ワンちゃんが楽しく遊べるおもちゃの種類は、実にたくさんあります。
あなたは愛犬におもちゃを与える際に、気をつけている基準とかありますか?
新しいおもちゃを買ってきても、チワワがすぐに飽きてしまうなどと嘆いたりしていませんか。
この場合、チワワが飽きっぽい性格とは限りません。
飼い主さんのおもちゃの選び方や管理の仕方に問題があるかもしれませんね。
みなさん愛犬が洋服やスリッパなど、噛むといけないもので遊んでしまうとの悩みを抱いているケースが多いものです。
しかしこれもある面、飼い主さんにも問題があるかもしれませんよ。
今回は、チワワのおもちゃの選び方と管理の仕方や、うまく遊ばせるポイントについて紹介します。
あなたがもしも、愛犬のおもちゃ選びの基準を質問されたとすれば、どのような回答を行うでしょうか?
あなたがこんな具合に答えられたとすれば、「大正解」。
素晴らしいですね。
しっかり愛犬のことを理解して、愛情をこめて飼ってあげていることが分かってきます。
チワワたちワンちゃんがおもちゃで遊ぶ様子を観察すれば、とにかく噛むわけです。
だから愛犬のおもちゃ選びの第一のポイントは、チワワが「噛んでも安全なおもちゃ」となるわけです。
どんなおもちゃが噛んでも安全なのと、頭を悩ませる必要はありません。
犬専用の噛むおもちゃは、いくらでも市販されています。
このような種類のおもちゃであれば、ある一定水準の安全性はきちんと守らており安心できます。
そしてさらにおもちゃの選択基準を上げて、チワワの遊び方を考慮したおもちゃを選ぶことが大切となります。
おもちゃはしっかりと、次の2つの基準別にしたがって選ぶことが大切となります。
・あなたとチワワが一緒に遊ぶときに使うおもちゃ
・チワワに与えっぱなしにして、一人遊びさせるおもちゃ
この時におもちゃの選び方を考える必要があります。
何故選ぶ必要が生じるかといえば、ワンちゃんが噛んで遊ぶからです。
どうしてワンちゃんは、噛むのが好きなのでしょうね。
人間であれば、手で触って感触を味わい、その物の感じをみていきますが、ワンちゃんたちは、何でも口に入れて噛むことで感触を感じとるわけです。
特に子犬は、生後4ヶ月くらいから乳歯が生え変わり始め、永久歯が生えそろうのは生後7カ月~1歳の頃です。
このため、この時期の子犬は、口をモグモグと動かしてみたり、さかんにおもちゃを噛んだり、前足で歯をいじったりします。
乳歯から永久歯に生え変わるため、歯茎がむず痒く何でも噛んでしまうためです。
成犬だって、暇を感じている時など何か刺激を求めて、とにかくまず何かを噛んでみることで、ヒマつぶしをするものです。
このように、ワンちゃんの遊びは噛むことが大前提となっているのです。
あなたとチワワが一緒に遊ぶケースであれば、飼い主さんがおもちゃの管理を行えます。
しかし、チワワが一人遊びをするケースでは、仮におもちゃが危険な状態になっても取り上げることができません。
このため、一人遊び用のおもちゃは、特に噛んでも安全なものを選ぶことが必要となります。
例えば、ぬいぐるみなどを留守番のチワワの一人遊びで与えてしまうと、接合部分などを噛み切ってしまい、中の綿が出てきて散らかし放題、またはこれらの物を誤飲したりしてしまう可能性が生じます。
最近の人気商品が、愛犬が噛むと音が鳴るおもちゃです。
この種類のおもちゃは、チワワが噛むことで音がなり、ワンちゃんも大好き。
実に器用に上手く音を鳴らして遊ぶものです。
しかしこのような種類のおもちゃも、うっかりお気に入りだと思って、一人遊びで与えてしまい飼い主さんがいないと、中の音が鳴る鈴などを噛んで取り出し、誤飲の恐れが生じます。
このようにワンちゃんは噛んで遊ぶことを大前提と認識して、噛んでも大丈夫なおもちゃを遊ばせ方に合わせて選択する必要があります。
おもちゃの管理が、実はとても大切なのです。
多くの飼い主さんが失敗を犯している原因が、おもちゃをチワワに与えたまま出しっぱなしにしている点です。
よくうちの子は、「直ぐにおもちゃに飽きてしまって困ってしまう」などとぼやいている飼い主さんがいます。
しかしこれは、あなたの愛犬が飽きっぽい性格なのではなく、あなたのおもちゃの管理がダメなことに理由があるのです。
こういう飼い主さんは、決まって一度おもちゃをチワワに与えたならば、そのまま与えっぱなしなわけです。
