チワワをドッグランに連れていく時のマナー!持ち物やメリット

2019年5月7日

あなたは、愛犬をドッグランに連れて行ったことがありますか?
ドッグランは、チワワをリードで繋ぐことなく、自由に走らせたり遊ばせたりすることの出来る嬉しい施設です。
チワワの運動不足やストレス解消には持ってこいですね。

2000年代のはじめ頃に、日本ではドッグランが誕生しました。
ドッグランの始まりは、ニューヨークのマンハッタンに1990年に出来た専用の施設とされています。
英語では、ドッグ・パーク(Dog park)と呼ばれています。
近年のペットブームにも乗っかり、現在ドッグランの数はどんどん増えてきており、全国では700箇所を超えるドッグランが登録されているそうです。
特に都会の人工密集地域に多いようですが、少し探せばあなたの地域の近くにもあるはずです。

ドッグランを利用するためには、守るべきルールがあります。
ドッグランの特徴として、監視員がいない場合がほとんどのため、飼い主一人ひとりがしっかりとルールを守ることがとても大切になります。

そこで今回は、ドッグランにおけるルールやマナー、持ち物やメリットなどについて紹介します。

ドッグランとは

ドッグランと言っても、さまざまなタイプが存在します。
そこで利用目的を明白にして、選ぶ必要があります。

公園内などに設置された公共の施設と、民間企業の運営する私設に分かれます。
利用料が施設によって、有料と無料に分かれますので、事前に確認しておきましょう。
屋内型のドッグランならば、雨の日でも利用できるメリットがあります。

利用目的を明白にする。

・しつけに利用する
・運動不足の解消
・ストレスの発散
・犬同士を遊ばせて社会性を学ばせる
・アジリティ(犬の障害物競走)などの練習
・ボールやフリスビーなどで遊ばせる

ドッグランへ行く事前準備

「最低限のしつけ」

ドッグランは公共の施設のため、当然自分と愛犬だけの場所ではなく、他の飼い主さんやワンちゃんがたくさんいます。
そのため、ドッグランでチワワが遊ぶためには、「おいで」「待て」「だめ」などの最低限のしつけが出来ていないと、迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

何もチワワにしつけをしていない段階で、いきなりドッグランに参加するのは、やはりマナー違反と言えます。
「おいで」の指示で飼い主さんの元に戻って来ないようでは困ってしまいます。
また、問題行動が生じそうな時には、「待て」や「だめ」で抑制する必要があります。

したがって、ドッグランには最低限のしつけが出来てから連れて行くことがおすすめです。

「他の犬に慣れさせてから」

ドッグランの目的の一つが、他のワンちゃんとの触れ合いによる社会性の向上です。
しかし、社会性の向上を目指そうとしても、チワワがまったく他のワンちゃんに対して免疫がないような状態では問題です。

ドッグランには多くのワンちゃんがいるため、他のワンちゃんたちへの最低限の免疫が出来ており、ある程度は友好的に接することが出来る必要があります。

チワワがまだ、他のワンちゃんと触れ合ったりした経験がない状態で連れて行くと、初めての経験に戸惑い、怯えてしまったりしてしまいます。
また反対に、他のワンちゃんに対して、凶暴になってケンカしてしまうこともあります。

これではせっかくのドッグランが台無しですし、他のワンちゃんや飼い主さんにも迷惑がかかってしまい、完全なマナー違反です。

このような事態を招かないためにも、普段のお散歩やお出かけなどを通して、他のワンちゃんとの触れ合いの機会を作り、最低限の免疫を付けた上でドッグランに参加するようにしましょう。

ドッグランへの持ち物

最低限持って行くべき物を紹介します。

「持ち物リスト」
・鑑札、注射済票

・首輪、リード、胴輪

・ビニール袋や排泄処理袋

・密閉容器など(ウンチのニオイが漏れないもの)

・水(ワンちゃんの飲料用、オシッコを洗い流すため)

・マナーパット(室内だと義務付けのケース有)

ドッグラン内での愛犬の排泄物は、飼い主さんが責任をもって片付けるのが当然のマナーです。
そのため、ウンチを入れるビニール袋などは必須。
また、マナーとして注意したいのがオシッコの処理。
チワワがオシッコをした場所には水をかけましょう。
さらに、ニオイが漏れない密閉容器なども必要です。

ドッグランはリードフリーのイメージがあるでしょうが、最初は慣れるまで様子を見ながらリードを付けておくのが常識です。
このため、リードは必須となります。

多くのワンちゃんと触れ合うドッグランでは、予防接種を済ませてから行かなくてはなりません。
「注射済票」の提示などを求められるケースもあるため、必ず携帯しておくべきです。

良いドッグランのポイント

ドッグランは全国各地にあり、中には管理が不十分なケースもあります。
良いドッグランのポイントを紹介します。

・十分な広さがある
・ゴミなどが散らかっていない
・尿や糞が素早く片づけられる
・危険な障害物や段差がない
・扉や柵がしっかり設置されている
・小型犬・中大型犬の専用スペースがある

