チワワを上手に遊ばせれば賢くなれる!良い遊び方と悪い遊び方の違い
あなたは愛犬としっかり遊んであげていますか?
意外にチワワと一緒に遊ぶことは難しくて、テクニックが必要だったりもします。
飼い主さんが一生懸命に遊ぼうとしても、チワワがのってこないことだってあります。
実は愛犬との遊び方には、「良い遊び方」と「悪い遊び方」があるのです。
良い遊び方を行ってあげれば、チワワはどんどん賢くなって能力アップしてくれます。
一方間違った悪い遊び方をしてしまうと、チワワのワガママを加速させてしまったりして、遊び道具に対する執着を過度に高める結果となったりしてしまいます。
同じ遊ぶなら、「良い遊び方」を学んで行ってあげましょう。
チワワにとっての遊びの重要性
室内犬であるチワワは遊ぶことでいい運動になる上に、コミュニケーションを学ぶ絶好の機会となります。
飼い主さんと遊ぶことで信頼感が増し、同時にしつけも可能だし、主従関係構築に役立ちます。
チワワは遊びが大好き。
チワワがおもちゃを運んできて遊びをねだったり、服を引っ張って誘うようなら、大チャンスですよ。
でもここに重大な落とし穴があったりしてしまいます。
それはこの後で詳しく説明しますからね。
一緒にチワワと楽しく遊ぶことが出来れば、吠えたり、噛んではいけないのだよなんて具合に、沢山のマナーを教えてあげられます。
「ストレスやエネルギーの発散」
引っ張り合ったり、ボールを追いかける、物を運ぶなど楽しく遊んで飛び回ることで、チワワはエネルギーの発散ができて、同時にストレスの解消にも繋がります。
室内でもいくらでも楽しく遊べますが、室外に出れば自然に触れ合うだけでも刺激が増し、気分が高揚するものです。
その意味でも必ず散歩をさせてあげましょう。
良い遊び方と悪い遊び方の違い
良い遊び方
「遊びの主導権は飼い主さん」
良い遊びの大前提が存在します。
それは、必ず遊びの主導権は飼い主さんが握ることです。
飼い主さんが主導権を握って遊んであげることで、チワワは飼い主さんをリーダーだと認めることとなり、主従関係が構築されていくものです。
主導権を飼い主さんが握るためには、チワワに「ちょうだい」をマスターさせましょう。
引っ張りっ子でも物を持ってこいでも、愛犬が飼い主さんに最終的におもちゃを渡すことが重要となります。
そのためには、「ちょうだい」をチワワにマスターさせることが大切です。
2. おやつをチワワの鼻先に持っていき、「ちょうだい」といいながらおもちゃを口から離すのを待つ。
3. おもちゃを離した段階でおやつをあげる。この時再度後付けで「ちょうだい」と言う。
4. おもちゃは背後などに隠して、チワワを目一杯褒めてあげる。
上記が手順となります。
チワワはおもちゃを離すのが嫌ですが、おやつを鼻先に持っていきつることでおもちゃを離させるわけです。
何回か繰り返すことで、「ちょうだい」と言う合図でおもちゃを離してくれるようになってくれます。
最初はチワワは、おやつをもらえると思っておもちゃを放すわけですが、「ちょうだい」の合図でおやつを与えたり与えないをくり返すことで、最後にはおやつなしでも出来るように訓練します。
なお、おやつを与える時も、与えないときもしっかりチワワを褒めてあげることがとても大切です。
また、おやつを与える段階では、おもちょを取り返されないように、チワワから見えないように必ず隠してけじめをつけてください。
「本能を満たす遊びと頭を使う遊びをバランスよく行う」
本能を満たす遊びとは、単純に体を目一杯使う、引っ張りっ子やボールを追いかける遊びなどです。
これらの遊びを行うことでチワワは、ストレス発散ができて精神的に満たされます。
そして運動量も増します。
しかしこれにプラスして、頭を使う遊びも取り入れることが大切となります。
頭を使う遊びとは、「ノーズトレーニング」と呼ばれる見えない物を鼻(ニオイ)で探す遊びのことであり、おもちゃを隠して探させる宝探しや、物を置いて持って来させたりします。
実はワンちゃんは、普段の生活では以外に物事を目で見て判断しており、わざわざ鼻(嗅覚)を利用するケースが少ないため、この遊びは嗅覚を鍛えるよい機会にもなります。
本能の遊びと頭を使う遊びの両方をミックスさせることで、チワワは良い刺激を受けて楽しく遊ぶことができます。
また、ノーズトレーニングは、体力を必要とせず頭脳プレイが楽しめるので、体力が衰え出したシニア犬と遊ぶときに有効です。
「遊びの内容を少しずつレベルアップ」
例えば持ってこいの遊びで、投げたり、置いた物を持ってこさす時に、おもちゃの名前読んで、そのおもちゃを取ってくるようにレベルをあげます。
おもちゃをチワワの目の前に示し、「これはウサギ」などと繰り返し教えてあげれば、しっかり名前を覚えてくれます。
ちゃんとチワワは、おもちゃと名前を結び付けて覚えることが可能なのです。
