなっているし、認知症などを起こすケースも高まっており、特に初めて老犬の介護をする飼い主さんは、勝手が分からず戸惑いも多く、体力的にも精神的にも負担を感じることが多いようです。

そのため、老犬の介護の仕方の知識や情報を知っておくことが、とても大切となります。

的確な対応方法が前もって分かっているだけで随分気持ちも楽になり、前向きに老犬との時間を過ごすことが可能となります。

ワンちゃんは大切な家族の一員のため、心から面倒をみなさん見てあげたいはずです。

適切な介護方法を知って愛犬の介護を行うことで、お互いが明るく過ごすことが可能となれば、辛いはずの老犬の介護もかけがえのない貴重な体験を得る時間に変えることができます。

老犬の散歩の問題

散歩はワンちゃんにとってとても大切ですが、老犬も体力の維持や認知症の予防、ストレス発散などとても有効です。

また外に出て太陽の光を浴びることで体内時計が調整され、夜の睡眠が快調になります。

しかし加齢にともない、足腰が弱り出すと、だんだん散歩を愛犬が嫌がり始めるものです。

そのため老犬の散歩には工夫が必要です。

老犬の散歩の状態を観察しながら、散歩の時間や歩く距離などを調節してあげ、負担がかからない範囲で行ってあげる必要があります。

例えば、1回の散歩時間を短くして、回数を増やしてあげるなどの対策も有効です。

老犬になると筋肉が衰え固まりやすくなるため、怪我が心配です。

散歩の前に少し準備運動として、軽くマッサージしてあげるなどの、ちょっとした心づかいの工夫を行うことで、ケガ防止に役立つので実践してみましょう。

老犬になれば筋力が衰え、特に後ろ足が弱って踏ん張れないケースが多く現れます。

そのようなケースでは、とにかくまずは外に老犬を連れだしてあげることが大切となるため、抱っこ紐や犬用カートを使用してあげるのがおすすめです。

また、老犬が散歩に行きたい意欲がありながらも、なかなか思うように足が動かなくなってきたケースでは、介護用のハーネスを使って老犬が立ち上がる動きを補助してあげて、散歩の補助をしてあげるのがおすすめです。

代表的な老犬の散歩の問題は次の7つです。

散歩の問題
1.散歩で歩くスピードが遅くなった

2.散歩の途中で帰ろうとしたり、歩くのを止めて座り込んでしまう

3.自力で歩けなくなり散歩に行けない

4.段差を嫌がる

5.暑さ対策

6.寒さ対策

7.熱中症対策

老犬の散歩の介護

1.散歩で歩くスピードが遅くなった

老犬となり筋力が衰えると、散歩で歩くスピードが遅くなりますが、それ以外にもケガをして足を痛めているケースもあります。

そのため、愛犬の歩くスピードが遅くなった場合、まずは足を痛めていないか確認してあげましょう。

足を引きずって歩いている様子がないか、また足を触って痛がる素振りがないか、足の裏もチェックして肉球にケガや棘が刺さっていたりしないか確認してみましょう。

異常を感じたケースでは、一度早めに獣医師を受診しておきましょう。

また、呼吸が乱れていないかも重要なチェックポイントです。

さらに咳が頻繁に出ているケースでは要注意です。

このようなケースで心配となるのが心臓病です。

愛犬が年齢を重ねることで、歩くスピードが遅くなりだすのは当然の自然現象です。

誰しも年齢には勝てません。

注意して上手く付き合ってあげる必要がありますが、ケガや病気が原因となっていないかだけは、注意を払ってあげてください。

また筋力が弱り、歩く時に足先を路面に引きずるようなケースが生じだすと、ケガをしてしまう原因となるため、犬用の靴を履かせなどの工夫が必要になってきます。

おすすめの犬用靴

「犬用靴 いぬたび キャンディブルー」

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バレエシューズのように、足の形に沿って巻き上げる「クロス構造」により、激しい動きでも脱げにくいのが特徴。

