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愛犬にフケが出る原因と対処法!フケ症による病気の恐れは

 

フケ自体は自然現象であり、新陳代謝のため当然起こるものです。

古い角質が不要となり、新しい皮膚に生まれ変わり剥がれ落ちる現象がフケです。

ただし、このフケの量が、多量に出てしまうケースでは問題といえ、皮膚トラブルや何かの病気が潜む原因の可能性もあります。

今回は、犬のフケが出る原因と対処法を見てみると同時に、フケ症から考えられる病気を紹介します。

 

フケの種類

 

フケは、「乾燥したもの」と「脂っぽいもの」との2種類に大別できます。

乾燥したフケの特徴は、白っぽくカサカサとしており、ニオイはありません。

脂っぽいフケの特徴は、油分で湿っているため、ニオイがあります。

それぞれのフケになるには原因があり、当然原因が異なるために対処法も違ってきます。

このためまずは、愛犬のフケがどちらの種類のフケであるか、確認しておく必要があります。

特に脂っぽいフケが出ている場合、皮膚病のリスクが高まります。

 

犬のフケが出る主な原因
・肌の乾燥

・極度のストレス

・シャンプーの問題

・フードが合っていない

・皮膚疾患

 

「肌の乾燥」

愛犬のフケが冬場に増えてしまうケースでは、肌の乾燥が原因である可能性が高いといえ、ドライスキンかもしれません。

人間でも冬場は肌が乾燥しがちであり、犬も当然同様なわけです。

冬場に愛犬が、体をかくような仕草が増えたケースでは要注意といえます。

犬の肌の乾燥は、通常長毛種よりも短毛種のほうがなり易いと知っておきましょう。

その理由は、単純に肌が直接空気に触れる面積が大きくなるためです。

したがって、次のような短毛種は、冬場の肌の乾燥に注意してあげましょう。

・チワワ

・ボストンテリア

・ミニチュアピンシャー

・フレンチブルドッグ

 

「極度のストレス」

ワンちゃんが強いストレスを感じたケースでも、フケの大きな原因の一つとなります。

ストレスを原因とするフケは、近年増加傾向にあるとされているため、十分注意する必要があります。

ストレスを原因とした場合の特徴が、同時に脱毛となるケースが多いです。

また、体臭まできつくなってしまうことがあります。

ストレスの原因は様々ですが、主な原因は以下の通りです。

主な原因
・愛情不足

・コミュニケーション不足

・長時間の留守番

・散歩不足

・引っ越しなどの環境の変化

・フードが変わった

・新しい犬が加わった

・しつけが厳しい

・苦手な人や犬との対面

・動物病院

・ペットサロン

 

「シャンプーの問題」

シャンプーの影響により、フケが増えるケースもあります。

シャンプー後の2~3日以内にフケが増えてくるような場合は、シャンプーが原因でフケが増えている可能性が高いです。

次のような点に注意してみましょう。

・シャンプーは夏場なら月に2回、冬は月に1回を基本としてし過ぎない。

・低刺激で保湿効果のある犬用シャンプーを選ぶ。

・シャンプーはすすぎ残しがないように注意して、また生乾きにならないようきちんと乾かす。

 

「シャンプーの種類に注意」

犬の皮膚は人間よりずっと薄くて敏感なため、シャンプーの種類は犬の肌質に合うものを選ばないとフケの原因となってしまいます。

間違っても安易に人間用のシャンプーを使用するようなことは厳禁です。

必ず犬用シャンプーを選び、低刺激シャンプーがおすすめです。

抗菌シャンプーや脱脂作用の強いシャンプーなどはNGです。

 

「3つのシャンプーのやり方に注意」

間違ったシャンプーのやり方をしてしまうと、皮膚を傷めてフケの原因となります。

1.シャンプーを直接毛に付ける

よくやってしまう失敗が、シャンプーの原液をそのまま直接犬の毛にかけてしまうことです。

原液は刺激が強すぎるため、必ず他の箇所で泡立ててから、その泡で犬の毛を洗うようにしてください。

2.ごしごしこすってしまう

汚れを取ろうと、ごしごし強く擦って洗ってしまうのはNGです。

皮膚を傷めてしまいます。

3.ゆすぎ残しがある

シャンプー後はゆすぎをしっかり行い、ゆすぎ残しをしないことが大切です。

 

