チワワが老犬になった時の介護のノウハウ!トイレの介護方法

 

犬は人間より歳を取るスピードが早いため、あっという間にシニア期に突入して弱り始め、老犬の介護がすぐに必要となり出します。

最近はワンちゃんも高齢化が進み、老犬の介護で悩む飼い主さんが増加しています。

老犬の介護は予想以上に大変であり、介護方法をしっかり理解しておく必要があります。

今回は、愛犬の老後の介護として、トイレの問題に関わる介護方法を取り上げて紹介します。

心の準備を整えよう

本来であれば飼い主さんは、ワンちゃんを飼う時点で前もって、寿命が短い愛犬の老後を看取る必要があることを覚悟すべきです。

しかし愛犬を飼う時点では、可愛らしさや楽しみばかりが心に浮かび、そのような気持ちは生まれないのが誰しも本音でしょう。

最近は愛犬の高齢化に伴い、老犬の面倒を診る期間も長くなっているし、認知症などを起こすケースも高まっており、特に初めて老犬の介護をする飼い主さんは、勝手が分からず戸惑いも多く、体力的にも精神的にも負担を感じることが多いようです。

そのため、老犬の介護の仕方の知識や情報を知っておくことが、とても大切となります。

的確な対応方法が前もって分かっているだけで随分気持ちも楽になり、前向きに老犬との時間を過ごすことが可能となります。

ワンちゃんは大切な家族の一員のため、心から面倒をみなさん見てあげたいはずです。

適切な介護方法を知って愛犬の介護を行うことで、お互いが明るく過ごすことが可能となれば、辛いはずの老犬の介護もかけがえのない貴重な体験を得る時間に変えることができます。

老犬の介護でのトイレ(排泄)の問題

老犬になると排泄が今までのように上手くできなくなりだし失敗も多くなるため、飼い主さんの介護が必要になります。

最初のうちは飼い主さんも勝手が分からず、床を汚したり、自分の服が汚れてしまうこともあります。

このため、汚れても簡単に洗濯出来るような服で介護するのがおすすめです。

だんだん愛犬の粗相が目立ってくるはずですが、そうなってくれば、トイレを多めに設置するとか、フローリングにマットを敷いたり、床に滑りにくいワックスを塗るなどして歩きやすくしてあげたり、トイレの周りに防水シーツを敷くなどの対策を立てる必要が生じてきます。

なお、床に敷くマットは、老犬がマットの上で排泄してしまう可能性も高まるため、洗濯ができる素材のものがおすすめです。

老犬になると、脚力の低下などの原因により、トイレの失敗が増えだします。

しかしこればかりは、加齢に伴う高齢化現象であり、避けようがない自然の摂理です。

したがって今まで上手くトイレが出来ていた愛犬が、トイレの失敗を犯すようになり出したケースでは、叱ったりせずに広い気持ちで飼い主さんは、老犬を優しく受け入れてあげましょう。

代表的な老犬介護のトイレに関した排泄の問題は次の6つです。

排泄の問題
1. 決まったトイレの箇所で、排泄ができなくなりだす

2. 排泄の時にお尻を汚してしまう

3. 愛犬が自力で排泄ができなくなる

4. 室内でトイレをしたがらないため失敗が増える

5. 下痢&便秘になる

6. 血便が出る

老犬のトイレの介護

1.決まったトイレの箇所で、排泄ができなくなりだす

老犬になり足腰が弱ってくると、トイレの箇所までたどり着く前に粗相してしまうことが増えてきます。

対策1:マットを敷く&ワックスを固定させる

フローリングは滑りやすいため、愛犬が老犬になって脚力が落ちてくると歩きづらくなります。
このため、洗える素材や、失敗してもすぐ拭き取れる防水加工のクッション性にも優れた滑り防止のマットを敷いたり、滑りづらいコーティング剤を床に塗ったりしてあげるのが有効です。