ストレッチ性の高い表面素材と、柔らかい靴底により、足への負担が少なく、足腰の弱い子やケガをしている子にもおすすめです。

耐熱性や耐寒性に優れており、夏のアスファルト熱や冬の冷えから愛犬の足を守ってくれます。

2.散歩の途中で帰ろうとしたり、歩くのを止めて座り込んでしまう

このようなケースでも、先ずは先ほど同様、ケガや呼吸のチェックしてみましょう。

大丈夫であれば、出来れば散歩を続けて欲しいものです。

休憩を取りながら、リードで軽く合図をしながら、先に歩くように誘導してみましょう。

おやつを活用して、散歩を再開させるのもおすすめです。

また毎回このような現象が生じる場合、時間や距離が長すぎる可能性があるので調整してみましょう。

また散歩コースで決まってその場所でこのような現象が起こる場合、過去に怖い思いをしたなどのトラウマがそのコースにあるかも知れません。

散歩ルートを変えてみるのも視野に入れて考えてみましょう。

どうしても散歩の途中で帰ろうとしたり、歩くのを止めて座り込んでしまう場合、抱っこしてあげたり、カートに乗せるなどの対処法も有効です。

しかし、これらの対処を行うと、老犬が抱っこしてもらえることを覚えてしまい、甘えてすぐ座り込んだりするようになるため注意が必要です。

このため行きのみ、カートや抱っこ紐を利用して、そして必ず帰りは自力で歩かせるなどの工夫を行うようにしましょう。

または散歩の距離を調整して、全て自力で歩ける程度にしてあげることもおすすめです。

おすすめの犬用抱っこ紐

「ペットスリング小型犬用/BEATON JAPAN」

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このペットスリング(犬用抱っこ紐)は、機能性も耐久性にも優れたシンプルなデザインで、ワンポイントの肉球がおしゃれです。

肩ベルトの幅が広く作ってあることで、飼い主の肩の負担を軽減してくれます。

こだわりの特殊構造のリングで、一度絡めると長さ調整後にズレることなく使用できます。

重さは10㎏でも耐えられ、飛び出し防止のリードや、ちょっとしたポケット付きで機能も万能です。

犬用抱っこ紐の購入注意点やメリット・デメリットを知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「チワワのお出かけは犬用抱っこ紐を活用しよう!選び方や注意点」

3.自力で歩けなくなり散歩に行けない

老犬の脚力が落ちてしまうと、ほとんど自力で歩けなくなってしまいます。

そのような状態でも、外に出ることがとても大切なので、できる限り散歩を続けてあげましょう。

カートに乗せたり、抱っこ紐を利用したりして外に連れ出すだけでも気分転換になり、刺激を受けることが可能となります。

日光に当たったり、野外のニオイや騒音を聞くだけでも効果があります。

また、ハーネスで補助して立ち上がらせてあげると、歩くケースもあります。

老犬を散歩させないと、どんどん体力が低下して弱ってしまいます。

老犬は日によっても体調に差が生じるので、毎回様子を見て少しでも散歩ができるうちは、工夫してさせてあげましょう。

おすすめの犬用カート

「CocoHeart ドッグカート」

Cocoheart 甘えん坊バギー! 中型犬まで
10,990円(税込)



飛び出し防止のリードがついているため、老犬の転落を防止できて安全。

またメッシュ素材のため、老犬の様子をしっかりとチェック出来て安心です。

「COCOHEART 多頭用 3輪ペットカート」

Cocoheart 甘えん坊バギー! 3輪カート 中型犬まで(猫・隙間対策済) (ブラック) 多頭用 折りたたみ 耐荷重20Kg ココハート
価格:10,990円


