チワワを良い子にする犬のしつけ教室の選び方!料金の相場や注意点

 

愛犬が問題行動を起こしてしまい、しつけに悩む飼い主さんは多いものです。
なかなか思うようにチワワをしつけられないケースでは、一人で悩んでいないで、しつけ教室などの専門家を頼って任せるという選択肢もあります。

無駄吠えしたり手や足を噛む、トイレはあちこちでし放題などの問題行動を起こしてばかりいた愛犬が、しつけ教室に通って見違えるほどよい子になったという話もよく耳にします。
そこは餅屋は餅屋であり、いろんなノウハウやテクニックを持ち合わせているのです。
とは言っても、なかなか犬のしつけ教室の効果や、選び方も分からないものです。
そこで今回は、犬のしつけ教室のメリット・デメリットや選び方、効果のほどや料金の相場などの情報を紹介します。

犬のしつけ教室のメリット・デメリット

どうしても愛犬のしつけが上手くできないケースでは、一人で悩んでしまうのはNGです。
敏感で賢いワンちゃんは、その飼い主さんの悩むマイナス感情が伝わってしまい、返って悪循環になってしまうものです。
そのようなケースでは、思い切って一度しつけ教室を活用してみるのがおすすめです。

「しつけ教室のメリット」

しつけ教室の最大のメリットは、しつけのちょっとした注意点やコツなどを、直接トレーナーから教わることができる点です。
飼い主さんは、一生懸命に犬のしつけ本などを読み勉強しているものです。
しかし、間違って読み取ってしまったり、ちょっとしたコツに気づけなかったりしています。
また、ワンちゃんにだって個体差があり、性格だって違います。
必ずしもテキスト本の標準の指示通りでは、上手くいかないケースもあるものです。
そのようなワンちゃんの性格や行動を見抜き、専門の技術力を身につけたトレーナーが、適切に指導してくれます。
そのような優秀なトレーナーに、しつけの悩みや上手くできないことを具体的に相談することができ、その場で習って実践することができます。

また、集団のしつけ教室の場合、他の犬や飼い主さんとも接触が生まれ、愛犬は他の犬や人間との関わり方を実践体験できて、社会性を身につける学習ができます。

飼い主さんも、しつけの同様の悩みを抱える飼い主さんたちと話したり、相談する機会が生じ、精神的にも開放されやすい利点があります。

個人指導においては、具体的に愛犬の問題行動の状態を観察し、そのワンちゃんの性格も考慮した指導が受けられ、飼い主へのアドバイスもこまめに行われます。
その場で実際にマンツーマンレッスンで教わり、しつけの仕方を学ぶことでコツをつかみ、愛犬に適した指導方法を身につけることが可能となります。

「しつけ教室のデメリット」

愛犬の問題行動が大きな原因を抱えており、その矯正に時間が生じるケースでは、教室内の短期間のしつけでは、内容と時間に限界があります。
また、何度も訓練を受けると金額もかなりの額となってしまいます。

例えば、捨て犬などで虐待を受けており、人間不信に陥ってしまっているようなワンちゃんの場合などでは、しつけに長い日にちが必要になるため、そのようなケースでは、教室では限界があり対応できないこともあります。

また、集団の教室でしつけを行う場合、他のワンちゃんを怖がってしまうケースでは、愛犬の性格によってはストレスが生じてしまい、負担が大きくなり、上手くしつけができない場合があります。

しつけ教室の選び方

「教室のタイプを把握する」

しつけ教室を選ぶ最初のポイントは、あなたが学びたい内容や、解決したい悩みに従って、適したパターンの教室を選びことが大切となります。

主な教室の注意すべきタイプは以下の通りです。
・ワンちゃんのみの預かり教室タイプなのか、それとも飼い主さんも同伴可能なのか。
・集団によるグループ訓練なのか、それとも個別レッスンなのか。
・基本的なしつけを学びたいのか、問題行動を直したいのか。
・訓練場所は施設のみか、それとも出張タイプの自宅もあるのか。
・子犬向けのパピー教室か、それとも成犬向きの教室か。

なお飼い主さんに最低限把握しておいてもらいたいのが、グループレッスンでは、基本的なしつけや社会性の向上には適していますが、問題行動が生じているワンちゃんの場合、個別レッスンを受けないと、なかなかそう簡単には問題は解決できないということです。
そのあたりもしっかり認識して教室を選ぶようにしましょう。

子犬のしつけ教室のしつけは、トイレのしつけや散歩のマナー、さらに甘噛みの対処法などの基本的なしつけが標準となります。
だいたい飼い主と一緒に学んでいくというパターンが多いです。
遊び方を教えてくれるケースもあり、犬と飼い主の主従関係を築く方法も伝授してくれます。

