チワワたち犬の死亡率が高い事故と若死にする問題行動の原因
今回は犬たちの死亡率が高い注意すべき事故の紹介と、3歳未満で早死にするケースでの問題行動の原因について解説します。
特にショッキングなのが、攻撃性が激しい、脱走をする、ケンカをする、過度の興奮を起こす、吠えグセや噛みグセがあるなどの、各種の問題行動をよく起こす犬は、お利巧な犬に比べて若い年齢で早死にする可能性が高いということです。
犬の死亡率が高い事故
「交通事故」
犬の死亡率が高い事故として一番注意が必要なのが交通事故です。
車と衝突してしまえば命取りとなるのは当然ですね。
通常のケースであれば、犬は散歩時にはリードをつけているため、飼い主が安全を守っていればまず事故にあうことはありません。
しかし、実際に愛犬を毎日散歩させている飼い主であれば思い当たるはずですが、思った以上に首輪やリードが外れてしまうということは珍しいことではありません。
当然、散歩の途中で何度か愛犬が逃げてしまったなどという、苦い経験があるはずです。
さらに、脱走癖のあるワンちゃんも要注意です。
また公園などでは、結構リードを外して愛犬を自由に遊ばせている飼い主さんが多いようです。
このため油断すると、愛犬が公園から脱走してしまうことも少なくありません。
犬だけが一人歩きしてしまえば、車道に飛び出したり、駐車場をうろつくなどという事態が生じ、悲しい事故も起きてしまいます。
意外に多いのが自宅で愛犬をひいてしまう事故です。
庭で遊ばせていたり、他の家族が不用意に玄関ドアを開けたことで愛犬が飛び出し、偶然家から車で出かけようとした際に事故ってしまうことが多くあります。
犬は体が小さく目立たないので、なかなか気づくことが困難なのです。
交通事故を防止するためには、万一愛犬のリードが外れたり脱走した時に、呼び戻しや、伏せて動かない命令を守るしつけを行っておくことです。
これらのしつけができていれば、愛犬を事故から守れる可能性が高まるため、これらの基本のしつけはとても重要となります。
「落下事故」
二階のベランダなどからの愛犬の落下事故も要注意です。
うっかりしていると、犬の体は小さいために、少しの隙間でもカラダが通ってしまい、落下事故に繋がるケースがあります。
二階の高さから落ちれば、十分命取りとなってしまうため、うっかりベランダなどに出さないように注意しましょう。
また犬は、階段を下りるのが特に苦手です。
落下事故に繋がらないように無暗に階段に近づけないことも大切です。
「ペットゲート」
階段にペットゲートをおいて、ワンちゃんに階段を使わせないようにしましょう。
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「滑り止めマットを置く」
個人的には愛犬には階段を使わせないのがおすすめですが、どうしても階段を使う機会が生じてしまうのであれば、階段のすべての段に滑り止めのマットを貼ってあげましょう。
これでかなり滑って転落というリスクを軽減できます。
また、階段の始めと終わりには愛犬の勢いがついていることも多いため、長めに滑り止めを貼ったり、一番下には衝撃をやわらげるために絨毯などを敷いてあげるのもおすすめです。
また滑り止め防止のためには、愛犬自身の脚の裏の毛をこまめにカットしてあげるのも大切だと認識しておきましょう。
「滑り止め階段マット」
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おくだけ吸着してくっついてズレません。
汚れれば丸洗いできます。
「熱中症」
犬は人間のように汗をかいて体温調整が上手くできないために、特に熱中症には要注意です。
この10年程で急激に夏場の気温が異常に上がり、人間もそうですが犬も同様に熱中症による死亡事故が急増しています。
夏場の散歩には十分注意を払い、時間帯を工夫し、日陰での休憩をとり、吸水させる必要があります。
また閉めきった室内で、クーラーもつけずに留守番させるのも要注意です。
熱中症は、室内でも発生することを認識しておきましょう。
実は最も注意して欲しいのが、車内での熱中症です。
最近は愛犬と一緒に車で出かける機会も増えてきました。
といっても、買い物をする際には、なかなか犬と一緒に店内の入れないため、短時間ならば大丈夫だろうと、車内で留守番をさせて熱中症にかかってしまう例が非常に多いのです。
気温が30℃を超える真夏日であれば、わずか10分で室内温度は40℃に達するとされています。
なお、ワンちゃんが、気温が29℃、湿度90%の車内に閉じ込められたケースでは、平均48分で半数が死に至るとされる報告もされているほどなのです。
「誤飲・誤食」
誤飲・誤食による事故はよく起こります。
犬には食べると中毒を起こし、最悪死に至るような危険な食べてはダメな食べ物があります。
あなたはちゃんと危険な食べ物を把握していますか?
