チワワの正しいブラッシング方法!注意点やケアポイントと効果

2019年5月8日

チワワの被毛はストレート。

だから一般的に櫛通りが良く、チワワはブラッシングがとてもしやすい犬種とされています。

ブラッシングの一番の目的は、被毛を整えてあげて毛玉などを防ぎ、毛並みを良くしてあげることです。

しかし、チワワにブラッシングをしてあげることは、それ以外にもいろんな効果があります。

・肌の異常の発見
・スキンシップを図る
・皮膚に刺激を与え、新陳代謝を促す。
・ノミやダニの発見
・抜け毛対策

ざっとあげただけでもこんな具合。
ブラッシングの重要性が見て取れますね。

今回は、チワワの正しいブラッシング方法として、ブラッシングの際の注意点やケアポイントと効果などについて紹介します。

チワワのブラッシングの必要性

あなたは愛犬にブラッシングをしてあげていますか?

ブラッシングはチワワと飼い主さんの信頼関係を向上させ構築するのに、とても効果があります。

ウチのロングコートチワワのビビも、ブラッシングをしてあげるとすぐ目がトローンって感じになって、リラックスしているのが感じとれます。

本当に気持ちが良くて幸せ、至高のひと時って感じの仕草。

その様子を見ているだけでもこちらも自然にリラックスした気分になれ、それこそアニマルセラピーって思えてきます。

「毛玉の発見」

ブラッシングの一番の効果は、いち早く毛玉を見つけて早期の対策をしてあげられること。
チワワの被毛には、短毛のスムースコートと長毛のロングコートの2種類があります。

