チワワの留守番時の行動と飼い主がやってはダメなNGなこと

 

チワワといつも一緒にいてあげたいと思っても、それは不可能なことです。

一緒に暮らす以上どうしても仕事などの都合上、チワワに一人で留守番をしてもらわなければいけない状況が起こってしまいます。

そんな時、はたしてチワワがお利巧で留守番できているのか、寂しがっていないか、もしくはイタズラしてモノを散らかしていないかなど、いろいろ気になってしまいます。

はたしてあなたの愛犬の留守番時の行動は、どのようなことを行っているものなのでしょうかね。

今回はワンちゃんが留守番時によく行う行動や、愛犬を留守番させるときに飼い主が行ってはダメなNG行動について紹介します。

チワワの留守番時の行動

愛犬がお留守番のときに、一体どんなことをして時間を過ごしているのか、あなたは気になりませんか?

最近は、留守番中の犬の様子が簡単に見られるスマホを使ってのサービスもありますから、一度確認して見るといいかもしれませんね。

愛犬がお留守番でしがちな行動は以下の通りです。

「鳴きだす」

大好きな飼い主さんがいない寂しい一人ぼっちの状態のため、鳴きだすワンちゃんが非常に多いです。

「クゥーン、クゥーン」と寂しげな声で鳴き続けるのが通常パターンですが、留守番に慣れていない犬だと、遠吠えをしてしまうこともあります。

一人になった寂しい気持ちから、仲間を呼ぶ遠吠えをするのでしょうかね。

ワンちゃんは、本来群れ行動をする動物のため、野生時代の習性から一人でいることが苦手なのです。

このためお留守番は大の苦手となるわけです。

「外を眺める」

賢いチワワは、飼い主さんが家の中におらず外に出てしまったことを理解しています。

そのため、特に飼い主さんが出かけた直後などは、確認の意味も込めて何度も窓から外を眺める行動がよくみられます。

また飼い主さんの帰宅を気にして、外の音など気配も敏感に感じとろうとします。

車の音や足音などが聞こえれば、すぐ窓に駆け寄り外の様子を見て確認します。

「走り回る」

自由に部屋の中を走り回っても、叱られる心配はありません。

運動不足を解消とするかのように走り回ったりという行動もよく見られます。

ストレス解消しているのでしょうかね。

ひょっとすれば、走り回って必死で飼い主さんがどこかにいないか探しているのかもしれませんね。

「部屋を散らかす」

帰宅してビックリということがあります。

部屋の中が見事に荒れ放題で、いろんな物が散乱していたりします。

退屈なチワワが、部屋にあるものを何でもおもちゃ代わりにして遊んでしまったというところでしょう。

ここで一つ飼い主さんへの注意点があります。

それは、この部屋の状況を見た時に、チワワを叱ってしまわないことです。

愛犬を叱る場合、必ず現行犯のケースに限ると覚えておきましょう。

既に終わってしまった出来事であるイタズラに対してチワワを叱っても、何故今叱られているのかワンちゃんは理解できません。

散らかせるモノを出しておいたあなたが悪いと反省して、そこはグッと我慢してください。

「モノを噛みちぎる」

ティッシュペーパーや新聞などが、見事に噛みちぎられていることもよくあります。

酷い時には、トイレシーツやぬいぐるみやクッションを食いちぎって、中の綿が乱れ飛んでいたりすることもあります。

これは暇つぶしの遊びの一環ともいえますが、一人で寂しく留守番していることで生じるストレス発散の可能性も考えられます。

チワワを留守番させるときの注意点となるNG行為

紹介したチワワが留守番時によく行う行動を参考にしながら、愛犬を留守番させるときに行うべきではないNG行動を考えてみましょう。

「モノを出しておく」

部屋にあってワンちゃんの手が届いてしまうものは、何でも遊び道具に早変わりしてしまいます。

愛犬を一人で留守番させる時には、テーブルの上などに物を出しておくのは厳禁です。

うっかり出したままにした物は、おもちゃ代わりに散らかされて当然と思っておきましょう。

散らかされたモノは片付ければすみますが、注意すべきなのが誤飲です。

ワンちゃんは、うっかり食べてしまえば中毒を引き起こし大事を招いてしまうような食べ物もあり要注意です。

さすがにお出かけで愛犬を留守番させる時に、食べ物を出した状態で外出することはないでしょうが、日常品の中にも注意すべきものがたくさんあります。

 

例えばテーブルに普通に置いてある注意すべきものが爪楊枝です。

先が尖っており、誤飲すると喉に刺さったり、胃腸を痛める危険が生じます。

また、醤油などの調味料が容器のままよく置いてあるものです。

これも転がせば中身が漏れてしまい、醤油を舐められてしまいます。

空のコップを置いておくだけでもリスクが伴います。

落ちれば割れて危険です。

このように、思った以上に普通に危険な物がテーブルの上には置かれていたりします。

 