チワワにしてみれば、いつも変化なくその辺りに転がっていれば、目新しく感じることもなく、ただのガラクタ同様であり、いつもそこに置いてある置物という認識になってしまいます。
だからおもちゃの管理をしっかり行い、おもちゃは常に出しっぱなしにすることなく、片付けることが大切となります。
一旦チワワの目線からおもちゃをなくすように心がけましょう。
ワンちゃん専用のおもちゃ箱などを用意して、その中に入れるようにしておけば良いでしょう。
そして「おもちゃ」などと声かけして、再度おもちゃを与えてあげます。
このようにメリハリを与えることで、直ぐにおもちゃに飽きてしまうようなことを無くせます。
古いおもちゃであっても、チワワは新鮮味を感じて楽しく遊ぶことが可能になります。
こうなれば、次々に新しいおもちゃを買う必要もなくなります。
おもちゃは、5つくらいあれば十分です。
遊びの用途別にそろえて、ローテーションしながら与えてあげれば、チワワは十分それらの使い古したおもちゃでも飽きることなく楽しく遊べてしまいます。
そして本当に古くなった時などに、新しいおもちゃを与えてあげれば、チワワはその新しいおもちゃに夢中になれます。
また、おもちゃを飼い主さんがチワワに与える際には、用途を十分考慮してあなたがおもちゃを管理して与えてあげましょう。
チワワの一人遊び用にある程度与えっぱなしにしていいおもちゃと、あなたがしっかり管理してすぐに片付けるべきおもちゃを使い分けてください。
・噛む専用の丈夫なおもちゃ
・特にお留守番時に大活躍するコングなどの知能玩具
・ガムなどの歯磨き効果のあるもの
上記のような種類のおもちゃならば、チワワに与えっぱなしにして大丈夫です。
このような種類のおもちゃも、ワンちゃんが遊び疲れて眠ってしまった場合には、しまっておき、また目覚めてから「おもちゃ」と声かけして与えてあげることで新鮮味が増します。
また、知能玩具は留守番専用にしてみてもいいでしょう。
・ボールや引っ張り紐
・ぬいぐるみ
・音が鳴るおもちゃ
・動くおもちゃ
・光るおもちゃ
上記のようなおもちゃは、飼い主さんと一緒に遊んだり、飼い主さんが一緒にいるケースで使用しましょう。
そして大事なことが、チワワが遊び終わったら片付けることです。
愛犬が洋服やスリッパを引っ張りだし、噛んで遊ぶために困っている飼い主さんが非常に多いみたいです。
ワンちゃんは飼い主さんが大好きです。
だから大好きなあなたのニオイがする靴下などが大好きなのです。
安心感も生まれるし、あなたと一緒にいるように感じられるわけです。
だからある程度チワワが、洋服に興味を持ってしまうことは、自然なことであるわけです。
しかし、これらのチワワの行動を増進させている原因が、飼い主さんサイドにあることも多いのです。
それは、チワワが洋服やスリッパなどで遊びたがるため、つい使い古した洋服やスリッパをおもちゃとして与えてしまっているケースです。
人間サイドからすれば、これらの物は傷んで古くなり、もう使えない古いスリッパだから
おもちゃにしてもいいと考えて与えているのです。
しかしこれは、勝手な人間サイドの思い込みであり、チワワにとっては、新しいとか古いなんてレベルの話は分かるはずがありません。
チワワが理解できることは、スリッパをおもちゃとして与えられたという事実のみです。
だからスリッパはおもちゃとして遊んでもいい物と理解するのです。
古着などを与えれば、チワワは同様に理解して、衣類はすべておもちゃに早変わりするわけです。
大好きなあなたのニオイがついたおもちゃなわけだから、夢中で噛んで遊びます。
だから、洗濯カゴなどからも平気で引っ張り出してきて噛んでしまうようになるのです。
だから愛犬に与えるおもちゃは、必ず犬専用の遊ぶおもちゃを選んで与えるようにしましょう。
日常品などの古くなった物を与えるようなことは、NGだと認識してください。
人間だって好きなおもちゃの傾向があります。
当然ワンちゃんにだって、それぞれ好き嫌いがあります。
素材、噛み心地、大きさ、遊ぶ用途など、いろんな要因で好き嫌いが生じてきます。
あなたの愛犬の好みを見抜き、好きなタイプのおもちゃを探してあげるのがおすすめです。
一般的にいえる特徴として、刺激が多いおもちゃであるほどチワワは興味をしめします。
