チワワたち愛犬を飼う資格がない飼い主の7つの特徴
ワンちゃんを飼うことは、いわば家族が増えるに等しいわけです。
だから安易な気持ちで、可愛いと思って衝動飼いなどするのはNGです。
軽く考えてはいけません。
子犬が初めて家に来た瞬間から夜泣きに悩ませられる可能性があります。
毎日散歩に行く必要があります。
愛犬のしつけもきちんと行うべきです。
お金や時間、労力が必要になります。
愛犬のためにライフスタイルを変える必要が生じるかもしれません。
そして最後まで、面倒を見切る覚悟が必要です。
決して途中で手放してはいけません。
このようなことを聞いていると、ワンちゃんを飼うのも大変だと思えてくることでしょう。
でも今述べているのは、当然の事ばかりです。
ここで、ため息をついているような調子では、ワンちゃんを飼う資格などありません。
ワンちゃんを不幸せにするような方には、飼って欲しくありません。
もし途中で愛犬を手放すことがあれば、それはそのワンちゃんの命を奪う行為なわけです。
人間の場合、親がなくても子は育つと言われたりしますが、ワンちゃんの場合、飼い主さんがいなければ、生きていくことができないのです。
犬の殺処分数はここ数年減少傾向にあります。
それは、ボランティア団体による保護活動や、「譲渡会」が保護犬・猫の新しい飼い主を探す運動を実施している効果によります。
それでも現状は、保護された動物たちの約半数が殺処分されています。
自治体によっては「殺処分ゼロ」を実現しているところもあるそうですが、2016年度の殺処分数合計は、およそ5万6,000匹にもおよぶのです。
これは愛犬を飼う資格がない人が、安易にワンちゃんを飼ってしまい、その結果として結局飼えないと飼育放棄してしまったからなのです。
今回は、愛犬を飼う資格がないと考える飼い主の7つの特徴を紹介するので、該当する方はしっかりワンちゃんを飼うことについて問い直し、無責任に飼って手放すことが無いようにしてください。
衝動飼い&無責任飼いしたケースでの典型的なパターン
1. 衝動飼い
子犬って可愛いですよね。
その愛らしさに魅せられて、思わず欲しくなり、よく考えずに衝動飼いしてしまいます。
そんな飼い主さんが考えている頭の中は、勝手に「幸せな生活」を思い浮かべているだけです。
最初は誰しも一生懸命に世話を行います。
特に小さな子犬の間は可愛く、世話も比較的楽なものです。
2. 現実に目覚める
ワンちゃんは、あちこちに勝手にオシッコをしまくります。
平気でソファーなどをかじります。
いたずらし放題です。
夜中になれば、「キャンキャン」夜鳴きします。
勝手に描いていた楽しい愛犬との生活に、ギャップを感じ始めます。
3.負担が増し自己弁護しだす
ついには、愛犬の行動や世話が負担に感じ出し我慢できなくなりだします。
バラ色生活のはずだったワンちゃんと一緒の生活が嫌になり、精神的にも肉体的にもその負担から逃れようと、自己弁護しだします。
こうなってしまうともうダメです。
4. 決断
ついに耐えられなくなって、愛犬を手放す決断をします。
次の飼い主が見つかればいいけどまず無理ですね。
多分、保健所、動物愛護センターに連れて行くことになることでしょう。
なかには、こっそり捨てるなんていう、最悪な人もいるかもしれません。
飼い主さんに見放されたワンちゃんたちの末路がどうなるかは、想像の通りです。
多くが殺処分されてしまうのです。
犬を飼う資格がない飼い主の7つの特徴
特徴1:愛情を持って散歩やしつけができない
ワンちゃんは生き物です。
ぬいぐるみやおもちゃではなく命があります。
したがって、毎日必ずいろんな世話をしてあげなくてはなりません。
小型犬であれば約14年、大型犬なら10年程度の寿命があります。
つまり、一度犬を飼えば、10年間は世話を続ける覚悟が必要となります。
そしてその手間は、人間の子どものように楽になっていくことはありません。
人間の子供が成長すれば、どんどん自分一人でできることが多くなり、やがて親の手を離れていきます。
しかし、ワンちゃんは、いつまでたとうとあなたがフードをあげたり、散歩に連れて行ってあげなければ、自分で行くことは出来ないのです。
つまりワンちゃんを一度飼えば、一生涯お世話が必要だということを肝に銘じておかなくてはなりません。
食事を与えなければ、餓死してしまいます。
散歩をしなければ、運動不足になります。
