チワワが飼い主さんに見せる心を許したありがとうの愛情表現サイン
チワワは言葉を喋ることはできませんが、態度で喜びや怒り、好き、嫌いなどさまざまな感情を全身を使って表現してくれます。
このサインを見逃さなければ、言葉不要でチワワの気持ちを読み取ることが可能となります。
今回は特に、チワワが飼い主さんに対して、「ありがとう」の愛情表現サインを送り、心を許した様子を紹介します。
「笑顔を受かべる」
ワンちゃんだって嬉しい時には、自然と表情が緩むものです。
目がキラキラと輝き、口元や頬を緩めているチワワを見ると、まるで笑顔を浮かべているように感じられる時があるものです。
このような感じの時には、間違いなくチワワは満足して「ありがとう」の感謝の気持ちを表しているに違いありません。
いつも愛犬と一緒に暮らしている飼い主さんであれば、自然と敏感に感じ取れてしまうものです。
「尻尾をゆっくりと大きく左右に振る」
ワンちゃんの尻尾の振り方はいろいろありますが、チワワの気持ちを表す大切なパラメーターの役割を担っています。
通常、愛犬が喜んでいるときは、明るい表情で尻尾を大きく左右にゆっくり振ります。
これは、日ごろから観察していると気づくことができます。
チワワが喜ぶ時は、一緒に遊んであげる時や、おやつがもらえる時などです。
このような時には、尻尾をゆっくりと左右に大きく振っています。
この尻尾の振り方をしている時には、愛犬は「ありがと~」と言っているわけです。
「頭や鼻でコッツンと当ててくる」
愛犬があなたの顔を頭や鼻で、軽くツンツンと突っついてくることがありませんか?
これには2つの意味があるとされています。
・あなたのことを信頼している証拠。
・あなたをリーダーとして認めている証拠。
チワワがあなたに頭や鼻でコッツンと当ててくる場合は、しっかりとしつけが行えており、正しい上下関係が構築されている証拠です。
愛犬が飼い主さんに対して心を許していたり、あなたを信頼してリーダーと認めていますというケースでなければ、上記のような態度をワンちゃんは示しません。
ただ可愛がるだけではダメなのです。
しっかりとワンちゃんをしつけることで、初めて真のお互いの関係を深めることができると知っておきましょう。
「手や顔をなめてくる」
愛犬が飼い主さんの手や顔を舐める行為は、一見何気ない自然な行動のように思えます。
しかしこのような、飼い主さんの手や顔を舐める行動も、立派なチワワの感情表現のひとつと言えます。
愛犬が飼い主さんの顔をペロペロなめる行為は、子犬が母親に甘えるときにする行動なのです。
また同時に、飼い主に対する親愛のあかしでもあるのです。
このようにチワワがしたってくれて、愛犬になめられるのは嬉しいことでしょう。
しかし、ワンちゃんの口腔内には、さまざまな菌が存在していることも忘れてはいけません。
ズーノーシス(人獣共通感染症、動物由来感染症)を引き起こす恐れもあるため、口元をなめさせるのは避けたほうが無難です。
ただし、頭からいきなり「ダメ」「やめて」と拒否するのは考えものです。
チワワは一生懸命に愛情表現してくれているわけですからね。
このような時には、自分の口元に手を当てて、チワワに手を舐めるように誘導するのがおすすめです。
後で忘れずに手を洗っておけばOKとなりますからね。
「仰向けでお腹を見せる」
チワワが犬の急所であるお腹を見せて、仰向けになって寝ていれば、飼い主さんのことを信頼している証拠です。
また、構ってほしいというサインであるケースともいえます。
本来柔らかくて、敵に襲われてしまえば致命傷になる弱点のお腹を、ワンちゃんは防衛本応から決して相手に見せないものなのです。
この弱点のお腹を平気で見せて、飼い主さんの目の前でごろんと腹を出すようなケースでは、飼い主さんに対して絶対の信頼感と安心感を抱いている証と言えます。
「おしりをくっつける」
「お腹を見せる」というサインを紹介しましたが、同様の意味を持つサインとしてチワワが「お尻をくっつける」という仕草があります。
お尻を相手にくっつけるという仕草は、相手に背を向けてしまうわけです。
つまりこれも、敵に背を向けてしまえば、攻撃することができずにすぐに襲われてしまうわけです。
だからこの行動も、お腹を見せるのと同様の意味があり、決して信頼していない相手に対しては、お尻をくっつけることはないそうです。
なお、この行動には、こちら側は自分が受け合うから、反対側は頼みますという意味も含むそうです。
「深いため息」
ストレスを感じるときによく起こる症状がため息です。
しかし、深いため息をつく場合は、安心しているときや満足したときに結構つくものです。
これは人間に限った行動ではなく、ワンちゃんも同様なのです。
満足して満ち足りた時などに、深いため息をチワワがつくものなのです。
しかし、短いため息は注意が必要です。
これは、ストレスを感じている証拠のサインとなるからです。
「スリスリしてくる」
愛犬は、甘えたいときなどにはよく、飼い主に近づいてスリスリしてくるものです。
ただし、不安な時にもスリスリしてくるケースがあるといいます。
愛犬がすり寄ってきたケースでは、しっかりチワワの表情を読み取り、甘えたいのか不安を感じているのかを見抜くことが大切です。
スリスリしてくるときには、愛情を与えてあげるのがおすすめです。
特にチワワが少し不安そうな顔をしている時などは、優しく声かけを行い、思いっきり抱きしめてあげましょう。
「ご主人のものに囲まれて寝る」
愛犬ってよく飼い主さんのベットで寝ていたり、置いていた服の中で寝ていたりするものです。
これは、愛犬が大好きな飼い主のニオイに包まれることで、リラックスできるからです。
つまり、飼い主さんが大好きな証拠なわけです。
ワンちゃんは、臭覚がとても優れているから、とてもニオイには敏感なのです。
まとめ
チワワが、飼い主さんに見せる心を許した「ありがとう」の愛情表現サインをいくつか紹介しました。
飼い主さんであれば、どれも思い当たるサインばかりのはずです。
チワワは喋れなくても、このような仕草で気持ちを伝えてくれます。
また、ワンちゃんはいつも飼い主さんの様子をよく観察しており、自分が気持ちを態度に出すのみならず、仮に飼い主が落ち込んでいるときは、寄り添って癒してくれるものです。
涙をペロペロと舐められたなんて言う経験をお持ちの飼い主さんも、中にはみえるのではないでしょうか。
このように、愛犬と飼い主さんの心は強く通いあっているものなんですよ。
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