チワワが大好きな散歩の危険!本当に注意することだらけ

ワンちゃんたちが大好きで、たくさんのメリットを含む散歩。
飼い主さんの顔を見るなり、散歩をねだる愛犬も多いようですね。
こんな愛犬にとって、毎日の楽しみである散歩ですが、実は想像以上に危険がたくさん潜んでいます。

チワワの安全を確保するためにも、しっかり散歩に潜む危険性を知っておくことが大切です。
今回は、チワワが大好きな散歩に潜む危険について紹介します。

事故にあう危険性

散歩で最も注意すべきなのが「交通事故」です。
万が一、車と接触するような事故に巻き込まれてしまえば、命の危険も生じてしまいます。
チワワたちワンちゃんが、事故に巻き込まれやすい原因が、ワンちゃんに気づきずらいことです。

当然ですが、ワンちゃんは体が小さく四本足で歩くため背が低くなり、なかなか周りの人が愛犬に気づかないことがよくあるわけです。
特にチワワのような小型犬は、本当に思った以上に分からないみたいです

そのため、自転車がリードを引っかけたりしてしまいます。
その意味からも長いリードの使用は厳禁です。
危険度のリスクが上がってしまいます。

また、夜道はさらに危険度が増します。
夜間の散歩は対策が必要ですね。
首輪やリードなどの箇所に、反射板や光るグッズなどを取り付けてあげるのが有効でおすすめです。

当然ながら、普段の散歩でも対策が必要です。
まず一番簡単なことが、人通りが多い場所を避けることです。
交通量が多ければ、単純にそれだけ人や自転車、それに最も危険な車にぶつかるリスクが高めるわけです。
この意味からしても、散歩コースを厳選することがとても大切になります。

しかし都会だと結構困難だったりもします。
そのような場合、まずは必ず、飼い主が車道側を歩き愛犬には道の端を歩かせながら散歩をするように、心がけてください。
これだけでも、随分交通事故にあうリスクが減少できます。

外敵に注意

「ノミ」

チワワと一緒に散歩する時、つい草むらに入ってしまうことも多いものです。
うっかり草むらに踏み込んだり、他のワンちゃんと触れ合った時などに、簡単にノミが体についてしまいます。
ノミに噛まれることで唾液が原因となり、その部分で皮膚炎を起こし化膿したり、また、アレルギー性の皮膚炎になってしまうことも多いです。
さらに、犬条虫(サナダムシ)などの寄生虫を伝染させるきっかけにもなるそうです。

散歩後には、毎日ブラッシングをしてノミを取り除くようにしてあげましょう。
よくノミ取りを趣味にして、見つける度にその場でプチッと潰している飼い主さんを見かけます。
しかしこれはNG行為なのです。
ノミを潰してしまうと、例えばそのノミが、犬条虫の卵などをもっているケースでは、そこから飛散することで、その箇所をチワワが舐めたりして、口に入ってしまう可能性があるからです。

ノミの退治は、ノミ取りシャンプーやノミを付かないようにする薬などの使用がおすすめです。

「マダニ」

マダニも基本ノミと同様の経路で愛犬の体に取り付いてしまいます。
マダニは血を吸うことで、わずか4mm程度の体が小豆大にまで膨張してしまいます。
マダニも無理に取ろうとすることは厳禁です。
マダニの頭部がワンちゃんの皮膚にそのまま残ってしまい、返って症状を悪化させる原因となってしまいます。
マダニを見つけた場合は、必ず動物病院へ愛犬を連れて行って治療してもらうようにしましょう。

「蚊」

草むらに入ればあっという間に蚊が群がってきて刺されてしまいます。
また、水辺なども蚊が繁殖しやすい場所なので注意しましょう。
念のためにできるだけ、蚊が多くいる場所は避けてあげましょう。