「サンコー おくだけタイルマット」

サンコー ズレない バリアフリー タイル カーペット マット
30×30cm 8枚 グリーン おくだけ吸着
価格:3,480円


床に置くだけで簡単に吸着し、ズレないマットのため、愛犬の滑り防止に効果を発揮します。

「わんわんスベラン LS大型犬用 お手軽セット」


わんわんスベラン LS大型犬用 お手軽セット(500ml・トレイ・コテバケ付き)
価格:10,197円


フローリングなどに塗るだけで愛犬の滑り止め効果を発揮します。

対策2:トイレの場所を増やす

老犬になると、トイレの箇所に行くまでに間に合わずに粗相してしまうケースが増えます。そのために、部屋の何ヶ所かに犬用トイレシートを敷き、トイレの場所を増やしてあげましょう。

「ユニ・チャーム デオシート」

デオシート しっかり超吸収 無香消臭タイプ レギュラー112枚入



ユニ・チャームの「デオシート」は、吸収剤に吸水紙と高分子吸水材、綿状パルプを採用した、オリジナルの「高速吸収ポリマー」が採用されており、非常に高い吸水力が特徴でウリです。

なお、犬用のトイレシートの選び方は、サイズ・吸水性・消臭性・耐久性などに注意すべきです。

詳しい情報が知りたい飼い主さんは、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「チワワもお世話になる犬用トイレシートのおすすめランキングと選び方」

対策3:オムツの利用

老犬がトイレの失敗をしてしまうのは、ある程度仕方がないことです。

そのため、オムツの利用もひとつの選択肢であり、有効な対策となります。

老犬がトイレを失敗してしまうケースでは、周りを汚すだけでなく、愛犬自体だって排泄物まみれになることも多く、飼い主のみならずワンちゃん自身にもストレスが生じてしまいます。

したがってオムツの使用はとても有効な対策となります。

「ユニ・チャームペット ペット用紙オムツ」


ペット用紙オムツ 小型犬 30枚
2,058円(税込)



30枚入りの使い捨ての紙おむつで、約12時間分の尿を吸収することが可能です。

「ペティオ ずっとね 老犬介護用 おむつパンツ」


老犬介護用 おむつパンツK L×6個
価格:13,412円


老犬のお漏らし対策として使用するおむつパンツで、おむつパッドと一緒に利用します。
サスペンダの使用によって、ズレを防止できます。

対策4:防水シートの使用

老犬になれば、排泄が上手くできないためにトイレの周りを汚してしまいます。
そのため、防水シートを敷いてあげることで、じゅうたんやフローリングなどが直接濡れたり、汚れたりするのを防ぐことが出来て、とてもおすすめの対策となります。

「オリジナル ラリシー防水シーツ」

防水シーツ オリジナル ラリシー Lサイズ
価格:9,180円 (税込)