「フードが合っていない」

食べ物も大事です。

添加物が多いフードやアレルゲンを含んだフードを食べてしまうと、皮膚炎を引き起こして、フケも大量発生してしまいます。

犬の皮膚アレルギー対策にオススメのドッグフードを紹介しておきましょう。

関連記事:「犬の皮膚アレルギー対策にオススメのドッグフードランキング!」リンク

 

「皮膚疾患」

犬がフケが出る原因となる主な病気は次の通りです。

 

・ツメダニ症

イヌツメダニという寄生虫が原因となって、白いカサカサのフケやかさぶた、発疹などが表れます。

ツメダニ症にかかるのは主に子犬で、成犬には症状が出ない場合もあります。

また、人間にも感染してしまう可能性があるため注意が必要です。

 

・脂漏(しろう)症

脂漏症は、脂漏性皮膚炎やマラセチア皮膚炎とも呼ばれ、マラセチアという常在カビ菌の一種が原因となる皮膚病です。

ベタベタの脂性フケが特徴で、夏場に悪くなることが多く、皮膚のべたつきや赤みが生じ、痒みを伴い、さらに独特の臭気があります。

脂漏症の好発犬種は以下の通りなので気をつけてあげましょう。

・シーズー

・ウェストハイランドホワイトテリア

 

「疥癬」

疥癬は、ヒゼンダニが原因で起こります。

カサカサと乾燥した状態の皮膚になり、フケや痒みが生じ、かさぶたが出来たり毛が抜けたりします。

耳や手先などのような、被毛の少ないところに発症することが多いのが特徴です。

疥癬は、犬だけではなく人間にも感染するので注意してください。

 

「皮膚糸状菌症」

皮膚糸状菌症の原因は白癬菌などのカビです。

痒みは少ない皮膚病ですが、フケと円形の脱毛になり、徐々に脱毛が広がっていき、なかなか完治が難しいです。

人獣共通感染症のため人にも移り、円形の赤い皮膚炎となってしまうので注意が必要です。

 

「アトピー性皮膚炎」

アトピー性皮膚炎でもフケが増えるケースがあり、乾性フケ・脂性フケの両パターンが起こります。

強い痒みを伴うのが一番の特徴である、フケとともに湿疹や赤い斑点ができたりします。

ただし、フケの状態でからではなかなかアトピー性皮膚炎とは判明しにくく、アレルゲン検査でやっと判明するのが通常です。

 

「アカラス症」

アカラス(ニキビダニ)とは、犬の毛穴に寄生しているダニの一種です。

どの犬にも存在しており、実は人間の皮膚にも寄生しています。

本来は問題ありませんが、免疫力が落ちた老犬や幼犬が、アカラスが異常増殖してしまった時、脱毛を伴う皮膚炎として進行してしまい、皮膚がポロポロと落ちるような状態が生じます。

寄生虫を駆虫しながら皮膚の状態を治すため、思った以上に治療に時間がかかることが多いです。

 

「甲状腺機能低下症」

甲状腺のホルモン分泌が少なくなってしまうことから起こる病気です。

左右対称の脱毛がみられるのが一番の特徴です。

また、フケが多く見られるようにもなり、食欲が低下してしまいます。

 

愛犬にフケが出る時の対処法

 

「ブラッシング」

あなたは愛犬にどれくらいの頻度でブラッシングしてあげていますか?

