チワワが喜ぶ撫で方と嫌がる撫で方!注意点とコツを知ろう
犬好きの方であればついワンちゃんを撫でたくなってしまいます。
でも不用意にしらないワンちゃんを下手に撫でれば、最悪噛まれてしまうことだってあり得ます。
チワワが喜ぶ撫で方を知っておきましょう。
仲良しになれる撫で方のコツがちゃんとあるのです。
はたしてワンちゃんのどこを撫でてあげれば、一番喜ぶと思いますか?
ニャンコであればみなさん、喉を撫でてあげればゴロゴロ喉を鳴らして喜ぶと、すぐ小さな子供からでも返事が返ってきます。
しかしワンちゃんの場合は、とくにここだと言う認識はないみたいで、みなさんまちまちの意見となります。
一度小学生たちに聞いてみたことがあるのですが、一番多い意見は頭でしたね。
今回はチワワが喜ぶ撫で方や、撫でれば喜ぶ場所や、嫌がる場所などについて紹介していきます。
チワワは撫でられることは好きなのか?
あなたは「グルーミング」という言葉を聞いたことがありませんか?
ニホンザルのグルーミング(毛づくろい)が有名で、よくテレビ番組で見かけたりします。
実はワンちゃんたちも、群れで生活していた時には、よく犬同士でグルーミングを行っていました。
グルーミングとは単なる体の手入れだけを指すのではありません。
犬同士がポジティブな友好関係を築く上で、大切なリラックスプログラムとして機能しています。
今でも兄弟犬たちがじゃれ合いながら、相手の背中や首筋などをゆっくりと舐めたりしてあげている様子がよく見かけられます。
さらに、前歯などで小刻みに耳元や首筋を噛んだり、前足をかけてみたり口を大きく開けてみるなどの、愛情表現を表す行動が頻繁に見られます。
これらの行動が全てグルーミングなのです。
飼い主に信頼を寄せているチワワは、さかんに飼い主さんにもじゃれてきてグルーミングを行ってきます。
この時飼い主さんも手で少し撫でたり、こすったりして遊んであげるはずです。
何気なく飼い主さんがチワワにしてあげているそのような動作が、いわばグルーミングに相当するとする仮説もあるのです。
つまり人間の手が犬の口に相当するわけであり、手で撫でたりしてあげることがグルーミングとなるのです。
そうなれば、チワワは撫でられるのが好きに違いなくなりますね。
実際に愛犬をなでてあげれば気持ち良さそうに目を細めて、嬉しそうな表情を浮かべるものです。
そしてもっと撫でてと寄り添ってきます。
しかしこれは、チワワと飼い主さんの間で見事に、信頼関係が構築されているからこのような状態となるわけです。
本来であれば、チワワは撫でられることが大好きなのです。
チワワがもしもあなたに撫でられることを嫌がる様子が見られるケースでは、まだしっかりした主従関係が築かれていない証拠です。
特に野良犬だったりしたワンちゃんの場合、社会性が乏しく、情緒が不安定なため、撫でられることを嫌がったりします。
撫でられることをワンちゃんが嫌がっている間は、心理的なストレスを抱えているケースが多いものです。
本来であればワンちゃんは、撫でられることが好きであるとの事実を見つめ、撫でられることを嫌がらないようにしてあげることが必要なのです。
チワワが喜ぶ2つの撫で方
ワンちゃんが喜ぶ撫で方は2つあります。
1.マッサージ風の撫で方
人間はマッサージが大好きで、とてもリラックスできて気持ち良く感じられます。
実はチワワだって同じなのです。
人間もワンちゃんも同じ生き物。
たくさん共通点があるのです。
チワワにいろんなことをしてあげるに際して、自分が喜ぶかどうか考えながら行ってあげれば、実はそう滅多に大きな失敗はしないものです。
人間と犬なんて違いはそうそうないのですよ。
さて犬好きのあなたなら、ワンちゃん向けの専用のマッサージ店やサロンがあることを当然知っていることでしょう。
つまりワンちゃんたちが、マッサージされるのが大好きだからこそ、そのようなお店が存在するわけです。
何と実は、チワワにお灸をしてくれるサロンまであるのですよ。
というわけで、「マッサージ風に撫でる」ことができれば、チワワがリラックスできて喜ぶこと請け合いなのです。
それでは分かりやすく、コツを紹介していきましょう。
一番のポイントが、ワンちゃんのリンパの流れをよく知って、その流れに沿ってマッサージしてあげるように撫でてあげることです。
リンパの流れなんて難しいことを理解しなくてはいけないのなんて、思わず緊張しているあなた、ぜんぜん問題ありません。