例えば、単に噛んで遊ぶだけのおもちゃよりも、噛むと同時に音が鳴れば、それだけ多く刺激が感じられ、チワワは楽しく遊ぶことが可能となるのです。
噛めば音がなったり光ったりする。
また音も、ピーピーとなったり、あるいはピヨピヨと鳴るなど、音が変わっても刺激が増えます。
同様に素材も噛み心地のいいロープに素材が異なる布が一緒に付いている。
そしてそれがさらに噛んで音がなれば、ますます刺激が加わり、チワワは夢中になって楽しく遊べてしまいます。
このように、一つのおもちゃに、沢山の刺激があればあるほどワンちゃんは、楽しんで遊べます。
また特に噛むのが好きで、テーブルの脚などを噛むイタズラが多い子だと、木製のおもちゃを好む場合が多いです。
このように愛犬の嗜好なども見抜き、おもちゃ選びを行ってあげましょう。
おもちゃに役割付をすることがとても大切となります。
これで一層チワワは、おもちゃに対して存在感を感じることが出来るようになります。
常にすべてのおもちゃが、自分の周りに転がっていれば、チワワはおもちゃに対して特別感を抱くことはありません。
しかし、おもちゃに次の通り役割付をしてあげれば、チワワはドキドキして出てきたおもちゃに期待を抱くことが可能となり、飽きることも少なくなります。
・飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ
・一人遊びをするためのおもちゃ
・留守番する時にのみ登場するおもちゃ
・外で遊ぶ時に使うおもちゃ
このようにおもちゃにもメリハリをつけて、役割を付けてあげることで、チワワは一層飽きることなく遊べてしまいます。
ボールが出てきたから、飼い主さんが一緒に遊んでくれるに違いない。
フリスビーで外で遊べる。
このようにおもちゃをすべて与えたりせず、しっかり使い分けることで、おもちゃの特別感がでて、チワワはおもちゃを見て遊び方を感じられるようになり、一層楽しく遊べるようになります。
お留守番には、長く一人遊びが出来る飽きが来ない知恵玩具がおすすめです。
おもちゃの中にフードやおやつを仕込めるタイプなので、チワワが夢中で一人遊びできてしまします。
大好きなおやつが、遊んでいれば中から出てくるわけだから、夢中になってしまうのも当たり前ですね。
中のおやつが、そう簡単にでないようにしておくと一層効果的です。
時にはペーストにして塗り込んでおいたり、夏場には、凍らしたものも混ぜてあげるなど、いろんな工夫を加えることで、チワワの興味を高め、留守番の質を高めることができます。
知恵玩具で遊ぶことは、ワンちゃんにとってとても頭を使い刺激的です。
老犬も楽しめて有効です。
苦手なはずの留守番を、楽しく過ごせてしまったりします。
チワワにおもちゃで遊ぶ楽しみを感じさせる一番の方法が、飼い主さんが愛犬と一緒におもちゃを使って楽しく遊んであげることです。
大好きな飼い主さんと一緒に遊べば、楽しさ倍増です。
この時飼い主さんも、嬉しそうにはしゃいで遊んであげれば、チワワも一層楽しく感じてしまえます。
一緒に遊ぶ相手が楽しそうにしていることで、チワワはおもちゃで遊ぶことに対して、より特別感が高まっていきます。
ただし、遊びにおいては、必ず飼い主がリードすることを忘れずに行ってください。
チワワにせがまれて遊びを始めるのではなく、遊びの始めと終わりのタイミングは、必ず飼い主さんが決定するようにしてください。
なお、チワワがくたびれてしまうまで遊ばず、もう少し遊びたかったなあと感じる程度がベストです。
このタイミングで終了しておくことで、チワワがまた早く一緒に遊びたいと期待することになります。
また、チワワがお利巧で一人遊びができている時には、必ず褒めてあげましょう。
実は一人遊びが苦手ワンちゃんだっているのです。
だからあなたの愛犬が、上手に一人遊びしていても、それが当然だとは思いこまないようにしましょう。
チワワにおもちゃを使って一人遊びをすることは、いいことだと教えてあげることが肝心です。
そのためにも、チワワがおもちゃで一人遊びをしていれば先ほども述べたように必ず褒めてあげ、時には大好きなおやつを与えてあげましょう。
つまりチワワに、おもちゃで一人遊びを行えば、いいことがあると学習させるのです。
このような意識づけをおこなってあげることで、チワワはより一層上手にお利巧で、おもちゃでの一人遊びができるようになっていきます。