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チワワが老犬になった時の介護のノウハウ!認知症の介護方法

犬は人間より歳を取るスピードが早いため、あっという間にシニア期に突入して弱り始め、老犬の介護がすぐに必要となり出します。

最近はワンちゃんも高齢化が進み、老犬の介護で悩む飼い主さんが増加しています。

老犬の介護は予想以上に大変であり、介護方法をしっかり理解しておく必要があります。

今回は、愛犬の老後の介護として、認知症の問題に関わる介護方法を取り上げて紹介します。

心の準備を整えよう

本来であれば飼い主さんは、ワンちゃんを飼う時点で前もって、寿命が短い愛犬の老後を看取る必要があることを覚悟すべきです。

しかし愛犬を飼う時点では、可愛らしさや楽しみばかりが心に浮かび、そのような気持ちは生まれないのが誰しも本音でしょう。

最近は愛犬の高齢化に伴い、老犬の面倒を診る期間も長くなっているし、認知症などを起こすケースも高まっており、特に初めて老犬の介護をする飼い主さんは、勝手が分からず戸惑いも多く、体力的にも精神的にも負担を感じることが多いようです。

そのため、老犬の介護の仕方の知識や情報を知っておくことが、とても大切となります。

的確な対応方法が前もって分かっているだけで随分気持ちも楽になり、前向きに老犬との時間を過ごすことが可能となります。

ワンちゃんは大切な家族の一員のため、心から面倒をみなさん見てあげたいはずです。

適切な介護方法を知って愛犬の介護を行うことで、お互いが明るく過ごすことが可能となれば、辛いはずの老犬の介護もかけがえのない貴重な体験を得る時間に変えることができます。

老犬の介護での認知症の問題

近年ワンちゃんの高齢化が進み、認知症にかかる老犬が多くなってきています。

愛犬が認知症になってしまうと、ぐっと介護の負担が大きくなります。

何度もご飯を催促したりして面倒な手間が増えますが、一番厄介なのが徘徊や夜鳴きです。

人間のように滅多に外に出ていなくなってしまう心配はありませんが、昼夜が逆転することがよくあり、夜中に老犬の徘徊や夜鳴きが続くと世話し介護する飼い主さんも睡眠不足になり、参ってしまいます。

夜中の徘徊や夜鳴きを減らす方法としては、日光を浴びさせて体内時計を整えたり、できる限り昼間に老犬を運動させて疲れさすと同時に、脳に良い刺激を与えることで、昼と夜が逆転しないようにしてあげましょう。

このように認知症の症状が出だすと老犬の介護がかなり大変となるため、飼い主さんは一人で抱え込んでしまわずに、家族みんなで介護を分担するのがおすすめです。

認知症予防には、脳に刺激を与えることが一番であり、刺激が多い野外に出る散歩はとても有効です。

老犬になり足腰が弱り出すと散歩を嫌がりだすワンちゃんも多いですが、できる限り散歩は続けることが大切です。

また、認知症は早期発見することが大切となります。

愛犬の名前を呼んでも反応が今までと比べて悪い、目の焦点が定まっておらずよくぼーっとしている、意味もなく夜鳴きをするようになったなど、少しでも気になる様子が感じられる際には、

