犬派・猫派何てよく言われるけど、ペットはとにかく可愛いよね。
でも現在も日本では、10万頭以上の犬・猫が殺処分されているのです。
信じられない気持ちだけどそれが現実です。
少しずつ日本では減少傾向にあると言われていますが、とにかく安易な気持ちでチワワを飼うのはNGです。
チワワをペットとして飼ったならば、家族の一員だと思って欲しいですね。
自分の子供であればしっかり最後まで面倒を見ますよね。
赤ちゃんが出来れば、たくさんの手間が生じるのが想像できます。
実はペットであるチワワを飼うことも同様なわけです。
チワワは生き物、だから人間と同じく心があります。
便利な遊び道具の「おもちゃ」では決してないのです。
あなたはチワワと一緒に、あなたもワンちゃんも成長していくものなのです。
赤ちゃん同様、チワワもたくさんの幸せを与えてくれます。
でもその幸せを手に入れるためには、同じくたくさんの我慢すべきしばりも生じるものなんです。
でもそんなちょっとしたしばり何かよりも、何百倍もチワワが皆さんに与えてくれる幸せのほうが大きいですけどね。
しかし、毎日散歩に連れて行くとか、自由に旅行何かも行けなくなるし、お金だって思った以上にかかるものです。
だから、最後まで面倒が見切れない人もいるわけです。
思わず衝動買いをしてしまった。
子供にねだられ軽い気持ちで飼ってしまった。
正直子供なんて、絶対面倒をみると約束したところで、飽きてしまえば面倒を見なくなる可能性は高いです。
だから、こんな感じで現実を見つめないまま安易にチワワを飼ってしまうのはマズイわけです。
といいながらも現代は、猫も杓子もペットを飼う時代。
はたしてみなさん、どのような理由で愛犬であるチワワを飼っているのか、今回はその理由をしっかり見ていきましょう。
あなたがチワワを飼いたい思う理由を一緒に考えてみましょう。
実はウチのチワワのビビも、姉貴の一目惚れなんです。
でも我が家の場合は、いろいろ前もって調べて、いろんな準備もして、犬種も絶対チワワにしようと既に決心していて、その上でいい子がいないか探していたわけですから、いきなり衝動買いしたわけではありません。
子犬って可愛いですよね。
人間は視覚的な動物であり、「母性本能」(ぼせいほんのう)なんて言う言葉をよく耳にしますが、自分より遥かに小さく、弱く感じ、愛らしい物に対して守ってあげたい、飼育したいという
気持ちが本能的に働くと言われています。
だから一目惚れが生じるわけで、視覚的な情報が母性本能をくすぐり、トリガーが引かれる状態が生じてしまうともはや我慢がきかず、衝動買いが起こってしまうわけです。
ワンちゃんを飼った理由で「一人暮らしの寂しさを紛らわせたい」は定番の上位理由です。
都会に出ての一人暮らしは、心に寂しさが付きまとい、ついパートナーが欲しくなってしまうものです。
また高齢になり、パートナーに先立たれてしまって一人暮らしになってしまった場合なども、飼いたくなるものです。
ただし良識ある高齢者たちは、自分の方が愛犬より先だってしまわないかとか、体の具合で愛犬の面倒が見れなくならないかとの不安からなかなかワンちゃんを飼う決断が出来ないケースが多いのです。
そのため心配した家族がプレゼントしてあげ、万が一の時は愛犬の面倒は見るから、安心して一緒に暮らしてなんていうパターンもあるみたいです。
このようにいざという時に、愛犬の面倒を見てくれる後見人がいてくれると安心できます。
一人暮らしの人の場合、病気などの何かトラブルが起こったケースでは、愛犬が心配になるのも事実です。
ワンちゃんは自分一人では生きていけませんから、このようなケースが生じた場合、それこそ保険所行きとなってしまうわけです。
そのようにワンちゃんの責任まで考えた場合、難しい問題ですが、後見人がいない一人暮らしの人が、安易に愛犬を飼うことも問題があるかもしれません。
