人間の場合、脚の形で問題となるのが、O脚、X脚、XO脚の3つです。
O脚は、足を閉じようとしても脚全体が外側にアーチを描き、両膝が開いてしまう状態です。
アルファベットの「O(オー)」のような形に見えることから、O脚と呼ばれています。
俗にいうガニ股ですね。
X脚は、膝はくっつくけど、足先が離れてしまう状態であり、「く」の字に折れ曲がった状態となります。
アルファベットの「X(エックス)」のような形に見えることから、X脚と呼ばれており、これがよくいわれる内股です。
XO脚は、両膝、足先はくっつくものの、膝から下が大きく離れて湾曲してしまう状態です。
両膝の部分がアルファベットの「X(エックス)」、そして膝から下の部分がアルファベットの「O(オー)」に見えるため、XO脚と呼ばれています。
さて話をワンちゃんに戻すと、最近X脚の愛犬が目立ってきているといわれています。
室内犬が増えたことも要因となっているとされ、犬の脚がX型になるという症状は、つまり外側に後ろ足が向いてしまっているわけです。
犬は元来関節が弱い動物であり、特に華奢な小型犬は顕著に症状が現れやすく、ちょっとした衝撃でも関節を患ってしまうことが多くあります。
チワワやプードル、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、シーズーなどの犬種は、膝関節の脱臼を起こしやすいとされており、要注意です。
このように脚の関節を痛めることが要因となり、X脚を引き起こす原因となってしまいます。
今回は、愛犬がX脚を引き起こす詳しい原因や対策を分かりやすく紹介します。
犬の脚がX型になってしまう原因は、先天的な遺伝の問題と、関節を傷めてしまうことからなる後天的な原因とがあります。
先天的な原因の場合には、遺伝が関係することが多くどうにもなりませんが、先ほど紹介したX脚になりやすい犬種の飼い主さんは、気にかけて注意してあげる必要があります。
後天的なものの場合は、しっかり原因を把握することが対策にもつながり大切となります。
犬の脚の関節が弱いことが、X脚になる大きな要因ですが、当然個体差があります。
原因の大きな問題となっているのが、ワンちゃんが室内で生活することが多くなったことによる、生活環境の変化です。
人間が暮らす生活習慣は、体の構造が異なるワンちゃんには、想像以上に負担が生じる危険な空間なのです。
まずは滑りやすいフローリングでの生活は、最もワンちゃんが股関節を痛めてしまう原因の一つです。
元気のよいワンちゃんは、平気でローリングでも走り回ったりしますが、急に止まろうなどとすると滑って簡単に関節を傷めてしまいます。
特に小型犬がよく起こしてしまうのが、「膝関節」の脱臼です。
小型犬の多くは膝関節が比較的弱く、中には外れやすい犬種があり、直ぐに膝関節の脱臼を引き起こしてしまいます。
そしてうっかり脱臼を起こしたまま生活を続けてしまえば、脚が外を向いたX脚になってしまうことも多いのです。
また愛犬と一緒に過ごすリビングンには、ソファーなど段差が伴う家具があります。
チワワのような骨格が弱い小型犬は、わずか30cm程度の段差から飛び降りただけでも、骨折したり股関節を痛めてしまいます。
さらに要注意なのが階段です。
犬は四つ足のため、階段を上るのは割と得意ですが、体重移動の関係から上手く階段を降りられないことが多いです。
このため、階段から落ちてしまうことがよくあります。
また、ワンちゃんは、運動神経が人間と比較して鋭いため、咄嗟に脚で衝撃を抑えることが多く、このため関節を傷めるケースが多くなります。
さらにワンちゃんは、階段を昇り降りすることにより、体に大きな負担がかかってしいます。
関節や腰はもちろん、首や骨、筋肉などすべてに衝撃が加わります。
愛犬がX脚になってしまった場合は、通常カルシウムなどを多く含むサプリメントなどを摂取させながら、コルセットをはめることで回復を目指します。
しかし一度愛犬がX脚になってしまうと、そう簡単には改善できません。
完全に愛犬のX脚を治すためには、外科手術しか方法がありません。
手術となってしまうと、かなりの大事であり、愛犬への負担も生じます。
このため、後天的な原因に対しては、予防策をしっかりとることが大切になります。
まずは毎日の食事で、少しでも股関節などが強くなるように栄養バランスにすぐれたフードを与えることが最も大切となります。
私が管理する別サイトの「チワワにおすすめするご飯を徹底比較」において、ドッグフードをS・A・B・C・D・Eの6段階に分けて、200種類以上も紹介しています。
このため、特に安心安全な栄養バランスに優れたSとA評価のドッグフードを紹介するので参考にしてみてください。
滑りやすいフローリングにも対策が必要です。
オススメは、滑り止め防止の簡単に敷けるマットです。
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なお、フローリングで愛犬が滑らないためには、肉球のケアが必須となります。
足の裏の毛を定期的にカットしてあげることがとても大切であり、毛に覆われずに肉球がしっかり出ている状態にしてあげることで、段ちに滑りにくくしてあげることができます。
ソファーや椅子などを、部屋からなくすことはできません。
そこで活用したいのが、設置するだけで簡単に段差をなくす「スロープ」をつけるなどの対策です。
要は愛犬に、段差から飛び降りないように仕向ければよいのです。
そのためには、ソファーと床の段差にスロープを設置してあげて、ジャンプする必要なく、無理なく楽に上り下りできるようにしてあげましょう。
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ワンちゃんが階段を上り下りすることは、先ほど紹介した通り、体に大きな負担がかかってしまいます。
このためできれば愛犬には、リスクが高い階段には近づけないことが一番です。
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階段の前に置くだけで、愛犬に階段を使用させないことが可能となります。
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おくだけで吸着してくっついてズレません。
このようなちょっとした工夫対策をするだけでも、随分安全性が向上した愛犬のための対策となります。
汚れれば丸洗いできます。