一度早めに動物病院に連れていき獣医師に相談してみましょう。

認知症は早期発見することで進行を遅らせることができるので、シニア期に突入したならば、愛犬の状態チェックを逃さず行っていきましょう。

代表的な老犬介護の認知症に関した問題は次の10個です。

認知症に関した問題
1. 夜中に歩きまわり徘徊する

2.意味なく夜鳴きする

3.愛犬の名前を呼んでも反応しない

4.目の焦点が合っていない感じ

5.ぼーっとしていることが多い

6.急に怒ったり、噛んだりすることがある

7.トイレなどしつけたことが出来なくなってきた

8.食事が終わった直後に再度すぐご飯を要求する

9.家具や壁にぶつかるケースが増え、上手く後ろに下がれない

10.何度もグルグルと同じところを回っている

老犬の認知症の介護

1.夜中に歩きまわり徘徊する

老犬の認知症の介護で最も大変といえるのが、昼夜逆転することが多い徘徊の問題です。

老犬になり体が弱ってくると、昼に寝てばかりいる時間が長くなる傾向があります。

このため昼と夜が逆転現象を起こしてしまうのです。

老犬に夜間の徘徊をされてしまうと、飼い主さんも睡眠不足に陥り大変です。

そこで次のような方法で、老犬の夜間の徘徊を抑えるようにしてあげましょう。

・昼間に眠ってしまった際には起こして構ってあげる
・遊んであげたり、散歩を行うなど昼間にしっかり運動させて疲れさせる
・日光浴をさせることで、体内時計を整える

2.意味なく夜鳴きする

認知症(痴呆)による夜鳴きも原因は、夜寝てくれないからです。

このため対策は昼夜逆転させないことで、先ほど紹介した徘徊時と同様の対策となります。

どうしても夜なかなか眠ってくれないケースでは、獣医師に相談して睡眠導入剤を処方してもらうのも有効です。

ただし、老犬個々の体質の個体差で効き目が異なります。

あまり効かないケースもあるし、反対に効きすぎてしまい、昼間でもぼーっとしてしまうなどの副作用が生じ危険を伴う場合もあります。

このため、しっかり老犬の状態をチェックして獣医師に報告して、適量を見定めていくことが大切となります。

老犬の介護が大変な場合、最近はショートステイ、デイケアなどの短期のお預かりや、老犬介護ホーム等もあり、利用するのも選択肢の一つです。

今やまったくこのあたりのサービスは人間同様となっています。

なお中には体が大きく介護が大変な大型犬は、取り扱っていないケースもあるので要確認が必要です。

「THE KENNELS TOKYO(東京都)」

東京都目黒区にある老犬ホームです。
24時間スタッフ常駐体制で愛犬に接して、一頭一頭にマッチしたオーダーメイドプランで介護を行います。
完全に預けてしまうだけでなく、ショートステイもあります。
もちろん愛犬との面会は、営業時間内(8:00~20:00)であればOKです。

