犬に「人間用シャンプー」はNG!ダメな理由や使用影響
あなたは愛犬のシャンプーは、どのように対応していますか?
毛が多いワンちゃんのシャンプーは意外に大変であり、しっかり乾かさないと肌荒れの原因となることも多いそうです。
そのため、思った以上に愛犬のお手入れは、全てプロのトリマーさんにお任せなんていう家庭も多いそうですが、頻度的には月に1度は愛犬のシャンプーは必要でしょう。
そうなれば、さすがに毎月愛犬をカットに出すはずもなく、自宅で愛犬をシャンプーされている方も多いと思えます。
この場合、多くの方が犬専用の犬用シャンプーを使用していますが、実は案外平気で人間用のシャンプーを無頓着に使用している方も多いのが実態だといいます。
私の知人も、愛犬が肌荒れを起こし、動物病院に連れて行ったところ、原因が人間用のシャンプー使用であり、大いに反省したと言っていたことがありました。
あなたははたしてどうでしょう。
ちゃんと愛犬のシャンプー時には、犬用のシャンプーを使用していますか?
今回は、犬に何故人間用シャンプーがNGなのか、その理由や使ってしまった場合の影響などを紹介します。
犬と人間の皮膚の違い
ワンちゃんに人間用のシャンプーを使用するのがダメな理由は、犬と人間の皮膚の違いが原因となります。
犬の皮膚は人間の皮膚と比較した場合、とても厚みが薄く1/3程度しかなく、とてもデリケートだとされています。
したがってワンちゃんは、シャンプーをし過ぎてしまうと、かえって肌荒れを起こし、通常月1度程度の頻度でよいとされているのです。
また、犬と人間の肌の質も大きく異なります。
皮膚はターンオーバーと呼ばれる新陳代謝により、古い皮膚が垢やフケとなり剥がれ落ち、新しい皮膚と生まれ変わります。
人間であれば、通常周期は28日周期とされていますが、犬の場合は皮膚が薄くその分周期も短く、20日周期とされいえいます。
また、健康な人間の皮膚のpH値は、4.5〜6.0程度の値とされ弱酸性となります。
一方ワンちゃんの皮膚のpH値は、通常6.2〜8.2程度の値とされ、これは中性から弱アルカリ性となり、人間の肌の性質で言えば超乾燥肌となります。
さらに人間と犬での大きな違いが毛の分量です。
人の毛は、毛髪として頭部に集中していますが、犬の被毛は体全身に生えています。
そのためワンちゃんは、特に湿度が高い梅雨や夏場などは、毛に覆われた全身の皮膚がとても蒸れやすく、そのため細菌も繁殖しやすく、一層犬は皮膚病をちょっとした刺激などからも発症しやすいのです。
このような理由から、犬に合ったシャンプー成分を選ぶ必要があるわけです。
犬用シャンプーと人間用シャンプーの成分の違い
犬用シャンプーと人間用シャンプーの成分を比較した場合、実はその基本成分にはさほど大きな違いはないそうです。
そうなれば、どこに違いが生じてくるのかみていきましょう。
人間用シャンプーの特徴は、コーティング剤により髪の艶を出すことと、良い香りの香料が使われていることです。
つまりこれらの成分が、ワンちゃんの皮膚には強い刺激となってしまうのです。
一番の天敵が合成界面活性剤となります。
このため、愛犬用に犬用のシャンプーを選ぶのは当然として、さらに成分チェックを行い、
合成界面活性剤が含まれないシャンプーを選ぶことが大切なポイントとなります。
ここで注意願いたいのは、犬用シャンプーを選べば安心と思いこまないことです。
例えばドッグフードを選ぶ際でも、ピンキリであることが飼い主さんならば分かっているはずです。
当然犬用シャンプーであっても、同様にピンキリで大きな差が生じることを認識しておきましょう。
犬のシャンプーは、雑貨扱いの商品となっているため、配合される成分を必ずしも記載する義務はありません。
したがって、成分明記までされていない犬用シャンプーも多くあります。
しかしそのような商品は、成分を記載することに問題があり乗り気でないわけです。
ドッグフードなどでも、価格を抑えるために粗悪な食材などを使用する際には、明確に名前を明記せず曖昧な表現に留めたり、種類を明記していないはずです。
同様に犬用シャンプーでも、成分記載がなされていない商品は、あまりおすすめできません。
成分記載がされていれば、しっかり合成界面活性剤が含まれていないかチェックしてください。
犬用シャンプーのオススメ
先ほど紹介したように、しっかり成分をチェックしてシャンプーを選ぶことが基本となりますが、正直結構手間がかかり大変です。
そこで一番の犬用シャンプー選びの間違いがなく簡単にできるオススメ方法は、プロを頼ることです。
つまり、動物病院の獣医師や、かかりつけのトリマーさんに尋ねて、ワンちゃんに適したシャンプーを紹介してもらうのです。
実際に犬用シャンプーを使用して、その効果を体験しているプロならば、間違いようもありません。
素直にお願いして、あなたの愛犬に適した犬用シャンプーを紹介してもらいましょう。
注意ポイント
プロに教えてもらうのが一番ですが、犬用シャンプーの選び方の注意ポイントを簡単に紹介しておきます。
・合成界面活性剤
一番の問題成分が合成界面活性剤です。
成分の確認が可能な場合は、合成界面活性剤入りのシャンプーはまず絶対に避けましょう。
・ノンシリコン
シリコン入りのシャンプーも注意が必要です。
見かけは毛質が良くなったように見えますが、実際はコーティング成分が毛穴に詰まり、皮膚トラブルを起こすことがあるため要注意です。
・オーガニック
オーガニック商品であれば、農薬や肥料無使用の植物が原料であり、安全だとの認識があり人気が高いです。
しかし現状は、日本にはオーガニックの規定も定まっておらず、まして犬用の商品に至っては成分明記の義務がないため、安易に安全だと勘違いしないようにしてください。
敏感肌を治そう
愛犬がシャンプーで肌トラブルに悩んでいる場合は、敏感肌となっています。
敏感肌の原因は、食物アレルギーやストレスが関連していることが多いといえます。
このため、一番の対策が毎日のご飯となります。
そこでおすすめのドッグフードを紹介しておきます。
一押しが、我が家も食べている「モグワン」です。
愛犬に食べさせて、自ら効果を実感しているのでオススメしやすいですね。
我が家の生の声の情報に興味がある方は、次の「体験レビュー」やさらに詳しく知りたければ「モグワン感想&解説」をチェックしてみましょう。
また、お腹の調子を整えることで、敏感肌も改善できます。
そこでもう一つ紹介したいフードが療養食である「犬心ドッグフード消化器ケア」です。
こちらも同様に「体験レビュー」と「犬心ドッグフード消化器ケアの感想&解説」をチェックしてみましょう。
まとめ
人間用シャンプーを愛犬に使うことが、基本的におすすめでないことが理解できたはずです。
愛犬にあなたのシャンプーを使用している飼い主さんは、直ぐに見直して、適した犬用シャンプーを購入しましょう。
紹介したように、獣医師やトリマーに相談するのが一番ですよ。
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