チワワたち犬の散歩を悩ますひっつき虫!簡単な取り方や種類を紹介
チワワを散歩させていて、うっかり草むらに入れてしまうと大変です。
全身くっつき虫だらけで悲惨な状態となります。
また、十分注意して散歩させていても、気づかない間にくっついてくる厄介者です。
さらにワンちゃんのみならず、一緒に散歩させている飼い主さんの服にだってひっついてきて往生してしまいます。
今回は犬や服についたひっつき虫の簡単な取り方と、どんな植物なのかも教えるので、是非参考にして役立ててください。
ひっつき虫動画
ちょっとこの動画を最初に見てみましょう。
何かワンちゃんが悪戦苦闘して、しきりに自分の足を噛んだりして苦戦していますね。
どうですか?
何をしているか分かりましたね、一生懸命に体にくっついたひっつき虫を、ワンちゃん自ら頑張って取っていたのです。
この動画からもかなり取るのが大変で、気になる存在だと分かりますね。
ひっつき虫の正体は?
ひっつき虫との呼び名から、虫を想像してしまう方もいるかも知れませんが、正体は植物です。
しっかり敵の正体を認識しておきましょう。
猛暑の夏が終わり、やっと涼しくなってチワワの足取りも快調になったころに現れる難敵がこのひっつき虫です。
快適なはずの秋の散歩を悩ます厄介な存在がこのひっつき虫で、要注意すべき相手です。
本当にワンちゃんの長い被毛に絡まるとなかなか取れずに、面倒で苦戦させられてしまいます。
それでは正体を紹介していきましょう。
ひっつき虫の正体
「オナモミ」
「オナモミ」こそがまさしくミスター「ひっつき虫」と呼ばれる存在であり、この写真を見た瞬間にこいつかと声を発した方も多いのではないでしょうか。
一番厄介でチワワたちワンちゃんに直ぐにくっついて悩ませてくれます。
荒れ地があれば、どこにでも存在する植物でしたが、だんだん数が減少しており、絶滅危機と言われているそうです。
棘のようにとがった先が結構硬く、ワンちゃんの肉球の間に挟まってしまうとかなり痛がってしまいます。
愛犬の毛に絡まってしまうとなかなかとれませんよ。
みなさんも馴染みが深く、ひっつき虫と言われた瞬間にオナモミを頭に思い浮かべた方も多いはずです。
案外子ども時代には、オナモミを手裏剣がわりにして遊んだ経験をお持ちの方もいるのではないでしょうかね。
「センダングサ」
センダングサもお馴染みの存在で、こいつの厄介なところは、大量にくっついてくるところです。
愛犬を散歩するたびにくっついてくる頻度が非常に多い嫌われ者です。
そして実は思った以上に厄介です。
その理由は、形状が細いため取り除きにくいのです。
手で一本ずつ取っていては嫌になってきますよ。
目印が秋になると咲く黄色い花です。
よく目だって一目で分かるため、気づいたら絶対に近寄らないに限ります。
関東以西~九州にかけて広く分布しています。
「ヌスビトハギ」
ヌスビトハギは日本全域に分布し、センダングサ同様大量にくっついてくる厄介者です。
果実が泥棒の足跡に似ていることから、「盗人萩」と名付けられたそうです。
表面に細かな鉤が無数に並んでおり、こいつでマジックテープのような感覚でくっついてきます。
以上の3つがベストスリーと言われる存在に感じられますね。
「キンミズヒキ」
「金水引(キンミズヒキ)」も別名「ひっつき虫」と呼ばれています。
名前の由来は、細長くて黄色の花穂を「金色のミズヒキ(水引)」に例えて呼ばれています。
キンミズヒキは割とどこにでも生えており、日本全域に分布しています。
無数のトゲが種にあって、先端が鍵状に曲がっているため、ワンちゃんの毛にくっついてきます。
ただし、前述した3つの植物と比較した場合、それほど厄介者ではありません。
理由はそれほどひっつく力が強くなく、手で払えば予想以上に楽に取ることが可能だからです。
ひっつき虫の取り方
「ハードタイプのスリッカー」
愛犬家のみなさんであれば、ワンちゃんの毛玉取りや、毛のほつれ具合を直すのにスリッカーブラシは必需品です。
換毛期に大活躍してくれて、抜け毛をごっそり取ってくれて手放せません。
実はこのスリッカーブラシには、通常タイプのみではなく、ピン先に玉がついたハードタイプのスリッカーがあります。
「ハードスリッカー」
ONS スリッカーブラシ ハードタイプ中
価格:739円
このハードタイプのスリッカーブラシが、愛犬にくっついたひっつき虫を取るのに大活躍してくれます。
ピン先の玉が効き目を発揮してくれて、ブラッシングするだけで、ひっつき虫を吸い寄せるように除去してくれる優れものです。
ただしあまり強く使ってしまうと、愛犬に痛がられて「キャン」と鳴かれてしまいますから注意してください。
「犬用コーム」
犬用コームもとてもおすすめで、こちらの方が優しく取れるので、スリッカーでは痛がってしまう敏感なワンちゃん向きです。
「粗目&細目コーム」
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「トリミングブラシペットコーム」
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ワンちゃんがスリッカーを嫌がるケースでは、優しいコームを使ってみましょう。
「シャンプー」
犬用シャンプーを使い、ひっつき虫が付いた愛犬を洗って取ってあげましょう。
水をかけると通常ひっつき虫が取りやすくなります。
このため、水を毛にかけて濡らした状態で、スリッカーやコームなどを利用しながらとってあげるのがおすすめです。
