うつ病の犬が多いがあなたの愛犬は大丈夫?原因や気になる仕草や症状

 

現在はストレス社会といわれ、人間にとってうつ病は現代病とも呼ばれています。

実は人間だけでなく、ワンちゃんもうつ病になってしまいます。

犬はとても感受性豊かで繊細な動物です。

常に飼い主さんの様子を気にしており、戻った時などは嬉しそうに尻尾を振りながら出迎えてくれます。

このように犬は感性を持った動物のため、いろいろストレスを感じて生活しています。

つまり人間と同じなわけです。

したがって、寂しい思いなどをさせてしまうと、ストレスが高まり犬もうつ病になってしまいます。

愛犬がうつ病になる原因や、気になる仕草や症状を紹介します。

 

愛犬がうつ病になる原因

 

犬がうつ病を発症する主な原因は以下の通りです。

愛犬がうつ病になる原因
・お留守番が多く寂しい思いをさせている

・愛犬とのコミュニケーション不足

・愛情不足

・運動不足

・しつけが厳しい

・生活環境の変化

・家庭の雰囲気が悪い

 

「留守番が多い」

猫は一人遊びが得意ですが、犬は本来群れで集団生活をしていたため、一人は苦手です。

そのため、一人で長時間留守番をさせてしまうことが多いとストレスが生じてしまいます。

仕事の都合など、どうしても留守番をさせてしまうこともあるでしょうが、留守番をさせた後では必ず構ってあげましょう。

また最近では、Furboドッグカメラなどを使用して、愛犬の様子を確認することも可能な便利な時代です。

Furbo(ファーボ)を活用することで、留守番中の愛犬に話しかけたり、おやつをあげることも可能です。

愛犬に長時間の留守番をさせてしまうことが多い飼い主さんは、Furboドッグカメラを利用するのもおすすめです。

 

Furbo(ファーボ)ドッグカメラ」



Furbo(ファーボ)ドッグカメラについて、詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

Furboドッグカメラで留守番中のチワワたち愛犬を見て話していつも一緒

 

「コミュニケーション不足」

忙しくて愛犬をあまり構ってあげられず、コミュニケーション不足になることもストレスを招き、慢性化してしまうとうつ病の原因になります。

どんなに忙しくても、5分程度であればいくらでも愛犬を構ってあげられるはずです。

長く構ってあげられない時には、ほんの数分程度でも問題ないので、何回か愛犬とコミュニケーションをとってあげましょう。

 

「愛情不足」

愛犬が愛情不足を感じれば、寂しさの為ストレスが生じてしまいます。

群れ生活をしていたワンちゃんは、リーダーを求め頼ってきます。

飼い主さんが構ってあげないと愛情不足を招いてしまいます。

心は敏感に伝わります。

愛情を持って、撫でたり声掛けを行う、また一緒に遊んだりしてあげれば愛犬はあなたの愛情を感じ取ってくれます。

なついてくれば一層可愛いものです。

愛犬に愛情不足で寂しい思いをさせないように注意しましょう。

 

「運動不足」

散歩などの運動が不足していても、ワンちゃんはストレスが生じてしまいます。

特に散歩は屋外に出るだけでも刺激があり、ストレス開放には持ってこいです。

愛犬との散歩の回数が減少してしまうと、ストレスが溜まりうつ病の要因になる恐れがあるため注意しましょう。

 

「しつけが厳しい」

つい一生懸命に愛犬をしつけてしまい、厳しく接してしまうとワンちゃんにストレスが発生してしまいます。

誰だって叱られれば、嫌に決まっています。

昔は犬にしつけを行う方法は、失敗を叱ってしつけるのが当たり前でしたが、現在ではしつけは、愛犬を誉めてしつけるものだとされています。

愛犬が上手くしつけを行えた時に、ご褒美としておやつをを与えたり、優しく声掛けして褒めたりさすってあげるなどしてしつけるのです。

万が一、未だに愛犬を叱って厳しくしつけていれば、ストレスが生じてしまい、うつ病のきっかけになってしまう可能性もあるため、十分愛犬のしつけの仕方には注意しましょう。

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「生活環境の変化」

引越して新しい家に移ったり、もう一匹新しい子犬が増えた、またドッグフードを替えたなど、生活環境の変化は、愛犬がストレスを招いてしまう大きな原因となってしまいます。

生活環境の変化には、引っ越しが生じてしまうなどある程度仕方がない原因が伴います。

しかしそのようなケースでは、愛犬は不安を抱きストレスが生まれやすくなってしまいます。

このため生活環境の変化が生じたケースでは、普段以上に愛犬に愛情を注ぎ、コミュニケーションを図ってあげましょう。

 

