犬の散歩コースは変更すべきか?そのメリットとデメリット

あなたは愛犬との散歩コ-スをいつも同じにしていますか?

それとも日によって変えていますか?

我が家では、いちおう4パターン程度の散歩コースがあり、適当に振り分けて選んで使っています。

それぞれみなさんの考えも分かれそうですがどう思いますか?

結論を紹介すると、できるだけ散歩コースはマンネリさせずに変化をもたせるべきです。

もちろん、散歩コースを変更した場合、メリットとデメリットがあります。

今回はその理由について考えてみましょう。

 

愛犬とのお散歩コースを変えるメリット

 

「刺激を与えて欲求を満たす」

散歩の目的には、運動以外にもワンちゃんの好奇心を刺激して、欲求を満たす意味あいがあります。

当然ですが、毎日同じコースを散歩していれば景色も見慣れてしまい、刺激は減っていきます。

例えばあなただって、毎日の通勤コースを少し変えるだけで、新鮮な気持ちにリフレッシュできたりするはずです。

つまり新しいコースを散歩することで、新しい景色となり、臭いや音も異なり違った世界を楽しむことがでるのです。

特にワンちゃんは臭覚に優れニオイに敏感です。

習性としてマーキングを行い縄張り主張を行うため、また今までと違った犬のニオイを発見し、新たな好奇心が刺激されたりします。

またニオイのみならず、実際に出会うワンちゃんも異なり、間違いなく新鮮な刺激を受けるはずです。

 

「認知症予防」

最近は犬の平均寿命がグッと伸びて、認知症にかかってしまうワンちゃんが急増しています。

認知症予防には、脳に刺激を与えることが一番の効果があります。

このワンちゃんの脳に、刺激を与える最も簡単で適した方法が散歩とされています。

散歩により外に出れば、あらゆる刺激が待ち構えています。

自然の風に吹かれ、日光にあたるだけでも効果があります。

さらに様々な音やニオイが溢れています。

しかしこのような刺激も、毎日同じ場所を歩いていれば、同じニオイや景色、音となり、どうしても新鮮な刺激が減少していってしまい、脳への刺激が低下し活性化があまりされなくなってしまいます。

その点散歩コースを変化させれば、新たな今までに感じなかった刺激が待ち受けており、脳の活性化に役立ち、認知症予防に一層効果を発揮してくれます。

 

「縄張り意識を弱める効果」

犬は集団生活をしていた名残りとして、縄張り意識を強く持つ習性が未だに残っています。

このため、散歩コースにおいても、盛んにオシッコをかけるマーキングを行い、自分のテリトリー主張を行っているはずです。

愛犬がこのような防衛本能ばかりにこだわった散歩は、ワンちゃんの緊張を生み、せっかくストレスを発散させるための楽しい散歩になりません。

そのため、できれば少しでも愛犬の縄張り意識を弱めてあげたいものです。

有効な方法が、テリトリーを広げてあげることです。

つまり散歩のコースを変えてあげることで、自然にテリトリーが広がり、縄張り意識が分散され弱まることに繋がります。

 

愛犬とのお散歩コースを変えるデメリット

 

「犬が嫌がる」

通常は、散歩コースを変更してあげると新しい刺激があり、多くの子が喜びます。

しかし中には、憶病な神経質なワンちゃんもいて、違った初めてのコースに行こうとすると、嫌がり渋ってしまう子もいます。

このようなケースで、無理矢理連れて行ってしまうとストレスを与えたり、トラウマとなる恐れがあります。

したがって、嫌がる素振りが感じられるケースでは、決して無理強いせずに、愛犬のペースに合わせて散歩を行ってあげましょう。

全て散歩のコースを変えるのではなく、いつものコースを進み途中で一部のみ変えてみるなど、愛犬の様子をチェックしながら、工夫してみるのがオススメです。

 

「よくないコースが入る」

散歩で注意すべきが事故であり、一番恐ろしいのが交通事故出です。

このため、できれば車の交通量が多い場所などには、近寄らない方が無難です。

しかし、いくつかの散歩コースを選定しようとすれば、そのような危険な場所も含まれてしまう可能性があります。

 

最適な散歩コース

 

特に最初は次のような場所は避けるべきでしょう。

 

・繁華街

・交通量が多い

・大きな音がする(工事現場など)

 

無理な散歩コースを選ばない必要があります。

散歩の途中で愛犬が動かなくなってしまった経験がありませんか?

それは散歩の距離が長すぎたためでしょう。

このような失敗を犯さないためにも、犬種別の散歩の仕方の目安を認識しておきましょう。

 

「小型犬」

小型犬の場合、足腰が弱いため長時間の散歩は負担を招きNGです。

1回につき15~20分を目安として、1日1~2回がおすすめです。

特に短頭種は激しい運動が苦手であり、激しい「ハアハア」とした息つかいのパンティングがみられたら要注意です。

無理せず休息をとったり、早めに切り上げて散歩を終わらせるようにしてあげましょう。

 

「中型犬」

中型犬の場合、最低30分は散歩を行ってあげましょう。

60分を限度とし、その子の様子を観察しながら適した時間を見つけてあげましょう。

回数は1日1~2回とします。

散歩の途中で、広場や公園などの広い場所で、ロングリードなどを使って走らせてあげるのもオススメです。

 

「ロングリード」

 



 

ロングリードは是非一つは購入しておきたい商品です。

そうそうドッグランに参加させることもできませんし、散歩の途中の広場や、公園などで愛犬を走らせてあげたいと考えるはずです。

しかし公園ではリードをはずすことはできません。

また人気のない広場では、リードを外して走らせてしまうと、呼んでもなかなか戻ってこなかったりして困った経験もあるのではないでしょうか。

そんな時に役立つお役立ちグッズが「ロングリード」です。

運動不足解消に持ってこいですし、おいでのトレーニングにも活用できます。

ロングリードは、いろんな種類が販売されており、反射テープ付きならば、夜のトレーニングにも安心です。

また、とっても軽くて使いやすく、取っ手も滑りずらい加工がバッチリな商品もたくさんあります。

さらに、素材の工夫でワンちゃんに急に引っ張られても火傷したり、手を切るような心配もらない工夫がされたりしています。

是非必需品のロングリードを手に入れておくと役立ちますよ。

 

 

「大型犬」

大型犬の場合は、ある程度の運動量が必要なため、散歩も1回につき最低50分以上は行ってあげたいものです。

時には、ドッグランなどに連れて行ってあげて、思いっきり走らせてあげたいですね。

適したドッグラン情報を知りたい方は、「都道府県別おでかけスポット情報のドッグラン情報」をチェックしてみましょう。 リンク

 

まとめ

 

犬の散歩コース変更のメリットとデメリットを紹介しました。

愛犬と毎日同じコースで散歩してしまうと、質の良い散歩とならないことが認識できたはずです。

そのためには、定期的に散歩コースを変更し、新たな刺激を愛犬に与えてあげることが大切となります。

また、中には新しい散歩コースを負担に感じてしまうワンちゃんもいるため、そのようなケースでは、少しずつ無理せずに散歩コースを変更していってあげるべきだと分かったはずです。