チワワを飼った飼い主さんが誰しも願うのが、元気で少しでも長生きして欲しいということ。
ワンちゃんの寿命は、人間と比較すれば遥かに短いため、どうしても先に亡くなってしまいます。
チワワって体が小さく弱々しく感じられるから、つい早く亡くなってしまいそうなイメージを抱きがちです。
ちなみに、チワワの平均寿命は15歳程度といわれています。
これは小型犬の中でも長生きの部類に当たります。
なお、小型犬は大型犬と比較して、5年程度長生きです。
大型犬は体も大きく強そうに思われがちですが、実際は小型犬の方が長生きなのです。
最近は人間の平均寿命が延びてきているのと同様に、ワンちゃんの寿命もだんだん延びています。
医療の発達やドッグフードの進化が、大きな要因だと言えそうです。
だから、20歳くらいまで生きるチワワも増えてきています。
最も長生きだったチワワは、25歳と言われており、人間に換算すれば軽く100歳超えしています。
今回はチワワの平均寿命の15歳を超えて、あなたのチワワが少しでも元気で長生きできるように、長生きさせる飼い方のコツや注意すべき多い死因を紹介します。
チワワの一生の長さを15歳として、子犬のパピー期は1歳くらいまで。
2歳が人間の25歳くらいに相当し、一番活発で何にでも興味を示し、好奇心も旺盛な時期がこの当たりまでです。
3歳以降は、1年間で約4~5歳ずつ年を取って行くとされています。
7歳を超える当たりからそろそろシニア期に突入し出し、今までと比較してだんだんと食事量や運動量が減っていきます。
そのためご飯の見直し時期とされ、シニア用のフードに替えるなど、食事の質、量を検討して、栄養バランスを重視したフードに変える必要が生じだします。
いよいよ10歳を超える時期ともなれば、目に見えて老化も本格的になってきて、散歩も今までのように活発にはできなくなりだし食も細くなってきます。
そのためフードも、少量で多くの栄養やカロリーが摂れるシニア用のフードがおすすめとなります。
シニア期に入れば生肉、特に馬肉の生肉なども与えてあげると有効です。
おすすめは、馬肉パラパラミンチという商品。
生肉は柔らく消化吸収がよく、嗜好性が高いため食いつきもよく、さらに栄養価も高いので、高齢犬には理想食です。
チワワの寿命を少しでも伸ばしてあげるためには、年齢に合わせた管理方法が大切となります。
飼い主の飼い方次第で、チワワの寿命を少しでも長くしてあげることができると自覚を持ち、毎日の生活の中で心細かなケアをしていってあげたいものです。
ワンちゃんの死亡ランキングを知っておきましょう。
2位:心臓病 17%
3位:腎不全 7%
チワワの死因を見てみると結構人間と似ていますね。
がん・心臓病・腎不全がベストスリーですが、これらはいずれも早期発見・早期治療が大切となります。
だから、人間と同じでチワワにも定期的な健康診断が大事だと認識しておきましょう。
この他にチワワの死因で高く注意すべきなのが「突然死」です。
チワワの突然死の原因は、主に病気が深く関係しているケースがほとんどです。
その中でも特に、先天性の病気は防ぐことができないので要注意です。
チワワは心臓が悪いことが多く、先天性心疾患は特に注意が必要です。
先天性心疾患とは、生まれつきの状態で、心臓やその周りの血管などに異常が見て取れる状態のことです。
そのため予防は困難ですが、生後すぐに定期健康検診を受けることで、事早期発見・早期治療が出来るようになります。
だから必ず、チワワを飼ったならすぐに、定期健康検診を受けることをオススメします。
なお、チワワが「突然死」することが多い季節は、真夏と真冬といわれています。
最近は室内の空調が整い、温度管理がなされていることが多くなっていますが、この時期の散歩には特に注意を払ってあげてください。
1. 良質のご飯を与える
2. 怪我を防止する
3. 寒さ対策
4. 定期的に健康診断を受診
ポイント1:良質のご飯を与える
当たり前ですが、チワワの寿命を延ばすために一番大事なのが毎日のご飯です。
そのためには、良質のドッグフードをチワワに与えてあげることです。
実は巷に溢れている多くの市販の安価なドッグフードは、とても危険な食べ物なのです。
その理由が多くの添加物を含んでいること。
さらにメイン食材がかさ増し目的から、チワワが苦手で消化しにくく、アレルギー反応が出やすい、小麦やトウモロコシなどの穀物が使われているからです。