「家庭の雰囲気が悪い」

夫婦間の関係が悪かったりすれば、愛犬は敏感に雰囲気を読み取ります。

また、家庭の雰囲気が悪ければ、自然に愛犬に対する接し方も、とげとげしくなりがちです。

このようなことからもワンちゃんはストレスを敏感に招いてしまうものです。

 

愛犬がうつ病になった時の症状

 

愛犬が元気がないと感じたケースでは、病気を疑ってしまいますが、病気でもひょっとしたら心の病気であるうつ病の可能性もあります。

ワンちゃんは、飼い主さんが帰宅すれば玄関まで飛び出してきて、大喜びして出迎えてくれるものです。

ところがこの出迎え行動が見られなくなったり、寂しそうに部屋の隅っこでじっと動かずにいる事が増えた場合などは、うつ病を疑ってみることが必要です。

具体的に、愛犬がうつ病になったケースで起こる主な症状を見てみましょう。

 

「引きこもる」

ワンちゃんは群れ生活をしていたこともあり、本来はとても社会的な動物です。

だから帰宅時の出迎えなどもしてくれなくなり、部屋の片隅で丸くなって眠っていたりするような、引きこもりがちな様子が見られた場合は要注意です。

もちろん病気で元気がなくなることもありますが、それでも成犬であれば飼い主さんに近寄って甘えてくるものです。

このため、愛犬がひきこもりがちになったケースでは、うつ病の可能性が高まります。

また反対に、愛犬がうつ病になり、飼い主さんにくっついてしまい、離れなくなることもあります。

どこに行ってもついてこようとします。

しかしそのようなケースでも、根本的に飼い主さんとの触れ合いは避けようとするような態度もみられ、異常に感じられます。

このような場合は、ほぼ精神的に異常を抱えた状態であり、うつ病が疑われます。

 

「睡眠パターンの変化」

ワンちゃんは本来とてもよく眠る動物であり、一人でいる時などはほとんど眠っています。

しかし、飼い主さんが部屋に現れたり、チャイムがなってお客が来るなどすれば、起き出して関心を示します。

ところがそのような状況でも関心を示さずに、眠ったままでいるなど、以前と睡眠パターンの変化が生じてくれば、うつ病に注意が必要です。

 

「尻尾を追いかけまわす」

子犬時代は好奇心旺盛で、よく自分の尻尾を追い回すような仕草も見られるものです。

しかし成犬が、自分の尻尾をくるくると追いかけ回していたり、また執拗に前足などの同じ箇所を舐め続けたり、毛をむしってしまうなどの様子が見られる場合要注、ストレスが生じている証拠ともいえるため要注意です。

 

「食欲の変化」

うつ病にかかると多くのケースで食欲の変化が起こります。

ほとんどの場合、食欲がなくなり、体重が減少します。

大好きなおやつまであまり食べないようであれば、かなり深刻といえます。

また中には、反対に過食に走ってしまうパターンもあると知っておきましょう。

 

「無反応になり遊ばなくなる」

愛犬が無反応になり、以前のように遊ばなくなるのもうつ病の特徴の一つです。

ワンちゃんは、大好きな飼い主さんとであれば、嬉しそうに夢中になって一緒に遊ぶものです。

以前は喜んで遊んだボール遊びなどにも興味を示さない状態は、明らかに異常といえます。

また犬が大好きと言えば散歩です。

ことらも、老犬となり足腰が弱ったなどの理由もなく、嫌がるようになればかなりヤバイです。

うつ病のリスクがかなり高まっていると認識してください。

 

「トイレの失敗」

うつ病にかかった犬はよくトイレを失敗することが増え、粗相をする頻度が高まるといわれています。

これは愛犬からの不満の訴えの証拠ともいえそうです。

この際注意すべきなのが、愛犬が粗相した場合のあなたの対応です。

今まで問題なくトイレが出来ていた愛犬が、失敗をしだすには、それ相応の理由があるものです。

そのため、その原因に気づかずに安易に愛犬を叱ってしまうのはNGです。

余計にストレスを与えてしまい、病状を悪化させてしまうことになるため注意してください。

 

「手足を舐め続ける」

うつ病などのストレスサインには、愛犬がやたらと手足を舐め続ける行為があります。

もともとワンちゃんは、グルーミングのためなどに、よく舐めたり噛んだりしますが、必要に繰り返して長時間舐め続けている場合は、要注意です。

皮膚が炎症を起こしたりしてしまう程舐めていれば、これはもはや普通ではありません。

間違いなくストレスを抱えているための行動だといえます。

この他にも、やたらと無駄鳴きしたり、遠吠えを続けたりしているようなケースでは、ストレスを感じているといえます。

 

「破壊的行動」

愛犬が靴や家具などを噛んだりする破壊的行動が増える時も要注意です。

このような破壊行動は、運動不足が原因で起こることが多いとされていますが、うつが原因となっている場合もあります。

他のうつ病で起こる症状も確認しながら、注意していく必要があります。