チワワのお腹がパンパンに張っているけど原因は何?対処法は?

愛犬のお腹がパンパンに張っていればビックリしてしまいますね。
はたして原因は何なのでしょうか。

食べ過ぎかな何て思って放置することが多いと思いますが、時には安易に放置をしてしまうことが、実はとても危険な場合もあります。
チワワのお腹が膨らむ原因は、単なる食べ過ぎや運動不足、または妊娠などだけではありません。
怖いのは胃捻転などをはじめとする病気のケースです。
愛犬のお腹が、パンパンに張っている状態に気づいたケースでは、病気かそれ以外の原因かを見分けることがとても大切となります。

今回は、チワワのお腹がパンパンに張っている時の原因や対処法を紹介します。

病気以外の原因

愛犬のお腹がパンパンに張る原因を見抜くことが大切となります。
病気以外の主な原因は次の通りです。

「肥満」

病気と肥満との相違点を見抜く必要があります。
病気でお腹が膨らむ場合は、大抵お腹のみが膨らんでしまうことになります。
これに対して、肥満の場合は、お尻や後ろ足などの他の箇所にも肉がついていて、背中を触ることでチェックが可能となります。

チワワの背骨を触っても背骨がよく分からない状態であり、軽く触った程度では、ワンちゃんの背骨に触れることができなければ肥満と言えます。
反対に、背骨に簡単に触れることができれば、何かしらの他の病気の可能性が高まります。

ポイントは、ワンちゃんの体全体を見ることで、肥満か病気かを判断することです。
ただし、肥満だと言って軽視は禁物です。
愛犬の肥満も病気から来る場合も多く、チワワが太ってきた場合は注意が必要です。
できれば一度早めに獣医師の診断を受けておくのがおすすめです。

「妊娠」

メス犬であれば、妊娠の可能性もあります。
犬の妊娠期間は、交配日から数えて約63日(9週間)といわれています。
当然ですが、妊娠特有のおっぱいが張っている、乳首が発達しているなど明らかな症状が起こってくるのでチェックしてみましょう。

「消化不良」

消化不良が原因で、お腹が張っているケースもあります。
本来肉食であるワンちゃんは、穀物などは消化が苦手であり、消化不良を起こす原因となります。
安価な市販のドッグフードの場合、かさ増し目的でメイン食材として、小麦やトウモロコシなどの穀物類が含まれているケースがあります。

こんなドッグフードをチワワに与えてしまうと、消化不良のためにお腹が張っている可能性があります。
このようなケースでは、穀物不使用のグレインフリーのフードに切り替えることがオススメとなり、悩んでいた慢性的なお腹の張りが改善されることもあります。

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消化不良を起こしやすい穀物類がメイン食材であり、添加物を多く含んでいる安価なフードは、病気になるリスクも高く危険です。
フードの消化不良から愛犬が、お腹を膨らませているケースでは、できれば早く穀物類が含まれていない安全なドッグフードを選んで切り変えてあげましょう。

病気が原因のケース

チワワのお腹がパンパンに張る疑いのある病気を紹介します。

「急に突然おなかが張った場合」

昨日まで普通で問題がなかったのに、突然お腹が膨れてパンパンになってきた場合、胃捻転、腸閉塞、胃拡張などの病気の恐れがあります。

急激にお腹が腫れて、パンパンに張った状態のケースは、極めて危険性が高い状況であると認識すべきです。
特に怖いのが、胃捻転です。
何と発症して数時間で愛犬が死に至るケースもあり、まさに時間との勝負です。
緊急の対応が必須と認識して、愛犬のお腹が急にパンパンに張りだしたケースでは、何を置いても至急動物病院にワンちゃんを連れて行ってあげてください。

胃捻転は、胃がねじれて戻らなくなった状態です。
このため、ガスがどんどん溜まってしまい、お腹がパンパンに張ってきます。
放置してしまうと、ねじれた状態の組織の箇所に血液が回らないため、壊死状態となってしまい、そのため最悪わずか数時間で死亡してしまうのです。

腸閉塞は、異物を飲み込んだ場合などに起こる病気です。
こちらも胃捻転と同様に、急激にお腹が腫れてしまいます。
また、腸閉塞は、激しい嘔吐が生じたり、便が出てこないケースでも起こっている可能性が高い病気です。

胃拡張は、一度にたくさんのドッグフードを食べ過ぎたことが原因となります。
そしてその後に、水を大量に飲みすぎたり、空気が一緒に胃に入ったりなどということが原因してお腹が張ってしまいます。
胃拡張が怖いのは、胃捻転へと発展する恐れがある点です。

ワンちゃんの食事の最中には目を離さないようにして、早食いや与え過ぎて食べさせ過ぎないように注意してあげましょう。
また、食後のしばらくの間は安静にさせて、チワワの胃を休ませることが大切です。
特に胃捻転に関しては、食後に激しい運動や散歩などをさせてしまうことが原因となります。
グレート・デーンや秋田犬など、大型犬に多く発症する傾向があります。

ある程度の期間でお腹が張ってきた場合

愛犬のお腹が張っている状態が続いて、次第にパンパンになってきた場合、次のような病気が疑われます。

・お腹の腫瘍、ガン
・フィラリアなどによる寄生虫の循環器の病気
・子宮蓄膿症
・肝硬変
・糖尿病
・甲状腺機能低下症
・腹水症

「腹腔の腫瘍」

ワンちゃんのお腹の中にガンが出来てしまった場合に、お腹が膨らむことがあります。
実は、ワンちゃんの死因の約半数が、ガンによるものなのです。
ワンちゃんのガンの特徴は、内部よりも体表にできるガンの方が多いことです。

ガンによって愛犬のお腹が膨らむ症状は、正直かなり進行した状況だと言えます。
このため、定期健康診断を必ず受診して、早期発見するように心がけたり、体重が減る、嘔吐する、下痢をする、血便が出るなどの症状が出た場合には、動物病院で診療してもらうことが肝心です。

「フィラリア症」

フィラリア症にかかった状態でも、お腹が膨らむ症状が現れます。
フィラリア症は、フィラリア(犬糸状虫)が心臓に寄生して起こる循環器の病気です。
蚊を媒介として感染するため、屋外で飼われているワンちゃんは要注意です。

また、フィラリアを始めとした寄生虫によっても、お腹が膨んでしまいます。
寄生虫の場合は、腹部に熱を持つケースも多く、また、腸閉塞の原因にあることもあります。
いずれにせよ、予防接種を行い予防することが肝心となります。

「肝硬変」

肝硬変でもお腹が膨らみなす。
この場合、腹水と呼ばれる状態であり、お腹に水が貯まります。

「子宮蓄膿症」

子宮に膿がたまってしまう病気で、そのため、腹部が膨らんでいる様に見えます。
高齢犬のメス犬に多い病気です。
原因は、細菌による感染のための炎症です。

「腹水症」

お腹に水が貯まる病気です。
お腹に触れると、波動感と言われるタプンとした感じの、液体の独特の感触が得られます。
ワンちゃんが立ち上がった状態では、重力の影響で下腹が膨らみます。
このように、膨らみが移動するのが腹水の特徴です。
肥満や胃拡張などでは、このような変化は起こりません。