表はコットン100%のキルティング素材で水分を吸収する防水シートです。
裏は防水ラミネートで水分を下に通しません。

「ピップヘルス 防水シーツ 吸収・速乾タイプ」


防水シーツ 吸収・速乾タイプ 90×150cm
価格:3,396円


トイレの周りに敷くことで、じゅうたんやフローリングなどが直接ぬれたり、汚れたりするのを防ぎます。
何度も洗濯して繰り返し使用可能なため、経済的です。

対策5:老犬介護用品(ハーネス)を使用する

老犬の足腰が弱り、上手く歩けなくなってきた際には、飼い主さんがトイレの場所まで連れていくなどサポートが必要となります。

このようなケースでは、歩行の補助となる市販のハーネスを使用するのもおすすめです。

ハーネスは、介護が必要な老犬の散歩にも役立ちます。

なおハーネスは歩行補助用の道具であり、ハーネスを使って愛犬を持ち上げたりは絶対しないように注意しましょう。

後足用と前足用を紹介します。

「ヤマヒサ ペティオ 歩行補助ハーネス(後足用)」


老犬介護用 歩行補助ハーネス 後足用K M×6個
価格:12,486円


「ヤマヒサ ペティオ 歩行補助ハーネス(前足用)」


犬 歩行 介護用品(歩行補助 前足 ハーネス M)高齢犬・シニア・老犬・犬用
価格:2,700円


2.排泄の時にお尻を汚してしまう

老犬になってくると、排泄の時にお尻が汚れてしまうことが多くなります。

特に毛の長い犬の場合は、どうしても毛にウンチやオシッコが付いてしまいます。

このため、介護方法としては、肛門周りの毛をしっぽの付け根あたりまで短く刈ってあげることで、汚れにくいように対処してあげましょう。

毛を短く刈ることで、汚物が直接皮膚に付いてかぶれてしまうこともあるので、毛の長さを調整しながら、お尻の周りを常に清潔に保ってあげることが大切です。

皮膚が赤くただれたりしていないか毎回こまめにチェックしてあげましょう。

排泄後には必ずウェットティッシュなどのふき取りシートを使って、優しくふき取ってあげましょう。

汚れがひどいケースでは、シャワーを使って洗ってあげるのがおすすめです。

犬用ふき取りシート

「JOYPET(ジョイペット) ウェットティッシュ」

JOYPET(ジョイペット) ウェットティッシュ 手足・お尻用 3個パック
価格:470円


270枚入りで安いので、どんどん使って綺麗に拭いてあげましょう。

3.愛犬が自力で排泄ができなくなる

老犬の筋力が落ちて、自分で排泄ができなくなってしまったケースでは、トイレの時に飼い主が体を支えてあげる必要が生じます。

この際、老犬のお腹をマッサージしたり、抑えて圧迫することで、排泄を促してあげます。

このような補助を行ってあげることで、愛犬の負担減少に役立ちます。

無暗に行ってしまうと、効果も生じにくく、適した方法は犬種によっても異なるため、獣医師の指導を仰ぎながら、適切な圧迫方法を身につける必要があります。

最初は愛犬が嫌がるケースも多いため、無理強いはせず根気よく付き合ってあげましょう。

4.室内でトイレをしたがらないため失敗が増える

散歩の時に排泄を行うワンちゃんがとても多いです。

このような癖をつけてしまっていると、老犬になってから室内でトイレ(排泄)をしたがらないため苦労することとなります。

本来、散歩は排泄目的で行うこと自体が間違っていることを、飼い主さんは認識する必要があります。

このため、室内犬であれば、かならず室内でトイレが行えるようにしつけておくことが大切です。

室内でトイレが行えるように愛犬をしつけておかないと、老犬になるとトイレが近くなり、 散歩の時間まで我慢ができないため、粗相をしてしまうこととなります。

この際、ペットシートでのトイレがしつけられていないと、あらゆる箇所で排泄されてしまうため、大変なこととなってしまいます。

このため、老犬となりこのような事態が生じる前に、必ず室内でトイレができるよう、普段からしつけておくことがおすすめです。

室内でトイレをさせるおすすめ方法を3つ紹介します。

1. 外でのトイレの際にペットシートを敷く

外でトイレをする習慣が身に付いてしまっているので、外で排泄する際にペットシートを敷き、そこにさせることで、ペットシート上でトイレをすることに慣れさせていきます。

2. 排泄する場所の草や土を利用する

ワンちゃんは、結構いつもトイレを行うお気に入りの場所があるものです。
そこでその場所の草や土を少し取ってきてください。
そしてペットシートの上に置いてみてください。

