チワワを電車に乗せる際のルールやマナー!料金や注意点は

2019年5月8日

チワワと一緒に電車に乗りたいケースだって当然あります。

はたしてそのようなケースでは、どのようなルールやマナーがあるのでしょうか?

また料金はどの程度必要となるかなど、知っておきたいことがいろいろあります。

今回は初めて愛犬を電車に乗せたい飼い主さんのために、愛犬を電車に乗せるためのルールやマナー及び、料金や注意点などについて紹介します。

チワワと電車に乗る時のルール

ルールやマナーを守れば、愛犬を連れて電車に乗ることができます。

日本ではたまに、キャリーバッグに小型犬を入れて電車に乗っている人を見かけることがありますが、まだまだ一般化していませんね。

その点、イギリスやアメリカでは、結構愛犬と一緒に電車に乗っている姿が見られます。

特にイギリスでは、キャリーケースにワンちゃんを入れずに、リードに繋いだ状態での乗車も許可されているのが特徴です。

日本の場合ワンちゃんは、「手回り品」と位置づけられており、所有物として扱われるため、必ず完全にケースの中に全身を入れて運ぶのが条件となります。

規定サイズのケースが各鉄道会社で決まっており、そのケースに入らない中型犬や大型犬であれば、電車に乗ることはできないわけです。

例外として認められているワンちゃんは、次の人間を助ける補助犬たちです。

・盲導犬
・介助犬
・聴導犬

交通機関における共通のルールが次の通りとなります。

・蓋が閉じられるキャリーなどのケースに犬を入れて運ぶ。
・周りのお客さんに危害や迷惑をかけないようにする。

愛犬を電車に乗せるためには、完全にケースに体がすべて入っていなければいけません。

頭が出ていてもいけないのです。

ソフトケースもダメなケースが多く、抱っこバッグなどで、ワンちゃんの顔が出ているとNGです。

各社ごとのルールと料金

「JR」

JRはグループ全社共通で、次の通りの条件で愛犬を電車に乗せる際の規定が定められています。

ペット運賃(手回り品料金):1個280円。

ケースサイズ:長さ制限70cm以内。三辺合計(縦・横・高さ)合計が90cm程度。

合計重量:10kg以内。

ソフトケースやドッグスリングの使用は認められていません。

ペットカート・バギーは利用不可ですが、ケースとカートが分離できる場合に限り使用が可能です。

三辺合計が90cm程度となると、本当に小型犬しか入れられませんね。

90cm程度という表現になっていたので、JRの窓口で聞いて確認してみました。

必ずしも厳密に90cm以下にはこだわらないという返事でしたが、長さが70cm

以下は厳守するということでした。

このため、三辺合計が90cmを少し超えるようなケースでは、事前に利用駅の窓口で確認しておくのがおすすめです。

なおカ-トは、改札の先は使用不可とのことでした。

また、混雑時は持ち込みを断られる場合もあるということでした。

「関東」

交通機関 ペット運賃 三辺合計(縦・横・高さ) 長さ制限 合計重量 注意事項
東京メトロ 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内

ペットカートは、ワンちゃんの全身が隠れていれば利用可

ペットカートは不可

京王電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 30kg以内
東急電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
小田急電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
京成電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
新京成電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
京急電鉄 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
東武鉄道 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
西武鉄道 無料 90cm程度 70cm以内 10kg以内
都営地下鉄 無料 250cm以内2個まで 30kg以内

「関西」

交通機関 ペット運賃 三辺合計(縦・横・高さ) 長さ制限 合計重量 注意事項
大阪メトロ 無料 規定なし 犬のサイズは小型犬とする。ケースの種類は専用ケージやペット用キャリーバッグとし、蓋ができること。体毛の飛散を防ぎ、他の乗客から犬の姿が見えないようにケースを布で覆う。
近畿日本鉄道 280円 90cm程度 70cm以内 10kg以内
南海電鉄 280円 90cm程度 70cm以内 10kg以内
京阪電車 280円 90cm程度 70cm以内 10kg以内
阪急電車 280円 90cm程度 70cm以内 10kg以内
阪神電車 280円 90cm程度 70cm以内 10kg以内

 

「東海」

名古屋鉄道

ペット運賃(手回り品料金):1個280円。

ケースサイズ:長さ制限70cm以内。三辺合計(縦・横・高さ)合計が90cm程度。

合計重量:10kg以内。

小動物であり、少数量であることと条件規定されていますが、具体的な明記がないため、個数など心配であれば、利用駅の窓口で事前に確認しておきましょう。

チワワと電車に乗る時のマナー

「混雑時は避ける」

愛犬を電車に乗せる条件規定として、他の乗客に迷惑を及ぼさないことが前提となっています。

そのためトラブルを避けるためにも、通勤ラッシュ時などのような、利用客が多い時間帯は避けるべきでしょう。

「キャリーケースから出さない」

電車内は当然ですが、駅のホームや待合室などでも愛犬をキャリーケースから出さないように注意しましょう。

動物アレルギーや犬が苦手な方もいるため、愛犬の存在を周りに知られないように注意しましょう。

「乗車前には必ず排泄を済ませる」

ワンちゃんを電車に乗るときには、電車に乗る前にトイレを済ませておきましょう。

ウンチが出てしまうと、どうしてもニオイが気になってしまいます。

トイレが付いている電車であれば始末が可能ですが、そうでないケースでは周りに迷惑がかかるため、電車を降りて始末することとなります。

「鳴き始めてしまった場合」

愛犬が電車内で鳴き始めてしまうケースもあるでしょう。

そのような場合は周りへの迷惑を考え、無理して乗り続けずに一旦降りるのがおすすめです。

そしてワンちゃんが落ち着くのを待ちましょう。

鳴かないしつけが大切ですが、初めての不慣れな環境で不安を感じて、鳴いてしまうケースも多いものです。

「立ち位置やケースを置く場所に配慮」

基本は車両の端に立ち、足元にケースを置くようにします。

そして人の移動の妨げにならないように注意しましょう。

人が少ないケースでは、座席に座ることも可能ですが、その際は膝の上にケースを置くようにしましょう。

なお、網棚にケースを置くのは、危険なので絶対行わないようにしてください。

料金の支払い場所

鉄道各社によってワンちゃんを持ち込んだ際の料金支払い場所が異なります。

事前に確認しておくか、改札窓口で聞いてみましょう。

私鉄の場合、券売機で取り扱っているところもあるようです。

JRは改札窓口が基本ですが、新幹線の場合、車内で車掌に声をかけて支払うこととなります。