排泄物の後始末も当然必要であり、被毛のお手入れなどもしてあげなくてはなりません。
また、生き物なので、体調不良に陥ることもあります。
その時には、愛犬の下痢や嘔吐の後始末に追われることになってしまいます。
そして当然、動物病院に連れて行く手間も生じます。
なお、ワンちゃんは、最初からトイレが上手く出来るはずがありません。
これも飼い主さんが、出来るようにしつけを行う必要があるわけです。
このように考えた場合、飼い主さんが愛情を持ち、さらに時間と体力が伴わなければ、犬を飼うことは出来ないと言えます。
忙しすぎて愛犬を構う時間がとれない方では、このような世話ができません。
また、高齢者や持病を持っていたりして、毎日散歩を行う体力がないような方も、世話ができません。
したがって残念ながら、ワンちゃんの世話がきちんとできる時間や体力がない人は、愛犬を飼うことに向いておらず、飼う資格がないと言えます。
特徴2:根気がない
犬のしつけは結構大変なものです。
根気よく続けてあげないと、ワンちゃんは覚えてくれません。
まずは、トイレのしつけを覚えてもらわないと、大変なことになってしまいます。
この他、オスワリ、フセ、マテ、コイなどは必須コマンドとなります。
また、飼い主さんを悩ませるのが、無駄吠えや噛み癖です。
犬のしつけを簡単に甘く考えてはいけません。
同じことを何度も何度も繰り返し教える必要があります。
かなりの飼い主の根気強さが要求されるわけです。
しっかり愛犬のしつけを行い、主従関係を構築しないと、まったく言うことを聞いてくれないことになってしまいます。
このように根気を持って、ワンちゃんに接することが出来ない人は、犬を飼う資格がないと言えます。
また、根気がなければ、毎日の散歩も続けられないことでしょう。
特徴3:犬を飼うのにお金がかかる認識がない&経済的に余裕がない
ワンちゃんを飼っていない人に、犬を飼うのにお金がどの程度必要か質問してみましょう。
返ってくる答えは、ワンちゃんって高いよね、10~20万くらいしない。
あと、ドッグフード代が大変そう。
決まってこのような回答なわけです。
つまり、最初にワンちゃんを買うお金が必要で、その後は一番かかるのが餌代と考える程度の認識しか多くの方が描いていないのです。
したがって、このような人たちが衝動飼いしてしまえば大変です。
主な愛犬を飼うに際しての必要となるお金を考えてみましょう。
・ワンちゃんの購入費
・ケージやトイレ、エサ皿などの生活用具
・食費代
・トイレシート代
・畜犬登録費用
・狂犬病予防接種費用
・混合ワクチン費用
・健康診断費用
・ノミダニ予防薬費用
・フィラリア予防薬費用
・動物病院の治療費
・去勢避妊手術費用
・カットなどトリミング代
・ペットホテル・ペットシッター料金
・ペットタクシー料金
ざっとあげてみただけでもこんな具合にあるわけです。
衝動飼いしようなんて考えているレベルの人では、とても想像できないくらいに犬を飼うのにお金がかかることを知ってください。
当然上記に示した全ての費用が必要なわけではありません。
しかし、上記以外の費用が必要となるケースもありますし、上記内容の多くが必要なものばかりです。
ワンちゃんを飼うということは、家族が増えるわけであり、愛犬を一匹飼えばその生涯費用には、何百万単位のお金が必要になると肝に銘じておいてください。
このため、愛犬を飼うにあたり、かかる費用の認識がまったくできていなかったり、また、現実問題として、経済的に余裕がない状態では、ワンちゃんを飼う資格がないと言えます。
さらに具体的に必要になる例を紹介しましょう。
ワンちゃんは暑さ寒さが結構苦手な動物なのです。
ウチはチワワを飼っていますが、この犬種は本当に暑さも寒さも大嫌いで苦手です。
だから夏場なんてチワワのために冷房はつけっ放しの状態なわけです。
つまり、飼い主が外出していても冷房は常についているのです。
当然チワワを飼う前の時の電気代から跳ね上がっています。
このように一例をあげましたが、思わぬところで費用がかかってくる覚悟が必要となります。
特徴4:犬のことについて学ばない
例えばワンちゃんは、食べてしまうと中毒症状を引き起こし、最悪命を落としてしまうような、危険な絶対食べさせるべきではない食べ物があります。
当然ですが、飼い主さんであれば知っておくべき知識です。
また、犬種の特性があります。
犬種によっては、性格やなりやすい病気も違ってくるわけです。