チワワを飼う理由として、「子供の情操教育」という理由もよく耳にします。
確かにワンちゃんと一緒に育っていくのは素晴らしい体験が一杯できます。
特に兄弟がいない一人っ子には、一層貴重な経験をもたらせてくれそうです。
・生き物の命の大切さを理解
・面倒を見て責任感を養う
・動物に愛情を抱き優しく接する
まあ上記のような点が、子供の情操教育にチワワを飼うことで役立つわけです。
しかし、本気で子供がずっと愛犬のチワワの面倒が、見れるなんて思うのは大間違い。
子供に親としてチワワを飼ってあげる時点で、少なからず面倒は親が見ることになると思っておくべきです。
なかにはずっと関心に、チワワの面倒が見える何ていう子供がいるかも知れませんが、まずはそれは滅多に無いケースだと思っておいてください。
私も自分の体験記を語れば。
私が子供の時には我が家には、キャンディと呼ばれるミニチュアシュナウザー(メス)がいました。
このワンちゃんは、姉貴が同級生の獣医の家からタダで譲っていただいたのです。
理由は未熟児で売り物にはできないからということであり、同じ団地に住んでいたので、心配なので近くにいればいつでも見てあげることができるということでした。
でも不思議なもので、兄弟の中で一番小さく弱弱しかったキャンディが、兄弟たちの中で一番長生きしたんですよ。
もちろん姉貴が面倒を見るとの理由で飼ったわけですが、いつの間にやら親が一番面倒を見てましたね。
私もよく散歩とかは連れて行きましたがね。
おかんはワンちゃんを飼う以上は家族の一員だから、みんなで面倒見なくてはねと言っており、姉貴に面倒見なさいと言いつつも自分が面倒みることになると見透かしていたみたいです。
そのころは、ケイという名前のニャンコも祖母が飼っており、生き物好きの我が家はキャンディとも思い出を一杯作りました。
それこそ我が家のキャンディのパターンですね。
親はそれこそ子供にせがまれると同時に、子供の情操教育なども併せて考え許可します。
まあきっと、親も動物好きなのでしょうね。
ところがこんな親ばかりではありません。
本当はこっちのパターンの方が圧倒的に多いものです。
親が子供と一緒に買い物でショッピングモールに行ったときに、よくペットショップがあります。
そこで見かけたワンちゃんが可愛く感じられてしまい、子供にせがまれて思わず衝動買いというパターン。
実は本来ある面これこそが一番危険を伴うパターンかもしれません。
衝動買いということは、それまでさほど興味があったわけではなく、ほとんどチワワに対して何にも予備知識もないわけです。
数ヶ月後には現実に目覚め、世話の大変さに気づかされることとなりますが、すでに後悔先に立たずで後の祭りなわけです。
先ほども言いましたが、親は子供がチワワの面倒などそう簡単にずっとできるはずがないと認識しておくべきです。
子供は理想を持ってチワワを見ています。
可愛くてお利巧さん。
自分の言うことは何でも聞く。
まさしく都合のいいオモチャのイメージなわけです。
でも現実は生き物だから甘くはありません。
しっかりしつけなければ、無駄吠えはするし、ウンチやオシッコだって最初はなかなか上手くできません。
自分の都合の良いオモチャではなかったわけですね。
でもなついてくれればととっても可愛いもの。
しかしなかなか子供では、チワワの面倒がなかなか見切れないないものです。
実は最近の子供はとても大忙しなんですね。
習いものとかもたくさん行っており、そう簡単に散歩一つ行く暇を見つけるのが困難だったりします。
親はしっかり、子供にせがまれてうっかり飼ったが最後、チワワの面倒はしっかりみるべきと覚悟しておきましょう。
チワワ人気が出たのがあの有名なテレビCMのおかげです。
