チワワより小さい犬がいるって本当?世界最小のギネス記録や犬種

2019年5月8日

チワワよりもっと小さいワンちゃんがいるというけど本当なのでしょうか?
それは一体どんなワンちゃんなのか。
小さいワンちゃんたちと言えば、ティーカッププードルや豆柴、カニンヘン・ダックスなどが次々と思い浮かびます。

その中でもティーカッププードルは、昨今の小型犬ブームの火付け役とされています。
それこそトイプードルの子犬の頃のサイズが、ティーカップに入る程に小さなサイズだとして衝撃を与えました。

ちなみにプードルのサイズは次の4つです。

・スタンダード・プードル(スタンプ)
・ミディアム・プードル
・ミニプードル
・トイ・プードル

この中で一番小さなサイズはトイ・プードルであり、ティーカッププードルというサイズは認められていません。

世界一小さい犬のギネス世界記録は、記録がどんどん塗り替わっているそうです。
世界一小さい犬の部門は、次の2つに分かれており、1歳以上からのエントリーとなります。

「体長部門」
鼻先から尻尾の先までを計測する。

「体高部門」
足元から方の高さまでを計測する。

今回は、世界最小のワンちゃんのギネス記録と小さい犬種のランキングを紹介します。

チワワより小さい犬とは?

「プラシュスキー・クリザジーク」

チワワより小さいとされ、世界で一番小さい犬種といわれているのが「プラシュスキー・クリザジーク」です。
しかしながら現在日本では、公認されていない犬種だそうです。
チェコ西部のボヘミア原産の犬種で、標準の理想体型は、体高20cm~23cm、体重2.6kgとされており、標準体型はチワワより大きいくらいです。

特徴は、尖ったこうもりの羽に似た立ち耳と大きな黒い瞳で、見た目はミニチュア・ピンシャーやトイ・マンチェスターテリアに似ています。

体が小さいため弱々しく感じられますが、その実大きな相手にも負けていません。
小さい体で敏捷に動き回り、活発で運動好き、それでいてとても甘えん坊で、飼い主や家族には従順です。
しかしプライドが高く、また孤独を嫌います。
スムースヘアーが多い犬種ですが、最近はロングヘアーも人気が高く、多く見られるようになってきました。

小さい犬種のランキング

一般的な平均サイズから、犬種のランキング付けしているので、あくまで目安としてくだい。

1位:プラシュスキー・クリザジーク(プリサリー・クリザヴィク)

先ほどチワワより小さいと紹介したプラシュスキー・クリザジークが1位です。
今のところ公認されていない犬種のようですが、現在最も小さい犬種と言われています。
まだ日本国内では、残念ながらほとんど見かけませんね。

2位:チワワ(ロングコート・スムース)

公認されている犬種の中では、チワワが世界最小の犬種となります。
このあとギネスの公認記録も紹介しますが、世界最小の犬部門ではほとんどがチワワの独断状態で、数々の歴代の多くの記録を占めています。

標準体型は、体高15~23センチ、体重は1.5~3キロ前後です。
「極小チワワ」と呼ばれる1歳を迎えても体重が1キロにも満たないチワワがいます。
これではまるでネズミみたいですね。
またここまで小さいと、うっかり踏んづけないか不安です。
なお、極小チワワは値段が高額となります。

3位:ロシアン・トイ・テリア

ルイスキー・トイとも呼ばれる「ロシアン・トイ・テリア」は、ロシアのモスクワ原産の犬種であり、ロシアでは凄い人気者です。
コートは、ロングヘアとショートヘアの2タイプ。
ロングヘアの見た目はチワワに似ていますが、チワワより足が長く筋肉質です。

標準体型は、体高20〜26cm、体重1.3〜2.7kg。
ロシアン・トイ・テリアもプラシュスキー・クリサジークと同様に、まだ日本ではほとんど馴染みの無いワンちゃんです。

4位:ヨークシャー・テリア

正式名称は、「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャーテリア」という大変長い名前です。
日本では非常に人気が高く、その美しい被毛から錦鯉と同様に「動く宝石」とも形容されています。

元来は愛玩犬ではなく、ネズミを捕るワンちゃんとして19世紀にイギリスで生まれました。
表順体型は、体高20~23cm 体重2.5~3.5kgほどのサイズ。

「テリア気質」と呼ばれるように、ヨークシャー・テリアの性格は、大変勇敢で、負けん気が強いのが特徴ですが、飼い主さんにはとても忠実で甘えん坊ですよ。

5位:ポメラニアン

フワフワ被毛が特徴のポメラニアン。
その被毛の見た目から、ずんぐりむっくりの体型に見えてしまいコロコロしていて可愛いですね。

ドイツとポーランドの国境当たりのポメラ二ア地方にいた、ジャーマンスピッツやサモエドが元祖とされます。
当初は中型犬以上のサイズだったそうですが、小型化が進み現在の標準体型は、体高20㎝前後、体重2kg~3kgとなっています。

世界で一番小さいワンちゃんのギネス記録

ギネスで認定される世界最小の犬部門には、「体長部門」と「体高部門」とがあります。
それぞれ見ていきましょう

「体長部門」

体長とは、鼻先からしっぽの先までの長さを計測した記録です。

「ヘブンセントブランディ(Heaven Sent Brandy)」

体長部門で世界で一番小さいとされるワンちゃんのギネス記録を持っているのが、アメリカフロリダ州の「ヘブンセントブランディ」です。
チワワのメスで、2003年12月に生まれ。
2005年に測った体長(鼻先からしっぽの長さ)が何と驚きの15.2センチ。
定規ほどの大きさで、千円札の横方向とほぼ同じ長さです。
ちなみに、体重は900グラムという超スリムでした。

ヘブンセントブランディはあまりにも肺が小さすぎて、吠えることができなかったそうです。
家族はとにかく大きいハムスターと見間違えるほどの、そのあまりの小ささのため、踏みつぶさないように気をつけるのが第一の注意点として生活をしていたとか。

ヘブンセントブランディちゃんの実際の動画を見てみましょう。

「体高部門」

体高とは、足先から肩までの高さを計測した記録です。

プエルトリコ在住のチワワの「ミラクルミリー」が、世界最小の体高部門のギネス記録保持犬。
2013年2月に計測した時点において、体高9.65cm、体重は450gという記録でした。
前記録保持犬のチャンピオンであったチワワの「ブーブー」の体高10.16cmの記録を見事抜いて第1位になりました。

生まれた直後は何とスプーンに乗ってしまうほどの小ささだったとの有名な逸話が残っており、6カ月齢までは目薬の容器を使ってミルクを与えたそうです。

ミラクルミリーちゃんの実際の動画を見てみましょう。

過去最小のワンちゃんは?

ギネスの世界記録はあくまでも在命しているわんちゃんに限られた記録となります。
はたして、今までの記録に残る世界最小のワンちゃんは誰なのでしょうね。

それは、1945年に亡くなったヨークシャテリアの「シルヴィア」(Sylvia)。
その記録は、体長8.25cm、体高6.5cm、体重113gというものです。
チワワファンの私としては、まさか1位の座をヨークシャテリアに奪われるとは思いもしませんでした。