チワワたちワンちゃんのしつけ方も、時代の流れで昔とは大きく違ってきています。
昔は正しいとされていたことが、実は誤りであったことも多いものです。
それこそ昔は、運動を行う際に水を飲むと疲れると言って厳禁でした。
今ではこんな話、とても信じられませんよね。
それこそ、熱中症にしようとしているようなものです。
でもこのような例は腐るほどあるのです。
事実ワンちゃんのしつけを見てみても、昔ながらの日本のしつけは、犬を飼い主に従わせ、番犬にするのが目的であったため、叱ってしつけていました。
このため、欧米のペット先進国からは、日本は後退国との指摘を受けたほどです。
今の時代であれば、最新のワンちゃんの心理学や行動学に基づき、褒めるしつけが症例されています。
愛犬に対して行うべきでない、NGな叱り方があるのをあなたは把握できているでしょうか?
このような叱り方をしてしつけていると、反対にチワワは怯えてしまったり、反抗的になったりしてしまうのです。
今回は、チワワのNGな叱り方として、犬にはやってはダメな罰やしつけの鉄則について紹介します。
人間と犬が共同生活するにおいて、チワワを正しくしつけなければ、困った行動だらけとなってしまいます。
部屋中にオシッコをされたら、たまったものではありません。
そこら中の物をかじってしまいます。
やたらと吠えまくります。
どうしてこんなにイタズラばかりするのだろうと思っていませんか。
でも、ちょっと冷静になって考えてみれば、チワワにとっては自然な行動ばかりなのです。
犬からすれば、当たり前の行動を自然に行っているにすぎず、飼い主さんを困らせるために、わざとイタズラしているわけではありません。
愛犬が人間と共同生活を営むためには、ワンちゃんにとっての自然な行動が、迷惑行動となってしまうのです。
だからお互いが、幸せな共同生活を送るためには、飼い主さんが愛犬に対して、人間社会に馴染み適応できるように、しつけを行うことが必須の飼い主さんの役目であり義務といえます。
そしてありがたいことに、お利巧なワンちゃんたちは、正しくしつけてあげれば、きちんとしつけをマスターしてくれるのです。
しつけが飼い主さんの義務である以上、最低限の勉強をする必要が、ワンちゃんを飼うと決心した時点で生じることを認識してください。
だから、間違ったNGな叱り方を、あなたがチワワにしていてはダメなのです。
愛犬が上手くしつけがマスターできないケースでは、ほぼ間違いなくしつけを教える飼い主さん側に問題があると認識してください。
間違ったしつけをしてしまえば、チワワが怯えたり、反抗したりしてしまいます。
そのような事態を招かないように、愛犬に対してやってはいけないNG行為を学んでおきましょう。
叱る際に叩くような人の元には、誰も近づかないのは当然のことです。
だから愛犬も恐れを抱き、警戒心を発信して寄り付かなくなります。
その行動をすると叱られることが分かると、例えばチワワは、お客が来て吠えるとすれば、叱られることを体験学習しているため、その場面でさらに緊張してパニックになり、さらに問題行動が悪化してしまい、余計に吠えてしまうようになってしまいます。
チワワは何とかしようと必死になるあまり、返って問題行動が悪化させていました。
しかし、どのように必死になっても、ますます叱られるため、怯えてしまいどうすればよいのか分からなくなり、その結果、行動力が低下して何事に対しても無気力になってしまいます。
精神状態が乱れており、感情表現が表せなくなり、暗い消極的な状態になってしまいます。
時として奇声をあげ、恐怖心から甲高い声で鳴いたりしだします。
何をやっても叱られるため、どんどん愛犬のストレスが溜まっていきます。
ストレスは万病のもととされるように、あなたの大事な愛犬の寿命を縮めていると言えます。
間違った叱り方を愛犬に行うことで、過度なストレスを生じさせ、愛犬を病気にしてしまう可能性があります。
チワワも最後には、恐怖心から逃れたい一心のために反撃を試み、噛みつき攻撃で反撃します。
まさしく、飼い犬に手を噛まれるという事態が生じてしまうわけです。
昔の日本の当たり前とされたしつけ方が、愛犬を叩いて教えることでした。
しつけのためといっても、ワンちゃんを叩くことは、絶対に行うべきではない最低の絶対するべきではないしつけ方法だと認識してください。
まあ最近では、愛犬をしかるどころか甘やかし過ぎて、こまったちゃんにしてしまうケースの方が多そうですけどね。
仮にチワワの頭を叩いたりすれば大変なことになってしまいます。
チワワは、頭の骨がふさがっておらず、空き間状態が生じているケースが多くあります。
このため、頭に衝撃を与えてしまうと、それこそ命にかかわる大事になるケースすらあり得るのです。
特に小型犬は、叩くことでケガをしてしまうリスクと隣合わせとさえ言えます。
大型犬であれば、少しくらい叩いてもびくともしないと思うかもしれませんが、それ以上に心が参ってしまいます。
必ず強いストレスが生じ、人間不信に陥ったり、警戒心が強くなって、恐怖心が生じてしまいます。
こうなってしまうと、心が通じ合えず、本当にやっかいなこととなります。
あなたは「ハンドシャイ」って知っていますか。
これは、ワンちゃんが人の手を怖がる現象の呼び名です。