蚊で怖いのが、みなさんご存知の通りの「フィラリア症」です。
フィラリアが心臓に寄生することで、食欲不振や体重減少の症状が起こり、重篤化すれば卒倒などの症状を起こし、命に関わってしまう恐ろしい病気です。
予防薬を定期投与すれば、予防可能なので必ず実施してください。

「マムシ」

愛犬の散歩中に、マムシに噛まれてしまう事故は、思った以上に起こっています。
ワンちゃんの習性から、動く物を追ったり、ニオイを嗅ごうと顔を近づけるため、マムシに噛まれやすいのです。
マムシに噛まれてもワンちゃんは平気だという噂もありますが、愛犬がマムシに噛まれた時には動物病院に連れて行ってあげてください。

その辺りの噂を詳しく知りたいみなさんは、次の記事をどうぞ!

関連記事:「チワワがマムシに噛まれた時の対処法!注意点や治療法」

植物に注意

植物はどこにでも生えています。
そしてワンちゃんは、結構植物を食べてしまうものです。
畦道などの雑草には、雑草を枯らすために除草剤を使っている可能性があります。
また、公園や遊歩道などの植物には、毛虫などの幼虫駆除のための害虫駆除剤が散布されているものです。

このような薬剤が散布された植物を、チワワが食べてしまと健康に害をなしてしまう原因となってしまいます。
嘔吐や下痢を引き起こし、悪化すれば呼吸困難などの症状が生じ、最悪死に至る危険もあります。

拾い食いの危険

チワワと散歩をしていれば、あらゆるものが落ちています。
ワンちゃんは拾い食いは習性のため、気になるものを見つければすぐにパクっと拾い食いをしてしまうものです。

ワンちゃんは、食べてしまうことで中毒を起こす危険な食べ物もいくつかあります。

関連記事:「チワワに与えてはダメなご飯!中毒を引き起こす危険な食べ物」

また、誤飲して飲み込むことで、喉や消化器官に詰まってしまう危険もあります。
散歩には、拾い食いの危険性が付きまとうと認識しておきましょう。

関連記事:「チワワの拾い食いをくい止めろ!しつけ方や原因と散歩時の対処」

「熱中症」

夏場などにチワワを散歩させる場合は、熱中症に注意しましょう。
実は意外に、春の時期の熱い日にも熱中症になる確率が高いことを知っておいてください。
理由は、ワンちゃんの換毛期によるものです。
ワンちゃんは、冬場には冬仕様の密度の濃い、アンダーコートがふかふかの毛が生えています。
そして春の5月あたりの時期では、まだ夏の毛へと生え変わっていません。
そのため、たまに5月で夏日になるような、最高気温が25℃を超えるような日があれば、熱中症のリスクが高まってしまうわけです。

ワンちゃんは背が低く照り返しの影響をもろに受けてしまうため、夏場の散歩はアスファルト舗装の箇所は避けてあげましょう。
また、水筒を持参して途中で水分補給したり、帰ってきたらすぐに新鮮な水を飲ませてあげるなどの対策を行ってあげましょう。

「花粉症」

花粉症でお悩みの人間は多いですが、実はワンちゃんにも花粉症は起こるものなのです。
人の主な症状は、目が痒くなったり、鼻水が止まらなくなることでしょう。
ワンちゃんの主な症状は、皮膚が炎症を起こしてしまうことです。
また、くしゃみなども出やすくなるそうです。

もともと普段から皮膚炎にかかりやすい愛犬で、特に春になると悪化しやすというケースでは、花粉症の可能性が高いと言えます。
皮膚が赤く腫れたりして、重症化すると脱毛などの症状が生じてしまいます。
このようなワンちゃんの散歩には注意を払い、散歩の最中には洋服を着せて、出来るだけ身体に花粉が付かないようしてあげ、洋服は玄関で脱いで家に持ち込まないようにしましょう。
また、散歩から戻った時点で、しっかり花粉を払って、濡れたタオルなどで拭いてあげる必要があります。
花粉の時期は、少しでも花粉の飛びにくい、早朝や夜間の散歩を行うのも対策の一つとなります。