愛犬が自由に目一杯遊べる広さがあることが一番のポイントとなります。
また、チワワがケガしそうな、危険な障害物や段差などがないことも重要。
後、ゴミなどが散らかっていると、拾い食いしてしまうので要注意。
尿や糞が素早く片づけられることも大切です。
なお、ワンちゃんのサイズに応じたそれぞれの専用スペースがあると嬉しいですね。
やはり小型犬が、大型犬の中に混じってしまうのは、事故のリスクが高まります。

ドッグランでのマナーやルール

「しばらくはリードを外さない」

ドッグランにはいろんなワンちゃんたちがいたり、広く自由な空間となるため、チワワは興奮しがちです。
そのため、いきなりリードを放してしまうと、他のワンちゃんと喧嘩してしまう可能性があります。
ドッグランに着いたら、まずは入場後のしばらくの間リードを繋いでおいて、飼い主のそばでドッグランの様子を見せて歩かせながら、場の雰囲気に慣れさすようにしましょう。

チワワが落ち着きを取り戻せば、犬同士の挨拶が始まったり仕出します。
例えば、相手のワンちゃんのおしりをクンクンする挨拶が始まればもう大丈夫そうですね。
このように、チワワが落ち着いた状態を確認してリードを放してあげましょう。

「愛犬から目を離さない」

愛犬から絶対に目を離さないでおくようにしてください。
ドッグランに愛犬を放し、飼い主さんは退場してしまうなんて言うのは絶対のNG行為です。

飼い主さんが、愛犬から目を離してしまうことで、多々のトラブルが発生する原因となってしまいます。
うっかり目を離している隙に、他のワンちゃんと喧嘩になることも予想できます。
また、柵で囲まれていても、出入り口が開いた瞬間に脱走してしまうことだってあります。

ドッグランはあくまで公共の施設です。
ワンちゃんがフリーで遊べる場所といっても、飼い主さんが責任をもって、チワワの管理をする義務があります。

「ゴミや排泄物は必ず片付けて持ち帰る」

あえて語るまでもない常識ですね。
でも散歩の時などは、この当たり前のルールが守られていないケースが結構あるのです。
自分や愛犬によるゴミや、排泄物などは、飼い主さんが責任を持って片付け、必ず持ち帰るようにしてください。

「予防接種を済ませる」

ドッグランを利用するには、事前に必ずワクチン接種を済ませておく必要があります。
施設によっては「注射済票」の提示を求められる場合もあり、証明できなければ入場拒否されるケースもあるので要注意です。

「ヒート中(発情中)のメスは利用しない」

発情中のメスのワンちゃんをドッグランに連れていき、他のワンちゃんも遊ぶ公共の施設で遊ばせることはNGです。
ヒート中のメスを見みつけてしまうと、オスのワンちゃんたちは興奮してしまい、寄ってきてマウンティングをしようとして、混乱が生じてしまいます。
したがって、みなさんに迷惑をかけないためにも、ヒート中のメスにドッグランを利用させてはいけません。

「他の人の愛犬を勝手に触る」

他の人の愛犬を勝手に触わったり、抱きかかえるのはマナー違反です。
ワンちゃんがたとえ寄ってきたとしても勝手に触らずに、触る場合には必ず飼い主さんに触ってもいいか、許可を取るようにしましょう。
中には愛犬を勝手に触られるのが嫌な人もいることを、認識しておきましょう。

「食べ物は与えない」

ドッグランの場内での食事を禁止しているところも多く、基本愛犬に食事を与えるのはNGです。
おやつ程度ならば、持ち込み可能のドッグランもありますが、愛犬に与えていると他のワンちゃんが欲しがってしまうこともあります。
ここで絶対のNGが、他のワンちゃんに勝手におやつなどを与えてしまうことです。

ダイエット中や、アレルギーを持っているワンちゃんだっているためです。
飼い主さんとのトラブルにも繋がりかねないので、絶対止めておきましょう。

「他の動物は連れて行かない」

ドッグランは「犬専用」の施設だと認識しておきましょう。
例え、キャリーケースに入れた状態だとしても、猫やうさぎなどの小動物を連れていくのは厳禁です。
ワンちゃんたちが興奮したり、怖がってしまったりして、混乱を招いてしまします。

「勝手に他のワンちゃんの写真を撮ったりSNSに載せない」

愛犬が他のワンちゃんたちと仲良くじゃれ合っていたりすると、つい写真に収めたくなってしまうものです。
また最近では、勝手に撮った他のワンちゃんの写真を、SNSに載せて問題に発展することもあります。
これは完全なマナー違反です。

撮りたい場合は、必ず飼い主さんに許可を取りましょう。
いろんな飼い主さんがいます。
中には、自分の愛犬の写真を勝手に撮られたりすることに、強い拒否反応を示す人もいます。
しかし「写真撮っていいですか?」と尋ねることで、相手からも仲良くしているので写真こちらも取りたかったなんて会話が生じて、他の飼い主さんと仲良くなる切っ掛けが生まれることもありますよ。