人の手で叩かれるため、人が手を近づければ怯えてしまい、人の手を異常に怖がる現象なのです。
そしてその結果、恐怖心から手を噛むという、最悪の反撃行動が生まれてしまうのです。
本来ワンちゃんは、優しく体や頭を撫でてくれたり、おやつを手から与えてくれたり、抱っこしてくれるはずの飼い主さんの手が大好きであり、近づけば愛情を示し、ペロペロ舐めてくれるはずなのです。
手を近づけるだけでチワワが怯えてしまうなどという、悲しいありえない状態を招かないためにも、絶対愛犬を叩くことはNGだと肝に銘じてください。
チワワは人間の言葉が理解できないから、必死で大声出して叱ったところで、逆効果なだけだと知っておきましょう。
ワンちゃんは、雷や花火の音、掃除機の音が苦手なように、聴覚が優れているだけに、大きな音は怯えの対象になってしまいます。
いきなり大声で叱られても、チワワにとっては叱られているという意識より、驚かされたとしか感じられません。
このため怯えてしまい、大声で愛犬を叱る行為は、何の効果もないどころか、かえってマイナスに作用してしまうと認識しておきましょう。
昔のしつけ方法として盛んに行われたのが、「アルファロールオーバー」というしつけ方法です。
これが愛犬を仰向けにして、押さえるしつけ方法なのです。
昔はこれが正しいしつけ方だと紹介されていたのです。
ワンちゃんの服従ポーズは、相手にお腹を見せるポーズです。
だからこのように、チワワを仰向けに押さえつけて、服従ポーズを取らせ叱ることで、上下関係を教え込むことができるとの間違った考え方が生まれていました。
実はこんな態度を無理矢理取れば、チワワに恐怖心を植え込むだけであり、恐怖を感じた愛犬が反撃に出て、自分の身を守るために、唸って威嚇したり、最後には噛みつくことすらある危険な間違ったNG行為だと知ってください。
このマズルをつかんで叱ってしつける方法も、昔の定番しつけとして紹介されていました。
このしつけ方法を「マズルコントロール」と呼びます。
確かにワンちゃんのマズルを強く握ってしまえば、噛むこともできないし、大人しくなることが多いです。
でもワンちゃんは、敏感な部分であるマズルを無理やりつかまれてしまい戸惑い、不安や恐怖や痛みなどを感じて怯えて大人しくしているのです。
本来ワンちゃんのマズルコントロールの意味は、興奮した犬の気持ち静めたり、落ち着かせるためにする行動なのです。
母犬の行動を観察すれば分かりますが、子犬が興奮したケースなどで、母犬が子犬の口先を軽くくわえることがあります。
この母犬の行動で子犬は、落ち着きを取り戻すことができるのです。
このような子犬を落ち着かせるための行動を勘違いして、無理矢理行ってしまえば、チワワに恐怖心が芽生え、せっかくの信頼関係も崩壊してしまいます。
マズルをつかまれることを嫌がって、噛みつくケースもあるので危険です。
また、マズルを触ることに警戒心を与えてしまうと、顔周りのケアが上手くできなくなってしまいます。
さらに、普段でも苦手なワンちゃんが多い、歯みがきなど絶対できなくなってしまいます。
マズルを持ってのしつけがNGだと認識して、行わないように注意しましょう。
飼い主さんがよくやってしまう間違った叱り方が、愛犬の目を見つめて目線を合わせて叱ってしまうことです。
みなさんがやってしまう理由が、人間同士の場合は、重要な話をする場合などでは、目と目を合わせるもが礼儀であり、心を通じさせる方法だからです。
所が犬の場合は、人間とは大きく事情が異っています。
目を見つめて視線を合わせる行為は、犬の行動においては威嚇や攻撃を意味します。
ワンちゃんを叱る時に目を見つめるとすぐ目をそらすのは、話を聞こうとしていないのではなく、攻撃の意志はありませんよと気持ちを表示しているわけです。
そのため、そこで無理矢理目を合わせてしまえば、チワワは攻撃や威嚇だと感じて萎縮し、怖がって逃げたり、あるいは反撃してくる恐れがあり要注意です。
もしも、同じことをして、叱られたり、叱られなかったりすれば、チワワは混乱してしまいます。
このため、叱り方にムラがあり一貫性がないのはNGです。
絶対に飼主の気分で態度を変えないようにしてください。
よくやってしまう失敗が、家族によって叱り方が違ってしまうケースです。
必ず家族内で意志統一を図り、一貫性を持って愛犬を叱るように心がけてください。
犬は言葉が分かりません。
したがって、毎回叱り方が異なっていれば、混乱してしまいます。
「ダメ!」「止めて」「ノー」「いけません」こんな具合にその都度叱る言葉が違ってしまうのは厳禁です。
よく行ってしまう罰が、愛犬を叱った後でそのままケージに閉じ込めてしまうことです。
この叱り方はNGだと知っておきましょう。
ケージは愛犬にとって落ち着ける安全基地だったりします。
ところが叱られる度にケージに入れられてしまうと、叱られる嫌なこととケージに入れられることがイコールで繋がってしまい、ケージが嫌いな場所となってしまい、ケージに入ることを拒否するようになってしまうため注意が必要です。
ケージは留守番時に入れたり、入院時や犬のホテルに泊まったり、災害避難時などに入れる必要があります。
この時に入ることを嫌がり、ストレスを感じるようになってしまう可能性があります。