犬の食物アレルギーに注意!原因や症状と対策と注意すべき食材
あなたは愛犬のアレルギーに悩んでいませんか?
ワンちゃんが、耳や目を痒がったり、体をソファーなどにこすりつける、また、指を舐めてばかりいるなどの様子が見て取れるケースでは注意が必要です。
アレルギーの可能性がかなり高いといえます。
最近は、犬のアレルギーがとても増えているそうですが、要因の一つが室内犬が増えたためだそうですね。
アレルギーのメカニズムは、人間も犬も同様です。
体を守る免疫に対して、本来であれば無害なはずの食べ物などが過剰に反応してしまい、痒みなどが出てしまう症状がアレルギーです。
我が家の愛犬もよく同じ箇所を掻いていることがあり、これはヤバイかもと思ったことがありました。
注意深く観察すると、トリマーにカットしてもらった後でよく起こることから、どうも毛を切ったばかりの足の裏が気になっていた様子で、何とかアレルギーではなかったなんて体験もありましたね。
今回は、犬の食物アレルギーに的を絞り、原因や症状と対策、さらに注意すべき食材について紹介します。
犬のアレルギー
犬のアレルギーの代表的なものは、次の4つといえます。
1.食物アレルギー
2.環境アレルギー
3.アトピー性皮膚炎
4.ノミアレルギー
ただし、環境アレルギー一つとっても原因は、ハウスダストや花粉、金属など細かにいくつにも分かれます。
今回は、お肉や魚などの「食物アレルギー」について見ていきましょう。
犬の食物アレルギー
犬のおよそ40%が、食物アレルギーを持っているとされています。
お肉や魚などの動物性タンパク質や、穀物などは特にアレルゲンになりやすく注意が必要です。
ただし基本的には、どのような食べ物であっても、アレルゲンになる可能性があります。
このため、愛犬が初めて食べる物は、野菜などであっても注意が必要となります。
このため、初めて愛犬に与える食材は、量を少なくして、様子を観察することが大切です。
また飼い主さんは、愛犬のアレルゲンを把握しておくことが大切です。
愛犬がよく下痢を繰り返したり、痒みが出ているケースでは、一度動物病院でアレルギー検査をしてもらうのがおすすめです。
アレルギー食材
現在、多くの飼い主さんが愛犬のご飯に選んでいるのがドッグフードです。
ドッグフードを与えていれば大丈夫と感じている飼い主さんもいるようですが、それは大きな間違いです。
何とドッグフードに使用されている食材のほとんどが、実はアレルゲンとなり易い食材なのです。
あなたはワンちゃんが、アレルギーを起こしやすいといわれているナンバーワンの食材は何だと思いますか?
答えは「牛肉」です。
本来肉食であるはずの犬が、肉にアレルギー反応を起こすとは、意外な気がするかもしれませんね。
アレルギーを起こしやすい主な食材は次の通りです。
・牛肉
・鶏肉
・豚肉
・子羊肉(ラム肉)
・乳製品
・鶏卵
・小麦
・とうもろこし
・大豆
上記食材を見れば、どれもよくドッグフードに配合されていますね。
アレルギー持ちのワンちゃんの場合、上記食材のどれか一つに反応を示すというよりは、通常この中の数個に対してアレルギー反応を起こすのが普通といえます。
このように示されてしまうと、思わずドッグフードを与えるのも不安になりそうですが、必ず牛肉にアレルギ反応が出るわけではありません。
仮に症状が出たケースでも、その食材を避ければ良いのです。
お肉であれば低アレルゲンの鹿肉など、現在ではいろんな種類の肉がドッグフードの食材に使用されています。
このためあなたの愛犬のアレルゲン以外のお肉使用のフードを選べば問題ありません。
また、グレインフリーとする穀物不使用のフードもあります。
さらに、低アレルゲンフードなどの、アレルギー対策に特化したフードなどもあります。
実は犬のアレルギー問題は、食材そのものが原因となっているだけとは限りません。
厳密に言えば、同じ鶏肉としても、飼育された環境などによる影響が大きいのです。
つまり、飼料に抗生剤などが投与されていれば、危険なアレルゲンの肉になってしまいます。
また、穀類でも同様です。
農薬や化学肥料、除草剤などは当然NGとなります。
このため、産地や原産農家などが重要となるのです。
また、無添加オーガニックが重要視される理由もここにあります。
オーガニックとは、農薬や化学薬品などを使用せずに育てた植物のことであり、肉類の場合は、オーガニックの飼料で飼育された動物が該当します。
オーガニックフードとなるためには、厳しい審査基準をクリアして、Bio認証マークを獲得する必要があります。
「野菜」
・3年間基準を満たした土で栽培している
「肉類」
・ホルモン強化剤・肥育用補助剤・予防的抗生物質等の人工的な注入物を使用しない
・餌は農薬・化学肥料等を使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたものとする
「加工品」
