チワワのような超小型犬を外飼いするケースはまずないとも思いますが、室内飼いするメリットとデメリットを比較してみましょう。
また、外飼いのメリットとデメリットも紹介します。
昔はワンちゃんと言えば、番犬のイメージで外飼いが当たり前だったけど、現在は室内飼いの方が主流となっています。
特に小型犬は、室内飼いがしたくて選ぶ飼い主さんが多いようです。
ワンちゃんはオオカミを祖先に持ち群れで生活していたため、本来一人で生活するのは苦手で、一人で暮らさせるとストレスが生じてしまうそうです。
だからアメリカなどでは、ワンちゃんの外飼いを禁止とする法律があるみたいです。
チワワをペットとして飼う段階で、もはや家族の一員なんですよ。
子供が産まれて外で育てる人なんているはずありませんよね。
まあ外飼い派の方もみえるでしょうし、大型犬だと犬種によってはなかなか難しいかもしれません。
実際にワンちゃんの室内飼いと外飼いを比較してみましょう。
2000年ではまだ、室内飼いよりも外飼いしている家庭の比率が高かったそうです。
2006年ころに、室内飼と外飼いがほぼ同じになります。
そして現在では、室内飼が大きく外飼いを上回っています。
「精神的に落ち着く」
冒頭でも紹介したようにチワワたちワンちゃんは、一人生活だとストレスが生じてしまいがちです。
そのため室内で飼い主さんと頻繁に触れ合うことができると、精神的な安らぎを与えてあげることができます。
「コミュニケーションがとれる」
チワワが身近な室内にいれば、直ぐに撫でたり一緒に遊んであげたりすることが可能であり、コミュニケーションが取りやすく、容易に可愛がってあげられます。
これはお互いに幸せなことでしょう。
「しつけがしやすい」
チワワをしつけるためには、特にタイミングが大切です。
チワワが行った行動に対して、すぐさま対応してほめたり叱ったりすることが大事となります。
そのためにも、室内でチワワと一緒にいることがとても重要となります。
「身体の異常や病気の早期発見ができる」
室内でチワワと一緒にいることで、ちょっとした程度の変化にも気づいてあげることができます。
ワンちゃんは言葉が喋れないから、体調の異常に対しては飼い主さんがいち早く食づいてあげる必要があります。
そのためには、一緒に室内で生活していることが必要となります。
「悪天候から守れる」
さすがに台風とかくれば玄関には入れてあげるでしょうが、雨風からチワワを守ってあげることができます。
とくにチワワは寒がり屋さんであり、室内で温度を一定に保ってあげることは大切です。
また、ワンちゃんは雷などの音が大の苦手です。
そんな時室内にいて、飼い主さんがそばにいてくれれば、とても安心できます。
「甘やかしてしまう」
これはまさしくチワワではなく、飼い主さんの責任。
つい身近にチワワがいるとかまい過ぎてしまったり、ついおやつなどを与え過ぎてしまいがちなものです。
「肥満化」
室内飼いでよく有りがちな問題がチワワの肥満。
チワワが欲しがるために誘惑に負けて、ついおやつや間食を与えてしまうのです。
これは常に一緒にいるために起こってしまうわけです。
甘やかしてしまうと、要求吠えなどが生じてしまい。下手すれば主従関係にも問題が起こってしまうため要注意です。
「誤飲食に注意」
室内にいることで、チワワが誤飲食してしまうことがあります。
室内には、たばこの吸い殻や、人間の服用する薬、またゴミ箱をあさられたり、チワワが誤飲してしまうような危険な物がたくさんあります。
うっかりテーブルの上に食べ物などを置いておくと、抜け目なく椅子を使ってテーブルの上の食べ物を食べて誤飲したりしてしまいます。
さらに電気のコードをかじって感電とか、あと意外に注意すべきなのが観葉植物です。
とにかくチワワたちワンちゃんは、油断も隙もありません。
誤飲食はそれこそ一歩間違えば、チワワの命にかかわることだってあると認識しておきましょう。
