あなたの愛犬は、室内でトイレができますか?
以外に散歩の時しか排泄しないワンちゃんが多いものです。
つまり、お散歩までトイレを我慢しているということです。
これは考えてみれば、1日2回しか排泄しないことになります。
実は成犬は、12時間程度トイレが我慢できると言われています。
そのため、このような散歩でしか排泄しないということが、可能となってしまうのです。
でも飼い主さんが忙しくて、つい1日1回しか散歩に行けなかったりしてしまうケースもあることでしょう。
このような時も、ワンちゃんが必死でトイレを我慢していれば、どう考えても体に良くないはずです。
病気の原因になってしまうことも考えられます。
このような事態を防ぐための対策として、よく耳にする「トイレ出し」と、「室内で排泄をさせる方法」を紹介します。
室内犬であれば、室内に設けたトイレで排泄してもらわなければ困ってしまいます。
部屋のあちこちでされてしまってはたまりませんよね。
だから、トイレーニングを行い、きちんとトイレで排泄ができるようにしつけます。
マスターできれば、チワワはいつでも好きな時に自由に排泄ができるようになります。
ところが、室外犬のトイレトレーニングを行わない飼い主も多いといいます。
また、トイレトレーニングを行っていても、結局途中で止めてしまうケースも多いのです。
はたして愛犬のトイレはどうしているのでしょう。
もうみなさん、想像できていますよね。
その通り、そのような愛犬は、排出を散歩でしているのです。
さらに、子犬時代にトイレトレーニングで室内でのトイレをきちんと覚えたはずの室内犬が、散歩に行きだすと散歩時の外でしか排泄しなくなるケースも多いものです。
散歩がトイレタイムとなってしまうわけです。
このように散歩がトイレタイムとなってしまう理由は、次のようなことが原因と言われています。
まずこのような排泄を可能にしているのが、先ほども述べたように、ワンちゃんは成犬になるとトイレを12時間程度も我慢できるからです。
そしてこのように、長い時間無理して我慢してまで外で行うのは、ワンちゃんの習性が影響しているとされています。
ワンちゃんは綺麗好きであり、自分のテリトリー内を汚すことを嫌います。
このため、室内でのトイレを覚えたケースでも、素早く排泄物を片付けないと、次の排泄をそこで行おうとしないほどです。
ワンちゃんは野生時代には、トイレは寝床である巣穴から遠く離れた場所に行き、排泄を行っていました。
これは敵に自分の住処を嗅ぎつけられないための、当然の対策だったのです。
自分の住処が見つけられてしまえば、命にもかかわる一大事だったわけです。
このため、今だにその習性が残っており、特に寝床やその近くを汚すことを嫌うのです。
したがって、室内でのトイレを我慢して、散歩時の遠く離れた外で排泄を行おうとすることが生じてしまうわけです。
またきちんとトイレトレーニングを完了していない愛犬の場合、散歩まで我慢できずに粗相してしまい、叱られてしまう嫌な経験もインプットされ、ますます室内では排泄を行うべきではないと学習してしまっている可能性も高いのです。
散歩の最中に自然に排泄するのは問題ありません。
しかし、チワワが散歩でしか排泄しなくなってしまうのはよくありません。
何故かと言えば、基本的に排泄を無理して長時間我慢することは、チワワにとって体に良くないからです。
オシッコを無理に我慢すれば、膀胱炎や尿路結石になるリスクが高まるのは明白です。
同様にウンチを我慢してしまえば、ウンチの水分が奪われ固くなり、便秘を引き起こしてしまうかもしれません。
自然の原理として排泄は、したくなった時に我慢せず、スムーズに行うのが体のためにはベストなのです。
ウチのチワワのビビは、フードを食べればほぼ直ぐにウンチとオシッコが出ます。
もしも、散歩時にしかビビが排泄しなければ、食後直ぐの散歩は胃捻転の恐れがあり、1~2時間は時間を置くため、最低でもこの間は排泄を我慢することになってしまいます。
いつもならば、食後直ぐにする排泄を我慢することになるわけです。
このような例を考えてみても、散歩がトイレタイムとなってしまうのは良くないと分かりますね。
ここで、散歩の意味を考えてみましょう。
今までも散々紹介していますが、次の5つが主な散歩の必要な理由となります。
