チワワがよだれを流す原因は?よだれで健康状態を見抜けその対策は

ワンちゃんはよくよだれを流します。
特にセントバーナードやブルドッグなどは、日ごろから凄いよだれの量です。

ワンちゃんがよだれを流すのには、当然原因が生じています。
病気のケースだってあります。
チワワのよだれに注意することで、愛犬の健康状態を知ることが出来てしまいます。
よだれを健康チェックの方法の一つに取り入れてみましょう。
また今回は、チワワがよだれを流す原因とともに、その際の健康状態と対策も紹介します。

チワワが「よだれ」を流す理由

チワワがよだれを出す原因は、大きく分けて以下の3つの理由があります。

・生理的に必要なよだれ
・精神的な面のよだれ
・病気による原因のよだれ

生理的に必要なよだれ

「消化を促すためのよだれ」

唾液は口の中にある「唾液腺」から常に分泌されており、唾液が口の中からあふれたものをよだれと呼びます。
食べ物を目の前にしたときや、実際に食べ物を口に入れた際には、脳から生理的に食べ物を消化するために、唾液を分泌せよとの指示が発せられます。
唾液には、消化を助ける酵素が含まれているためです。
この酵素が出ることで、胃から出る消化酵素を誘導する働きがあるともいわれています。

また、唾液は抗菌作用のある物質を分泌するため、食べ物が歯に付いたりした際の、歯周病菌の繁殖予防が期待でき、さらには、初期の歯周病を治す作用もあるとされています。
そのほかにも、口内の渇きを無くし、口腔粘膜や喉を潤してくれます。

なお、ご飯を食べた後などで、よだれがなかなか止まらないケースがあります。
このような時には、歯の隙間に食べたご飯が詰まってしまっていたり、異物が口内に刺さってしまっているようなこともあります。
このような違和感を愛犬が感じているケースでは、口を閉じようとせずに、つい口を開けたままの状態にしてしまうため、よだれが垂れてしまうのです。
その結果、よだれが止まらないことになってしまいます。
このようなことがあるため、食後にチワワのよだれが止まらないケースでは、口の中をチェックしてあげてください。

「体温の調節のためのよだれ」

人間は汗をかくことによって自分の体温を下げて、温度の調節を行っています。
これは気化熱といって、水が蒸発する時に周りの温度を下げる働きがあるためです。
ところが、チワワたちワンちゃんは、体の表面に汗腺がないので、人間のように汗をかいて自分の体温を調整することが不可能なのです。

ワンちゃんは、汗は足の裏でわずかにかくことしかできません。
そのため、チワワはパンティングと呼ばれる口から舌を出し、ハアハアと呼吸することで、唾液を蒸発されて体温を下げます。
体温が上がると唾液の分泌量が増え、パンティングが盛んとなり、口を開けている時間が長くなり、口から流れ出るよだれの量も自然と増えます。
このようなメカニズムによって、チワワは体温の調節のためのよだれをかいてしまうのです。

精神的な面のよだれ

「リラックス時のよだれ」

神経には、交感神経と副交感神経があり、これは人間もワンちゃんも同じです。
そして、リラックスしている時に働くのが副交感神経です。
副交感神経が働くと、唾液の分泌が増えます。
そして、その時に出る唾液は、粘り気の少ない、さらさらした薄い水っぽいよだれが出てきます。

食後のリラックスした状態では副交感神経が働き、薄い唾液が大量に出て消化を助けるといいます。
あなたはうっかりうたたねをして、気が付いたらよだれを垂らしていたなんて経験がありませんか?
これは睡眠時は副交感神経が働き、唾液の量が増えるためなのです。

このようにチワワは、リラックスしている状態では、粘り気のすくない唾液が大量に出てよだれを垂らしやすくなります。

「乗り物酔いのためのよだれ」

ワンちゃんも車に酔ってしまいます。
特にまだ車に慣れていない、1歳に満たない子犬の場合は、よく乗り物酔いを起こして、よだれを垂らすという症状が見られます。

これは脳の中にある、唾液の分泌を促す機能を持つ神経と、吐き気をもよおす神経とが隣接しているためだといいます。
このため、チワワが車酔いして吐き気をもよおしてしまうと、同時に唾液を分泌する神経も一緒に刺激を受けるため、唾液が増えてよだれが生じてしまうのです。

病気による原因のよだれ

病気のサインとなるよだれの特徴を見抜こう!

・嘔吐しながらも盛んによだれを垂らす
異物を食べて中毒を起こしていたり、胃腸になにか詰まったりして異常が生じている可能性があります。

・よだれに血が混じる
口腔内になんらかの異常があります。
歯、歯茎、舌などをチェックしてみましょう。

・よだれが臭い
重度の歯周病の可能性が高いです。
口腔内に炎症か、化膿が起こっていると思えます。

・腹部が膨らんでいる
胃拡張や胃捻転、腸捻転などが起きている可能性があります。

・反応がない
てんかんや脳になんらかの異常が起きている可能性があります。

よだれを流す病気

「口腔内の疾患」

ワンちゃんが、よだれが多く出てしまう一番多い原因が口腔内の疾患です。
口内炎、舌炎、歯肉炎、歯周病などを指します。
特に3歳以上の成犬のワンちゃんは、8割は「歯周病予備軍」といわれるほどに多いのが歯周病です。
歯周病になってしまうと、歯茎から出血したり、膿が出たりするため、よだれに血が混じったり、臭いニオイがします。

「誤飲による中毒症状」

チワワが食べてはいけない食品、薬品などを誤飲してしまうと、中毒症状を引き起こして、よだれが大量に出る場合があります。
ワンちゃんは何でも目の前にあるものを口に入れる習性があるため、誤飲の可能性があり注意が必要です。