このように、ワンちゃんを飼うに際して、自分が飼おうと考えている犬種に対して、どんな性格なのか、どんな特徴があるかなど、まったく調べる気もないような方では、愛犬を飼う資格がないと言えます。
なお、愛犬を飼った後にも、しつけの仕方や、その犬種がかかりやすい病気は何なのかなど、ある程度は犬のことを学ぶ気持ちがないようでは話になりません。
ただ単に、子犬が可愛いという理由だけで、無責任飼いしていては話にならないのです。
愛犬を飼うためには、少しはワンちゃんのことを勉強する気持ちがなくては、飼う資格に該当しないと認識してください。
特徴5:環境が整っていない
ワンちゃんは生き物なので、飼った後にしっかり面倒が見れて、幸せにしてあげられる環境が整っている必要があります。
まず大切なのが、家族全員がワンちゃんを飼うことに同意していることです。
快く思っていない人がいるケースでは、なにかとトラブルが生じる原因となってしまいます。
また高齢者の方であれば、4~5年もすれば、面倒を見る体力がなくなるような事態になってしまわないか。
仮にそのような事態を招いた時に、あなたに変わって面倒をみてくれる、子どもなどが存在するのか。
なお当たり前ですが、住んでいる家が「犬可」の物件でなくては話になりません。
また、動物病院が、家から無理なく通える範囲にあることも大切です。
散歩ができる環境である必要もあります。
このように、愛犬を飼う資格を得るためには、環境が整っている必要もあると認識しておきましょう。
特徴6:旅行を優先させたい
旅行が大好きで、ワンちゃんよりも旅行を優先させたい人は少し問題です。
愛犬を飼っていれば、どうしても旅行への束縛が生じます。
犬同伴で行けるところや泊まれるところは限られています。
このため、旅行の選択肢はかなり狭まってしまい、これが耐えられない人であれば、ワンちゃんを飼うには向いていません。
なお、愛犬と一緒に旅行に行くのが難しい場合は、ペットホテルを利用するのが一般的ですが、当然費用がかかることとなります。
また旅行が趣味な人であれば、ペットホテル代もばかになりませんし、それ以上に何度もペットホテルに預けられることに、愛犬がストレスを感じてしまいます。
このように、あなたが旅行の選択肢が狭まることに耐えられないと考えたり、頻繁に愛犬をペットホテルへ預けることとなるような場合は、犬を飼わないほうが賢明だと言えます。
特徴7:最後まで責任を持って飼えない
愛犬を飼うに際しての絶対必要な決意が、責任を持って最後まで飼って、寿命を迎える日まで見届けてあげることです。
是非この固い信念がある人のみ、ワンちゃんを飼ってもらいたいと願います。
衝動飼いしているような飼い主さんは、何の決意もなく深く考えないで愛犬を飼っているため、様々な問題が生じてしまうと愛犬を手放してしまうのです。
とても考えられないことなのですが、それが現実に起こってしまっているのです。
この事実から目を背けてはいけません。
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さらにしっかり考えてもらいたい問題が、愛犬の介護のことまで考えていないケースです。
飼い始めたときは可愛い子犬であっても、生き物だから確実に歳を取っていきます。
まして、ワンちゃんは、人間の何倍ものスピードで歳を重ねる動物なのです。
現在はワンちゃんの寿命も延び、このため高齢化が進んで、認知症になったり、寝たきりになったりしてしまい、介護が必要になる愛犬が増えています。
あなたより、はるかに寿命が短いワンちゃんのため、確実に飼い主さんが最期を看取り、介護する必要があると認識しておきましょう。
また、高齢になる以前に、事故によるケガやヘルニア、病気になってしまうケースだってあります。
最初にワンちゃんを飼う段階で、介護が必要になることをしっかり認識して、最後まで看病して見とる決心をしてください。
このように、愛犬が寿命を迎える日まで、しっかりと愛情を持って介護し、見届けてあげられる人が、犬を飼うべき資格がある人です。
なお、厳しいことばかり書いてきましたが、ワンちゃんを飼って一緒に過ごす経験は、今述べた苦労よりも、何倍もの素晴らしい幸せを間違いなくあなたに与えてくれることを、最後に付け加えておきます。
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