短い毛のスムースコートのチワワの場合、毛玉はできません。

ロングコートのチワワであっても、定期的にブラッシングしてあげていれば、さほど毛玉に対して神経質にならなくてもいい犬種です。

ミディアムヘアやロングヘアのワンちゃんたちの場合、油断しているとすぐに毛がもつれて毛玉が出来てしまいます。

それこそ毛糸などを複雑にからませてしまうと、簡単にはほどけません。

まさにワンちゃんの毛玉がその状態なわけです。

日常的にブラッシングしてあげることで、早期の毛玉対策を実施して、複雑な厄介な毛玉を作ってしまわないように心かけましょう。

「傷の発見」

ブラッシングしながら皮膚の状態を同時にチェックしてあげましょう。

特にスムースコートチワワであれば傷に気づきやすいものです。

よく肉球は切り傷が起こっているので、注意してあげましょう。

「ダニやノミの発見」

散歩で草むらなどを歩かせてしまうと、ダニやノミをすぐもらってしまいます。

病原菌を保有したダニは要注意。

だから散歩後のブラッシングでは、ダニが被毛にこびりついていないか注意をはらってください。

「病気の兆候の発見」

チワワの健康チェックのバロメーターとして、ブラッシングで皮膚や被毛の観察を行う習慣を身に付けておきましょう。

皮膚にはいろんな病気の兆候サインが生じるものです。

白い変な粉が出ていたりしませんか。

そのような気になる白い粉があれば、それはフケです。

また、皮膚の表面が変色していたり、異常な感じで盛り上がったりしていませんか。

薄毛が気になってきているケースもあるでしょう。

脱毛も要チェック、特に部分的な脱毛はよく起こりますよ。

このように日常的なブラッシングの際に、病気の兆候の発見に目を光らせてください。

「被毛の汚れを発見」

ブラッシングの際には、皮膚や被毛の汚れにも注意を払ってあげましょう。

汚れやすい場所は、ある程度特定できます。

要は地面と接触しやすい箇所なわけです。

汚れやすいベストスリー箇所が次の通り。

・前足。
・後足。
・お腹。

ブラッシングで汚れ具合をチェックして、シャンプーの頻度の目安を図ってください。

「抜け毛の除去」

チワワの被毛は基本常に抜け落ちています。

成長が止まり必要がなくなった死毛(しにげ)を、ブラッシングで除去してあげる必要があります。

ブラッシングで除去することで、抜け落ちてしまう抜け毛の量を減らすことが可能となり、部屋の掃除が楽になります。

犬種によっては、春と秋の毛が生え変わる換毛期には、毛が舞うほど抜け落ちたりします。

この時期のブラッシングは、頻度を上げて多めにしてあげるのがおすすめです。

「リラックス効果」

チワワにとって信頼できるリーダーの飼い主さんに、体を触ってもらいブラッシングしてもらうことは、至高のひと時なのです。

人間にたとえれば、マッサージを受ける感覚ではないでしょうかね。

とても気持ちがよくてチワワは、ストレス解消してリラックス効果が高まります。

「信頼関係の構築」

チワワに飼い主さんがブラッシングすることで、コミュニケーションが図れ、信頼関係が向上できます。

信頼関係の構築にも、ブラッシングはとても効果があります。

またさらに一歩進めて、服従訓練にもなります。

チワワはリーダー意識の高い犬種なので、しっかり主従関係を築いておくことも肝心です。

ブラッシングをしながら、チワワが嫌がりやすい顔やお腹、お尻などを積極的に触るようにします。

服従ポーズであるお腹を見せた仰向けに寝かせ、お腹を触るのも有効。

さらに口元を抑えたり、首を押さえてみましょう。

チワワが逆らうことなく、これらの服従ポーズを受け入れていれば、あなたをリーダーとして認めている証拠に繋がります。

是非ブラッシングを利用して試みてください。

チワワの抜け毛の量について

あなたはチワワの抜け毛の量って、多いそれとも少ないのどちらだと感じますか?

実はチワワの抜け毛の量の多い少ないについては、意見が分かれるところなのです。

一般的に抜け毛が少ないといわれている犬種は、シングルコートと呼ばれる種類です。

温暖な温かい地方で、品種改良されたワンちゃんたちがシングルコート。

比較的冬でも温かい地方のため、冬の寒さに備える必要がありません。

そのため毛が生え変わる必要がなく、人間はワンちゃんの抜け毛がない方がありがたいため、どんどん抜け毛が起こらないように改良されたのが、シングルコートなのです。

代表的なシングルコートの犬種は次の通り。

・トイプードル
・ミニチュアシュナウザー
・ヨークシャー・テリア
・シーズー
・マルチーズ
・パピヨン
・狆
・グレート・デン
・ビションフリーゼ
・ミニチュアピンシャー
・チャイニーズクレステッドドッグ
・ポーチュギーズウォータードッグ

一方ダブルコートと呼ばれる犬種の特徴は、春と秋の換毛期に毛の抜け変わりがあること。

ダブルコートのワンちゃんは、寒冷地で品種改良されたため、季節にあった体温調整をする必要から下毛(アンダーコート)が抜け替わるのです。

代表的なダブルコートの犬種は次の通り。

・ポメラニアン
・コーギー
・シェットランド・シープドッグ
・セント・バーナード
・ボーダー・コリー
・ジャーマン・シェパード
・ニュー・ファンドランド
・シベリアン・ハスキー
・アラスカン・マラミュート
・サモエド
・スピッツ

さて肝心のチワワですが、現在の立ち位置はシングルコートに分類されています。

チワワは元をただせばメキシコ出身で、温暖な気候の中で品種改良された犬種といえます。

そのため、元来は短毛のスムースコートのシングルコートでした。

だから現在もチワワは、シングルコートに分類されているわけです。

しかし、現在チワワは長毛のロングコートが存在しており、日本ではロングコートの方が人気です。

実はこのロングコートチワワを生み出す時に、ダブルコートの犬種であるポメラニアンなどと、頻繁に掛け合わせが行われた結果現在では、チワワはシングルコートとダブルコートの特徴が混ざるような状態なのです。