はっきり言って、飼い主さんが意欲的に行えば、チワワのやる気も盛り上がり思った以上に簡単に出来るようになってくれるものです。
このように遊びのなかに、トレーニング要素を取り入れることがとても大切となります。
通常であれば、愛犬とのコミュニケーション形成は、ただ単に可愛がって、一緒に遊ぶのみでしょう。
しかし遊びにトレーニングを導入し、遊びながらしつけなどの教育が行えれば、チワワも楽しみながら自然に役立つしつけを身に付けることができて一石二鳥であり、問題行動なども無くすことができます。
悪い遊び方
「愛犬が主導権をとる」
先ほど飼い主さんが主導権をとる遊びが良い遊びと紹介しました。
だから当然ですが、チワワが遊びの主導権を握ってしまってはダメなわけです。
チワワは遊んで欲しい時は、おもちゃをくわえて持ってきたり、吠えたり、服をくわえて引っ張るなど、いろんな方法で遊びのおねだりを行ってきます。
この時、もしもそのようなワンちゃんの要求に答えて遊んであげればどうなるでしょう。
この時点で愛犬の要求に答えた瞬間から、遊びの主導権をチワワが握ってしまっていることになります。
冒頭で、ワンちゃんが遊びの要求を行ってくれることはチャンスだが、同時に落とし穴があると言った理由がこれだったわけです。
したがって仮にチワワがおもちゃを持ってきたときには、無視してください。
そしてしばらくしてから、飼い主さん主導で遊んであげるようにしてください。
「適したおもちゃを使っていない」
チワワと遊んであげる時に注意してもらいたいのが、使用するおもちゃが愛犬のサイズに合っていることが大切となります。
おもちゃは、大きすぎても小さすぎてもよくありません。
チワワのような体の小さいワンちゃんに、大きな重いおもちゃを使ってしまえば、持ってこようとしても重くて運べなかったりします。
また、サイズが上手く口の大きさにマッチしていなければ、噛みにくくせっかく楽しく遊ぶはずが、返ってストレスが溜まってしまいます。
それこそサイズが小さく誤飲してしまえば大変です。
また、誤って飼い主さんの手を噛んでしまうような事態も生じるかも知れません。
このようなケースでは、おもちゃが小さすぎる可能性があります。
長いサイズのおもちゃを使うなどして、誤って手を噛むことが無いようにしてあげましょう。
また、硬すぎるおもちゃも、歯が欠けたりして、歯を痛めてしまったりする原因になります。
「犬同士の感覚で遊ぶ」
ワンちゃん同士が遊ぶ場合、ジャレ合って遊んでいるものです。
飼い主さんが愛犬と遊ぶ時、このようなイメージで遊ぶのはNGです。
大型犬であれば、抱きついたりして触れ合ってもまだいいのですが、小型犬や中型犬の場合、人間と犬では体の大きさが違い過ぎます。
したがってワンちゃん同士の感覚で絡み合って、レスリングでもするように遊んでしまうと、愛犬をケガさせてしまうリスクが伴います。
うっかり体重をかけてしまえば、ケガの元となってしまうからです。
人間とワンちゃんが一緒に遊ぶ場合、間に必ずおもちゃなどを介して遊ぶのがコツとなります。
後、人間の赤ちゃんを抱っこして、高い高いするような恰好で、愛犬を持ち上げるのもNGです。
同様に引っ張りっこなどで、ついワンちゃんを吊り上げてしまったり、振り回し過ぎるのもNGです。
このようなことをうっかりしてしまうと、愛犬の頸椎などを痛めてしまいます。
「悪い遊び具体例」
・引っ張りっこだけ行っている。
引っ張りっこは、本能を満たす遊びでとても大切です。
ただし、遊び方を学習していない多くの飼い主さんの場合、引っ張りっこだけ行って終了してしまいます。
引っ張りっこは、チワワにとって楽しい遊びであり、体を使い良い運動にもなります。
しかし、引っ張りっこばかりしている状態では、常に交感神経が優位に働き、スイッチのON状態が続きっぱなしであり、少しの刺激でも興奮しやすくなってしまい、何の学習も身に付きません。
遊びの中にトレーニングを導入してあげることが大切となるのです。
既に紹介しましたが、引っ張りっこの中に、「ちょうだい」を加えて放す練習をさせます。
これで常に興奮するばかりでなく、同時にクールダウンさせて遊ばすことができます。
引っ張りっこだけに終始してしまえば、くわえた物を放さない練習をしていることにもなってしまうのです。
・追いかけっこで飼い主さんが常に鬼番になる。
追いかけっこで、飼い主さんが犬を追いかけるのはNGだと認識してください。
何故愛犬を追いかけるのはNGなのか分かりますか?
この形を考えれば、ワンちゃんが物を盗んで逃げていることになってしまっているからです。
だから、必ず飼い主さんが、チワワが大好きなおもちゃを持って逃げて、愛犬を鬼にして追いかけさせるようにしてください。
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