危険な食べ物を把握したい飼い主さんは、次の記事を参照してみましょう。
犬は散歩の途中ですぐ拾い食いしたり、ゴミ箱を漁るのが得意技です。
また特にパピー期は好奇心の塊のため、何でも口に入れてしまうものです。
このため、愛犬の誤飲・誤食トラブルが後を絶ちません。
ネギ類である玉ねぎがヤバイ中毒を起こす食べ物だと最近では常識になっています。
そこであなたの家庭の玉ねぎの保存状態を確認してみましょう。
そのような危険な食べ物であるにかかわわず、意外に平気で愛犬の手が届く状態で、常温保存している家庭が実際には多いものです。
また、食べ物に限らず、爪楊枝や割りばし、焼き鳥の串などのようなものでも食道や胃に刺さってしまったりして要注意です。
動物病院にも危険なものを愛犬が誤飲・誤食してしまい、運ばれて来るケースが多いのです。
一歩間違えれば、可愛い愛犬が死亡してしまう事故に誤飲・誤食は繋がると認識しておきましょう。
問題行動の犬が早死にする原因
3歳未満の犬の死因の約3分の1が、問題行動を起こす犬だとする報告が上がっています。
何故なのか原因を調べていきましょう。
ちなみに次のような犬が、問題行動を起こし死亡率が高いそうです。
・オス犬とメス犬を比較した場合、オス犬の方が1.4倍程度死亡率が高い
・体重10kg未満の小型犬の方が、大型犬(体重40kg以上)よりも2倍以上高い
・ミックス犬種の方が、純血種よりも2倍高い
また、問題行動による死亡率が高い犬種は次の通りだそうです。
・コッカースパニエル
・ウエストハイランドホワイトテリア
・スタフォードシャーブルテリア
・ジャックラッセルテリア
「問題行動の背景」
いろんな問題行動を起こす犬がいますが、原因は性格や環境だけではなく、体調面が影響していることも多くあります。
例えば好き嫌いが激しく偏食な犬の場合、胃腸が弱い、食欲がないのは何か病気が関係している可能性があります。
同様に、何度も室内でトイレを失敗するケースでは、単に物覚えが悪いだけではなく、泌尿器系の病気が関係しているかも知れません。
このように愛犬の問題行動の陰には、病気などの影響が潜んでいる可能性もあるわけです。
ここで飼い主が愛犬の何らかの異常に気づき、動物病院へ連れて行き、受診させてあげるかどうかが大きな分かれ目となります。
つまり、問題行動を起こす犬が早死にしやすいのは、体に異常を抱えており、それが原因で問題行動が生じているケースが思った以上に多いからなのです。
このため、頭からバカ犬だ、物覚えが悪いなどと決めつけずに、冷静に様子を確認し、体調不良が生じているのが要因になっているかもしれないと考えてみることが大切となります。
3歳未満で死亡した犬のうち、問題行動を起こす犬が1/3程度もいたという事実に目を向け、あなたの愛犬があまりにも望ましくない行動を繰り返すケースでは、多角的に原因究明を図り、時には獣医師に相談することで愛犬の命を救ってあげることが可能かも知れないと、是非知っておいてください。
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