犬の僧帽弁閉鎖不全症手術の実績ある全国の動物病院情報！

 

犬の心臓疾患で最も多いとされるのが、「僧帽弁閉鎖不全症」です。

特に中～高齢の小型犬に多く見られるとされています。

治療法は、薬剤投与による内科療法での対処療法が一般的とされています。

このためあくまでも、症状の軽減や進行を防ぐのが目的となる治療であり、根本解決となる心臓自体が良くなるわけではありません。

このため本来であれば、外科手術を行って改善を目指すのが最善となります。

しかし、犬の僧帽弁閉鎖不全症の手術の場合、高度な技術や専門設備が必要であること、また高額な費用などの問題のために、簡単に行える手術ではありません。

最大のネックが、手術が可能な動物病院の数が少ないことです。

今回は、犬の僧帽弁閉鎖不全症手術の実績ある全国の動物病院を紹介します。

 

北海道エリア

 

「札幌市」

「北の森どうぶつ病院」

 

院長は、北海道では数少ない日本獣医循環器学会の認定試験に合格した認定医であり、横浜の心臓手術の症状例が世界一とも言われるJASMINEどうぶつ循環器病センターの研究員のため、僧帽弁閉鎖不全症手術を行う際には、JASMINEどうぶつ循環器病センターより他の先生を呼び寄せ実施しています。

今までであれば、動物の心臓手術をするためには、関東などの高度な専門記述と設備が伴う病院に行く必要がありましたが、安心して地元の北海道で心臓手術を受けることが可能となりました。

 

関東エリア

「神奈川県」

「JASMINEどうぶつ循環器病センター」

 

JASMINEどうぶつ循環器病センターは、横浜にある循環器専門の医療施設です。

二次診療施設となるため、診察を受けるためには、基本的にはかりつけ医からの紹介が必要となります。

また、全国各地に提携した動物病院があり、出張を行って手術も行っています。

 

・北の森動物病院（北海道札幌市）

・池上アクア動物病院（東京都大田区）

・梨の木動物病院（東京都昭島市）

・めい動物病院（神奈川県川崎市）

・辻堂犬猫病院（神奈川県藤沢市）

・井土ヶ谷しっぽ動物病院（横浜市南区）

・新都心どうぶつ病院（埼玉県さいたま市）

・新浦安太田動物病院（千葉県浦安市）

・セキ動物病院（千葉県我孫子市）

・むらた動物病院

・つむぎ動物病院（茨城県守谷市）

・うえだ動物クリニック（名古屋市天白区）

・ウチダ動物病院（愛知県西尾市）

・奈良動物医療センター（奈良県奈良市）

 

「日本大学動物病院( ANMEC)」

 

診察は、紹介病院からの電話による予約が必要となります。

 

「埼玉県」

「白石動物病院」

 

 

紹介がなくても診察可能ですが、予約優先となります。

 

「東海エリア」

 

「愛知県」

「茶屋ヶ坂動物病院」

 

 

手術スタッフは、全員が当院に常勤している獣医師であり、獣医循環器認定医が2名在籍しています。

僧帽弁閉鎖不全に対する僧帽弁形成術を300例あまりも実施しており、実績は文句無しの折り紙付きの専門高度医療病院です。

手術症例数や手術成功率は世界トップクラスの実績を誇り、心肺停止の1症例、心臓破裂の2症例、劇症肺水腫の3症例に対して緊急手術を行い、全例の救命に成功しているそうです。

また一方、一次診療施設としての診療機能と入院設備もベースとして備えており、ワンちゃんの病気に幅広く対応可能です。

 

「静岡県」

「稲葉獣医科医院」

 

 

僧帽弁閉鎖不全症の外科手術を他動物病院の獣医師と協力して実施しています。

協力動物病院：

・いぐち動物病院(静岡県浜松市)

・三好インター動物病院(愛知県みよし市)

 

関西エリア

 

「大阪府」

「関西動物ハートセンター」

 

 

院長は、獣医循環器学会の理事であり、心臓病専門の病院とて、多くの外科治療を実施しています。

 

「近畿動物医療研修センター附属動物病院」

 

 

二次診療施設として僧帽弁閉鎖不全症の手術は、月に4件程度循環器認定医が手術を実施しています。

完全紹介制のため、利用にはかかりつけ医からの予約が必要になります。

 

「しん動物病院」

 

 

院長は動物循環器認定医を取得しており、複数の動物病院と連携して、心臓手術を行います。

 

「奈良県」

「奈良動物医療センター」

 

 

横浜のJASMINE どうぶつ循環器病センターと提携しており、協力して心臓手術を行っています。

 

「京都府」

「右京動物病院」

 

 

手術は大阪の協力病院と連携協力して手術を行っています。

 

中国エリア

「鳥取県」

「倉吉動物医療センター・山根動物病院＆米子動物医療センター」

 

倉吉市と米子市に病院施設があり、両院長共に循環器認定医です。

高度二次診療として手術を行う一方、一般診療も行っています。

 

「倉吉動物医療センター」

 

 

「米子動物医療センター」

 

 

九州エリア

「福岡県」

「ペットクリニック　ハレルヤ」

「平和本部」

 

 

平和本部の他に、粕屋病院（福岡県粕屋郡粕屋町）、愛宕病院（福岡市西区愛宕）、新宮病院（福岡県粕屋郡新宮町）の3つの病院があります。

ペットクリニックハレルヤは、福岡開心術チームに所属する病院であり、心臓手術を行う際には、名古屋の茶屋ヶ坂動物病院から他の先生を呼び寄せ、福岡開心術チームで協力して手術を行っています。

 

福岡開心術チームに所属する他の病院は、次の通りです。

・高橋ペットクリニック(福岡県)

・ASP動物病院(福岡県)

・かがみ動物病院(佐賀県)

・かみむら動物病院(鹿児島県)

 

まとめ

 

今回は犬の心臓病で一番多い、僧帽弁閉鎖不全症の手術が可能である高度医療技術を持っラ動物病院を紹介しました。

犬の心臓の手術は、7～8人の先生によるチームプレーで行う必要があり、また、手術を行える高度技術を要する獣医師の数が少なく、元来は専門の病院以外ではそう簡単に実施することは不可能でした。

しかし最近は、実力を要する獣医循環器認定医も少しずつ増えてきています。

また、近年は専門の病院以外では他病院と協力し合い、さらに専門の病院から執刀医を招く形で手術を行うようになっており、人工心肺装置がある病院であれば心臓手術が可能になってきています。

このためまだまだ数は少ないですが、日本全国で犬の僧帽弁閉鎖不全症手術が行える動物病院が増えてきています。