最初は分からなくて当然。
先ずはチワワの様子を伺って撫でてあげましょう。
そして、チワワが気持ち良さそうな仕草をしていればそれで十分OKです。
それでは、マッサージポイントをレッスンしていきます。
まず最初のポイントが「耳の後ろ」です。
耳の後ろは、非常にリンパが溜まりやすい場所なのです。
だからまず最初に、チワワの様子を観察しながら、片手で軽くチワワの耳の根元を握ります。耳の後ろを力を入れ過ぎないように十分注意して、やさしくそしてしっかりほぐしてあげてください。
その後マッサージが完了したならば、耳の先へ向かって手を抜くようにするのです。
これでバッチリ、チワワが喜ぶこと請け合いの撫で方だよ。
続いて、耳の後ろから背中に向けて一方通行でマッサージを行います。
ポイントはこの一方通行。
これが、リンパの流れに沿ってマッサージしていることに当たるのです。
さらに次は、チワワの頭のてっぺんからスタートして、首を通って背中を撫で、そのまましっぽまでゆっくりと一直線に撫でてあげましょう。
仕上げは、チワワのしっぽを軽く握ります。
そして、スッと抜いてあげます。
こうすることでチワワが、身体感覚を自覚できるのだそうです。
そしてとてもリフレッシュできる撫で方なのだそうです。
是非一度愛犬に試してあげて、様子を伺ってみてください。
「こちょこちょしてあげる」
こちょこちょなんて表現すると、なんか脇の下などをくすぐってイタズラするイメージが浮かぶでしょう。
実はまさにその通りなのです。
人間も背中が痒い時に手が届かず、そんな時に重宝する道具が孫の手です。
人間は道具が使えますが、チワワは残念ながらそこまで器用ではないですね。
だからチワワは、痒い箇所があっても自分では手が届かない所が多いわけ。
だからそのような箇所を、こちょこちょしてあげるように撫でてあげると、とてもチワワは喜びます。
チワワがどうしても、なかなか自分で掻いたり舐めたり出来ない場所が脇の下です。
だからここをこちょこちょしてあげると、とても喜びます。
騙されたと思って一度試してみてください。
脇の下はワンちゃんが自分で舐めたりして、毛づくろい出来ない場所なので、ブラッシングしながら撫でてあげるようにしましょう。
特に毛の長いワンちゃんは要注意、毎日撫でたりブラッシングしてあげて、ワンちゃんに変わってあなたが皮膚の状態をチェックしたり、毛玉が出来ないように注意してあげましょう。
初めてのワンちゃんの撫で方
初めてのワンちゃんの撫で方は、下から手を出しワンちゃんが近づいてくるのを待つことです。
あなたから動いて撫でに行くのは、本来NGなのです。
そして実際にワンちゃんを撫でる時は、最初は優しく触りながら様子を見ます。
特に嫌がる様子が感じなければ、だんだんしっかり強く撫でてあげるようにしていきましょう。
注意する撫で方
「いきなり上なら頭を強く撫でる」
特にチワワは頭がへこんで、頭蓋骨が開いていたりするので頭を強く撫でるのは要注意です。
頭をいきなり上から撫でてしまうと、あなたに慣れていない初めてのワンちゃんなどは大抵ビックリしてしまいます。
見えない角度からゆっくり撫でることが大切なのです。
しつけがされているワンちゃんであれば、吠えたり噛んだりまではしないですが、体をすくめる動作が見えたケースでは、ビックリした証拠です。
嫌がっているので、頭ごなしに上から撫でるのは止めておきましょう。
「チワワが寝ているときに撫でる」
誰しもついやってしまうのが、ワンちゃんが寝ている時に撫でてしまうこと。
これは敏感なワンちゃんを驚かせて、目を覚まさせてしまいます。
チワワが寝ているときに撫でるのがNGである理由を詳しく知りたい飼い主さんは、次の記事をチェックしてみましょう。
関連記事:「チワワの寝方と寝ている時にしてはいけないNG行為」
「撫でるタイミングに注意」
チワワも触られるのを鬱陶しく感じてしまう瞬間があります。
必ずチワワが嫌がるだろうタイミングは次の2つです。
・食餌中
・楽しく遊んでいる最中
これは常識で分かるタイミングですね。
誰だって食事中に邪魔されるのは嫌です。
また、楽しく走り回ったり、お気に入りのおもちゃで遊んでいる時に、無理やり静止させられて、撫でられるなんて嫌に決まってますよね。
チワワが撫でられて気持ちがいい場所
「首から背中にかけて」
人間の場合、肩こりという言葉があるように一番肩がこります。
