チワワが餌を食べない原因と要注意な子犬期の対処法
チワワは体が小さい超小型犬で、小さい所が人気の犬種ですが、小さいだけにご飯を食べる量も少食で、食いつきが悪いのが問題点の一つとなります。
結構急にドッグフードを食べなくなったりというパターンがよく起こります。
このチワワを飼っているみなさん共通の悩みにスポットをあてて、原因と対処法を紹介します。
また、子犬期のチワワがご飯を食べてくれないと大変、数回食事を飛ばしただけでも、低血糖で危険を招いてしまいます。
併せて子犬期のチワワがご飯を食べないケースでの対処法も紹介します。
チワワがドッグフードを食べない理由
チワワはテレビCMに登場して、その愛くるしいつぶらな瞳で人気に拍車がかかり、常に人気の上位に位置するワンちゃんです。
このためチワワを飼っている飼い主さんも多いはずですが、もともと少食ですが必ずと言っていいほどある日突然ドッグフードを食べなくなるなどして、飼い主が頭を悩ませているものです。
これはチワワの特徴ですが、フードを食べない原因を見ていきましょう。
「ストレス」
人間だってストレスが生じれば食欲が落ちます。
これは、ワンちゃんだって同様なわけです。
あなたが思っている以上に犬は敏感にストレスを感じる動物です。
特に子犬時代は顕著なので注意すべきです。
環境の変化が生じたケースでは、適面に影響が現れます。
・引っ越した。
・飼い主さんが変わった。
・家族が増えた。
・新しくワンちゃんが加わった。
・動物病院を変えた。
上記のように目に見える大きな変化はもちろんのこと、日常生活でも、ちょっと留守番をさせてしまったとか、最近忙しくてなかなか構ってあげられないという程度のことでも、チワワは激しくストレスを感じ、食欲がなくなったりするので要注意です。
「夏バテ」
最近は空調設備が整い、室内では大分快適にチワワも暮らせるようになっていますが、人間のように汗を上手くかけない犬は、体温調整が苦手です。
そのため、夏場は夏バテが要注意。
散歩にチワワを連れだす時も、必ず日中は避けて涼しくなって日が沈んでから行くようにしてあげましょう。
また、暑さのせいの夏バテなどの体調不良から食欲不振になっているケースでは、チワワの様子をよく観察してあげることが大切です。
食欲不振だけでなく、元気までなく水さえあまり飲まない場合は、要注意です。
そのようなケースでは、フードをふやかしてニオイも良くして、食べやすくしてあげるのがおすすめです。
それでも。食べない状態が3日も続くようであれば、一度獣医師さんに診断してもらっておきましょう。
「生理が影響」
メスの子の場合、生理(ヒート)の前後に食欲が減るとよく言われます。
オスだってヒート中のメスに出会って興奮してしまうと、食欲が落ちるケースがあるみたいです。
人間だと失恋すれば食欲がなくなりますけどね。
まあ生理が原因での食欲減退は、時間が経過すれば元に戻るのでさほど心配はいりませんが、生理でもチワワの食欲が減少すると認識しておきましょう。
「間食が多い」
チワワが単純にフードを食べない理由として、マジでやばいのが原因が飼い主さんであるケースです。
本人が自覚していないケースが多いので困ってしまいます。
チワワの体重って何キロくらいですか?
多分3kg程度でしょう。
あなたが仮に60kgの体重だとすれば、20倍も重いわけです。
したがってあなたにとってほんの一口の量が、チワワにとってはその20倍に該当するのです。
そのため、チワワに何気なく与えるおやつが命取りになっている可能性があります。
つまり間食が多すぎ、お腹がふくれて空いていないです。
おやつの与え過ぎは、チワワの肥満にも繋がるので、本当に注意して自粛すべきです。
チワワが自分でおやつを食べることは、盗み食いでもしない限り不可能です。
したがって原因は必ずあなたにあると自覚してください。
またこれも胸に手を当てて考えてみてください。
飼い主さんが食べている人間のご飯を、ついチワワに与えてしまっていませんか、このような間食をさせてしまっても、チワワはお腹がふくれ、メインのフードを完食できずに残す原因となります。
また、人間の食事は味が濃く、カロリーも高いため、チワワの健康を害する原因や肥満の元になってしまいます。
「食事量が多い」
フードのパッケージを見れば給与量がきちんと明示されていますが、意外にしっかり確認せず、目分量で与えている人が多かったりします。
チワワたちワンちゃんは、本来の野生の習性に従ったケースでは、出された目の前のフードは全て食べられるだけ食べます。
これはチワワが野生のハント生活をおくるに際して、獲物はいつ獲れるか保証がないため、
食べられるだけ目いっぱい食べようとするためです。
したがって給与量が多すぎれば、自然とお腹がふくれてしまい、食べなくなっていきます。
「フードの原因」
フードは開封して空気に触れた瞬間から酸化が始まり劣化していきます。
このため、小分けして密閉容器に移すなどの対策や、直射日光が当たらない場所に保管するなどの保存方法が大切となります。
味も劣化しますが風味が特にすぐ飛んでしまいます。
チワワは臭覚が優れているためニオイに敏感であり、フードの風味が落ちただけで見事に食いつきが悪くなります。
また食欲がなくなる典型が、新しいフードに切り替えた時です。
食べ慣れた味から、初めての慣れない味に変われば違和感を感じることがあります。
このため、2週間程度の時間をかけて様子を見ながら、徐々に新しいフードにしていくべきです。
しかしみなさん急に切り替えてしまうケースが多く、それが原因んでチワワのせいにして食いつきが悪いと嘆いていることが多いと認識してください。
またチワワに人間食の味の濃い食べ物を与えてしまっていると、ドッグフードの薄味が物足りなく感じ、食べなくなっているケースもあります。
またあなたがおやつなどを手からいつも与えていると、手からしか食べないチワワがいますが、これはしつけの問題であり、単なる甘えのため、食べなければ与えない厳しい態度で接すればお
腹が減り、そのうちちゃんと食器から食べてくれます。
「餌を出したままにしている」
チワワがフードをなかなか食べない場合、あなたはどう対処していますか?
