チワワたち犬が盛んに肉球を舐めていれば趾間炎(指間炎)に要注意!

 

愛犬が盛んに肉球を舐めているケースでは、ちょっと注意が必要です。

そんな時には一度愛犬の肉球の指の間をチェックしてみましょう。

その部分の毛が赤茶色くなっていたり、腫れたりしていれば、趾間炎(指間炎)の疑いがあります。

趾間炎になると痛痒い症状が出るためワンちゃんは、頻繁に患部を舐めたり噛んだりするのです。

そのように犬が自ら触ってしまうため、なかなか治りにくい皮膚炎であり、赤く腫れるにとどまらず、膿んでいたりすれば要注意です。

今回はあまり馴染みが無いかも知れませんが、趾間炎(指間炎)の原因や症状、治療法などについて紹介します。

趾間皮膚炎(しかんひふえん)とは

趾間皮膚炎という病気は、肉球や指と指の間の部分に起こる炎症です。

かかりやすい犬種は、長毛種であり、肉球の周辺当たりも毛が長くなるようなワンちゃんで、定期的なカット必要であり、これをさぼってしまうと要注意です。

また、短毛種であっても安心してはいけません。

皮膚が脂っぽくなるような体質の犬種は、細菌性皮膚炎になりやすく、そのため指間部の炎症を起こし趾間皮膚炎を招いてしまうことになります。

趾間皮膚炎になりやすい犬種は以下の通りなので、注意してあげましょう。

・ミニチュアダックスフンド
・ゴールデンレトリーバー
・パグ
・フレンチブルドッグ
・コッカースパニエル
・シーズー
・柴犬

犬の趾間皮膚炎(指間炎)の原因

趾間皮膚炎の主な原因は次の通りです。

主な原因
・外傷によるケガ

・皮膚炎

・爪の疾患の病気から

・ストレスが原因

・汚れから

・シャンプーの洗い残し

・感染症からの発症

・アレルギー

・やけど

散歩時は特に注意が必要となります。

ガラスの破片や尖った小石などを踏むことによるケガや、夏場の猛暑によるアスファルトやマンホールの蓋が熱を帯びているための肉球の火傷に注意しましょう。

このような外傷を避けるためにも、散歩する時間帯や気候、気温などは十分注意を払ってください。

シャンプーの洗い残しや強いストレスが原因となるケースもあります。

アレルギー性皮膚炎やノミやダニなどの寄生虫、細菌、真菌などの感染症からの「細菌の増殖」も要注意です。

このような原因から、愛犬が肉球や爪などに不快感や違和感を感じてしまうと、頻繁にその箇所を噛んだり舐めてしまい、このため症状が悪化しやすくなってしまいます。

また、肉球は犬が唯一汗をかく箇所であるため、油断して放置すれば細菌が繁殖しやすく、炎症をすぐに起こしてしまう場所でもあるのです。

犬の趾間皮膚炎(指間炎)の症状

趾間皮膚炎の主な症状は次の通りです。

主な症状
・発赤して赤く腫れあがる

・疼痛が伴う

・悪化させれば膿が出てくる

・違和感があるため、盛んに舐めたり噛んだりする

・ぷっくりと膨れ腫張した状態になる

・長く続くとストレスになる

・脱毛になる

・細菌が繁殖し、皮膚炎が足全体に広がる 愛犬が盛んに指を気にして舐めている場合は注意を払って確認してください。 酷いケースでは、出血したり膿が出ていることもあります。

趾間皮膚炎(指間炎)の予防法

「肉球と指の間の毛を短くする」

肉球や指の間の毛は、定期的カットして常に短く保ちましょう。

トリミングの際にもカットしてくれますが、その間隔ではすぐ毛が伸びてしまう為間に合いません。

毛が伸びてしまうと、肉球が滑りケガの元ですし、清潔に保てず細菌が繁殖しやすくなることで、細菌が繁殖して感染する可能性が高まります。

このために、定期的にカットする習慣を身につけておくことが、趾間皮膚炎の予防として役立ちます。

手軽にカットするためには、一つ犬用のバリカンを準備しておくことがオススメです。

たくさんの種類が出ているので、大手通販のAmazonや楽天市場から購入するのが簡単で便利です。



「こまめに状態をチェック」

うっかりしていると、気づかないうちに肉球が傷ついていたり、爪が折れていることなどもあります。

このようなリスクを避けるために必ず行って欲しいことが、毎日一度の肉球や指の間のチェックです。

ただ異常がないかチェックするだけなので、正味1分もかからずに完了します。

必ず毎日点検する習慣を身につけてください。

これは思わぬ効果もあります。

それは、ワンちゃんは結構足先を触られることが苦手で嫌がるものです。

毎日続けて足先を触ってチェックすることで、愛犬が足を触られることに慣れて、抵抗感が無くなれば、いざという時の治療をワンちゃんが嫌がらずに行うことができるようになりますよ。

