チワワたちワンちゃんの最大の楽しみの一つが食べることです。
喋れませんから「お腹すいたよ」と言ってはきませんが、しっかり腹ペコサインを送ってきます。
今回は分かりやすい、愛犬からの6つの腹すき仕草を紹介するので覚えておきましょう。
腹すきサインを知っておこう
ワンちゃんは、言葉で直接お腹が空いたと訴えてはきませんが、さまざまな仕草のサインによって、お腹空いたよと言ってきていることを認識しておきましょう。
多くの飼い主さんが、時間帯で大体のご飯をあげるタイミングを図っているはずです。
でもひょっとすれば、もうお腹がへり過ぎてペコペコかも知れないし、あるいはまだそれほど空いていないタイミングかもしれません。
時間帯を目安として、愛犬が出す空腹のサインをチェックすることで、ご飯のベストタイミングを見抜くことが可能となります。
特に初めて犬を飼う場合など、「どれくらいの量をいつあげるのがいいのか」判断に迷ってしまうはずです。
そのためにも、愛犬が出す空腹の際の仕草を知り、空腹のサインを見抜くことで、ベストタイミングをつかむことができるようになります。
うちの子のモコ(チアプーミックス犬)が、まさしくこのタイプです。
お腹が空くとご飯のお皿の前でオスワリしたり、エサ皿を噛んだり、舐めたりしだします。
一生懸命に飼い主にアピールするわけですね。
気づいてくれるまで、この動作を続けています。
目線は飼い主さんをチラチラ見ています。
このようなストレートな行動に出るワンちゃんは多く、お皿を口に咥えて飼い主さんのところに持ってくる子もたくさんいます。
こんな仕草をされれば、バカでもお腹が空いたと気づけてしまいますね。
この時の行動でも、ワンちゃんの性格が垣間見えます。
じっとひたすら我慢強くお皿の前で待っている子や、わざとお皿を動かし音を鳴らしてアピールしたり、積極的にお皿を加えて持ってくるなどさまざまです。
みんな必死の行動なのでしょうが、面白いですね。
しっかり無駄吠えしないようにしつけてあるワンちゃんでも、お腹が空いて我慢できなくなると「ワン」と一度だけ鳴いたりします。
この時のポイントが、ちゃんとエサ皿の前で吠えることですね。
違う場所で鳴いても、飼い主さんは要求の意味が分かりませんからね。
こういうところは、本当にお利口さんです。
ワンとひと鳴きして「ねぇ!」と注目を集めているわけです。
注目してもらえないと、何度か繰り返して鳴いたりします。
お腹が空いた時もそうですが、時間帯を決めてご飯を与えている場合だと、うっかりご飯の時間が過ぎてしまったときなどに、催促して「忘れていない」と鳴くことも多いのです。
中には「「ワンワン!」と大きな鳴き声で吠えてアピールする犬もたくさんいます。
このようなケースで、愛犬の要求に答えてしまうのは問題があります。
吠えればご飯がもらえると覚えさせてしまうため、無駄吠えするようになってしまいます。
つまり、吠えて要求すればご飯がもらえるから、自分の要求が通るために、飼い主より自分の方が偉いと錯覚してしまうこととなります。
このため、主従関係が崩れてしまいます。
したがって愛犬に主導権を握らせないことが大事であり、吠えても直ぐご飯を与えたりせずに、飼い主さん主体のタイミングでエサを与えるようにしてください。
ワンワンと吠えてご飯を催促するのではなく「クンクン」とか「クーン」という甘えたような声で鳴いて、お腹が空いたことをアピールするワンちゃんも多いです。
私は大きな声で吠えられるより、くっついてきて上目づかいで見つめながら、「クーン」と甘えた声を出される方が苦手ですね。
つい愛しくなって根負けしてエサを与えてしまいそうになります。
4.飼い主さんにつきまとう
ご飯の時間が近づくと、鳴かずに飼い主さんの後ろをついてくる犬もよく見かけます。
ワンちゃんはそろそろご飯の時間だと分かっているため、このタイミングで飼い主さんが動くとご飯を期待してまとわりついて後にくっついてくるのです。
ご飯の用意でなく、単にトイレに行くために立ち上がった場合など、トイレに行く様子を切ない表情で見つけており、その残念そうな落胆した表情に心が痛くなったりするものです。
愛犬の予想通り、ご飯の準備に立ちあがった時などは、エサ箱の蓋を開けた瞬間に嬉しそうに尻尾を振ってすり寄ってきたりします。
すでによだれを垂らす食いしん坊な子もいたりしますよ。
本当にワンちゃんは、飼い主さんの行動をよく観察しています。
ご飯をくれる時の行動はしっかり把握していますね。
飼い主さんも賢い愛犬に負けることなく、犬の行動をしっかり把握して、空腹サインを見抜くようにしてください。
5.前足で催促する
うちのチワワのビビちゃんは、お腹が空いた時に、前足でちょんちょんと突っついて「ねえねえ」と催促する行動をよく行ってきます。
こんな可愛い仕草でアピールされると参ってしまいますね。
チワワのタダでさえ愛らしい大きな瞳で見つめられながら、前足のちょんちょん攻撃をくらってしまうと、思わず撃沈させられてしまいそうです。
この前足で催促するポーズは、ご飯の前のしつけとして「おすわり」「おて」「おかわり」をさせることが多いため、前足を差し出すとご飯がもらえると認識して行うともされています。
ワンちゃんは、空腹時のサインとして飼い主さんの顔や口元を舐めることがあります。
これは習性に基づく空腹サインなのです。
理由は、子犬は習性として母犬に母乳の催促をするときに、母犬の顔や口元を舐めるからです。
このため、お腹が空いてくると飼い主さんの顔や口元を舐めるわけです。
しかしその他のタイミングでも飼い主さんの顔や口元を舐める時があります。
それは、飼い主さんの口から食べ物の匂いがする時で、美味しそうなニオイを感じて舐めるケースがあるのです。
さらに、留守にしていた飼い主さんが戻り、嬉しい時にも舐めたりします。
このようなタイミング以外で愛犬が、口元を舐めてきたケースでは、空腹のサインだと読み取りましょう。
どうですか?
いろんな仕草で愛犬が、空腹サインを送っていることが理解できたはずです。
飼い主さんはしっかり愛犬が行う空腹サインを見抜き、ベストタイミングでご飯をあげれらるようになってください。
サインを下手に見抜いてしまうと、空腹サインで甘えられておやつを与えすぎるなんてことにはならないように注意してくださいよ。