3. ペットシートにオシッコの匂いを付ける

オシッコの匂いが付いていることで、ワンちゃんはその箇所で排泄しやすくなります。
そのため、ペットシートに愛犬のオシッコの匂いを付けてみましょう。

5.下痢&便秘になる

老犬になるとお腹も弱くなり、下痢や便秘の回数も増えてきます。

下痢や便秘になる一番の原因はご飯です。

このため、シニア期に突入すれば、フードの切り替えを考慮する必要があります。

老犬用のフードを選び、下痢や便秘になることが多い場合は、水分を多めに取らせることが大切です。

また、おなかをマッサージしてあげるのも有効です。

なお、愛犬の下痢や便秘がなかなか治らない場合は、早めに獣医師の診断を受けさせてください。

老犬用のフードとしておすすめしたいのが次の2つのフードです。

シニア犬も驚く美味しさ!ヘルシードッグフード『ピッコロ』 

 




ピッコロはシニア犬向けのドッグフードです。

シニア犬向けのドッグフードとしては、個人的には一番評価しています。

7歳以上のワンちゃん向けに作られた専用の高品質ドッグフードあり、ラインナップもシニア向けに徹底して考えられたこだわりが特徴といえます。

メリットといえる特徴を簡単に紹介します。

・高タンパクでチキン&サーモンが70%
・香りがよく美味しいから食いつきが最高。
・弱ったシニア犬の体の筋力をサポート。
・健康維持を目指した元気で活発な身体づくりをフォロー。
・体重管理がバッチリで太らない。
・ヘルシーで健康的な栄養バランスを確保。
・グルコサミン、コンドロイチン、MSMなどの関節をケア成分で弱った足腰をサポート。
・安全・安心確保の100%ナチュラル素材で、安心して高齢犬に与えることができるご飯。

詳しくピッコロについて知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「ピッコロドッグフードを徹底評価!口コミ&安全性」

【馬肉自然づくり】

 




馬肉自然づくりドッグフードは、馬肉を食材としたドッグフードです。
馬肉は鶏肉、豚肉、牛肉などに比べて栄養価が高いお肉のため、特に体力が落ちたワンちゃんや高齢犬におすすめしたいです。
あなたの愛犬がシニア期に突入したなら、メイン原材料に新鮮な馬肉を使用するドッグフードや、馬肉の生肉などを与えてあげるのがおすすめです。

馬肉自然づくりドッグフードに関して詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「老犬におすすめ!馬肉自然づくりドッグフードの魅力や成分と口コミ評価」

6.血便が出る

血便が出た際には注意が必要です。

心配をしなくてもよい場合もありますが、大きな病気の原因となる可能性があります。

食べ過ぎや、ストレス、変わったものを食べてたりしたのが原因で、消化不良を起こしたり、消化液の分泌が増えるなどして腸に負担がかかったケースでも血便が出る可能性があります。

このため、血便が出たからといってすぐ大騒ぎせずに、先ずは落ち着いて、1回だけの一過性の血便であったのか、何度も血便が出るのかを見極めてください。

腸の粘膜はわりと少しの刺激でも剥がれやすいため、ちょっとしたことで便の周りに血が付くケースがありえます。

このため1回のみであり、老犬に元気があり、食欲もある場合、さほど心配いらないので、しばらく様子をみても良いでしょう。

また、便秘が血便の原因の場合もあります。

便秘になると硬い便になるため、直腸や肛門を傷付けて出血して、血便となる場合があります。

その場合、ドライフードを水やお湯でふやけさせたり、缶詰やウェットタイプのフードを加えるなどして、少しでも多く水分がとれるよう工夫してあげましょう。

肛門嚢で炎症が起こって出血している可能性もあります。

この場合、ワンちゃんは盛んにお尻を舐めたり、お尻歩きを頻繁に行ったりすることがよくあるので、注意してあげましょう。

その他にある原因としては、異物を飲み込んだことで、異物が胃腸の壁を傷付けて出血することもあります。

この場合、異物が詰まり腸閉塞の原因になる場合があり要注意です。

何度も血便が出たり、大量の血が混じっている、また血便が出て元気がない、食欲がないというケースでは、必ず直ぐに獣医師の受診を受けてください。