また、注意してもらいたいのがゴミ箱です。

ゴミ箱をうっかり愛犬の手が届く位置に置いておけば、速攻で餌食になると思って間違いありません。

よくご飯を食べる時、かかっていたラップなどを外し、そのままゴミ箱にポイしてしまうものです。

このようにゴミ箱には結構食べ物のニオイがするものが捨てられていたりするのです。

このため臭覚の優れたワンちゃんは、速攻でゴミ箱荒しの犯人となるわけです。

ラップなどは喉に詰まりやすく、呼吸困難を起こしてしまえば大事です。

 

チワワに留守番をさせるときには、物を出したままにしておくことはNGだと認識しましょう。

「おもちゃに注意」

チワワを留守番させる時は、退屈させないように食べるのに時間がかかる歯磨きガムのおやつを与えたり、一人遊び出来るようにおもちゃを与えたりするものです。

これは当然のするべき対策となります。

しかしここで注意してもらいたいのが、与えるおもちゃです。

 

先ほど紹介した通り、一人で寂しく留守番するワンちゃんは、ストレス発散も兼ねて物を食いちぎったりよくしてしまいます。

そのため、食いちぎりやすい素材のおもちゃは要注意となります。

散らかされることなど大したことはありませんが、噛みちぎって飲み込まれ、喉や消化器官に詰まってしまう恐れがあります。

また動物の骨のように、鋭く尖った破片状に割れるものも危険です。

 

このように与えるおもちゃに注意する必要があります。

愛犬の留守番時には、飽きずに楽しく遊べるおもちゃがおすすめです。

留守番時のおすすめおもちゃを紹介します。

「Kong(コング)」

Kong(コング) コング S
1,250円(税込)



知育玩具タイプのおもちゃで、丈夫で噛み心地も文句なしであり、チワワの留守番時にも安心して与えてあげられます。

おもちゃの中に、チワワが大好きなフードやおやつを入れておき、ワンちゃんが頭を使ってコロコロと転がすことによって、少しずつおやつが出てきます。

遊べば中から大好きなおやつが出てくるわけだから、もう夢中ですね。

少し取り出しにくいおやつを詰めておくのがおすすめで、これで寂しい留守番も忘れてしばらくは夢中で遊べること請け合いです。

 

また、ボールの代わりに使っても大活躍してくれます。

ユニークなひょうたんのような独特の形のため、まるでラクビーボールのように予想のできない動きをしてくれます。

このため、追いかけるチワワも思わず目が点に、なお、ゴム製のため水洗いも簡単にできて重宝します。

「部屋を仕切っておかない」

危険な場所にはチワワが近寄れないようにサークルなどで仕切っておきましょう。

ドアを閉めておけば、他の部屋や階段などに行くことは出来なくなります。

ここで特に注意したいのが、リビングから繋がるキッチンです。

キッチンには生ごみがゴミ箱などに入っています。

さらに危険な玉ねぎなどの食材が、ひょっとしてワンちゃんの手の届くところに置いてあるケースだってあり得ます。

まさにキッチンは最大の危険の固まりのような場所です。

キッチンには絶対にチワワが入れないようにガードしておきましょう。

「室温管理に配慮しない」

部屋の中でも熱中症になってしまいます。

夏場は室温管理をしなければ、部屋の中は蒸し風呂状態となり、室温が30度を超えることも普通に起こってしまいます。

このためチワワを留守番させるときにはクーラーなどによる室温管理をしっかり行ってあげる必要があります。

ワンちゃんは、絶対に自分で室温調整を行うことが出来ないことを肝に銘じてください。

特に設定条件も必ず確認してあげてください。

タイマー設定で2時間後には切れてしまうなんてことが起こらないように、くれぐれも注意してあげましょう。

また、室温管理は暑い夏場だけではありません。

毛に包まれているワンちゃんは、寒さに強そうだと錯覚している人も多そうですが、寒さに弱い犬種は多く存在します。

チワワのような体の小さい小型犬は熱が逃げやすく、寒がりが多いですよ。

犬用のヒーターやこたつなどを活用してあげましょう。

ストーブは火事の恐れがあるので、留守番時に使用するのはNGです。

最近のクーラーはほとんどが暖房でも使えるので、冬場もクーラーで温めてあげるのがおすすめです。

長時間愛犬を一人で留守番させるケースでは、熱中症対策など室温管理は、最悪命に影響するケースもあるほど大切なことだと認識してください。