愛犬のブラッシングは、是非毎日行ってあげてください。

特に散歩に出かければ毛が汚れやすいので、散歩後に行ってあげるがおすすめです。

ブラッシングは、愛犬の毛並みを整えるだけではありません。

毛についた汚れをしっかりと落とす役割も果たしており、さらに抜け毛やフケなどを除去する役目も果たしていると認識してください。

また、血行を良くして皮膚を健やかに保つ効果もあります。

特に換毛期などは、毛が抜けずに溜まってしまうと、皮膚が悪化する原因にもなってしまいます。

最初慣れないと、ブラッシングを苦手とする子も多いため、そのようなケースでは、柔らかいブラシを使ってあげのがおすすめです。

ブラシにはいろんな種類があるので、しっかり有効に使い分けましょう。

 

「ラバーブラシ」

柔らかい素材のゴム製のブラシです。

短毛犬種にオススメです。

刺激が弱いので、安全性が高くマルチに使え便利なブラシで、皮膚へのマッサージ効果も期待できます。



 

「ピンブラシ」

ピンブラシは、長毛犬種にオススメのブラシです。

ラバーよりも細い歯が並び目が細かく、ブラシの先端部分がピンのように球状なっています。

このため、犬の皮膚を傷めにくいのが特徴です。



 

「獣毛ブラシ」

獣毛ブラシとは、動物の毛がブラシとして使用されるタイプのブラシです。

目が細かいため、ブラッシングの仕上げに使うと良いです。

ワンちゃんの毛並みに艶が出て、さらに毛流れが整い効果的です。



 

「コーム」

コームは、長い毛の毛流れをを整えるのには欠かせません。

くしの形は、細長い歯が一直線に並んものとなります。

目のタイプが、あらいものと細かいものを用意しておくのがおすすめです。



 

「スリッカーブラシ」

一般的によく使われているブラシで、平たい面に、ピン(針金)の部分がくの字に曲がった形の非常に細かい歯が並んだブラシです

長毛犬種の毛のもつれを解くのにとても効果がありますが、短毛犬種やワイヤー犬種にも

普通に使われています。

ピンが硬いハードのブラシと柔らかいソフトブラシの2つのタイプがあります。

毛玉ができてしまった場合にはハードを使用しますが、力を入れ過ぎて何度もブラッシングしないように注意しないとワンちゃんが、「スリッカー負け」してしまいます。



 

「シャンプー」

定期的にシャンプーを行うことで皮膚を健康に保ち、フケを防ぐことができます。

ただし、犬の皮膚は人ほど強くないため、頻繁にシャンプーをするのはNGで、月に1~2回程度がおすすめですが、犬の毛質によって回数は異なります。

回数が多いとかえって皮膚を傷つける原因になり、皮膚病を引き起こす可能性が生じるので注意が必要です。

シャンプーは、必ず犬用シャンプーを使ってください。

 

「シャンプー後のオススメ犬用化粧水」

シャンプー後に犬用化粧水でフォローしておけば、肌の弱い子犬にも万全です。

 

犬・猫・うさぎ・ハムスター等の肌トラブルに完全無添加のペット用化粧水『AVANCE(アヴァンス)』

「AVANCE(アヴァンス)」の特徴は、天然の温泉成分をもとにつくられた、ペット専用化粧水です。

高い抗炎症作用とアンチエイジング効果を併せ持ち、さまざまな肌ストレスに有効となり、シャンプ後に使っておけば万全です。

是非一つ手元に置いておけば、オールマイティにお肌のケアに使えるありがたいペット用化粧水です。

なお、AVANCEの成分である「温泉藻類RG92」は特許取得済みで、毛髪業界で権威を誇る「世界毛髪研究会議」にて、最優秀賞を受賞しています。

ペット用化粧水アヴァンスについて、さらに詳しく知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。



犬用化粧水アヴァンスで愛犬の肌トラブルを改善!痒み・脱毛・フケに

 

「保湿ケア」

犬のフケの原因が乾燥であるケースがあります。

このため、愛犬の肌を乾燥させないように、次のような対策をしてあげると有効です。

・室内の湿度を50~60%程度に保つ

・しっかり水が飲める環境を整える

・保湿ローションや保湿ミストを使ってお手入れする

riasu

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