あなたのチワワは、他のワンちゃんが苦手で怖がったりしていませんか?
最近ワンちゃんなのに、他のワンちゃんを怖がるケースが増えています。
不思議なもので、人間相手ならばさほど恐れることもなく接することが可能なのに、相手が同じワンちゃんとなると途端に、様子が変わってしまうのです。
本来であれば同じ仲間のはずのワンちゃん同士が、何故苦手意識を持つのかその理由と対処法について紹介します。
一番の理由が、単純にワンちゃん同士での触れ合いの経験不足が原因です。
人間だと平気なのは、普段飼い主さんを初めとする人間とは、触れ合う機会があるためです。
現在のチワワがペットショップで売られている現状が理由となっています。
チワワたちワンちゃんは、小さな子犬のうちが特に人気が高いのです。
それは、飼い主さんたちが、小さい子犬の段階から育てたいからです。
現在の動物愛護法では、生後45日を過ぎれば販売が可能となっています。
このため子犬は、早くから母犬から引き離させてパピーオークションにかけられ、ペットショップに一人で並べられてしまいます。
実は子犬にとって、生後3ヶ月くらいまでがとても大切な時期なのです。
この時期はワンちゃんにとって社会化期と呼ばれ、本来であれば兄弟犬と遊んだりして、噛む加減や触れ合いを学んでいく時期なのです。
甘噛みの仕方も母犬から叱られながら加減を覚えていきます。
つまり一番大事なこの時期に、実は既に母犬の元から引き離されてしまっており、ワンちゃん同士で触れ合いを経験することができていないため経験値不足なのです。
また子犬の場合、ワクチンプログラムが完了するまでは、他のワンちゃんと接触もさせず、散歩なども行いません。
そのため、本当に接触機会がないのです。
最低でも2ヶ月程度までは、母犬の元にいさせてあげて欲しいものです。
しかし現状はなかなかかなわず、ワンちゃんの精神が発達していないのです。
このため、異常に他のワンちゃんを怖がってしまうような現象が生じているのです。
飼い主さんは、子犬のワクチンプログラムが完了すれば、張り切って散歩に出かけていきます。
ドッグランに参加したりすることもあるでしょう。
このまだ他の犬に対して免疫のない時期に、散歩の途中で他のワンちゃんに飛びかかられたりして怖い体験を味わってしまえば大変です。
それこそトラウマではありませんが、他のワンちゃんに対して恐怖心がインプットされてしまいます。
このような恐怖体験を経験してしまうと、もはやどのようなワンちゃんであるかなどは関係なく、全てのワンちゃんに対して苦手意識が芽生えてしまい、それこそワンちゃんの姿を見ただけで怯えてしまうこととなります。
このため、子犬のまだ全く他のワンちゃんに対して白紙の状態の時期に、出会いに失敗して恐怖体験を得てしまうと、他のワンちゃんに対して苦手意識が植え込まれ犬嫌いになってしまいます。
だからこの時期は要注意だと自覚して、特に慎重に対応させることが大切となります。
周りに同じ年頃のワンちゃんがいれば、触れ合いを経験させてあげましょう。
同い年のワンちゃん同士であれば、力の差などもさほど生じません。
でもなかなかそう上手く遊び相手が見つからないケースの方が多いはずです。
そのような時には、犬の幼稚園へ入れてもみるのもおすすめです。
専門のスタッフが揃っていますから、ワンちゃんの性格まで見極めながら、相性のいいワンちゃん同士で遊ばせる体験を与えてくれます。
決してチワワに怖い負の経験をさせないように配慮しながら、ワンちゃん同士の交流を持たせてくれますよ。
犬慣れしている経験豊富な穏やかなワンちゃんを、先生に見立てて触れ合わせることも有効です。
穏やかでのんびりしたワンちゃんもいます。
結構ゴールデンレトリバーなどの大型犬は、さほど相手のワンちゃんに気を使わず接してくれたりもします。
このように、子犬に穏やかに接してくれるワンちゃんがいれば、触れ合わせてもらうのはおすすめです。
ドッグランへの参加は、ある程度チワワが社会性を身に付け、他のワンちゃんに平気になった段階で参加するのがおすすめです。
まだ他の犬への免疫もできていない子犬を、社会性を身に付けさそうと考えて、ドッグランに参加させる飼い主さんがいますがオススメできません。
一度でもドッグランに参加したことがあれば、イメージがつかめると思いますが、ドッグランは結構いわば無法地帯です。
まだまだしつけが完了しておらず、吠えまくっているワンちゃんもよく見かけますし、普段の運動不足を補うように激しく暴れ回っているようなワンちゃんもいます。
まだ社会性のない子犬では、恐怖心を植え付けてしまう可能性が高いといえます。
ドッグカフェであれば、飼い主さんがそばについてフォローもできるのでおすすめです。
でもこれも、焦って連れていかずに、「オスワリ」「フセ」「マテ」程度のしつけはマスターさせてから行くのがマナーとなるでしょう。
たくさんのワンちゃんたちに触れ合わせてあげることができるため、愛犬の社会化訓練の場として最高の環境といえます。
上手くすれば「犬友達」を作ったりもできますよ。
ドッグランのようにいきなり同じ土俵に入れてしまうのは、なかなかハードルが高いので、柵越しに並べて慣れさせることも有効な手段です。
この時も相手のワンちゃんには、できる限りワンちゃん慣れした穏やかな先生犬を選ぶのがおすすめです。
柵越しでも、いきなり相手のワンちゃんに吠えられてしまえば慣れることもできませんからね。
とにかくワンちゃんと一緒にいる機会を作り、経験を積ませて、犬が怖い存在でないことを学ばせることが大切です。
散歩の時にワンちゃん同士が遭遇したケースでは、何点か注意が必要となります。
場合によってはケンカに発展することもあるので注意が必要です。
リードは短めに持ってワンちゃんが飛び掛かったりできないようにしておきましょう。
ケースによっては、飼い主さんが体をワンちゃんたちの間に入れて遮ってあげましょう。
よく見かけるパターンガ、愛犬を抱き上げてササっと行ってしまおうとする飼い主さんです。
残念ながらそのような対応をしていては、チワワの社交性は築けません。
他のワンちゃんに出会う度に抱き上げられていたのでは、かえってチワワに危険な状態だと刷り込むだけです。
出会った相手のワンちゃんの状態が、大きな問題の一つとなります。
相手のワンちゃんだってひょっとすれば、お互いまだ犬が苦手ナケースだってあるわけです。
場合によっては飼い主さんに。接近させて挨拶させても大丈夫かどうかを確認することも大切です。