あなたの愛犬のチワワが、あなたにあご乗せしてきませんか?
ウチのチワワのビビもよくあご乗せしてきますよ。
ワンちゃんたちは、家の中でリラックスしているときによく幸せそうな表情を浮かべて、あごをクッションや机、床などあらゆる所に乗せています。
はたしてチワワが嬉しそうにあごを乗せているときの気持ちや理由はどの様なものなのでしょうね。
今回はその当たりのワンちゃんの心理具合を紹介していきます。
さて、まったくワンちゃんたちが幸せそうにあご乗せポーズを決めているのは、無邪気で可愛いものです。
最初にその天真爛漫なポーズを眺めてみましょう。
どうですか?
とにかくみんなとってもリラックスしている様子がひしひしと伝わってきて、思わずこちらも微笑まされてしまうような可愛い画像ばかりですね。
ワンちゃんたちが飼い主さんの体に「あご乗せ」する理由は、基本的には「甘えたい」「安心したい」という気持ちからだと言われています。
要は甘えん坊なわけですね。
飼い主さんのニオイやぬくもり感じたい気持ちが、素直にストレートに現れた行動なのでしょうね。
一番よく言われる理由が、チワワがあなたに「甘えたい」とストレートに表現するサインだという意見です。
あごを乗せるということは、ある面絶対服従の仰向けの「へそ天」ポーズと同様なわけです。
チワワにとっての最大の武器であるあごを、飼い主さんに信頼して預けてくれているわけですからね。
あごを乗せながら、あのうるうるの瞳で見つめられてしまうと、もうたまりませんね。
あなたに甘えたいとねだってきているわけですから、目一杯チワワを可愛がってあげてください。
あなたがチワワを構わずに、一緒懸命パソコンで作業などをしていると、チワワが近寄ってきてひょいとあご乗せしてくるケースがあります。
こんな時は「ねえ構ってよ」「退屈だよ」「遊んでよ」という具合のサインを送っているのです。
チワワからお誘いがあったケースでは、少しリフレッシュを兼ねて一緒にコミュニケーションを図って遊んであげるのがおすすめです。
チワワも喜ぶし、あなたも返って気分一新できて、能率アップとなる可能性が高いですよ。
チワワが信頼する飼い主さんにあご乗せするのは、信頼感や安心感などからのようですが、仲間や兄弟犬の間でするケースでは、順位付けの影響もあるようです。
あご乗せ行動は、カーミングシグナルの一つであり、相手の体の上に乗っかって、あごや顔を乗せることには、自分の方が上位だと示している意味があるともされています。
ワンちゃんたちが顔やあごを乗せるのは、権勢症候群(アルファシンドローム)というそうです。
本来、権勢症候群とは、一歳前後から始まる犬の問題行動の一つとされています。
ワンちゃんが権勢症候群となってしまうケースでは、飼い主の言う事を聞かなくなり、いろんな問題行動が生じたり仕出します。
そのためしっかりしつけが出来ておらず、まだ主従関係が構築できていないケースで、もしもチワワが頻繁にあご乗せしてくるケースでは、注意が必要かもしれませんね。
ワンちゃんたちの寝方にはいろいろあります。
その中でもうつぶせ寝をしている時は、警戒心が強い状態だといわれています。
この寝方はチワワたちワンちゃんが、野生時代に一番多く一般的に行っていた寝方なのです。
急所であるお腹を守るためにうつ伏せになると同時に、武器であるあごを床や地面につけて攻撃態勢を保っていたとされます。
また、ワンちゃんは地面から伝わる振動を顎の骨で感じ取ることができるために、この姿勢は敵が近づいて来た時に、すぐに発見できる効果もあったのです。
このため、チワワがあごを地面に付けている場合は、周囲を警戒している可能性もあります。
チワワはおねだりしたい時にも、飼い主さんにあご乗せを行ってきます。
飼い主さんは、チワワがどのようなケースでよくあごを乗せてくるかを、しっかりチェックしておくことも時には大事となります。
一番多いのは、飼い主に甘えて、遊んで欲しい、おやつが欲しいなどのおねだりをするケースです。
あと注意が必要なのが、飼い主さんがご飯を食べている時に、机の上などにあごを乗せてくるケースです。
ときにはこれが、ワンちゃんの食事量が足りていないことのサインであるケースもあるので注意してあげましょう。
よく飼い主さんが動くたびに、その後を付いて回るワンちゃんをたまに見かけます。
このようなワンちゃんは、飼い主さんと離れることが凄く不安なために、そのような後追い症状が生じているわけであり、これが分離不安と呼ばれる症状なのです。
ワンちゃんのあご乗せ行動は、甘えの象徴的な行為の一つですが、これも度を超すようであると、分離不安の可能性があります。
分離不安のワンちゃんたちは、一人になってしまう留守番中に吠え続けたり、トイレに失敗するなどの症状が起こってきます。
原因はいろいろあります。
なかには飼い主さんがいない一人の時に、雷がなったりして怖い思いをしたことが引き金になるケースもあります。
しかし多くのケースでは、飼い主さんがワンちゃんをかまい過ぎたり、過度に可愛がり過ぎることが原因となっているケースが多いようです。
愛情不足もダメですが、過度な愛情表現をチワワに与え過ぎてしまうのもNGなわけです。
いつもかまっていてもらうと、それが当たり前となってしまい、いざ一人ぼっちになった時に、ワンちゃんが一人で耐えきれなくなってしまうわけです。