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チワワたち犬と一緒に海外旅行に行くのに必要な手続きや注意点

 

現代では当たり前のように海外旅行に行く時代になっています。

愛犬家の方であれば、家族の一員といえる愛犬と一緒に海外旅行に行きたいと考えるはずです。

ワンちゃんのみ一人寂しく、ペットホテルで狭いゲージの中でお留守番では可愛そうですね。

愛犬と一緒に是非海外で楽しく遊びたいものです。

さて人間であれば、パスポートさえ準備すれば簡単に海外旅行が出来てしまいますが、ワンちゃんの場合、手続きが複雑で時間もかかります。

今回は、犬と一緒に海外へ出掛けるための必要な手続きや注意点について紹介します。

最低限必要な準備

まず最初に分かりやすいように、犬を海外に連れて行くために必要な最低限の準備すべき事項を紹介しておきます。

準備すべき事項
・マイクロチップの装着(IDデータ登録申請書)

・狂犬病予防接種(予防接種済証)

・レプトス病予防接種

・抗体価検査結果証明書

・健康診断書

・入国する国への書類提出

・動物検疫所への提出書類(輸出検査申請書・届出書)

・輸出検疫証明書(犬のパスポート)

健康診断書と動物検疫所への提出書類の様式例を示すので参考にしてみてください。(フォーマットは決まっていません)

「健康診断書」

「動物検疫所への提出書類」

必要な手続きの調べ方

初めての方は、どのような手続きをすれば良いのか分からないはずです。

ここで注意することが、訪れる国によって細かい点で違いが生じることです。

そのため今回は、みなさんが多く遊びに行くハワイ旅行を例にとり、アメリカへ行くと仮定して紹介します。

どこで情報確認すればよいかといえば、「アメリカ大使館」が一番のおすすめです。

国よっては犬が入国できないケースもあるため、まずはワンちゃんがその国に入れるのかを確認しておきましょう。

アメリカ大使館と聞いただけで緊張してしまった方が見えるかも知れませんが、英語で話さなくてはいけないわけではありません、普通に電話すれば質問事項に答えてくれるので、安心しましょう。

実はアメリカ大使館は、アメリカの正確な情報を入手するためには、とても便利な機関なので上手く活用するといいですよ。

緊張せずに気楽に、「犬と一緒にアメリカに行きたいのですが、必要な準備すべき書類はどのような物ですか?」と聞けば教えてもらえます。

また、電話に抵抗があれば、E-mailで問い合わせてもいいですよ。

駐日アメリカ合衆国大使館・総領事館

「アメリカ合衆国大使館」

Embassy of the United States of America in Japan
〒107-8420 東京都港区赤坂1丁目10-5
電話:03-3224-5000

「在札幌アメリカ合衆国総領事館」

Consulate-General of the United States of America in Sapporo
〒064-0821 札幌市中央区北一条西28丁目
電話:011-641-1115、011-641-1116、011-641-1117
管轄区域:北海道、東北(山形、福島を除く)

「在大阪・神戸アメリカ合衆国総領事館」

Consulate-General of the United States of America in Osaka-Kobe
〒530-8543 大阪市北区西天満2丁目11-5
電話:06-6315-5900
管轄区域:富山、石川、福井、近畿(三重を除く)、中国(山口を除く)、四国

「在那覇アメリカ合衆国総領事館」

Consulate-General of the United States of America in Naha
〒901-2104 沖縄県浦添市当山2丁目1-1
電話:098-876-4211
管轄区域:沖縄及び北緯29度以南の奄美群島

「在名古屋アメリカ合衆国領事館」

Consulate of the United States of America in Nagoya
〒450-0001 名古屋市中村区那古野1-47-1 名古屋国際センタービル6階
電話:052-581-4501
管轄区域:愛知、岐阜、三重

「在福岡アメリカ合衆国領事館」

Consulate of the United States of America in Fukuoka
〒810-0052 福岡市中央区大濠2丁目5番26
電話:092-751-9331、092-751-9334
管轄区域:九州(沖縄及び北緯29度以南の奄美群島を除く)、山口

