気管虚脱は、どんどん進行していく病気ですが、早期状態であれば、予防も兼ねて自宅で愛犬に簡単にできる気管虚脱のオススメ対処法がいろいろあります。
ちょっとした注意事項ばかりとなりますが、これらの対処法で、少しでも愛犬の症状が改善できれば有難いものです。
飼い主さんは、まずは愛犬への基本の対処法として、少しでも咳が出にくい環境作りに注意してあげましょう。
そこで飼い主さんが、最初に愛犬に注意してあげたいのが次の2点です。
・首輪をハーネスに変える
直接気管に刺激を与えてしまう原因の一つが、特に引っ張り癖のあるワンちゃんの首輪です。
なお首輪は、単純に装着しているだけでも、特に体が小さな小型犬などには、気管への圧迫に繋がります。
このため、散歩以外の状態では、外しておくことが大切です。
また、散歩の際には、首輪をハーネスに変えてあげましょう。
最初は首輪に比べて着け外しが面倒に感じられますが、慣れてしまえばそれほどでもありません。
首輪が首に負荷をかけ、気管に刺激を与えることは明白です。
気管虚脱だと診断されている場合は当然ですが、気管の軟骨部分の構造などが弱い小型犬の場合、出来ればハーネス使用がおすすめです。
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おすすめハーネスの「イージーウォークハーネス」を紹介します。
このハーネス商品のウリは、引っ張りグセの矯正が可能なことです。
元来のハーネスのデメリットがしつけがしにくいことでした。
ところが、イージーウォークハーネスは、従来品のリードが背中側に来る商品と異なり、リードが胸の前にくるようにしたことで、ワンちゃんがグイグイ引っ張ろうとすれば、肩甲骨と胸全体を優しく締め付ける効果が生じ、ワンちゃんを制御するのです。
もちろん体に付けるため、喉元への刺激はありません。
愛犬が咳の発作を起こしてしまいやすい状況が、激しく興奮した時です。
ワンちゃんは、大好きな飼い主さんと一緒に遊ぶことを最も喜びます。
そして同時に嬉しくて、つい激しく興奮してしまう場面でもあります。
なかなか愛犬を興奮させずに遊んであげることは困難ですが、気管虚脱と診断されたケースでは、ボールや紐などの道具を使う遊びは、激しい運動に繋がりつい興奮させてしまうため、できれば避けるようにしましょう。
愛犬は飼い主さんと一緒にいて、構ってもらえるだけでも十分嬉しいといえます。
したがって、興奮させないように落ち着いたトーンで話しかけ、優しくなでてあげたりして、コミュニケーションを図ってあげるだけでも十分です。
また、飼い主さん自体も、大好きな愛犬と触れ合って、決してはしゃいでしまったりしないように心がけましょう。
あなたが興奮すれば、必ず愛犬は一緒になって興奮してしまいますからね。
愛犬が肥満になって太り過ぎてしまうと、皮下脂肪で気管を刺激してしまいます。
目安として、愛犬の喉元をチェックして、肋骨がわからないほど太っていれば要注意です。
愛犬が太ってしまう一番の理由が食べ過ぎです。
このためまずは、愛犬に与えている食事の量を適正体重に合わせて見直してみてください。
気管虚脱のワンちゃんの場合、どうしても運動を抑え気味にしてしまうため、適正体重に合わせた適量の給餌量でも、太ってしまいがちとなります。
したがって、ドッグフードを低カロリーに変える必要が生じてきます。
ただし最近は、いくらでも豊富に肥満犬向きのダイエットフードが販売されています。
もしお迷いならば、次の肥満犬にオススメなダイエットドッグフードランキングの記事を参考にして選んでみてください。
ランキング別で、肥満犬にオススメなダイエットドッグフードが紹介されています。
また正しい、ダイエットドッグフードの選び方のポイントも紹介しています。
多くのワンちゃんは、散歩が大好きです。
ただしあなたの愛犬が、気管虚脱になってしまったケースでは、散歩コースの見直しが必要となります。
散歩はワンちゃんのストレス開放にも繋がり、さまざま刺激を脳に与え認知症の予防にも役立ちます。
また、筋力維持にも効果を発揮するなど、多くのメリットがあります。
このため愛犬が、気管虚脱になったとしても直ぐに止める必要はありませんが、当然今まで同様というわけにはいきません。
散歩は多くの刺激が生じてしまうし、激しい運動にもなります。
このため、気管虚脱の対処法として、散歩コースの見直しが必要になります。
・散歩のルートや時間の見直し
・他のワンちゃんなどに出会わない工夫
今までの散歩よりも散歩コースを短い距離にして、時間もかからないように、負担を減らす散歩に改善する必要があります。
また、他のワンちゃんに出会ってしまうと興奮しやすいため、出会わないルートや時間帯を見直すなどの工夫も必要になってきます。
さらに、寒暖の差も刺激が生じて咳が出やすくなります。
このため、冬場の寒い時期などは、朝晩の寒い時期の散歩を避けたり、また、いきなり散歩で室外に出ない工夫も必要です。
温まった室内から一旦玄関などで体を慣らし、それから外に出すように注意してあげましょう。
紹介したように、愛犬が気管虚脱になったケースでも、家庭で簡単にできる対処法がいろいろあることが理解できたはずです。
特に首輪からハーネストへの切り替えなどは、変えるだけでとても効果も大きいため、是非実施してもらいたい有効な対処法といえます。
また、肥満犬にしないことも大事なため、紹介した肥満犬にオススメなダイエットフードランキングを参考にして、愛犬に適したドッグフードを選んであげてください。