チワワの寝方と寝ている時にしてはいけないNG行為
チワワって本当によく寝ます。
ワンちゃんの一日における平均睡眠時間は12~16時間だそうですから、まあ寝てばかりいても当然なのです。
チワワがスヤスヤと幸せそうに眠っている寝顔を見ていると、思わず心が安らぎ癒されますね。
まったく天使の寝顔です。
チワワの寝方を少し観察してみると、結構いろんな寝方をしているものです。
実は寝方の仕方によって、いろんな意味があるのです。
その時のチワワの状態が分かるので、寝方の意味を知っておきたいですね。
チワワが寝ていると、つい触ってかまいたい誘惑に襲われてしまいませんか?
でもチワワが寝ている時に、つい触ってしまうのはNG行為。
そりゃそうですね。
気持ち良く寝ているのに、触られて無理やり起こされたりしたのでは、たまったものではありません。
それこそチワワが寝ている時に触り、本当にチワワが怒って噛まれたなんて経験ありませんか?
意外に寝起きが悪い子が多くて、対処に頭を悩ませる飼い主さんが多いみたいです。
今回は、チワワの寝方と寝ている時にしてはいけないNG行為について紹介します。
チワワの寝方
「基本姿勢はうつ伏せ」
日中などにチワワが寝ている様子を伺ってみると、多くの時にうつ伏せで寝ているのを見慣れているはずです。
ワンちゃんの寝方の基本姿勢はうつ伏せなのです。
うちの子は違うよなんて言う飼い主さんもいるかもしれません。
実はワンちゃんって、結構いろんな寝方をするものです。
それではチワワの主な寝方について紹介して、その寝方の特徴を示していきましょう。
「うつぶせ寝」
うつぶせ寝の仕方は、左右両方の前足を前方に出します。
そしてその間から、可愛い顔をのぞかせて無邪気に寝ています。
・うとうとしたうたた寝
・体温を逃がさない
・急所のお腹を守る
・警戒心が強い状態
チワワがうつぶせ寝をしている時には、上記のような状態なのです。
チワワがうつぶせ寝を基本とするのは、野生時代の習性のためです。
自然界には敵も多く、いつ天敵が近寄ってくるか分からないため、なかなかリラックして熟睡なんてできません。
そのため、急所であるお腹を守るためにうつ伏せになり、同時に武器である顎を床や地面につけて攻撃態勢を保っているのです。
そして少しの物音にも敏感に反応できるように、熟睡せずにうとうとした状態で寝ているのです。
だからチワワがうつぶせ寝している時は、警戒心が強い状態だといえます。
またうつぶせ寝は、体温を逃がさない効果もあります。
それは、ワンちゃんの体毛の特徴として、みなさんお馴染みの通り、背中よりお腹の方が薄いからです。
チワワがうつぶせ寝をしている時にはうたた寝なので、少しの物音でも目を覚ましてしまうので注意してあげましょう。
また、チワワがうつ伏せで眠っている時でも、体全体がだらしなくビロンと伸びていたり、足がベタッと広がっているなんて寝相の時がありますね。
実はこの時は、チワワが同じうつ伏せ状態で眠っていても、とてもくつろいでいる状態なのです。
「仰向けで眠る」
あなたは、チワワが呑気におへそ丸出しの「へそ天」と呼ばれる仰向け状態で、寝ているのを見たことがあるでしょう。
これは、ワンちゃんの最大の急所であるお腹を見せて、無防備で寝ているわけです。
だからまったく警戒心がなくなっており、安心しきっている状態です。
この状態でチワワが寝ていれば、あなたの家が安全だと信頼している証拠。
だから飼い主さんにもなついており、何の不安も抱いていないわけです。
また、チワワが「へそ天」状態で寝ている時は、暑い証拠とも言えます。
暑かったり、またチワワが激しい運動をした後で寝る時には、このおへそ丸出しのへそ天状態で寝ていることが多いのです。
無防備におへそ丸出しでチワワが寝ている時は、完全に安心して熟睡モードに入っています。
だからこの時には触ったりせずに、チワワの眠りを妨げることなく、ゆっくり思う存分寝かせてあげましょう。
「横向きに眠る」
横向き寝は、チワワにとってはとても楽な寝方だといえます。
だから、リラックスして熟睡しています。
この寝方のケースも、警戒心などは抱いていません。
また寒い時にはチワワはこのような寝方はしないので、横向きになって眠っているケースでは、暑そうにハアハアと荒い息をしていないか注意してあげましょう。
「丸まって猫のように眠る」
ドーナツ寝は、ニャンコの専売特許なんて思ってしまいますが、チワワもよく丸くなって寝ています。
この寝方をするのは寒い時期です。
身体を丸めることで、寒さに弱いお腹部分を守り、さらに冷気にさらされる部分を少なくする工夫をしているわけです。
チワワは冬場などの寒い時期には、体温を逃がさないように丸まって眠っているのです。
だからもしも、寒くもないのにチワワがこの眠り方をしているケースでは、丸まることで急所のお腹を出さずに守っていると考えられます。
したがってリラックしておらず、警戒しているケースだといえます。
