チワワたち犬がウンチをする際に見せる仕草にはこんな意味があった

 

愛犬がウンチをしたがっているのを見抜ける飼い主さんが多くいます。

ワンちゃんは、ウンチをする際に独特の様々な仕草をするからです。

そのため愛犬がこの動作をし出せばウンチだと分かる飼い主さんもいるわけです。

しかし犬たちは、無意味にそのような行動を取っているわけではありません。

それらの不思議に感じられたりする仕草や行動には、ちゃんと納得の意味が込められているのです。

今回は、犬がウンチをする際に見せる仕草に隠された意味を紹介します。

飼い主を見つめる

愛犬がウンチをする時、飼い主の顔をジーっと見つめながらすることがよくあります。

うちの子だけかなと思っている飼い主さんが多そうですが、これはよく犬がやる仕草の一つです。

やはり飼い主が好きなのかなと思ったりしてしまいますが、この行動一つにもいろんな意味が含まれています。

「本能行動」

飼い主をじっと見つめながらウンチをするのが、実は犬の本能に影響する行動だとされています。

あなたは想像がつきますか?

何故飼い主を見つめることが本能なんでしょうね、不思議に思えますね。

この意味は、昔の野生時代の弱肉強食の世界の名残りなのです。

犬がウンチやオシッコをする排泄の最中こそ無防備状態で、敵に教われる危険性が高い要注意な状態だったわけです。

したがって本能的に、この無防備な状態の際に、一番信頼できる飼い主さんに、「敵が来ないか見張ってて」と見つめて合図を送っていたのです。

だから、排泄時に愛犬があなたを見つめてくれるならば、信頼してもらっている証拠といえますよ。

「しつけの名残り」

あなたも愛犬の子犬期に、一生懸命にトイレトレーニングを行ったはずです。

トイレだけは特にしっかりしつけないとダメです。

根気よく何度も褒めてご褒美を与えながら、ペットシーツにしなさいとしつけたはずです。

ワンちゃんは、成犬になってもこのパピー期に仕込まれた経験をちゃんと覚えています。

したがって未だにちゃんと上手くできると、「上手くできたよ」と訴えながら飼い主さんを見つめ、褒めてもらいご褒美をもらったことを思いだしながら、前のようにご褒美を期待しているのです。

