今回は、チワワの動物病院を変えるタイミングと、セカンドオピニオンは必要かについて紹介します。
かかりつけの動物病院を変えたくなるケースが生じることがあります。
主な原因は、次のようなケースでしょう。
・悪い評判を耳にした。
・治療方針に疑問を感じる。
・引っ越した。
・近くに別の病院ができた。
病院の悪い評判を耳にしてしまうと、誰だって不安に感じてしまいます。
人間である以上、獣医師さんと相性が悪く、悪口を言っているようなケースもあるでしょう。
しかし、何人もの多数の人たちから、不満が漏れているような場合は問題です。
そして実はあなたも秘かに不満を感じていたというケースでは、動物病院を変えるべきかもしれません。
また、治療方針に疑問を感じることもあります。
例えば、チワワの耳が臭うし、痒そうにしているのでかかりつけの病院にいったら大丈夫と言われ、耳掃除を行いかゆみ止めの注射を打ちこれで治りますという診断だったとします。
ところが一向に良くならず、少しずつ悪化しているため、別の病院に連れて行ったところ、あっさり外耳炎だと言われたなんてケースもあります。
このようなケースに遭遇してしまうと、病院を変えようかと考えてしまうかもしれませんね。
代替わりして、新しい獣医師さんと相性が悪く感じることもあるでしょう。
何人か獣医師がいる動物病院で、行く度に先生が変わったりするため、一人の先生に継続して診察して欲しいと考えているようなケース。
遠くに引っ越してしまえば、新しい動物病院を見つけなくてはなりません。
最近とても込みだし、診察時間が凄くかかるようになってきた。
駐車場が狭く止めにくいと感じている。
今まで少し病院が遠かったが、近くに別の病院ができた。
まあこんな具合に動物病院を変えたくなる理由はいろいろあります。
それでは実際に、動物病院を変わるタイミングや評判のいい動物病院を見つけるための対処法を紹介します。
動物病院を変えようと考えた場合、評判のいい動物病院を見つけるのが一苦労です。
ただし、家からあまり遠くては大変なので、ある程度近くの病院に絞れば数はそう多くないはずです。
最近は多くの動物病院がHPを出しているため、先ずはチェックして気になる病院を探してみるのがおすすめです。
そして一番簡単な方法が、気になった動物病院に電話をして、HPの内容などについて質問して、対応を確認してみることです。
本当の実情は、実際に動物病院を一度訪れ、直接自分の目で見て獣医さんやスタッフと会話する必要がありますが、電話での対応でも、ある程度の雰囲気はつかめるはずです。
電話対応で、特に問題が感じなければ、狂犬病の予防接種やフィラリアの投薬などの機会を利用して、気になる動物病院を訪れてチェックしてみましょう。
実際に受診して自分の目で見れば、いろいろなことが感じ取れます。
HPは素敵な内容だったけど、実際は矛盾を感じた。
思ったより診察室が何かちょっと不潔そうだった。
獣医さんとの相性がよくない。
親身なスタッフがそろっていた。
待合室は動物でいっぱいで、スタッフがワンちゃんの名前を覚えており、ちゃんと呼んでおり信頼できそう。
待合室に誰もいなくて人気がなさそう。
一番の問題点は獣医師との相性など、先生を信頼できるかです。
獣医師の対応チェックが肝心です。
いくつか例を出して考えてみましょう。
ワンちゃんの子犬を飼ってワクチン注射をしようとしています。
動物病院でワクチン注射を行いたいと連絡しました。
A病院は、詳しいことは何も聞かれずに、すぐに連れてきてくださいいつでも注射しますとの返事。
B病院は、いつワンちゃんが家に来たのかとか、今の状態などを聞かれました。
そして返事が、「まだ新しい家に来たばかりでワンちゃんが慣れておらず不安な状態みたいですね。落ち着かない状態でワクチンを打つとストレスを感じたりしてしまうので、もっと慣れさして1週間程度経ってから来てください」という返事でした。
感じ方は人それぞれですが、客観的に見れば、A病院の方が対応が機械的で儲け主義のように感じられ、一方B病院は、ワンちゃんのことを第一に考えてくれているように感じとれます。
フィラリアの薬の対応でも、AとBの病院を比較してみましょう。
A病院は、問題なくあっさり薬を処方してくれるといいます。
B病院は、一度ワンちゃんを連れてきてくださいと言われてしまいました。
さてこのケースでは、あなたはAとBのどちらの病院を選びますか?
これも飼い主さんによっては、考え方はいろいろでしょう。
フィラリアの薬なんてそんなに違いはないはずだから早く出して欲しい。
わざわざ病院に呼ぶなんて、受診して診察料を取ろうとしている。
確かに薬をだすなんて簡単に出来るはじです。
しかし、初めてのワンちゃんであれば、現在の状態をチェックしたいはずです。
カルテを作る必要だってあるでしょう。
フィラリアの薬であれば、ワンちゃんの体重が分かれば処方できてしまいます。
したがって、簡単にフィラリアの薬を処方してくれる獣医師、また、あくまでワンちゃんの診察にこだわる獣医師と、先生だっていろいろなタイプがあります。
獣医師の対応チェックを行い、あなたが信頼できる相性のいい先生を見つけましょう。
人間の場合、現代ではセカンドオピニオンが必要だとする認識が広まっています。
手術を伴うような大病のケースにおいては、一つの病院だけではなく安全確認を高めるために、セカンドオピニオンでも診察を受け、見立てが間違いないか確認します。
動物病院は、いきつけの病院の休診日・診療時間外のための夜間の救急病院なども含め、複数の動物病院を使い分けるのがおすすめです。
仮にチワアが診断を受け、原因不明と言われたり、大病のケースなどではその治療方針で間違いがないのか、さらに別の動物病院を受診し確認するためにも、セカンドオピニオンは用意しておくと安心できます。
このようなケースでは、違う動物病院で診てもらうことに罪悪感を感じる必要はありません。
それぞれの獣医師の診断と治療方針を聞いたうえで、飼い主さんが最終的に判断を下して、どちらの病院にするか選べば問題ありません。
獣医師によっても得意な分野があるのは事実です。
治療や手術によっては、動物病院を変えるべきであるケースもあるのです。
初めての動物病院では、あなたの愛犬の情報がありません。
あなたが初めて病院に行けば、必ず問診表に記入させられるはずです。
これはワンちゃんだって同じです。
診察券やカルテを作るためには次のような情報が必要となります。
・愛犬の生年月日(年齢)
・病歴
・予防注射、予防薬の受けた時期・種類など
・使用中の薬があればその名前
老犬になるとすぐ体調を壊しやすく、動物病院を訪れる頻度も増えます。
そのため、自宅からなるべく近い病院がおすすめとなります。
また、かかりつけの動物病院であれば、愛犬の特徴も把握してもらっているものです。
非常に警戒心の強いワンちゃんの場合、下手に病院を変えるのはあまりおすすめできません。
手に負えない事情が生じたケースでは仕方ありませんが、神経質なワンちゃんの場合、病院を変えることで強いストレスが生じてしまう可能性が高まります。
また、人見知りの激しい愛犬の場合、見られない新しいスタッフにもなかなかなじめないものです。
新しい病院に入っただけで、吐き戻したり、震えが止まらなかったりしてしまうことも多いようです。
病院を変える場合、愛犬の性格も十分考慮すべきです。