「事故に注意」
室内の方が事故の危険性は高まります。
とくにチワワは小さいから、まさかと思うような隙間から転落することがあります。
階段やベランダからの転落事故には要注意です。
チワワは体格が華奢なので、ちょっとした段差から落ちたりしただけでも骨折してしまいますよ。
ワンちゃんたちは、すぐ飼い主さんの後追いしたりするので、気づかずうっかりドアで挟んでしまったり、電気カーペットの低温やけどなども結構報告されています。
また、フローリングはチワワの足腰に負担がかかります。
カーペットなどを敷くのもおすすめです。
「抜け毛」
どうしても抜け毛が生じてしまいます。
これは結構人間にとっても健康にかかわってくる問題です。
しっかりチワワをブラシングしたり、部屋をこまめに掃除するなどして注意しましょう。
「体臭」
チワワの体臭が結構部屋に残ってしまうケースもあります。
こまめに喚起したり、またチワワの体臭が気になるケースでは、お腹の具合が悪かったりします。
ケースによっては、ドッグフードを見直すなどの対応を行いましょう。
「犬の苦手な人もいる」
ワンちゃんが大好きな人にはなかなかピンとこないかもしれませんが、世の中にはワンちゃんが苦手で怖いと感じる人もいます。
2012年の内閣府の世論調査によると、ペットが苦手と答えた人が約3割いたそうです。
このため友人や知人などでも、ワンちゃんが苦手な人であれば、つい足が遠のいてしまうケースもあります。
また、たばこを吸わない人が、凄くたばこのニオイが気になるというように、普段ワンちゃんを飼っておらず、接する機会がない方だと、犬の臭いや体毛は気になることでしょう。
「部屋が傷む」
ワンちゃんはよくホリホチリと穴掘り行動などを行います。
このような行動のため、家具や柱、床などが傷つけられやすい。
「抜け毛や体臭が気にならない」
室内では問題となった抜け毛や体臭が、外飼いであればさほど気にしなくてすみます。
それでも抜け毛は服には付いてしまいますから、ブラシングなどはきちんとこまめに行ってあげましょう。
皮膚炎なども起こってしまいますからね。
「ウンチの処理が簡単」
庭だったらウンチの処理の手間が簡単。
室内のように失敗されて困ることもありません。
また、ニオイも気になりませんね。
「犬アレルギーの人でも飼いやすい」
抜け毛などの問題による犬アレルギーの人でも、外でならばワンちゃんを飼うことが可能かも知れません。
生まれた子供が犬アレルギーなんてケースでは、愛犬を手放すのは辛い選択となります。
もしかすればそのようなケースでも、外飼いであればワンちゃんが飼えるかもしれません。
「しつけが楽」
室内であればまずはトイレトレーニングが必須となります。
その他にも客への無駄吠え禁止などかなり細かくしつけが必要となります。
それと比較して外飼いであれば、それほど神経質にしつけなくて大丈夫であり、必要なしつけの種類が少なくて助かります。
「蚤やダニの寄生」
外にいればどうしても蚤やダニの寄生が増えてしまいます。
かなり注意を払い対処してあげる必要が生じます。
「フィラリアの危険」
外にいるかぎり、蚊から身を守るのはまず無理です。
蚊に血を吸われることでフィラリアになる可能性が高まり、リスクが生じます。
「ストレスを感じる」
一人でいることが多いため、ストレスを感じやすくなります。
そのため、問題行動が多くなったりします。
「主従関係が築きにくい」
どうしてもコミュニケーションの時間が減り、なかなか飼い主をリーダーと認めません。
「勝手に餌を与えられる」
外にいるため、他人に勝手に食べ物を与えられる危険性があります。
ワンちゃんは食べると中毒を起こしてしまうような、食べてはいけない危険な食べ物もあるため、リスクが高まります。
「体が汚れやすい」
埃や雨の日などは特に泥などで身体が汚れるため、衛生面で好ましくありません。