このため飼い主さんは、チワワの寿命を延ばすためには、ドッグフードについては少し勉強してもらう必要がありますね。
おすすめは、グレインフリー(穀物不使用)でヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)なプレミアドッグフードです。
プレミアドッグフードは、原材料にこだわりを持つだけに、どうしても値段が一般の市販のフードよりは少し高めとなるのがネックとなります。
しかしチワワの健康を望み、さらに少しでも長生きを望むならば、高品質のドッグフードを選ぶことは必須条件です。
個人的にチワワにおすすめしたいと思えるドッグフードは、プレミアムドッグフードの「モグワンドッグフード」です。
口コミでも高い評価を誇り、多くのドッグフードの紹介サイトなどでもS級フードの評価を得ていますね。
私が特にチワワの飼い主のみなさんに「モグワン」を推薦する理由は、ウチのチワワのビビもモグワンを食べており、いろんな嬉しい効果が実感できているからです。
それまで安価な市販のドッグフードを与えていたならば、先ず最初に毛並みと毛艶が良くなって驚くこと請け合いです。
まさしくウチのビビがそうでした。
実はビビは、モグワンを食べ始め毛が延びるなんて珍騒動もあったのです。
ロングコートチワワのはずがちっとも毛が延びず、かかりつけの獣医師からは遺伝の問題の可能性が高いと指摘を受け、あきらめていたのにビックリ。
いかにドッグフードによる栄養が大切か身を切って知った瞬間でした。
さらに悩みの種だった涙やけも随分よくなってきました。
ご飯でチワワの寿命に「差」がつくと認識しましょう。
ポイント2:怪我を防止する
チワワは超小型犬だけに体格が華奢です。
だから少しの衝撃でも怪我をしてしまう可能性が高い犬種なのです。
段差の衝撃も要注意です。
本当に少しの高さの場所からジャンプして飛び降りただけで、マジで骨折してしまったりするから驚きです。
チワワの歩き方には、日ごろから注意してあげる必要があります。
膝が腫れていたりすればもうNG。
そんな状態の時はすぐ分かります。
スキップするような感じで歩いていたり、一本の足を庇って三本足で歩いたりしている仕草が見えたならば、もう速攻で動物病院に連れていってあげましょう。
このような怪我を防ぐためには、フローリングであれば絨毯を敷くなどの対策を取ってあげてください。
また、散歩の際には、高い場所に登らせたりしないように心かけてあげましょう。
チワワは、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)という、後ろ足の膝のお皿がずれたり、はずれる病気にもなりやすいです。
先天性の形成異常が原因であるケースもチワワには多いのが特徴。
しかし、チワワは本当に怪我に弱く、ちょっとした打撲や、転落事故などで簡単に膝蓋骨脱臼も起こしてしまい、後天性のものもすごく多いです。
さらに要注意となるのが、チワワの頭のへこみです。
これは泉門という頭蓋骨が、繋がっておらずに開いている状態なわけで、チワワに多くみられる特徴の一つです。
成長に従い泉門は塞がっていき、生後4カ月程度で気にならなくなるケースがほとんどですが、完全には塞がっていないことが多くあります。
このため多くのチワワが、泉門開存症なわけです。
この状態は分かりやすくいえば、頭蓋骨に穴が開いている状態なのです。
だから当然、頭をぶつけたりすれば大変だし、激しい運動をするだけでも脳に衝撃が伝わったりしてしまいます。
絶対守ってもらいたいのが、チワワの頭を間違っても叩かないことです。
チワワの頭を叩くことは、絶対ダメなNG行動だと認識しておきましょう。
ポイント3:寒さ対策
チワワは、原産国が温かいメキシコだけに寒さに敏感で弱い犬種。
そのため寒さ対策に十分注意すべきです。
当然個体差はありますが、全体的に寒さには弱いです。
特に毛が短毛のスムースコートは要注意。
冬場にファンヒーターをつければ、チワワが直ぐに前に陣取ったりする様子を見ていれば、直ぐに寒さがりやさんだと分かりますね。
我が家ではチワワのビビのために、冬場は必ず部屋の隅に毛布を出しておいてあげます。
直ぐにビビは、器用に毛布に潜り込んでしまいます。
このような動作を見ているだけで、チワワが寒さに敏感で弱いことが見てとれます。
このため注意願いたいのが、寒い冬場の散歩です。
・服を着せてあげる。
・少しでも温かい時間帯を選んであげる。
最低限上記のような注意は払ってあげて欲しいものです。
