飼い主さんが、正しい行動を行ってチワワを飼ってあげないと、混乱を引き起こしてしまいます。
チワワたちワンちゃんは、とても頭がよく賢い動物です。
社会性や協調性もあるため、人間と仲良く共に生活することが可能であり、よきパートナーになれるのです。
だから一貫性のある正しい行動をとってあげないと、チワワは混乱を生じてしまうものなのです。
今回は、チワワが混乱する飼い主の行動の飼い方について紹介します。
チワワたちワンちゃんは、ある程度環境に適応できやすい動物だとされていますが、どうしても環境の変化に伴い混乱が生じてしまうものです。
・引っ越して新しい家に移った。
・新しく家族が増えた。
・新しいペットが増えた。
・家族の死や転勤などで、飼い主が変わった。
上記は、チワワに対して大きな影響を最も与えやすい変化ですが、次のちょっとした変化でも結構混乱を与えてしまうものです。
・ケージの場所が移動した。
・ドッグフードが変わった。
・散歩のコースが変わった。
・動物病院やペットサロンが変わった。
人間であれば環境変化の理由が分かっているため、それほど混乱を招くことはありません。
しかし、言葉が通じないチワワにとっては、ある日突然に今までと環境が何の前触れもなく劇的変化してしまったりするわけですから、混乱が生じて当然なわけです。
このように環境変化が生じた際には、チワワの様子を観察してフォローをしてあげることが大切になります。
当然ですが、家族の態度やしつけの仕方がそれぞれで異なっていれば、チワワが混乱してしまいます。
だから家族間でしつけ方法を統一することが大事です。
おじいちゃんやおばあちゃんがいると、どうしても愛犬を甘やかし気味になってしまうものです。
チワワが同じことをしても、パパには叱られおばあちゃんはニコニコしていたのでは話にならないわけです。
このため、家族間でしっかり話し合って、ある程度のしつけの方針を決定することが必要となります。
ポイントは、必ず許容できないチワワにやらせるべきでない事がらを家族全体で決めておくことです。
先ほど述べたように、家族みんなからいろんなことを言われたケースでは、チワワは混乱してしまいます。
ところが、同一人物である飼い主さんが、その時々で言っていることが異なってしまうケースでも同様なわけです。
時や状況、あるいは場所などによって言っていることや態度がころころ変わるようでは、チワワは混乱すると同時に信頼もできなく感じてしまいます。
しつけの基準は、必ず同一レベルとして一貫した態度で愛犬に接することが大切となります。
例えば、「今日は誕生日だから特別」なんてことを間違っても行うべきではありません。
その日に限って、いつもはダメなことがOKだなんて、チワワにとっては全く理由が分からず混乱を招く元となってしまいます。
このようなことを行っていれば、チワワは飼い主さんに対して混乱と同時に不信感を高め、それこそ言うことを聞かなくなったりする原因となってしまいます。
これは人間の幼児でも同様なのですが、チワワはNG行為に対して時間が経ってから、褒めたり叱ったりされても理由が分かりません。
例えばあなたが帰宅して、チワワの留守番中のイタズラに気がついたとしましょう。
チワワは大好きな飼い主さんがやっと帰ってきてくれて、嬉しくて大興奮でしっぽを振って出迎えています。
ところがいきなり叱られてしまえば、こんな時間が経ったイタズラなど覚えているわけもなく、当然意味が分からず混乱してしまいます。
実はワンちゃんの褒めたり叱ったりするタイミングは、「6秒以内」が最適なタイミングと言われているのです。
ワンちゃんは、別の行動をとった時にはもう今の行動を忘れてしまっているからなのです。
チワワを褒めたり叱ったりする時は、しっかり強弱を示して、表情と声もマッチさせて雰囲気を伝えることが肝心です。
チワワたちワンちゃんは、言葉が分からないからその分雰囲気がとても大切です。
言葉が分からなくても、強い雰囲気で「ダメ」と叱れば、怒られていることがチワワに伝わるのです。
この時に、顔の表情と声のトーンがマッチしていることも重要です。
ワンちゃんは、声の調子はもちろん飼い主さんの表情からも感情を読み取ることができるのです。
だから、叱るときにニコニコしながら「そんなことしちゃダメじゃないか」なんて感じで優しく言っていたのでは、それこそ叱られているのか褒められているのか、言葉が分からないチワワは、声と表情が一致していないため理解できずに混乱してしまいます。
したがってチワワが悪さをしたケースではしっかり心を鬼にして、表情を怖くし、低いトーンで叱る必要があります。
そして褒めてあげる時には、時にはハグしたりしてニコニコした表情でオバーな程褒めてあげるという具合に、しっかり強弱をつけることが大切なのです。
ワンちゃんの近くで、急に大声で叱るのもチワワを混乱させてしまいます。
愛犬の聴覚は、人間とは比べものにならないほど優れています。
このため、いきなり大声で怒鳴る行為は、チワワを驚かせて恐怖心を抱かせてしまいます。
叱る時は、ある程度強く言う必要がありますが、表情を厳しくして、低いトーンで短く「ダメ」といえば、これで十分チワワに伝わります。
人間だっていきなり大声で怒鳴られてしまえば、恐怖心が芽生えるものです。
大声でチワワを叱ることは怯えさせ、混乱を招きストレスを与えてしまうと知っておきましょう。
チワワに指示を出してしつける際には、長い言葉の支持は厳禁です。
ダラダラと言葉を並べて指示しても、何の効果も生みません。
返って混乱を招くだけだと認識してください。
チワワは言葉が分からないのです。
「ダメ」「NO」「よし」「マテ」「こい」など、短く簡潔な言葉で指示する必要があります。
チワワたちワンちゃんにとっては、名前という概念は存在しません。
だから、名前を呼ばれた後に起こる現象と結び付けて、名前の意味を理解しています。
例えば、名前を呼ばれた後では、おやつをもらえることが多く、名前を呼ばれれば良いことが起こるという具合です。
ところが意味もなく名前を呼ばれることが乱用されてしまうと、チワワは名前の意味が分からなくなり混乱を生じてしまいます。
したがってチワワの名前を呼ぶ時は、ご飯をあげる、散歩に行く、スキンシップをする時などのように、ちゃんと用事があるケースに使うようにしてあげましょう。