なお、ひっつき虫がついたままの状態でいきなりごしごし洗ってしまうのはNGです。
愛犬の肌が傷つく可能性があるため、注意しましょう。
あくまで毛を濡らしてひっつき虫を取った後で、仕上げにシャンプーするイメージです。
「チヂミザサ」
チヂミザサは、果実が熟すると粘液出て、この粘液でワンちゃんの毛にくっつきます。
粘液による粘り気で犬の毛が汚れてしまうため、チヂミザサがくっついたケースでは、シャンプーして取るのが有効な手段となります。
「はさみでカット」
ひっつき虫を取るのが面倒で、思わずハサミでカットなどという、乱暴な行動はオススメできません。
確かに簡単な方法かも知れませんが、地肌が見えるような状態まで切り過ぎてしまえば、肌を痛める原因に繋がってしまう危険が伴います。
最近はワンちゃんの暑さ対策で良かれと思い行うサマーカットでさえ、賛否両論です。
関連記事:「チワワたち犬のサマーカットは要注意!毛質が変わったり熱中症を招く」
「嫌がるワンちゃんへの対応」
ひっつき虫は、しっかりとっておかないと毛玉の原因になってしまいます。
しかし、スリッカーブラシなどで取り除く場合、結構肌に刺さったり、毛が引っ張られるなどして痛みが生じるため、嫌がるワンちゃんも多いです。
このようなケースでは、少し面倒ですが毛を濡らすのがとても有効な手段となります。
ちなみに濡らして取れなければ手に負えません。
どうしても愛犬が嫌がるケースでは、トリマーさんに依頼して取ってもらいましょう。
人間の服についたケースでの取り方
ひっつき虫は、ワンちゃんのみの厄介者ではなく、一緒に散歩させている飼い主さんの服にも遠慮なく大量にくっついてきます。
くっつき虫は、実はいろいろな道具を活用することで、簡単に取れてしまいます。
ここでは、服に付いてしまったひっつき虫をいろいろな道具を使って取る方法を紹介します。
「軍手を使う」
実は愉快なことに、軍手使うことで簡単にひっつき虫が取れてしまいます。
軍手でなぞってあげるだけで、苦も無く服についたひっつき虫が、さらにくっつきやすい軍手に移動してくれるのです。
その様子を動画でチェックしてみましょう。
こんな具合に見事にズボンにくっついているヌスビトハギが、軍手を使えば簡単に取れてしまいます。
使用後の軍手は使いものにならないため、使い古しを使用して取り除くようにしましょう。
「ペットボトルで取る」
ひっつき虫は、結構いろんな物を利用して取り除くことが可能なのです。
ちょっと意外に感じるかも知れませんが、ペットボトルを使っても取り除けてしまいます。
ペットボトルを使うケースでは、一工夫加えるだけで驚きの便利機能がプラスされることとなります。
種明かしする前に、実際にペットボトルを使ってひっつき虫を取る動画を見てみましょう。
動画で見たように、ペットボトルを使えば、汚さず室内でもひっつき虫を服から取ることが可能となります。
ペットボトルの側面に、縦10㎝・横3㎝程度の長方形の穴を開ければ、準備万端です。
これで動画のように、ペットボトルを使って取り除いたひっつき虫を、ペットボトルの中に落として取り除くことが出来てしまいます。
なお、ペットボトルを使うケースでは、滑らせる感覚で削り取っていくため、引っかかってしまうような素材の服に付いた場合は、効果をあまり発揮できません。
「ウェットティッシュで拭き取る」
続いて、ウエットティッシュを使って拭き取る動画を見てみましょう。
このようにウエットティッシュでも簡単に取れるものなのです。
要は、ひっつき虫がどちらの素材によりひっつきやすいかという問題に尽きるわけです。
多分、ガムテープの粘着力を使ってひっつき虫を取っている人が結構いると思います。
そのような方は、ウエットティッシュの方がおすすめです。
ウエットティッシュならは、動画で見た通り優しく刺激がないため、服の素材を痛める心配が無用です。
しかも取り終われば、そのまま丸めてゴミ箱へポイすればおしまいという手軽差です。
「魚のうろこ取り」
ダイソーに売っている100円のうろこ取りを使うのもOKです。
これも動画で、ひっつき虫を取る様子を見てみましょう。
まさしく魚のうろこをはぎ取るイメージですね。
動画を見ていると、結構強く力を入れてこすっており、刺激が強く働く感じです。
このため、服が傷む危険性があるため、服の素材に注意が必要となります。
したがって、個人的には今一と感じます。
優しい刺激のウエットティッシュや軍手が良さそうに思います。
道具を使用するケースでは、服の素材やひっつき虫の種類によって、使い分ける必要がありそうですね。
道具を使う以外の方法
「乾燥させる」
粘液を出し、糊のようにベタベタした感じでくっついている種類のひっつき虫の場合、天日干しなどで乾燥させるのがおすすめです。
粘液を乾燥させることで粘り気がなくなり、この状態になれば手で軽く払うだけで、ポロポロと落ちて取れてしまいます。
早急に取りたい場合は、ドライアーで乾燥させても問題ありません。
「洗濯する」
王道のベスト方法は洗濯することです。
紹介したいろんな方法でひっつき虫を取った後の最後の仕上げとして、洗濯を行いひっつき虫との戦いを完了させましょう。
なお、洗濯する時におすすめのコツが、普段よりも柔軟剤を多めに入れることです。
これでひっつき虫を取って傷んだ服のケアにも役だち、さらに万一しぶとく残ったひっつき虫も一網打尽にキレイに取れますよ。
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