多分成功するようになっても、たまには褒めてご褒美を与える飼い主さんもいることでしょう。

そのような場合は、排泄しながら飼い主さんを見つめ、終わるとご褒美期待ですり寄ってきたりするものです。

また、OKの許可を求めている可能性もあります。

ワンちゃんはトイレトレーニングでは、何度も「そこじゃないよダメだよ」と叱られたりもしたはずです。

そのため、「どうここで正解でしょう」と、トイレの場所が間違っていないか飼い主さんに許可を求めるための仕草として見つめているのかもしれませね。

「目をそらす」

ワンちゃんのトイレ中に見つめてくる仕草の最中に、こちらが見つめ返してあげると、反対に目をそらしてしまうこともよくあります。

愛犬から見つめてきたのに何故と疑問に感じたりしている人も多いかもしれません。

でもこれにもちゃんと理由があります。

犬にとって相手と目を合わせることは、本能として緊張を感じてしまうのです。

このため、目と目が合うと自然と犬は目をそらすことが多いと知っておきましょう。

犬社会において目を見つめることは、ケンカを売って相手を挑発する意味となるのです。

人間でもよくケンカする際に、目をにらみ合ってガンつけし合ったりするのと同様なわけですね。

このケンカに発展する可能性すらある目を合わせる行為を、一番無防備な排泄の最中におこなってしまえばマズイわけです。

したがって愛犬が見つめてきて、見つめ返してあげると何故か目線をそらすという不思議な行動が完成してしまうのです。

「ウンチハイ」

ワンちゃんはウンチの後でよく興奮して走り回ったりするものですが、これが「ウンチハイ」と呼ばれる犬特有の行動です。

あなたも犬を飼っていれば、何度か見たことがあるはずです。

どうしてこんなに興奮しまくるのか不思議に感じる飼い主さんも多いはずなので、理由を説明しておきましょう。

理由は主に2つあるとされています。

1.飼い主さんへの成功メッセージ

一つ目の意味は、さんざんトイレトレーニングされた飼い主さんに、「上手くウンチが出来たよ」と、見て見て成功だよ褒めてと夢中になって訴えているわけです。

2.飼い主さんへの早く片付けてメッセージ

ウンチのニオイがしていると、敵に見つかってしまいます。
だからこれも野生時代の習性の一つで、早くウンチを敵に見つかる前に片付けてと走り回って必死に訴えているのです。

ウンチ後に異常と思えるほど走り回ったり吠えたりするのにはこんな理由があったのです。

その場でクルクル回る

多くの飼い主さんが、ワンちゃんがウンチをするサインとして受けとっている定番行動が、ウンチをするその場でクルクル回る行動です。

我が家の愛犬たちも見事にこのクルクル回転を行ってからウンチをしますね。

さてあなたは、この不思議な犬の行動の意味をどうとらえますか?

実はこれも、名残りの習性に基づく行動なのです。

いつ敵に教われるか分からなかった野生時代では、排泄時は無防備な一番ヤバイ状態だったわけです。

そのため、ウンチやオシッコをする時には、その場所が安全であるかを四方を確認してから行う必要があったのです。

この習性が未だに残っており、排泄する前にクルクル回って安全を確認しているのです。

ニオイを嗅ぐ

盛んにニオイを嗅いでからウンチをするという行動もよく見られます。

この定番行動には2つの意味が隠されています。

1.安全確認

ニオイを嗅ぐことで、回りに危険な敵(生き物)がいないか安全確認しているのです。

2.縄張り確認

犬は習性として、オシッコやウンチをして自分の縄張りを主張する動物なのです。

このためニオイを嗅いで他の犬の存在を確認しながら、ここは僕の縄張りだと主張して排泄を行うのです。

盛んにニオイを嗅いだ後で排泄しないで移動するケースでは、ここは他の犬のテリトリーだと判断して止めたのかも知れませんね。

ウンチ後に地面を蹴る

ウンチ後に地面を蹴るのもワンちゃん特有の仕草です。

この仕草の理由は2つあります。

1.縄張り主張

犬は自分のニオイをつけることで、縄張り主張を行います。

このため、地面を思いきりよく蹴ることで、ウンチなどの排泄物の自分のニオイを少しでも広範囲に広げようとしているのです。

また地面を蹴って爪痕を残すことで、力のアピールをしているのです。

爪痕を残し力のアピールでテリトリー主張する代表が熊です。

熊は自分の縄張りを回り、木に爪痕を残します。

他の若い熊がやって来たときには、この木に残った爪痕の高さの位置を確認するといいます。

自分の爪が届かない高い位置に爪痕が残っていれば、相手の体は自分より大きく闘っても勝てないことを悟り、無駄な争いをせずに去っていくといいます。

2.自分の存在を隠す

反対に敵に自分の存在を知られたくないケースでは、地面を蹴ることでウンチに土をかけて隠そうとしているのです。

土をかけることで、自分のニオイを消そうとしているのですね。

まとめ

今まであなたが不思議に感じていた、犬がウンチをする際に見せるさまざまな仕草の意味が理解できたのではないでしょうか。

野生時代の習性の名残りだったり、縄張り意識によることが多いようです。

このように犬の仕草の意味を紐解いていくのも面白いものですね。

排泄意外に関するさまざまな犬の行動にも、同様にちゃんと意味が存在します。

犬の仕草や行動の意味を知ることでより一層愛犬の気持ちが理解でき、愛情が湧いてくるものです。