あなたの愛犬は、よく「ワンモナイト」になっていませんか?
ワンモナイトって何?という方も多いかも知れませんね。
これは最近ネット上で流行っているワンちゃんが、猫のようにくるっと丸まって寝ている姿勢のことを、古代生物であるアンモナイトに似ていることからもじって、「ワンモナイト」呼んでいるのです。
猫が寝る場合丸まっているのが普通ですが、ワンちゃんの場合、ワンモナイトになることはあまりなく、そのような丸くなる姿勢で寝ている場合は理由があったりします。
当然様々な理由が存在しますが、注意信号となるケースがあるため、今回ワンちゃんがワンモナイトになる主な心理を紹介します。
愛犬がワンモナイトになっていても、さほど気にする必要がない場合もあります。
それは昔の習性の名残りから、落ち着くために丸まっていることも多いからです。
犬が丸くなる姿勢を取るのは、昔の野生時代の穴蔵生活の名残りとも考えられています。
実はワンちゃんは、狭い場所が大好きです。
あなたの愛犬もよく、ソファや家具の隙間や、ベッドの下などの狭い体がピッタリ収まるような場所に入り込んでいませんか?
よくそんな狭いところに入り込んだものだと、思わず感心してしまうような、ギュウギュウ詰めの姿勢で平気でいたりします。
飼い主さんは、苦しくないのだろうかと心配になってしまいますが、ワンちゃん自ら入り込み小さくなっているのは、その姿勢でいることに安心感を抱くためです。
つまりこれが昔の野生の習性の名残りで、狭い穴蔵でギュウギュウとなる姿勢で暮らしていたからです。
このためワンちゃんが、体を丸め小さくなって、ワンモナイト状態で寝ているのは、ただ何となく落ち着くからだったりするわけです。
愛犬がワンモナイトになる一番多い理由が、ズバリ寒いからです。
あなただって寒さを感じた時には、体を縮こませてしまうはずです。
表面積を小さくして丸まれば、熱が逃げないため暖かくなるのです。
この姿勢だとお腹などがとても暖かくなります。
ワンちゃんは全身毛におおわれているため、寒さに強そうに思いがちですが、犬種によっては寒さが苦手な犬も多いものです。
チワワたちのような体が小さい小型犬は、寒さが苦手といえます。
このため、愛犬がワンモナイトになっている時に、震えているようであれば注意が必要です。
最近は夏場でも、冷房が効きすぎているケースだってあります。
愛犬が寒がっていると感じたケースでは、暖房調節をしたり、毛布やタオルなどをかけてあげるなどの対応をしてあげましょう。
うちのチワワのビビちゃんは、すぐ「ヘソ天」の体勢でだらけきって急所のお腹丸出しで寝ています。ビビのへそ天写真があれば貼りつけよう
この姿を見る度に安心してリラックスしてくれているなと感じています。
このように、寝相一つとっても緊張状態がうかがいとれるものです。
犬が通常かなりリラックスして寝ている姿勢が、横向きで手脚を投げ出している体制でしょう。
反対に周囲を警戒して緊張した姿勢が、腹ばいでフセのような状態で寝ているケースです。
これはいつでも起き上がれる体制なわけです。
ワンちゃんがワンモナイトになって丸まる姿勢も、緊張状態にあるとされています。
これは急所となるお腹やお尻を抱か得込んで守っているためです。
注意して欲しいのが、愛犬がワンモナイトで寝ている場合、体に痛みがあり、痛みに耐えて丸くなっている可能性があることです。
普段愛犬が安心仕切って、手足を伸ばしダラケタ格好で寝ていることが多いのに、何故か最近いつもワンモナイトになっている。
このような場合で、特に気温が寒くもないケースでは要注意といえます。
犬のケガは気づきにくいと言われています。
これは習性で、犬が痛みを隠してしまうためです。
本来ワンちゃんが、人間よりずっと痛みに強い動物だという理由もありますが、自然界においては相手に弱みを見せることは命取りとなるのです。
したがって犬は我慢できる限界まで痛みを悟られないように隠す習性があるのです。
紹介してきたように、犬が丸まってワンモナイトになっている理由はいくつもありますが、痛みが生じている場合はそれを飼い主さんは見抜き、少しでも早く治療をしてあげる必要があります。
もちろん愛犬が丸まっているだけでは、痛みがあるのかの判別ができませんが、何か疑いが生じるように感じ取れる場合は、体や足などを触って反応を見たり、歩き方がおかしくないか、さらに食欲や排泄物などあらゆる点に注意を払ってみてください。
愛犬がワンモナイトになっている場合、このように注意すべきケースもあると認識しておきましょう。