ワンちゃんが食べると中毒症状の危険があり、最悪死に至るケースがある危険な食材は次の通りです。

・タマネギ(ネギ・ニラなどのユリ科植物、ニンニク)
・チョコレート
・キシリトール
・アボカド 
・マカダミアナッツ
・ぶどう・レーズン
・アルコール

関連記事「チワワに与えてはダメなご飯!中毒を引き起こす危険な食べ物」

上記の食べ物を愛犬が誤飲した場合は、至急、動物病院に連れて行ってあげてください。

「熱中症」

ワンちゃんは本来、暑さに弱い動物だと認識しておきましょう。
愛犬が暑い夏場に、元気が無く、よだれを多く流している場合は熱中症を疑ってみましょう。
なお、熱中症は外だけでなく、家の中でも起こることがあると知っておくべきです。
また、夏場の散歩中に愛犬が大量のよだれを流し出した場合は、熱中症の疑いが高いと認識してください。

「熱中症の症状」
・大量のよだれが出ている。

・呼吸が異常に荒い(過剰なパンティングを行う)

・ぐったりして元気がない。

・上手くまっすぐに歩けない。

・下痢、嘔吐が起こる。

・体が熱い(40℃以上)

・けいれんが生じる。

・意識障害となる。

7~8月ころの散歩には特に注意しましょう。
日中を避けて、朝方や夕方以降に散歩を行ってあげるのも有効です。
チワワのような小型犬やダックスフンドなどは、地面との距離が近いため、地面の反射熱を直に受けることになり、特にアスファルトは熱が溜まり要注意となります。
また、フレンチブルドッグやパグなどのような、鼻ぺちゃ犬といわれる短頭犬種は、体温調節が苦手なため熱中症を起こしやすいため注意が必要です。

なるべく日影を通るような工夫も必要です。
アスファルトで肉球をやけどするようなこともありますよ。
水分補給ができる環境をつくってあげることも大切です。

「てんかん」

愛犬がよだれを流したあとに、けいれんが起こった場合は、「てんかん」の疑いがあります。
よだれを流す他にも、泡をふいたり、チューイングガム発作と呼ばれる口をくちゃくちゃさせる動作、自分のしっぽを追いかけてグルグル回る、無意識の様子で手足をバタバタさせるなどの状態が生じていると、てんかんの可能性が高いです。

通常、発作が起きている間は意識がなくなり、オシッコやウンチを漏らしてしまう場合もよくあります。
ワンちゃんは、比較的てんかんをよく起こす動物であるとされ、発作は数秒~数分で自然と治まることが多く、その後は何事もなかったように愛犬自身はケロリとしており、元の様子に戻ります。

「胃捻転」

ワンちゃんが食後に大量のよだれが出ている、吐こうとしているが吐けない、また、呼吸が荒く苦しそうな症状が見らるケースでは、「胃捻転(胃拡張胃捻転)」の恐れがあります。
胃捻転とは、大量発生したガスにより胃がねじれてしまう病気です。
胃の中の食べ物を吐き出すことも、また腸へ移動させることもできなくなっているのです。
お腹がパンパンに膨らんでくるので、直ぐに異常に気づけます。

胃捻転になると数時間で命を落とす危険があるため、とにかく直ぐに動物病院に愛犬を連れていってあげましょう。

胃捻転の原因ははっきりと分かっていませんが、危険とされているのが、食後すぐの散歩や運動です。
また、早食い・丸飲みをしてしまうと胃捻転を起こすリスクが高まるので要注意です。

また胃捻転は、大型犬・超大型犬が起こりやすいので注意してあげましょう。
もちろん小型犬でも発症するので、油断しないようにしてください。

食後すぐの散歩や激しい運動は控えて、早食い防止餌皿などを使うなどの工夫をして、早食い・丸飲みを防止してあげることが大切となります。
食後に散歩に行く場合は、できれば食後2時間以上経ってからにすれば安全です。

チワワのよだれの対処法

ワンちゃんは、よくよだれを流す動物であり、犬種によればよだれがでていることが普通の状態であるとも言えます。
そのため、単にチワワがよだれを垂らしていても、必要以上に神経質になる必要はありません。

問題は明らかな異常が感じられるケースです。
よだれに血が混じっていたり、ひどい悪臭といえるニオイがする場合です。
また、よだれやけや涙やけが起こっている場合も問題となります。

よだれの原因は紹介したようにいろいろあります。
生理的に必要なよだれもあります。
今回は、よだれやけに注目してみたいと思います。
よだれやけと涙やけは同時に起こることが多いとされています。
相関関係は分かっていませんが、よだれやけや涙やけを改善する方法は、サプリメントやドッグフードを変更することが有効です。

我が家の愛犬ワワのビビは、特に涙やけに困っていたのですが、フードを「モグワン」に変えて大きな効果が得られました。
このため、よだれやけや涙やけ改善の対処法として、ドッグフードの見直しをおすすめしたいと思います。

うちの子は「モグワン」で効果があったため、一番にモグワンをおすすめしたいですね。
口コミ情報をチェックしていても、我が家同様モグワンの評判はかなりいいですね。
また他のサイトを見ていても、モグワンは非常に評判がよい一押しプレミアムフードとされていることが多いです。
愛犬のよだれが多くて、よだれやけに困っている飼い主さんは、ドッグフードの見直しを行い、モグワンに一度変更してみることをおすすめしておきます。

モグワンの魅力を詳しくを知りたい、また、実際の生の声が聞きたい飼い主さんは、次の「体験レビュー」「モグワン感想&解説」からチェックしてみましょう。