チワワのストレスのサインを知ろう!原因や実際に起こる症状

2019年5月8日

ストレス社会と言われ、うつ病にかかってしまう人も非常に多い現代。

ところがこれって、人間だけの話ではないですよ。

ワンちゃんたちも、すごくストレスを多く抱えているそうなのです。

確かに人間の言葉が喋れないワンちゃんは、飼い主さんに気持ちを上手く伝えられずに、心を読んでもらえないだけでも、随分ストレスが溜まりそうですね。

あなたのチワワはストレス抱えていませんか?

エスカレートすれば、チワワが異常行動を起こしてしまうケースだってありますよ。

日頃から頻繁にコミュニケーションを図って、観察していればきっと気づいてあげられます。

チワワがストレスを感じている時は、必ずSOSサインを発信しているのです。

問題はあなたが、そのサインに気づいてあげられるかです。

チワワからのSOSサインを見逃さないためにも、ストレスの原因やストレス時に起こる症状を知っておくことが肝心となります。

今回はしっかり、チワワからのストレスサインの見抜き方を紹介するので役立ててください。

チワワのストレスの原因

「食生活が不満」

チワワにとって、毎日の食餌のウエイトは凄く大きいものです。

まあ三大欲の一つだから当然でしょうが、ご飯を食べている時は至高の幸せを感じるひと時であるわけです。

もちろん、チワワの健康を維持して、元気に育ってもらうために食事は大切ですが、チワワが美味しいと感じるフードがもらえていなければ話になりません。

チワワは食が細く偏食な犬種。

それだけに、ドッグフード選びは慎重に行ってあげることが肝心です。

あなたのチワワは、毎食残さずに完食していますか?

ご飯が気にいらず、残してしまうような状態が続いていれば、間違いなくストレスが生じだします。

また、ドッグフードの味のみに注意するのではなく、清潔な食器や、落ち着いて食べることが可能な、安心できる場所を確保してあげることも大切です。

例えばワンちゃんは、プラスチックに対してアレルギーが出るケースがあります。

そんな子の場合、餌の容器はガラスか陶器でご飯をあげる必要があります。

ウチの子のチワワのビビも、結構偏食でドッグフード選びには苦労しました、チワワを飼う飼い主さんの宿命でしょうね。

フード選びは、その子の味の好みも当然個体差があり千差万別、絶対と言えるフードはありませんが、高い確率で食いつきがいいフードが「モグワン」ですね。 キラーページリンク