ワンちゃんの場合は四つ足動物のため、人間と違って四足歩行のため、常に頭を上に持ち上げて行動しています。
そのため、チワワは常に首の後ろに力を入れているのです。
だからチワワの場合、肩こりではなくて首が凝るのです。
したがってその凝っている箇所である首を含めて、頭からスタートして順番に、流れるように首、背中と撫でてあげるとチワワは夢心地に嬉しがりますよ。
「足の付け根」
特に後ろ足の付け根部分を撫でてあげると、チワワは喜びます。
基本的にはワンちゃんにとって、各肢体の付け根は気持ちいい場所と言われています。
実際にあなたが撫でてあげれば、反応が分かりますよ。
必ず気持ち良さそうに、目を細めてリラックしている様子が伺えます。
「眉と眉の間」
人間の赤ちゃんも眉と眉の間を撫でてもらうのが大好きですが、チワワも同様。
眉と眉の間を撫でてあげるとリラックして目を細めていますね。
そのまま眠っちゃったりもしますよ。
それだけここも気持ちがいい箇所です。
「顎の下」
顎の下って言えば、ニャンコの専売特許のように思いますが、実はチワワも大好き。
犬好きの飼い主さんであれば見逃せないポイントですよね。
だから、必ず最初に顎の下を撫でてあげる方も多いかもしれません。
片手でニャンコの喉を撫でるイメージでもいいですが、ワンちゃんの場合は、両手で顎の下の両端を揉むようにして撫でてあげるのもオススメです。
この場合、チワワと向き合っていれば、気持ちよさそうにしながらアイコンタクトを送ってくる子も多く、可愛く感じる瞬間ですよ。
でもこれは、信頼関係を築いた飼い主さんとだからできることだとも言えます。
顎の下やお腹などはチワワたちワンちゃんの急所なわけです。
だからこの個所は、信頼関係が結ばれて初めてチワワが、安心して触らせてくれる箇所でもあるのです。
だから顎の下がワンちゃんの喜ぶ場所だとして、初対面のワンちゃんの顎の下を撫でようなんてことは止めておいてくださいね。
後信頼関係が築けたチワワであれば、頬も撫でてあげましょう。
特に食後は、食事の汚れが付いていたりします。
頬をなでながらモミモミして、綺麗に拭いてあげるのがおすすめです。
「尻尾の付け根」
尻尾は、ワンちゃんが嫌がる箇所とのイメージを持っている飼い主さんも多そうです。
ワンちゃんが嫌がるのは、通常尻尾の先です。
尻尾の付け根は大抵とても喜びます。
理由は単純。
ワンちゃんは激しく尻尾を振ります。
だから尻尾の付け根の筋肉って疲れるのです。
だから優しくさすってマッサージしてあげれば気持ちがいいのです。
さらに尻尾の付け根って、なかなかチワワが届きにくい箇所です。
だから痒い時なども、自分ではなかなかかけないから気持ちがいいのです。
チワワが撫でるのを嫌がる2つの箇所
ワンちゃんたちが共通して、撫でられるのを嫌がる箇所が2つあります。
覚えておきましょう。
1. 頭
以前私が小学生たちに、ワンちゃんのどこを撫でてあげると良いか質問した時に帰ってきた答えが「頭」でした。
このように人間は、「撫でる」と聞くと反射的に頭を撫でるという絵が思い浮かぶのです。
だから無常さにチワワの頭を上からいきなり撫でてしまいがちですが、これはワンちゃんにとっては、決して気分がいいものでは無いと知っておきましょう。
特にワンちゃんは、初めての知らない人がいきなり頭を撫でようとするならば、攻撃されるかもしれないという恐怖心が芽生えて怯えてしまうのです。
よくワンちゃんの頭をいきなり撫でようとして、唸られてしまうケースってありますね。
信頼関係が築けている飼い主には、嫌な素振りを見せないかも知れませんが、頭ばかりを執拗に撫でていれば、内心では嫌がっていますよ。
頭だけにこだわらずに、頭から首下にかけた広範囲を撫でてあげるのがおすすめです。
2.体の先っぽ
ワンちゃんは、基本的に体の先っぽに当たる場所を撫でられるのが苦手です。
一番顕著なのがしっぽの先っぽ。
これは嫌がりますね。
後は足の指先なども嫌がります。
指先を触ろうとすれば、チワワは大抵反射的に足を引っ込めますね。
これは単純に嫌だからです。
このようにチワワたちワンちゃんには、基本的に触られることを嫌がる箇所があることを知っておき、そのような箇所は、わざわざ触るなんてバカな真似は止めておきましょう。
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