老犬ホーム情報
住所:東京都目黒区洗足2-19-2

電話番号:0120-085808

サイトURL:https://the-kennels.tokyo/

3.愛犬の名前を呼んでも反応しない

愛犬の名前を呼んでも反応しない場合、認知症(痴呆)により名前を忘れてしまっている可能性が高いです。

老犬になってくれば聴力や視力も衰えてくるので、正面から愛犬を見つめて大きな声ではっきりと名前を呼んでみましょう。

このような状態で名前を呼んでも無反応なケースでは、一度早めに獣医師の診断を受けておきましょう。

認知症は早期発見することが大切であり、正直症状を改善することは困難ですが、進行を遅らせることができます。

4.目の焦点が合っていない感じ

愛犬と一緒に暮らしている飼い主さんだと、老犬が今までと反応が異なりだし、遠くを見ているような表情が多くなり、目の焦点が合っていないと感じだすことがあります。

急に触わるとビックリすることが多くなり、飼い主が近づいてもなかなか気づきません。

このようなケースも認知症(痴呆)が疑われます。

早めに動物病院を訪れ、獣医師に相談しましょう。

5.ぼーっとしていることが多い

老犬になると昼間眠ってばかりいたり、性格も穏やかになり、感情の起伏がなくなってきます。

遊びに誘っても乗ってこず、終始ぼーっとしていることが多い場合、認知症(痴呆)が疑われます。

なお、愛犬に睡眠導入剤を処方しているケースでは、副作用としてぼーっとしていることが多くなっているケースもあるので注意が必要です。

とにかく少しでも認知症(痴呆)が疑われる症状が感じられたケースでは、早く獣医師に相談することです。

6.急に怒ったり、噛んだりすることがある

今まで噛んだりするようなことがなかった愛犬が、急に怒ったり、噛んだりすることが起こった場合、認知症(痴呆)が疑われます。

痴呆が出だすとなかなか相手の存在に気づかないことが多くなり、急に触ったり、目の前に手を出すことで、怯えたり興奮して噛まれることが起こってしまいます。

見知らぬ相手でなく、慣れ親しんだ大好きな飼い主さんも噛んでしまうようであれば、認知症の確率が高いといえます。

このため、このような症状が起こってきた際には、散歩時などで他人に噛みつくような事故が生じないように注意すべきです。

他人などには近づけない、場合によっては口輪をつけるなどの配慮も必要です。

「犬用口輪」

口輪 アヒル あひる口 犬のしつけ用品 無駄吠え防止器具(小型犬用 中型犬用)
価格:715円


可愛いアヒル口の口輪で付けた愛犬の姿を見ると思わず笑ってしまいます。

7.トイレなどしつけたことが出来なくなってきた

「マテ」や「シット」など、以前ならば簡単にできていたしつけの行動がだんだん出来なくなってきた場合も、認知症(痴呆)が疑われます。

以前ならばお利巧にできたことが出来なくなりだすのは、典型的な認知症の症状といえます。

トイレなどが上手く出来なくなってきた場合なども、老犬であれば認知症の疑いも高いため、無暗に叱ったりしないようにしてくださいね。

トイレの失敗が目立ちだすと対応がたいへんですね。

トイレの介護方法が詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。

関連記事:「チワワが老犬になった時の介護のノウハウ!トイレの介護方法」

8.食事が終わった直後に再度すぐご飯を要求する

老犬が食事が終わった直後に再度すぐご飯を要求するケースでは、認知症のためにご飯を食べたことを忘れてしまい要求している可能性が高く、これも痴呆の典型的パターンの一つです。

食後30分以内の間で、直ぐに食べたがるケースであれば、かなりの確率で認知症が疑われます。

ただし中には、老犬になりワガママとなってきたり、飼い主さんに構って欲しいために、食事を要求することもあります。

老犬になれば一度に食べる量も減ってくるし、このように何度もご飯を要求するケースでは、対策として手間が生じますが、1回の食事量を減らして、回数を増やしてあげることも有効です。

老犬の要求に答えて、何度も食事を与えてしまうと太り出す可能性があるため注意が必要です。

9.家具や壁にぶつかるケースが増え、上手く後ろに下がれない

老犬の様子を観察していて、隙間を通ろうとする際などに、やたら体をぶつけることがあったりしていませんか?