口コミ評判もかなりいいし、実はウチのビビがモグワンを喜んで食べています。

やはり目の前で食いつきがいい事実を体験しているので、安心して自信を持っておすすめできるわけです。

さらにモグワンのウリの一つが、自由なトッピングです。

いろんなトッピングをしてあげることで、さらにご飯のひと時を更なる至高の瞬間にしてあげてください。

これでご飯に関しては、ストレスの「ス」の文字も生じないこと請け合いです。

「生活環境が不満」

近年はワンちゃんの室内飼いが主流となり、以前のように寂しく屋外で一人でワンちゃんが暮らしていた時代と比較すれば、それだけでも随分生活環境が向上しています。

本来チワワは先祖がオオカミであり、群れでの生活をしていたため、一人で暮らすだけでも寂しさを感じ、ストレスが生じるのです。

それでもまだまだストレス環境はたくさんあります。

まず注意すべきが温度です。

最近は冷暖房器具が整い、一年中温度差を感じなくなってきています。

しかしチワワは暑いのもダメだし、特に寒さは苦手です。

暖房器具だって、夜中になれば切れてしまう可能性も大きいはずです。

また聴覚が鋭いだけに音には敏感です。

チワワは人間よりはるかに音の可聴域(かちょういき)が広く、人間が聞こえない超音波まで聞こえてしまいます。

そのため例えば、掃除機などの電気製品が出す高い音に対し、強い不快感を感じてしまい、ストレスを感じる原因となっているわけです。

チワワの聴覚のよさについて詳しく知りたい人は、次の記事をチェックしてみましょう。

関連記事:「チワワの聴覚はビックリの感度!犬の耳の形や聴覚は人間の何倍なの?」

あと注意してあげたいのが、ノミやダニです。

こいつらが発生してしまうと、チワワは強いストレスを感じる原因となります。

そのためには、散歩で安易に草むらに入れたりせずに、散歩後は必ずブラッシングをしてあげましょう。

また、肉球のチェックも大事。

傷ついていたり、物が挟まったりしているだけでも不快感が増し、ストレス要因となり得ます。

さらに、引っ越しなどすることも、大きなストレス要因となります。

チワワは、今まで当然同じくあるはずの日常生活が、引っ越しなどである日突然大きく変化してしまうことに不安を感じます。

「寂しさを感じる」

先ほども述べた通り。チワワは本能で一人ぼっちでいることに拒否反応が起こってしまいます。

例えばアメリカでは、州によっては法律で、ワンちゃんを外で長時間一人にしておくことは、虐待だと判断して禁止しているほどなのです。

特に飼い主さんと二人きりの環境で、留守番ばかりさせていれば、強いストレスを感じてしまうものです。

また、飼い主さんたちの家族が不仲だったり、新しい家族が追加で加わったり、飼い主さんとの別れが生じたケースでも、同様に強いストレスが生まれてしまいます。

「コミュニケーション不足」

チワワは先ほども述べた通り、群れで生活していたため、仲間とコミュニケーションを取り合います。

したがって、飼い主さんとの適度なコミュニケーションが必要であり、不足してしまうと不安や寂しさを感じてストレスへと繋がってしまいます。

だから一緒に遊んであげるなどのスキンシップを行い、一定以上のコミュニケーションを図ってあげる必要があります。

また、多頭飼いしており、他のワンちゃんの方を頻繁に構ってしまうと、嫉妬したりもするので、注意が必要です。

小さな子供がよく、下の子供ができたため、嫉妬を感じ寂しく感じてストレスが生じるのと同様なわけです。

また、散歩の時間が減ってしまうようなことも、大きく影響を与えます。

反対に、あまりにもチワワの許容範囲を超えるほどの運動を、させすぎてしまうのもNGです。

「不快な心理を与える」

チワワが知らない初めての人と接して、体を撫でられたりして触られているケースで、いい子でおとなしくしていることがあります。

お利巧さんなんて感じていれば大間違い。

通常であれば、そう簡単に見知らぬ相手にいきなり心を開きません。

思わず心の中ではストレスを感じながらも、固まってしまっている可能性が高いものです。

一見嫌がる素振りも見せていないように見えて、特に吠えたりしていなくても、我慢してストレスが生じているケースもあると認識しておきましょう。

また特に小さな子供の場合、手加減知らずでついエスカレートしてしまうので要注意です。

さらに、知らない人に急に無理やり抱っこされたり、上から目線で見られたりすれば恐怖を感じてしまいます。

「本能の問題」

本能との葛藤の問題からもストレスは生じます。

これは去勢や避妊を行っていないケースでは、どうしてもある程度生じてしまいます。

特にオスは要注意です。

チワワたちワンちゃんは、臭覚が優れているため、遠くにいる発情したメス犬の臭いを嗅ぎ分けることが出来てしまいます。

そのため、本来自然の摂理である生殖行動を起こしたいのに出来ないわけであり、このケースでも強いストレスを感じてしまいます。

「体調不良」

体の調子が不調であったり、どこかに痛みが生じていれば、当然ストレスが発生してしまいます。

チワワは言葉を喋ることは出来ませんが、このようなケースでは、「調子が悪いよ早く気づいて」と、頻繁にSOSのサインをあらゆる行動を行って、飼い主さんめがけて発信しているのです。