もしかして食べてくれるように、いつまでも餌を出したままにしているならば、その対応はNGものです。
チワワが餌を食べないときは、置いておくのは10分間とか時間を決めてさっさと下げてしまってください。
フードを食器に入れたままの状態で置いておくと、チワワはフードを今食べなくても後からいつでも自由に食べることができると思ってしまいます。
そのため、なかなか餌を食べない悪習が身に付いてしまいます。
また特に暑く湿気が多い時期などは、フードをそのまま出しておくと傷んでしまう元となります。
時間を決めてさっさと片付けるようにすれば、今食べなければなくなってしまうため、チワワはジブシブでも食べるようになっていきますよ。
子犬のチワワが餌を食べないケースの原因と対処法
成犬なら1日ぐらい絶食しても平気ですが、子犬のチワワが餌を食べないケースは、すぐ低血糖になってしまうため要注意です。
子犬が餌を食べない原因
「反抗期」
子犬のチワワがご飯を食べない原因も、ほぼ先ほど述べてきた理由が当てはまります。
子犬期で注意すべき理由は、反抗期が来ているケースです。
人間の子どもでも、思春期には親に反抗するものです。
実は子犬にも反抗期があります。
自分の存在を自慢したかったり、飼い主さんにもっと構って遊んでもらいたい、もっと美味しいものが食べたいなんて具合に、子犬なりに一生懸命アピールして主張して、フードを食べなくなったりします。
この子犬の反抗期の時期は、生後半年から1年の間に起こりやすいと知っておきましょう。
実はここで下手にチワワのゆうことを聞いて甘やかせてしまうのは厳禁、わがままな子に育ってしまい、しつけがしにくくなってしまいます。
飼い主さんはしっかり子犬をチェックして反抗期か見抜き、子犬の抗期の場合はゆうことを聞かずに放置するのが、1番効果があります。
子犬が餌を食べない時の対処法
「ドッグフードをお湯でふやかす(ステップバック)」
先ほども少し述べた方法ですが、子犬のチワワがフードを食べないケースの対処法として、ドッグフードをお湯でふやかすのは有効です。
ぬるま湯でフードをふやかしてあげた経験がある飼い主さんは感じているでしょうが、とても良い香りがたちます。
このため子犬の食欲が湧いてきます。
人間だってウナギの美味しそうなニオイが漂ってくれば、食欲が湧いてたまりませんよね。
多分臭覚の優れたワンちゃんは、人間の何倍も食欲が湧くのではないでしょうかね。
また、柔らかくなるので食べやすくなるし、水分をとれる効果もあります。
なおフードをふやかす場合は、熱湯はせっかくの栄養が壊れてしまうのでNGです。
関連記事「チワワにふやかしたドッグフードを与えるタイミング!メリットは?」
「粉ミルクをかける」
子犬が食欲を無くしたケースでは、ワンちゃん用の粉ミルクをフードにかけてあげるのもおすすめです。
粉ミルクは味も良く、栄養も良いため子犬には特におすすめです。
食いつきが悪いと感じた時に、粉ミルクをかけてあげるとパクパク食べてくれることがよくあります。
「ワンちゃん用のオススメ粉ミルク」
「ワンラック (ONE LAC)」
関連記事「チワワに飲ませたい犬用ミルクのおすすめ人気ランキング10選」
また、粉ミルク同様、カン詰めなどのウエットフードを混ぜてあげるのも有効です。
「回数を増やす」
チワワの子犬の食欲が落ちているケースでは、無理に食べさせず、一口二口でOKなので食べさせて、エサの量にこだわらずに、与える回数を増やしてあげて、トータルでカバーするのも有効です。
1回の量を減らすことで完食ができれば、子犬は全て食べきる感覚が学べて、良いしつけにも繋がっていくため、特に量が食べられない子犬時代は、エサの回数を増やしてあげるのは大事な対策となります。
「手からごはんをあげる」
子犬がなかなかフードを食べない場合は、飼い主さんの手からごはんをあげてみましょう。
子犬は母犬から咀嚼した柔らかいご飯を食べさせてもらっています。
このため、甘えて食べさせてもらいたい気持ちがあります。
食べ始める導入法として、あなたの手からフードを与え、そのまま静かに手を引っ込めてあげれば、そのままフードを食べ始めてくれたりするケースがあるのでチャレンジしてみましょう。
なお毎回手から上げるなど、甘やかせてしまうと、自分で食べなくなってしまうので注意しましょう。
「シリンジで口に入れる」
我が家では、老衰でほとんど自分で最後餌が食べられなくなった愛犬のミニチュアシュナウザーに対して、シリンジでふやかしドロドロにしたドライフードを与えていました。
子犬の場合、エサを食べないとすぐ低血糖になってしまうため、最悪シリンジを使って口の中に餌を入れてあげるのもありだと思います。
これをきっかけに食べ出してくれることもあるかもしれませんし、口の中に押し込めば、とにかく栄養になります。
ただし、本当に頑固に子犬が食べないケースでは、体調面の問題も考えられるので一度獣医師を受診しておきましょう。
シリンジとは、針の付いていない注射器と思ってもらえばOKです。
シリンジの中にミルクや離乳食などを入れて口に入れ、子犬に飲ませてあげましょう。
「NIPRO 動物用シリンジ」
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