必要な手続き

「マイクロチップの装着」

愛犬を海外旅行に連れて行くためには、マイクロチップの装着が必要となります。

直径約2mm、長さ約11mm程度の特殊なガラスでできた棒状のものがマイクロチップであり、これをワンちゃんの体の中に埋め込みます。

なお、皮下注射する程度の痛みで簡単に、マイクロチップの埋め込みができるそうです。

これで愛犬の個体識別情報が埋め込まれることとなり、災害時などで迷子になった時などの身元の判明が証明でき、仮にハワイで迷子になっても身元が判明できます。

マイクロチップの装着に際しては、動物病院に問い合わせればOK、仮に行っていないケースでも適した他の施設を紹介してくれるはずです。

「予防接種」

最低でも狂犬病予防接種とレプトス病予防接種が必要です。

特に狂犬病の予防接種は、2回打たなければいけないので注意が必要です。

1年以内に2度必要で、1回目の予防接種から30日以上あけて2回目を打ちます。

なお、レプトスピラ症の抗体検査は特に要注意です。

何と検査の後の待機期間が、120日という長期間が必要となります。

このように手続きには時間がかかってしまうため、余裕をもって初めておくのがおすすめです。

「抗体価検査結果証明書」

抗体価検査結果証明書を手に入れるためには、「血液検査」をする必要があります。

血液検査は、「一般財団法人 生物科学安全研究所」が行っています。

動物病院で採血して、犬を海外旅行に連れていくことを獣医師に話し、研究所へ血液を送ってもらえばOKです。

血液検査が終わると研究所から、「抗体価検査結果証明書」が送られてきます。

「ハワイ州(入国する国)への書類提出」

ハワイ州指定の犬猫輸入書類を作成して送付する必要があります。

注意点は、ハワイに入国する予定日の10日前までに作成した書類が、ハワイ州へ届くように注意して余裕をもって送付しておくことです。

「健康診断書」

マイクロチップの装着、狂犬病予防接種とレプトス病予防接種が完了したならば、獣医師にお願いして健康診断書を発行してもらいましょう。

健康状態が良好である必要があるため、ノミやダニの駆除なども行っておく必要があります。

「動物検疫所への提出書類(輸出検査申請書・届出書)」

届出書は「日本に帰って来る予定日の40日以上前までに出す」と法律によって定まっているため要注意です。

動物検疫所は、成田空港、羽田空港、関西国際空港などの国際空港の中にあります。

出国の7日前までに犬の届け出申請を行わなければいけません。

事前に電話連絡を入れて検査を受ける予約をしておくことが大切です。

この際に、「輸出検査申請書」と「届出書」の提出が必要なので、しっかり準備しておきましょう。

動物検疫所での書類提出が完了すれば、犬のパスポートともいえる「輸出検疫証明書」という書類を受け取ってください。

航空会社の予約

航空会社の予約をとりましょう。

予約をとる場合、必ず航空会社に直接電話をして予約するのが大切なコツです。

オンライン予約システムでは、ペットの予約ができない場合もあると認識しておきましょう。

通常、ペットを機内に持ち込むことは禁止されています。

犬の扱いは、スーツケースなどの荷物と同様となり、チェックインの時にケージに入れた状態で愛犬を預けることになります。

飛行機に搭載できる犬の頭数が限られているケースがあり、予約で埋まってしまっていれば、希望する便を予約できないこともあるため注意してください。

このため事前にいくつか候補の便を調べておき、早めに航空会社に電話して予約を入れるのがおすすめです。

また犬種によっては、飛行機に乗れないことがあるため要注意、このあたりもしっかり確認しておきましょう。

これは載せることができない犬種が会社で決められています。

注意すべき犬種は、パグやフレンチブルドッグなどです。

手荷物カウンターに「鼻の短い犬種お断り」と書いてあったりしますよ。

これらの鼻の短い短頭種は、高温多湿な場所に弱く、熱中症や呼吸困難を起こしやすいためです。

このため、飼い主さんも注意を払い、弱った高齢犬や持病持ちの愛犬、妊娠中の犬や生後90日前の子犬などは、飛行機に乗せない方が無難です。

また、ストレスに弱いと感じるワンちゃんも辛いかも知れません。

ちなみにペットはバルクと呼ばれる場所に搭載されます。

真っ暗ですが、気温や気圧は客室内部とほぼ同じ条件となっています。

また、雑種の場合、まず預かってもらうことができるようです。

なお、飛行機に乗せることが可能なケージサイズも、各航空会社によって規定が異なるため、事前に確認しておきましょう。

海外へのフライトの場合、長時間となるため、少しでも大きめの余裕あるサイズでワンちゃんを乗せてあげるのがおすすめです。

日本へ戻って来る時の手続き

愛犬が日本に入国するためには、「輸出検疫証明書」と「アメリカの政府が発行する健康証明書」の2つが必要となります。

輸出検疫証明書は、日本を出発する際に、動物検疫所で作ってもらっているから問題ありませんが、「アメリカの政府が発行する健康証明書」はアメリカ農務省で作ってもらう必要があるため注意が必要です。

日本を出発するに際して、事前に健康証明書の元になる書類を貰えるため、あらかじめ全部書き込み準備しておくとよいでしょう。

これを持ってアメリカの動物病院で健康診断を受けてください。

それからアメリカ農務省へ行って手続きすればOKです。

まとめ

できる限り分かりやすく説明してきましたが、感想はどうでしょう。

正直言って、私もいろいろ調査しましたが、思った以上に手続きが面倒で大変との印象を受けました。

実際に書類や準備に不備がある場合は、入国した後にワンちゃんは、ハワイ州の検閲センターに拘束されてしまうそうです。

検閲センターの滞在費は、もちろん飼い主さんの負担です。

このような事態を招くケースも多いようなので、慣れない初めてのケースでは、書類や準備のサポートしてくれる会社に、手続きの代行をお願いするのも良いと思います。

楽しい海外旅行に愛犬も一緒に連れていくことが可能ですが、書類と準備をきちんとすることが必要となります。

かなり準備期間が必要なため、余裕をもってスケジュールを立てて行ってください。

riasu

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