・合成添加物・化学薬品・加工助剤など使用せずに加工する
・保存料や着色料も使用しない
ドッグフードを選ぶ基準として、あなたの愛犬のアレルゲン食材を避けるのは当然として、無添加フードやグレインフリー(穀物不使用)&ヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)のプレミアドッグフードを選ぶことも大切です。
ただし、プレミアドッグフードは、市販の安価なフードと比較した場合、どうしても価格が高めになってしまいます。
できれば家族の一員である愛犬には、プレミアドッグフードを選んであげて欲しいところです。
しかしフードを継続するには、値段は大きな要因となります。
ここでポイント紹介をすると、当然ですが安価な値段のフードとなれば、それだけ原材料の品質が低下し、愛犬の健康維持が不安となります。
このため目安として、1kg1,000円以下のようなフードはできれば避けるべきと認識しておきましょう。
多頭飼いや食いしんぼうの大型犬を飼っているような家庭では、仮に安価なフードを選んだケースでも、そのフードを常食とはせずに、他のフードと混ぜたり、ローテの一つとするなどの対策をおこなってください。
また、ドッグフードをローテーションさせることは、食物アレルギーを予防する上でも有効となります。
特定の同じ食材を長期に渡り摂取し続けてしまうと、その食材がアレルゲンになってしまいやすいと知っておきましょう。
どのようなドッグフードが良いかお悩みの飼い主さんに推薦したいのが「モグワン」です。
我が家も愛犬にモグワンを与えて、効果を実感しているので、おすすめしやすいですね。
モグワンの魅力を詳しく知りたい、また、実際の生の声が聞きたい飼い主さんは、次の「体験レビュー」や「モグワン感想&解説」からチェックしてみましょう。
また、S級とA級評価のドッグフードを紹介しておきます。
このあたりのフードから選べばまず安心できますよ。
犬のアレルギー症状の注意
離乳期の時期は、特に与える食べ物に注意が必要となります。
人間の場合よく注意されるのが、卵アレルギーです。
あまりに早い時期に卵を与えてしまえば、卵アレルギーの原因となってしまうことは有名です。
このため、生後8か月までの赤ちゃんに対しては、卵を始めてとして、すべての食品を完全に与えない対応を試みることで、食物アレルギーの発祥は半減するとされているほどです。
当然これは同様に犬に対しても当てはまります。
乳児期のワンちゃんに与えてしまった食べ物が、アレルゲンになる可能性が高まるわけです。
一般的原因として言われているのが、まだ未熟な消化機能の段階で食物を食べてしまうと、消化不十分な状態での吸収となり免疫力が弱いため、アレルゲンになる食物も体内に侵入してしまうからとされています。
このため、離乳期の時期の子犬には、下手に手作り食でいろんな食材を食べさせるようなことは避けた方が無難といえます。
食物アレルギーの主な症状
犬の食物アレルギーの主な症状としては、まず痒みです。
とにかく体を痒がることが多いといえます。
このため、酷い皮膚炎になってしまったり、脱毛やひっかき傷を作って出血することもよくあります。
また、下痢や嘔吐になることもあります。
外耳炎を繰り返すような場合も要注意です。
実はアレルギーが原因だったということが多いです。
アレルギーで痒みの出やすい箇所
次のような箇所に比較的痒みが出やすいので注意しておきましょう。
・目や口の周り
・背中
・足の裏
・肉球の間
食物アレルギーの出やすい犬種
添加物などを含んだご飯を食べてしまえば、食物アレルギーが出やすくなりますが、一応次のような犬種は、食物アレルギーが出やすいと報告されているので注意してください。
・スプリンガー
・スパニエル
・コリー
・ダルメシアン
・ボクサー
食物アレルギーの対策
当たり前ですが、一番の注意点がアレルゲンの食材を摂取しないことにつきます。
このためにも、アレルギーの疑いがある愛犬の場合、アレルギー検査を行い、アレルゲンを把握しておくことが大切です。
アレルゲンが分からないことには避けようがありませんからね。
結構食物アレルギーのアレルゲンは一つだけではなく、複数のアレルゲンを持つ場合が多いようです。
次に注意したいのが、同じ種類の食事を続けないことです。
同じ食材を継続してしまうと、それがアレルゲンになってしまいます。
このため、ドッグフードであればローテーションすることが大切となります。
添加物もアレルゲンになるため、無添加フードを選ぶことも重要です。
同様に、グレインフリー&ヒューマングレードなプレミアドッグフードにしてあげれば安心できます。
さらに、アレルギーに特化したフードもあるので、そういうフードを選んであげるのもおすすめです。
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