愛犬が心臓病と診断された後どれくらい生きられる?余命を伸ばす方法

2020年2月25日

 

愛犬が心臓病と診断された場合、今の医学ではまず治ることはありません。

そうなれば、飼い主さんが真っ先に気になるのが、愛犬が後どの程度生きていられるかという余命です。

正直獣医師も、なかなかはっきりとは口にしてくれないとものです。

当然ですが、症状や進行度で余命は違ってくるのです。

そして飼い主さんが考えることが、少しでも愛犬の余命を延命したいという願いと、残り少ない貴重な愛犬との残された時間を、どのように過ぎし意義なものとしていくかということです。

今回は、愛犬が心臓病と診断された後の余命の長さと、その伸ばし方を紹介します。

 

愛犬が心臓病と診断された後の余命の長さ

 

愛犬の残された余命を知っておくことは、愛犬と一緒に過ごせる貴重な残された時間を、悔いの無い濃い実りある生活とするために大切です。

当然愛犬の心臓病が発見された状態によって、その後の余命に差が生じてきます。

細かく言えば、病気の進行度に加えて、その子の年齢や体力、抵抗力、また他の病気との兼ね合いなど、いろんな要因によって余命は道引き出されるため、はっきりとは分からないものです。

しかし、その心臓病の進行具合により、ある程度大まかには愛犬の余命の目安を見ることができます。

そこで症状別に、初期症状・中期症状・末期症状の3つに分類して、ある程度の余命の長さと、ポイントとなる症状を紹介します。

 

1.初期症状のケースの余命

初期症状とは、まだ見た目での問題症状はまったく出ておらず、日常生活にはまったく変化が生じていない状態を刺します。

ただし、心音に雑音が入り器質的異常はあるが、心臓エコー検査、レントゲン検査で心拡大がない場合。

また、もう少しだけ進行し、心臓エコー検査、レントゲン検査で心臓(心臓の左側)の肥大がみられるようになるが、まだ目だった症状はない。

このような状態が、心臓病の初期症状といえます。

初期症状であれば多くの場合、余命は3年以上あるといえます。

薬による投与治療を行い、愛犬を興奮させすぎたりせず、また無理させない運動量の調整や体重管理を行い、心臓に負担をかける肥満に注意を払うなど、頑張って飼い主さんが看病してあげることで、進行をかなり緩やかにしてあげることが可能となります。

そうなれば余命ももっと長くなるでしょうし、実際に心臓病が発見されてから、10年近くも生きたワンちゃんもいるそうです。

心臓病は、老犬になってから発症するケースが多いため、7歳以上になってから発見され、その後、3年~5年くらいは闘病生活をしながらも頑張って生きてくれれば、小型犬の場合の平均寿命が13歳~15歳程度のため、ほぼ平均年齢近くまで生きることができます。

 

2.中期症状のケースの余命

中期症状とは、疲れやすくなり、夜中から明け方に咳がでるなどの心不全による症状があります。

また、「肺水腫」や「腹水」が生じてきます。

肺水腫が出始めると、残念ながら余命はぐっと短くなり、1年から半年程度といえます。

肺水腫になると以下の通りかなり辛い症状が起こってしまいます。

・咳がひどくなる

・食事量がグッと減る

・疲れやすくなり、体を動かせない

・起きているのも辛そうである

 

肺水腫などが出てしまっている中期症状の場合、もはや余命を考えるよりも、現在の愛犬の辛い症状を少しでも緩和されてあげることを主眼とした治療となっていきます。

 

3.末期症状のケースの余命

末期症状となると、呼吸困難などの発作も出てチアノーゼになったり、時には失神してしまうことすらあります。

こうなると、余命はもう1~2ヶ月程度といえます。

この時期は、いつ症状が急変して、きつい発作が出てそのまま静かに息を引き取ってしまうことになるか分かりません。

時間が許す限り少しでも愛犬の側に一緒に寄り添ってあげ、最後の貴重な時間を悔いの残らないように、優しく声をかけてあげたり、体を優しくなでてあげるなどして過ごしてあげてください。

愛犬があまり反応しないように見えるケースでも、ちゃんと愛犬にはその心が届いており、飼い主さんがそばにいてくれることで、安心して過ごせているのです。

愛犬が心臓病になった時に余命を伸ばすポイント

 

愛犬が心臓病と診断されてしまえば、飼い主さんは不安が生じ、もうすぐにでも亡くなってしまうように感じがちですが、実際には犬の平均寿命よりも長生きするケースだってあります。

日頃の生活パターン見直し、しっかり看病してあげることで、余命は長くすることが可能だと認識してください。

 

「少しでも早く心臓病に気づいてあげる」

シニア期に突入すれば、心臓病にかかる可能性がグッと高まります。

正直なところ老犬になってくれば、心臓病に限らず、いろんな病気のリスクが高まってくるのが自然の摂理です。

このため、特にシニア期に入ったならば、定期的な健康診断が大切となります。

健康診断は、愛犬が健康なうちから実施し、少しでも早く病気の早期発見に努めることが大切となります。

心臓病も前述した通り、初期症状で発見できれば、早く薬の投与も行え、余命を伸ばしてあげることが可能となります。

このため、フィラリアや予防接種の時などに一緒に受けたり、また心音を聞いてもらうことならばその際でも簡単にできるので、お願いしてみましょう。

なかなか忙しくて、愛犬を動物病院へ連れていき、愛犬に健康診断を受けさせることを困難だと感じる人は多いといえます。

そのような飼い主さんにオススメなのが、犬の病気検査キットです。

何と手軽に使えて、この検査キットを使えば、病院に行かずに愛犬の健康管理がOKです。

 

「犬の病気検査キットピーチェック」

ピーチェック!