さて、ストレス原因が思った以上にたくさんあることが認識できたことでしょう。

チワワはストレスを感じた時には、飼い主さんめがけてSOSサインを発信しています。

このサインを敏感に、感じ取ってあげることが大切となるのです。

そのためには、チワワからの具体的なソソSOSサインを知っておく必要があります。

具体なストレスサインの症状

「同じことを繰り返して行う」

ニャンコは盛んに自分の体を舐めて毛づくろいをよく行います。

これに比べてワンちゃんは、本来であればそれほど頻繁には体を舐めません。

ところが盛んに自分の体を必要に何回も舐め続けて、毛づくろいをしているチワワを見かけることがあります。

これは明らかにSOSOサインなので覚えておきましょう。

またさらにエスカレートしてくると、舐めるだけでなく、しつこく噛みだしてしまうケースもよくあります。

チワワなどワンちゃんの場合、一番足を噛むケースが多く見られます。

尻尾のつけ根などもよく噛む箇所であり、毛が剥げてはげが出来てしまうケースも多いので注意してあげましょう。

なお、チワワが体を頻繁に噛む場合は、その箇所に痛みが生じていることが原因であるケースもあることも知っておいてください。

さらによく、自分の尻尾を追いかけて、クルクル回っているワンちゃんを見かけるケースがあります。

子犬の場合、よく自分の尻尾を追いかけて遊ぶものです。

ところが成犬が、この行為を頻繁に行うのは要注意だと知っておきましょう。

あきらかにこれもSOSサインであり、ほっておいてしまうとひどいケースでは、自分の尻尾を傷てけてしまう事態にもなってしまいます。

この他にも、意味もなく延々と部屋の中をクルクルと回っていたり、そわそわした素振りで、立ったり座ったりを繰り返す場合ような行動もSOSサインです。

「無駄吠えが増え出す」

チワワの無駄吠えが増え出すのは、分かりやすいSOSサインです。

このような時には、ゴミ箱を漁ってみたり、ソファーを引っ掻くなど、少し普段とは異なるイタズラが増えたりもします。

要は飼い主さんの気を引こうとしているのです。

幼児がママに構って欲しいために、わざと悪戯をしでかしてしまう心理と同様なわけです。

放っておくとどんどん攻撃性が増したりしまいますよ。

「もっと遊んでよ」と訴えているわけなので、すかさず一杯スキンシップを図って遊んであげましょう。

「あくびを頻繁にする」

人間であれば、眠気が生じればあくびが起こってきます。

叱られている最中に、あくびをする人間はいませんね。

ところがチワワの場合、叱っている時にあくびをするケースがあります。

これは明らかにSOSサインであり、ストレスを感じている証拠となります。

ワンちゃんは、緊張を解いたり、気持ちを落ち着かせるための手段として、よくあくびを行うのです。

だからチワワを叱っている時にあくびをするのは、自分自身の緊張をほぐそうと一生懸命になっているのと同時に、飼い主さんにももうそんなに怒らないでと訴えているのです。

だから、チワワに接しているときに、頻繁にあくびをするようであれば要注意です。

原因を思い返し、接し方を見直す必要があります。

「ハァハァとパンティングが続く」

我が家では、今のチワワのビビとチアプーのモコの前に、ミニチュアシュナウザーのキャンディを飼っていました。

このキャンディが、非常に音に敏感な子で、掃除機やドライヤーをかけたり、雷や花火の音が聞こえると、ガタガタ体を震わせながらパンティングの症状が現れることがよくありました。

通常のワンちゃんのパンティングは、暑さを感じた時に「ハァハァ」と舌を出して、体温を下げているものです。

だから、激しい運動をしたり、散歩などから戻って落ち着き、体温が下がれば自然に治まってしまうはずです。

このような通常に生じるケース以外でも、チワワが極度の不安や恐怖を感じて興奮した状態となったケースでも、「パンティング」の症状が現れることがあり、強いストレスを感じている証拠となります。

人見知りが激しい子であれば、知らない人に無理やり触られたようなケースでも、パンティングが生じてしまいます。

通常のケース以外で生じるパンティングは、ワンちゃんからのストレスのSOSサインだと認識しておきましょう。

「トイレを失敗する」

いつもであれば、ちゃんと決まった箇所でトイレができるお利巧さんのチワワが、急にトイレを失敗する回数が増えだしたケースも、ストレスサインの証拠です。

必ずチワワにストレスを与えている原因があるので、見つめ直してみましょう。

大抵はコミュニケーション不足であるケースが多いです。

もっと構って、遊んでという心の要求から起こってしまっていることが多いのです。

しかしコミュニケーションを図ったり、対処したにもかかわらず、相変わらずトイレを失敗するようなら、泌尿器系の疾患が原因であるケースもあり得ます。

そのような場合では、一度動物病院を受診して相談してみるのがおすすめです。