「飼い主さんにくっついて寝る」
チワワが甘えてすり寄って来て、飼い主さんにくっついて寝ることもあります。
これは信頼関係が良好な印。
チワワは仲間と認めていなければ、決して肌をくっつけて一緒に寝ようなんてしませんよ。
甘えてすり寄ってくれば可愛いものですよね。
このような関係が築けていれば、バンザイです。
チワワが寝ている時のNG行為
「触る・撫でる」
多分チワワが寝ているときに、思わず私も含めて飼い主のみなさんも、ついついやってしまうNG行為が触る・撫でる。
反省しています。
分かちゃいるのだけど、チワワの天使の寝顔の誘惑に負けて、思わずなでたり触りたくなってしまうものです。
それこそ起こさないように優しくそっとチワワに触ったつもりでも、「ビクッ!」と反応を示し、必ずというくらい目を覚ましてしまいます。
このように、ワンちゃんってとても神経質なのです。
確かにチワワは、せっかく気持ちよく安眠をむさぼって夢心地だったはずが、いきなり急にこんな迷惑行為をされて、触られてしまうわけだからビックリして起きて当然。
でもこのように、チワワが目ざとい理由がちゃんとあります。
実はこれも、野生時代の名残りが成せる技なのです。
ワンちゃんは、睡眠時はとても敏感。
それは敵から身を守るためであり、すぐに反応して目を覚まさなければ、命にかかわったためです。
そのためワンちゃんは、寝ている睡眠時間の8割が眠りの浅い「レム睡眠」なのです。
これは、人間のレム睡眠が2割と言われるので、まったく正反対ですね。
だから、チワワは横になって体を休めていても、脳は完全に休んでいるわけではなく、常に警戒態勢をとっているのです。
だからチワワが寝ている時に触ってしまうことは厳禁。
いくら優しく触ったり撫でただけでも、すぐ目を覚ましてしまいます。
そのためグッと我慢して、チワワが目を覚ましたならば倍返しで、目一杯スキンシップや遊んだりしてあげましょう。
「大きい音を立てる」
みなさんご存知の通り、チワワたちワンちゃんの聴覚は鋭く、人間の4~6倍と言われています。
だからチワワはとても音に敏感。
人間でも神経質で、少しの物音でも目を覚ます人がいますが、ワンちゃんたちはその比ではないのです。
だからチワワが寝ている時に大きな音を立てるのはNG。
私たち人間が、それほど大きくないと感じるような音でも、このためチワワは目ざとく目を覚ましてしまうのです。
間違っても、やんちゃ坊主のチワワが寝ている間に掃除を済まそうと、掃除機をかけるなんてバカな真似は止めてくださいね。
「愛犬の名前を呼ぶ」
あなたのチワワが眠っている時に、意味もないのに無駄に愛犬の名前を呼ぶのはNG。
賢いワンちゃんは、しっかり自分の名前に反応して目を覚ましてしまいますよ。
ダメだと知りながらも、イタズラ好きなダメ飼い主の私は、ウチの子のチワワの「ビビ」の名前をわざと呼んでみたことがあります。
直ぐに見事なもので、パチリと目を開けますよ。
確かにワンちゃんは、本当に敏感に自分の名前に反応します。
だから愛犬の名前を寝ている時に不用意に呼んでしまうのは厳禁。
ワンちゃんは、しっかりと言葉を覚えているんですよ。
我が家では、ワンちゃんにエサをあげる時に、「ご飯」と言ってからあげていました。
するとしっかりこの「ご飯」という言葉を覚えてしまって、うっかり使ってしまうと、目ざとく聞き取って、「フードの時間なの頂戴」って具合に駆け寄ってきます。
まったく参っています。
こんな具合だから、あなたのチワワの名前が日常会話に出てくる単語だったりすれば要注意。
うっかり何げなく、チワワが眠っている時に使ってしまうことで、目を覚まさせてしまう危険が生じてしまいます。
今の子たちの前にウチでは、ミニチュアシュナウザーを飼っていたのですが、その子の名前が「キャンディ」。
だから滅多に使いませんが、うっかりキャンディが寝ている最中に、「キャンディ食べたい!」なんて具合に会話してしまえば、起こしてしまうことになったわけです。
「うっかり踏んでしまう」
チワワは特に体が小さく目立たないので、うっかり睡眠中でおとなしくしている際に、踏んでしまうことが無いように注意しましょう。
結構通り道にさり気なく寝ていたりして、ビックリすることがあります。
チワワって寒がりです。
だから冬場は要注意、毛布やうっかり脱いだ服などをソファーの上などに置いておくと大変、すぐ潜り込んでいます。
チワワは超小型犬で、体格が華奢なので本当に衝撃に弱い。
うっかり踏んずけたり、蹴飛ばしたりしてしまったらマジでヤバイです。
あと注意して欲しいのが、チワワと一緒に添い寝しているケース、うっかり寝がえりを打って下敷きになんてことだってありえます。
またベッドで一緒に寝ている場合は、落下事故の危険性だってあります。
周りにクッションを敷くなどの対策も必要となります。
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