軽量サイズなので扱いやすく便利なカートです。

グリーン・レッド・ベージュの3色から選べます。

本体重量 5.2kg 耐荷重 20kg。

歩行補助ハーネス

「ヤマヒサ ペティオ 歩行補助ハーネス(後足用)」

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「ヤマヒサ ペティオ 歩行補助ハーネス(前足用)」

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4.段差を嫌がる

老犬になり、足腰が弱り出すと段差を嫌がりだします。

ケガが怖いので、危険な下りの階段などは避けた方が無難です。

ただし、まだ階段が上がれるうちは、登りを行わせてあげましょう。

段差を避けてまったく段差の登り降りを行わなくなると、どんどん足のちからが弱っていきます。

数段で良いので、階段を登れる間は登らせてあげるのがおすすめです。

いよいよ階段が登れなくなれば、散歩のコースから段差を外すように変更していってください。

また、階段などの段差は無くても、軽い上り坂や下り坂を散歩コースに入れておくことはとても有効です。

5.暑さ対策

散歩における暑さ対策は、成犬でも大切なことですが、特に老犬になると暑さに弱くなるため要注意です。

夏場の老犬の散歩は、注意が必要です。

暑い日中は必ず避けて、涼しい早朝、夜間に行うようにしてあげましょう。

また、絶対に無理させずに、こまめに休憩をとり、日陰で休み給水を行ってあげましょう。

最近は室内でも熱中症が生じる時代です。

室内でも、エアコンをかけるなどして適温をキープすることが大切です。

犬は人間のように上手く汗をかき、体温調整できないので十分注意を払ってください。

6.寒さ対策

老犬は寒さも苦手なので、寒い冬の散歩も注意が必要です。

冬場は、日が昇って温かい日中に散歩を行ってあげることが大切です。

洋服を着せてあげるのがとても有効です。

特に短毛の犬種はおすすめです。

冬場に老犬を散歩に連れ出す時は、いきなり行わずに前もって室内を少し歩かせて、体を少し温めてから散歩をさせてあげましょう。

室内でもエアコンで適温に保つほか、犬用ペットヒーターなども活用してあげましょう。

夏は涼しく、冬は暖かく!ペットにも家計にも優しい水循環マット!



ペット用水循環マットは、冷たい水・温かい水をマット全体に循環させることで、愛犬の体温をいつでも快適にしてあげられます。

この商品一つで、やさし~く愛犬を冷やしたり、温めたり両方できてしまうので、一押し商品ですね。

マットだからワンちゃんは、いつでも自由に寒くなったり暑くなれば移動が可能な点が最大のポイントです。

マットは表裏両面リバーシブルタイプです。

表面は綿35%のポリエステル65%の柔らかい布が縫い付けてあり、このためマットの温度が徐々に伝わる効果が発揮されます。

電気代の節約にも役立ち、家計に優しい商品です。

今なら使用後にレビューを書く約束をすることで割引可能でお得です。

小サイズ:縦横約37cm
通常価格47,800円(税別)が、レビュー約束で、32,800円(税別)

大サイズ;縦70cm×横100cm
通常価格51,800円(税別)が、レビュー約束で、36,800円(税別)

ホットカーペット

「Dopet ペット用ホットカーペット」

ポカポカ 猫&犬マット ヒーターマット
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25℃~55℃の7段階の温度調節が可能。

サイズ:40×30cm、中小型ペットに最適です。

丈夫な保護管付きで噛み付き等による破れや水の浸入を防ぎます。

犬用ペットヒーターの選び方や注意点を知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「チワワにおすすめの犬用ペットヒーター!選び方や注意点」

オススメの犬用洋服

犬 服 犬服 犬の服 パーカー トレーナー 星条旗 USA ドッグウェア
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ワンちゃんにおすすめの洋服を選ぶコツや、着せるメリットを知りたい方は次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「チワワにおすすめの洋服を選ぶコツ!着せるメリットはこれ」

7.熱中症対策

老犬が夏場に一番注意すべきが熱中症対策です。

老犬になると体温調節が上手く出来なくなっていくため、熱中症には要注意となります。

暑さに弱い短頭種や原産が北の国生まれのワンちゃんたちは要注意となります。

また、心臓や呼吸器に疾患を持っている場合や、肥満犬も注意すべきです。

以下のような症状に注意しましょう。

・呼吸が荒くなり、盛んに舌を出してハアハアと「パンティング」している。
・よだれを垂らす。
・痙攣を引き起こす。
・下痢や嘔吐をする。

犬は通常であれば呼吸の回数は、1分間に40回未満、睡眠時で1分間に25回未満が正常とされています。

したがってこれ以上の回数の呼吸をしている場合は注意が必要です。

熱中症の症状がみられる場合、水を飲ませてあげましょう。

そして涼しい場所で寝させてあげて、体を保冷材やタオルで冷やしてあげましょう。

なお、痙攣などの症状が起こっているケースでは、速攻で動物病院に連れて行ってあげましょう。

最近は野外のみならず室内でも熱中症が起こると認識しておきましょう。

特に老犬を一人で留守番させる場合は要注意です。

エアコンの温度を設定していくのは当然ですが、それだけで安心していてはダメです。

最近の夏場は、天候不順でゲリラ豪雨がよく起こり、激しい雷が伴えば停電の可能性もあります。

こうなってしまえばエアコンも何の効果もありません。

したがって長時間留守にして老犬に留守番させるケースでは、カーテンを引いて必ず直射日光が当たらないようにしておきましょう。

さらに停電時にも老犬の体を冷やしてくれる効果が働く、クールシートなどを敷いておいてあげるのがおすすめです。

「クールアルミシート」

ペティオ (Petio) クールアルミシート ペット用 M サイズ
価格:1,680円


暑い夏場に敷いてあげるだけでも、老犬の体を冷やしてくれて暑い時の愛犬用マットとして利用できます。