犬の病気検査キット「ピーチェック」を使えば、病院に行かずに愛犬の健康管理が可能となります。

ピーチェックでは、愛犬の尿を使った検査を行うことで、ワンちゃんの癌や尿石症などいろんな病気のリスクを判定できます。

「Pee Checkの使用手順」

Pee Checkの使用手順は、上記の通りとても簡単で、病院を通さないので手軽で、値段もお値打ちとなります。

 

「ピーチェック検査内容別コース一覧」

「ピーチェック!」では、検査内容によって以下の5つのコースを揃えています。

 

1.SACode:ストレス・ベーシックコース 定価:5,390円

検査内容:愛犬の体内の酸化ストレス状態を、尿中に含まれるアルデヒドという物質を調べることにより、ストレス状態の判定をします。

 

2.SB Code:ストレス・スタンダードコース 定価:8,580円

検査内容:酸化ストレス、腎機能、尿石症、メタボ等の状態を検査して総合評価します。個別コメント付き。

 

3.A Code:アセスミン・ベーシックコース 定価:8,800円

検査内容:がんや炎症の指標となるアセスミンというがんマーカーを検査します。

 

4.B Code:アセスミン・スタンダードコース 定価:13,200円

検査内容:がんや炎症、腎機能、尿石症、メタボ等を総合評価します。個別コメント付き。

 

5.C Code:アセスミン・アルファコース 定価:16,280円

検査内容:がんや炎症、酸化ストレス、腎機能、尿石症、メタボ等を総合評価します。個別コメント付き。

 

上記5つのコースから、あなたが愛犬に検査をしたい内容を選び、公式サイトから申し込むことができます。

 

調べて安心「ピーチェック!」で愛犬の病気を早期発見

 

なお、犬の病気検査キット「ピーチェック」について、もっと詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

犬の病気検査キットピーチェック!病院に行かずに健康管理がOK

 

 

愛犬にドキドキさせない

 

心臓病対策として大事なことは、愛犬にドキドキさせずに穏やかな生活を送らせることです。

あなたも激しい運動をしたり、刺激を受けてビックリした際などに、心臓がドキドキしてしまった経験があるはずです。

心臓がドキドキと脈打てば、心臓が激しく動き、負担をかけることとなってしまいます。

心臓病はある面安静第一とも言われ、決して心臓を働き過ぎないようにすることが大切となります。

このため、愛犬がドキドキするような刺激は避け、穏やかに暮らすことで少しでも余命を長くしてあげることができます。

 

「肥満に注意」

太り過ぎは、ストレートに心臓に負担をかける最大要因の一つとなります。

このため、愛犬の肥満に注意が必要となります。

心臓病であれば、運動で体重を減らすことができないため、食事による体重管理となります。

このため、ドッグフード選びが重要となります。

現代は犬の体重管理に適したダイエットフードが、いくらでも販売されています。

次の記事を参考にして、有効なダイエットフードを選んでみましょう。

肥満犬にオススメなダイエットドッグフードランキング!正しい選び方

 

「心臓病以外の病気にも注意」

心臓病が進行してくると、他の病気を誘発して発症してしまうことが多くなります。

そのため、意外に最後の死因は心臓病以外であるケースもよくあります。

このため、心臓病以外の他の病気を併発しないように注意することが大切です。

例えば、腎臓や肝臓の機能が低下することで、心臓病の治療で使う薬の選択支が狭まってしまうような弊害も生じてしまいます。

こうなればその結果、愛犬の余命が短くなってしまうことに繋がってしまうわけです。

 

愛犬との残り少ない余命を大切にしてあげよう

 

愛犬の心臓病が発覚して、余命があと1年とか、3年とか言われるかも知れません。

この事実を突き付けられてしまえば、多くの飼い主さんは、目の前が真っ暗になり、

途方に暮れてしまうことも多いことでしょう。

しかし辛くても、是非前向きに考えてあげて欲しいと思います。

1年といわれても、もっとずっと長生きしてくれる場合だってあります。

また、今まで愛犬をなかなか構ってあげられなかった飼い主さんも多いはずです。

残りの余命が短いという事実から、愛犬とのコミュニケーション頻度を上げ、今までよりもずっと濃い有意義な触れ合いを持つことができるケースだってあります。

このように、残り少ない愛犬の余命を大切に考え、密度の濃い時間に変えてあげることがとても大切となります。

余命の残り3年で、もしかしたら、今のペースで愛犬と触れ合うより、もっと長い時間有意義に愛犬と過ごすことが可能になるかもしれません。

このため、悔いが無いように愛犬との一日一日、さらにはその瞬間の触れ合いを大事にしていってもらいたいと思います。

そうすればきっと、悔いが残らない充実した時間を愛犬と過ごすことが可能となり、楽しい思い出がたくさん残るはずです。

愛犬もきっとあなたに飼ってもらって、最高に幸せだったと感じているはずです。

犬の寿命は人間より遥かに短いため、どうしても悲しい別れがやってきてしまいます。

しかし飼い主さんと愛犬が、一期一会の出会いをして、最高の幸せな時間を共有し、たくさんの楽しい思い出を作りあげた事実は消えません。

決して後悔を残さないためにも、愛犬との残り少ない余命を大切にしてあげましょう。