1. 運動不足解消
2. ストレスの開放
3. 社会性を身に付ける
4. 飼い主とのコミュニケーションの構築
5. 刺激を得て脳の活性化
飼い主さんに、散歩の必要性を質問すれば、みなさん先ず第一に頭に浮かぶ理由が、愛犬の運動不足の解消となるはずです。
よくチワワのような小型犬であれば、室内で運動させれば、散歩の必要がないと言われますが、それが誤りであることが、上記理由を見れば散歩の必要理由が、運動不足解消のみでないことから分かります。
さてここで注目して欲しい点が、上記の主な散歩が必要な理由に、トイレタイムが含まれていないことです。
トイレは本来室内でもいつでも自由に行えるものであり、散歩でしかできないものではないからです。
それどころか、散歩をトイレタイムとしてしまえば、先ほどから述べているように、必要以上に排泄を我慢することに繋がり、体に害をなしてしまう恐れが生じてしまうのです。
したがって、散歩をトイレタイムにすることは、望ましくないと言えます。
散歩をトイレタイムにすることは、望ましくないと認識できたはずです。
そこで散歩をトイレタイムとしない対処法を紹介します。
当然理想は、室内でも、外でも排泄してくれることですね。
したがって室内でのトイレを覚えさせる必要が生じます。
と言っても外でのトイレが身についてしまっているケースでは、そう簡単に室内でトイレしてくれるようにはなりません。
したがって、まずここで飼い主さんに行ってもらいたいのが、「トイレ出し」です。
トイレ出しという言葉は、ちょくちょく耳にするはずなのですが、あなたは知っていますか?
愛犬が散歩時にしか排泄してくれないとすれば、1日に2回しかトイレタイムがないということです。
これは、成犬が12時間程度排泄が我慢できるとしてもギリギリであり、かなり無理しているわけです。
トイレ出しとは、散歩のような形で愛犬を外に連れ出すのではなく、チワワにトイレをさせる目的だけのために外に連れ出し、排泄をさせることを刺します。
散歩時にしかトイレをしない愛犬でも、外に連れ出せば自分の寝床から遠く離れるから排泄してくれるわけです。
トイレ出しでは、排泄さえ済めば目的完了のため、サッサと家に戻ることが肝心です。
そしてトイレ出しでは、なるべく家の近くで排泄をさせるように心がけましょう。
もしも庭でしてくれれば一番です。
トイレ出しは、散歩の合間の時間に行ってあげます。
トイレ出しの目安は、朝の散歩と昼までの間、昼と夕方の散歩の間、寝る前あたりとなります。
なお、子犬や老犬はトイレの間隔が短いため、トイレ出しの回数を増やしてあげる必要があります。
また夏場などでは、日中の日差しが強い気温が高い時間帯に行くため、熱中症には注意してあげましょう。
なるべき早く済ませてしまうのがおすすめです。
さて、理想は愛犬が室内でトイレが出来るようになってもらうことです。
トイレ出しを利用してしつけを行っていきます。
トイレ出しの目的が排泄させることなので、この機会を利用してしつけていきます。
トイレ出しで排泄するケースで、声かけで排泄できるようにしつけをします。
実はこれは、トイレトレーニングと同じなわけです。
「シーシー」でも「トイレ」でも何でも構わないので、声掛けの言葉を決定して、必ず決めた同じ言葉で声掛けを行い、外で排泄するときに実行します。
続いて外で排泄しそうな素振りをチワワが見せれば、必ずトイレシーツを敷いて、トイレシーツの上で出来るようにしていきます。
この時声掛けも忘れずに実施してください。
これで、排泄はトイレシーツの上ですると学習させます。
上手く出来れば、大げさに褒めて、おやつなどのご褒美も活用してください。
チワワが声かけと、外でトイレシーツの上で排泄できるようになれば、続いてなるべく遠くまでいかないようにして、だんだん排泄する場所を家に近づけてきます。
まずは庭でできることを目指しましょう。
それが可能になれば、次は玄関でさせます。
最後は室内でできるようにしていきます。
声掛けとトイレシーツ、そしてご褒美のおやつの組み合わせで根気よくしつけると出来るようになります。
そして室内で排泄が出来るようになったら、散歩に行く際には、出来るだけ排泄をさせた後で散歩に行くようにするのが、散歩でしか排泄しないように戻さないコツです。