認知症になり脳の機能が低下しだすと、隙間の感覚の把握が上手くできなくなりだし、そのため家具などの隙間を通ろうとして体をぶつけることが多くなります。

また、後ろに下がる動作はとても高度であり、この動作も認知症を発症しだすと上手く行えなくなります。

このため、家具などは隙間を空けないようにする注意が必要となります。

家具などの間の狭い所に入り込んでしまうと、そのまま動けなくなってしまうことがよくあります。

そのため、注意したいのが、ご飯やお水のお皿、トイレシーツなどを壁際に置かないようにしましょう。

体が壁にくっついてしまうと、そのまま動けないケースがあります。

コーナーガードクッションなどを利用して、隙間を塞ぐ工夫をしてあげましょう。

「PEPPY くるくるウォーカー」

くるくるウォーカー(45cm×45cm) 8枚
価格:24,760円


画像のよなイメージで隙間を塞ぐことで、愛犬が間に入り込んで動けなくなることを防ぎます。

この商品は8枚あるので、これでほぼ気になる箇所をすべてガードできるでしょう。

10.何度もグルグルと同じところを回っている

老犬になれば、グルグルとひたすら同じところを回っていることがよくあります。

実はこれは認知症ではなく前庭障害が起こっているためだと知っておきましょう。

薬の投与が必要になることがあるため、この症状が生じれば早めに獣医師の受診をうけましょう。

認知症(痴呆)の予防

老犬に認知症が一度生じてしまうと、ほぼ改善は困難です。

脳の病気は複雑で難しく、人間でもアルツハイマー病などが起こってしまえばまず回復できません。

そのため老犬に認知症の症状がでないように、日ごろから認知症(痴呆)の予防を行うことがとても大切となります。

「脳に刺激を与える」

「散歩」

老犬の脳に刺激を与えるのに持ってこいなのが散歩です。

・自然の草木や他の犬の排泄物のニオイ
・虫の声や様々な騒音
・風の肌触りや、日の光
・様々な景色
・見知らぬ人や他の犬との出会い

こんな具合に野外にでれば刺激だらけです。

さらに刺激を与えるためには、散歩コースを変更してあげるのもとても有効な手段となります。

「遊び」

老犬になって体力が落ちてきても、大好きな飼い主さんが誘えば老犬も答えて遊ぶものです。
そのため、積極的に一緒に遊んであげましょう。
また、老犬になってくれば、頭や五感を使う知育玩具がおすすめです。

「THE ODIN」

犬が夢中になるおもちゃUp Dog Toys【THE ODIN】
価格:2,980円


カラーは、ブラック、ミント、ダークグリン、パープル、ピンクの5色から選べます。

BPAフリーで安全性にもこだわり、中毒性がない素材を採用。

素材自体は、硬すぎず、柔らかすぎずという絶妙の感じで、噛んでも壊れにくくなっています。

自分でしっかり押さないと転がらない形になっているのが味噌。

定番の中におやつなどを入れて、転がしてチワワが遊ぶことで中から出てくる知育玩具タイプのおもちゃです。

「Petneces ノーズワークマット」

Petneces ペットおまちゃ 犬 猫 ノーズワーク 全2種 (50x75cm)
3,568円(税込)


ノーズワークマットは、知育おもちゃの一種であり、チワワの嗅覚を使ったゲームを行って楽しく遊ぶことができます。

ノーズワークマットには、様々な形状のポケットが付いています。

そして、そのポケットにお気に入りのおやつや、おもちゃを隠して遊びます。

遊ぶ様子を見ていると、鼻をクンクンいわせてニオイを嗅ぎながら、一生懸命に前足でガリガリと引っ掻いたり、噛んで引っ張り出すなど、なかなか頭を使うと同時に集中力も養えそうです。

運動量が少なくなったシニア犬には持ってこい、十分楽しめますね。

「スキンシップ」

老犬の脳に良い刺激を与える基本はスキンシップを図ることです。

忙しいでしょうが、長い時間など必要ないので、こまめに話かけたり、なでるなどのスキンシップを図ってあげましょう。

時にはおやつを与えてあげても良いでしょう。

その時には老犬に簡単な基本のコマンド命令を行わせましょう。

関連記事:「チワワに教えてしつけるべきコマンド(指示)10選!守るべき注意点」

マッサージしたり、ブラッシングしてあげながらスキンシップをとるのもおすすめです。

血流がよくなり、柔軟性なども養えます。

こまめなスキンシップは刺激を与え、さらに信頼関係も向上して一石二鳥です。

「栄養補給」

認知症に効果がある食べ物を日ごろから与えてあげるのも大切な予防となります。

一番効果があるとされる食べ物は、サバやサンマ、イワシなどの青魚です。

認知症に効果があるのが、青魚に含まれている「DHA・EPA」です。

脳神経細胞に「β-アミロイド」が付着すると認知症になりやすいといわれますが、DHAとEPAにはこのβ-アミロイドの蓄積を防ぐ効果が期待でき、さらに血栓を溶かし血液をサラサラにする効果もあります。

また、DHAやEPAと一緒に青野菜をとると一層効果があがります。

フードに青野菜をトッピングしてあげるのもおすすめです。

老犬になれば特に、認知症予防としてDHAやEPAを豊富に含むドッグフードを与えてあげるといいですよ。

また、サプリから摂取するのも有効です。

「メイベットDC」

明治製菓 メイベットDC (分包) 2g×60包
価格:8,435円


EPA、DHAを配合したサプリメントです

顆粒タイプと錠剤タイプがありますが、顆粒タイプをご飯にかけてあげる方が老犬は食べやすいと思います。

riasu

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