このためチワワは、掛け合わせたどの犬種の特徴が色濃く表れるかで、抜け毛に大きな個体差が生じてしまいます。

そのためチワワは現在、抜け毛の量の多さに対して意見が分かれてしまっているわけです。

チワワのブラッシングのタイミング

「ブラッシングを行う時期」

季節で言えば、毛が生え変わる換毛期の春と秋にかけて多めにブラッシングを行ってあげましょう。
ただし、シングルコートチワワは特に意識しなくても大丈夫です

1日のタイミングで言えば、散歩が終わった後がおすすめです。

チワワがくたびれているので、比較的おとなしくしてくれます。

さらに散歩では、草むらに入ったりしてくっつき虫なんて呼ばれる植物をくっつけたり、ダニやノミをもらったりしてきます。

このためブラッシングは散歩の後がおすすめです。

「ブラッシングの時間」

チワワを立たせた状態で行うならば、10分程度。

おすすめは横に寝かせて行うこと。

チワワが寝そべった状態ならば、20分くらいゆっくり時間をかけてブラッシングしてあげましょう。

ただし無理強いはダメです。

無理やり行って、チワワをブラッシング嫌いにしてしまっては元も子もありません。

ブラッシングを行うケースでは、必ずチワワの状態をチェックすることが大切です。

ご機嫌で気持ち良さそうにしていれば問題ありません。

しかし、何んかもじもじと体をやたら動かす何てケースは要注意。

このような仕草が感じ取れた場合は、さっさと中止してください。
また次回ですね。

ブラッシングをチワワにとって、楽しいイベントにしてあげましょう。

そのためには無理強いしないのと同時に、終わったタイミングでおやつを与えてあげるのがおすすめです。

気持ちのいいブラッシングを飼い主さんにしてもらえる上に、終わったタイミングでおやつまでもらえれば、チワワにとってブラッシングは最高の楽しみとなれるわけです。

「ブラッシングの場所は」

抜け毛が飛びちらない場所を選びましょう。

つまり、エアコンや扇風機の風が直接当たてしまうような場所はNG。

トリミングサロンなどのプロはよくテーブルの上にワンちゃん立たせて行っていますが、素人は真似しないほうが無難です。

落下の危険性が生じるからです。

だから床の上で行いましょう。

また基本として、野外でのワンちゃんのブラッシングはNG。

これはマナー違反に当たります。

公園など他の人たちがいるような場所において、毛が舞い散る可能性があるブラッシングはするべきではありません。

チワワがブラッシングを嫌がる場合の対処法

チワワたちワンちゃんは、本来体に触れられるのを嫌がります。

だから、なかなかじっとしてくれず嫌がり、ブラッシングが上手く出来ないケースがあります。

本当にブラッシング嫌いで、暴れたり、噛みつくようなワンちゃんもいます。

「ボディタッチを嫌がる」

ボディコントロールのしつけが完了していないチワワだと、人の手で体に触られることを嫌がってしまうケースがあります。

そのレベルのチワワであれば、まずはボディコントロールのしつけを行います。

焦らずチワワが比較的抵抗感を感じないような箇所に、少しずつタッチすることを繰り返して慣らしていきます。

ボディタッチの後では、おやつなどのご褒美を与えて、ボディタッチが楽しいとの意識付を行っていきます。

要はボディコントロールのしつけは、条件付の一種のため、すぐには完了しません。

少なくとも1~2週間くらいかけて慣らしていきます。

そして最後にはブラッシングを嫌がらずにできるようにしていきます。

「ブラシが嫌な場合」

体には触れさせてくれるが、ブラシを嫌がってしまうチワワもいます。

見知らぬブラシの形や、あるいはニオイが気になっている可能性が高いです。

慣らしていくしかありませんね。

具体方法としてはおやつを利用するのがおすすめです。

ブラシの横におやつを置いてみて反応をみましょう。

大好きなおやつが欲しくても、ブラシには近づきにくいかどうかですね。

最初は警戒していても、おやつが欲しいから、そのうち近づいておやつを食べます。

何回か繰り返して慣らして、ブラシが怖い物ではないことを教えてあげましょう。

近寄れるようになれば、ブラシの上におやつを乗せてみましょう。

平気でおやつが食べられるようであれば、かなりブラシへの抵抗もなくなってきているはずです。

このような方法によって慣らしていき、ブラシへの抵抗感をなくしてあげましょう。