「常に清潔に保つ」

清潔に保ってあげることが、趾間皮膚炎予防のナンバーワンの対策となります。

散歩の後は、必ず丁寧に足を拭くことを習慣としてください。

なお、毎回シャンプーなどして足を洗うのは返って逆効果でNGだと知っておきましょう。

脂分が無くなり皮膚バリアの効果が無くなってしまい、ガサガサの皮膚になって細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

ここで足のケアにオススメの化粧品を紹介します。

完全無添加のワンちゃん用化粧水【AVANCE(アヴァンス)】



「AVANCE(アヴァンス)」の特徴は、天然の温泉成分をもとにつくられた、ペット専用化粧水であることです。

高い抗炎症作用とアンチエイジング効果を併せ持ち、さまざまな肌ストレスに有効となります。

涙やけのケアにも最高ですが、その他にも皮膚炎・目やにや耳のケア・脚や肉球の炎症・毛並みへの効果なんて具合に用途が豊富ですごく使いやすく重宝です。

もちろん今回紹介している趾間皮膚炎予防のケアにも持ってこいです。

是非一つ手元に置いておけば、オールマイティにお肌のケアに使えるありがたいペット用化粧水です。

趾間皮膚炎(指間炎)の治療法

趾間皮膚炎になった場合、まずは動物病院に連れて行って獣医師の診察を受けることです。

「検査」

細菌感染の疑いがあれば、検査を行うことで細菌を特定することが必要になります。

細菌感染であれば、指間部のみではなく、他の体の箇所にも感染が起こっている可能性が高まります。

例えば、マラセチア皮膚炎が発症し、その結果として指間部に炎症が起きているのかもし知れません。

このように検査が必要となるケースもあるため、必ず安易に考えずに動物病院に連れて行くことがまずは肝心と認識しておきましょう。

「主な治療法」
・薬物治療を行う

・基礎疾患の治療

・薬浴を行う

・舐めさせない対処

・外科手術

「薬物治療」

多くのケースでは、ステロイド軟膏が処方されて、炎症部分に塗ることで治療することとなります。

人間でもお馴染みの「リンデロン」や「ビクタス」といった一般的なステロイド剤がよく処方され、これらのステロイド剤はワンちゃんにもとても有効です。

通常であれば、複数の薬物投与による治療となります。

炎症の原因が細菌性の場合であれば、抗真菌剤や抗炎症剤などが一般的な薬となります。

内服薬を併用するケースでは、痒みがともなったり、重度の場合が考えられます。

「薬浴」

感染症などの治療の場合、薬浴も有効です。

1~2日に1度程度の頻度で、薬剤の入ったシャンプーで全身を殺菌して薬浴します。

薬の成分を浸透させるために、10分程度時間をおいた後に洗い流すようにします。

その後ドライヤーで乾かし、完全に乾いた後に患部に薬を塗って治療を行います。

この際、特に注意すべきことが、ムラ状態の半乾きとならないように注意することです。

しかし、ドライヤーできっちり乾かすことは以外に困難で、苦手と感じている飼い主さんも多いようです。

そこでここでも役立つ便利な救世主を紹介します。

ペットを乾かすストレス解消!【ペットドライルーム】




価格:19,800円(税1,467円)

製品サイズ:720(W)×470(D)×480(H)mm

小型犬ならば、2匹同時にも乾かせてしまう大きさがあります。

ドライヤーでワンちゃんを完全に乾かすのは時間も手間もかかり、それでいて半乾の箇所が残っていたりするものです。

ところがそんな悩みも「ペットドライルーム」を使用すれば全て解決できてしまいます。

ペットドライルームの3つの特徴ポイントは、「楽チン」・「早い」・「静か」であり、ペットドライルームに入れてあげるだけの手間いらずで、長毛で25分、短毛ならば15分でムラなく乾かすことができてしまいます。

「ペットドライルーム」について詳しく知りたい方は次の記事を参照してみましょう。

ペットドライルームの快適空間でお風呂上がりのチワワたち犬を乾かす

「外科手術」

症状が進み重篤化した場合、壊死した皮膚を取り除き、それ以上皮膚が壊死するのを防ぐために外科手術を行います。

悪化させていなければ通常の場合、薬物治療や薬浴での治療でOKです。

このため、悪化させないための処置が重要となります。

軟膏を塗っても効果が上がらないケースは、犬が舐めてしまうことが多いからです。

このような場合は、エリザベスカラーをつける。

または、足先を靴下や包帯などでガードするなどの処置が必要となります。

趾間皮膚炎は、何度も再発しやすい病気のため、繰り返して悪化させないように、きちんと対応することが大切です。