「ドッグトレーナーの質が大切」

予備校などでも、人気の先生の教室はすぐ満員になってしまいます。
当然ですが、しつけ教室を選ぶ際に最も大切なポイントは、ドッグトレーナーの質です。
ドッグトレーナーの場合、最も一般的なのが、KC(ジャパンケネルクラブ)認定の訓練士です。
教室の公式HPなどにスタッフの紹介ページがあれば、必ず所有する資格が明示されているはずなので、しっかりチェックしてください。
最低でも、ドッグトレーナー協会認定A級ライセンスなどの資格保持者がいれば安心です。

「トレーニングコンセプトの確認」

当然ですが、しつけ教室によって、ワンちゃんに対するしつけのトレーニングコンセプトが異なります。

・ワンちゃんが、噛みつこうとしたり、吠えたりなどの問題行動を起こした時に、叱ることで従わせる訓練法。
・英国式トレーニングに基づく、褒めて教えるしつけ方で、最新の犬の学習理論・犬の行動心理に基づいたもの。
・ワンちゃんの内面へのケアを取り入れた、ホリスティックケアをしつけに導入する教室。
・ワンちゃんのしつけは当然として、飼い主さんへの指導方法の伝授にも力を入れる教室。

教室ごとにそれぞれ個性があり、大切にしているポイントが異なるため、あなたの考える愛犬のしつけ方法に適した、しつけのトレーニングコンセプトの教室を選ぶことが大切になります。

長らく日本のしつけ方は、飼い主に服従させて番犬目的として飼い、「叱るしつけ」が一般的でした。
実はこのような日本のしつけ方法は、室内で一緒に暮らし、家族の一員として愛犬が考えられるようになってきた現代では、欧米諸国に比べると後進国と指摘されたりしています。

子どもの教育方法でも最近は、厳格に叱って厳しく育てるよりは、褒めて長所を伸ばすべきとの考えが主流になってきています。
このため、愛犬のしつけ方法も昔ながらのしつけ方法ではなく、海外の考えに基づく最新のしつけの方法を導入する教室がおすすめと言えます。

「求めるトレーニングに適する教室」

あなたが悩んでいる問題行動に適した教室を選びましょう。
通常飼い主さんが、少ししつけ方法を学び、愛情を持って取り組めば、問題なくスムーズにしつけが行えるケースが多いものです。

悩んでしまうほどの問題行動が生じているワンちゃんの多くは、早くに親と引き離されてしまい社会性が身についていなかったり、また、保護犬出身であることが多く、虐待された経験を持っているため、人や犬におびえて噛み続けたり、吠え続けたりする問題行動を起こしているワンちゃんです。

このため、愛情を持って接して褒めてしつけてくれる教室で、このような問題行動を起こすワンちゃんに注力してトレーニングする、しつけコースを選定している教室を選びましょう。

このようなワンちゃんは、他の犬と一緒に行うグループレッスンが困難であることが多いため、個人レッスンや出張トレーニングに力を入れている教室がおすすめです

しつけ教室の料金の相場

しつけ教室の料金の相場を紹介します。
正直、料金設定にかなりの差があります。
契約回数や都市部と地方との地域差、あるいは教室の規模でも料金が異なってきます。
そのため実際に利用する場合は、必ずその教室の公式HPなどで確認する必要があります。
今回の紹介料金は、あくまで目安として参考にしてください。

「しつけ教室のレッスンコース別料金」

「パピー教室(生後4ヵ月くらいまで)」
1回の料金は、2,500円~4,000円程度で、1セットが5回程度。
1セットには、最低でも12,500円~20,000円程度の料金がかかってしまいます。

「パピーパーティー(子犬に社会性を学ばせる)」
1回の料金は、1,500円~2,000円。

「グループレッスン」

複数のワンちゃんを同時にグループ形式で、トレーナーさんが指導するレッスン。
1回の料金は、3,000円~5,000円。
1セットの回数が、5回~10回.
1セットには、最低でも15,000円~50,000円程度の料金がかかってしまいます。

「個別レッスン」

1回の料金は、5,000円~6,000円。
1セット5回程度。
1セットには、最低でも25,000円~30,000円程度の料金がかかってしまいます。

個別レッスンは、グループレッスンよりは割高となり、問題を抱えるワンちゃんが行うことが多いため、そう簡単にはしつけが完了せず、何セットも実施するケースが多く、かなりの金額になる場合も多いです。

「出張レッスン」

トレーナーさんが自宅に出張してきてレッスンをしてくれます。
1回の料金は、6,000円~10,000円。
なお、別途交通費及び出張料が発生する場合もあります。
1セット3~5回程度。
3回程度の短いセットを企画している教室も多いです。
1セットには、最低でも18,000円~50,000円程度の料金がかかってしまいます。