特にチワワに服を着せてあげるのは有効。
いろんな服装が揃っているので調べてみましょう。
「犬用のジャンバー」なんておすすめの一つ、とても可愛くて実用的で温かいですよ。
なお慣れないうちは、チワワが嫌がってしまうケースも多いので、毎日少しずつ家の中でも着せてみて、慣らしてあげることが大切です。
無理強いして着せてしまうと、ストレスの原因となるから要注意です。
ポイント4:定期的に健康診断を受診
チワワは先天性の病気を持っていることも多いので、生後すぐに健康診断を受診すべきです。
だから子犬のチワワを飼ったケースでは、先ず最初に一度健康診断を受診しましょう。
また紹介したようにチワワの死因のベストスリーが、がん・心臓病・腎不全などの病気です。
いずれも早期発見・早期治療が大事となります。
そのためにも、チワワの長生きを願うのであれば、定期健康診断の受診は必須です。
特にチワワがシニア期に入って弱ってくると、病気の頻度も急上昇します。
シニア期に入たならば、必ず毎年診断を心かけましょう。
毎日のご飯が一番大事なのは紹介した通り。
チワワの寿命が延びている一番の原因が、間違いなくワンちゃん専用の栄養価の高いドッグフードを食べさせるようになったからです
「モグワン」を食べさせてあげれば問題なしです。
昔のワンちゃんのご飯の定番は、残った残飯に味噌汁をかけた「ネコまんま」なんて呼ばれた“味噌汁ご飯”でした。
今から思えば塩分が高く、決して安全なご飯ではなかったはずです。
それこそ味噌汁だから、ネギなんて入っていればかなりヤバかったですよね。
ブラッシングやシャンプーを定期的にしてあげる必要があります。
ブラッシングは散歩後がおすすめです。
疲れているのでおとなしくなります。
また、散歩で草むらに入ったりすればダニなどをもらってくる可能性が高いので、ブラッシングしながら要チェックです。
なお、詳しいチワワのおすすめのブラッシング方法が知りたければ、次の記事をチェックしてみましょう。
関連記事:「チワワの正しいブラッシング方法!注意点やケアポイントと効果」
また、週に1度程度の頻度でシャンプーを行ってあげましょう。
シャンプーは頻度をあげ過ぎると、反対に必要な油分まで落とす結果となり、皮膚トラブルの原因となるケースもあるので要注意。
さらに、本格的なトリミングは、基本的には月に1回くらいしてあげれば十分です。
ワンちゃんはよく虫歯になりにくいなんて言われます。
ところがチワワたちワンちゃんの要注意は歯周病なのです。
何と成人ワンコの約8割が、歯周病だと言われています。
チワワがご飯を食べて24時間で歯垢が出来てしまうと言われています。
だからチワアには、毎日の歯磨きが必要となります。
でも愛犬に歯磨きを試みる半数の飼い主さんが、何と挫折すると言われるように、チワワの歯磨きはなかなか困難なものです。
特にチワワは口も歯も小さいから一層難度があがります。
そんなチワワの正しい歯磨きの仕方が知りたい飼い主さんは、次の記事をチェックしてみましょう。
関連記事:「チワワの正しい歯磨きの仕方!嫌がる場合のおすすめケア方法」
チワワは散歩が必要でない犬種などとよく言われます。
確かに室内でもしっかり走り回れば、チワワは十分な運動量が得られます。
しかし飼い主さんが、遊んであげたりしないと意外にチワワは寝てばかりいて運動不足になります。
また、散歩にはいろいろな効果があります。
チワワを長生きさせるためにも絶対のおすすめです。
チワワであれば、15分~20分してあげれば十分。
散歩でチワワに筋肉をつけて足腰を鍛えてやることで、老後の足腰の衰えを遅らせることができます。
また、チワワの天敵の膝蓋骨脱臼という膝の病気の予防にも繋がります。
さらにストレスを発散させる効果も期待できます。
運動不足の解消にもなります。
チワワの散歩の効果や注意ポイントなどを知り、おすすめの散歩のさせ方を学びたい飼い主さんは、次の記事を参照してみましょう。
関連記事:「チワワのおすすめの散歩のさせ方!注意ポイントやメリット」
「避妊・去勢手術をする」
チワワに避妊・去勢手術をすることも長生きを考えた場合有効。
理由は、手術をしないケースでは、高い確率で次の病気の可能性が生じるからです。
オスならば、前立腺や精巣の病気。
メスならば、卵巣、子宮、乳線の病気。
なので、繁殖を望まないケースであれは、チワワの長生きを考慮した場合、避妊・去勢手術をすることは、長生きポイントの大きな選択肢の一つと言えます。