ご存知のみなさんも多いでしょうが、あの愛苦しいチワワのウルウルの瞳のまなざしに、胸キュンさせられてしまった皆さんがどれだけいたことでしょうね。
それこそ人間版で言えば、可愛くて人気絶頂となったあの宮沢りえのテレビCM並みかも知れませんよ。
どんなコマーシャルなのか気になっている方に少し紹介。
実は金融関係のCMで、ウルウル瞳のチワワと目線を合わせた人が思わずその愛くるしさに心を奪われます。
そしてその心理を見透かしたようにテレビコマーシャルは、「ご利用は計画的に!」という捨てセリフで締めくくられるというユニークなものでした。
でも安易に人気や流行に流されるのは、かなり危険だと言えます。
流行にかぶれる人は、その熱が冷めるのも早い物です。
それこそ見栄や体裁で、ファションの一部のごとくペットを飼うなんて気持ちならば、嘆かわしい問題の捨てられ施設行きの原因だとも言えます。
安易な気持ちで生き物を飼うのは厳禁。
しっかりチワワを飼う前に、実際の手間や費用などを見つめ直してください。
チワワを飼うためには、しっかりした心構えが是が非でも必要となります。
それこそブームにのるといえば、チワワでの例ではありませんが、一時的な圧倒的なブームから、ダルメシアンの子犬を飼う人気がアメリカで爆発したことがあります。
その原因が、1961年に公開されたウォルト・ディズニーの「101匹わんちゃん」というダルメシアンが登場する映画。
しかしながらダルメシアンという犬種は、主に猟犬や軍用犬として活躍するようなワンちゃん。
そのため、一般家庭が飼うワンちゃんとしては活動的過ぎて適さないと、動物愛護団体がストップをかけるキャンペーンを張ったなんていう有名なエピソードがあります。
まさしくこれが、心理学で言うところの同一化現象。
自分が憧れたり、尊敬する人物に少しでも近づきたいために、何でも真似して同じ要素を取り入れてしまい同じ土俵に乗ろうとするわけです。
それこそ若者が、大好きな歌手のアイドルのファッションを真似ている分には何ら問題はありません。
でもそれを、生き物であるワンちゃんにまで求めてしまうのは問題。
命がある者は、服装などのように簡単に取り換えてもらっては困るのです。
チワワへの愛情に目覚め、可愛がってもらえるのであれば問題はありません。
でもそのような理由で手に入れた物は、ほぼ2~3年もすれば、憧れていた感情など蜘蛛の子を散らすように消え失せているはずです。
このようにチワワを飼いたい理由を見ていると、現在ワンちゃんたちペットが、10万頭以上も殺処分となっている現実の理由の一端が分かってきますね。
それこそ現代の若者の理由がこれです。
まったくチワワを生き物扱いしていません。
まさしく写真映えさせるためのアクセサリーなわけです。
インスタ映え目的でチワワを飼って、話題をさらった後はたしてお払い箱なわけなんでしょうか?
不安一杯にさせられてしまう理由です。
これはちょっと、なかなかチワワには当てはまりにくいですが、飼い主さんの仕事のフォローをする狩猟犬や、牧羊犬などを目的として飼われているワンちゃんたちもいます。
盲導犬や介助犬などもいます。
これらのワンちゃんのケースは、身体の不自由な人が必要に迫られて飼っているわけです。
まだまだこのような理由によって愛犬を飼っている人は稀少ですが、このような助け合う関係であれば、ワンちゃんがないがしろにされる心配は無用でしょう。
このようなワンちゃんのケースでは、高齢犬になって役目が果たせなくなっても、訓練した機関が責任を持って引き取り老後の面倒を見てくれます。
実はチワワは、あの小さな体のためビックリしてしまいますが、警察犬として立派に活躍していたりするんですよ。
番犬にするって考えは、もう時代遅れのひと昔前の発想です。
今はワンちゃんは家族の一員であり、一緒に生活する癒しの存在なのです。
番犬が欲しければ、防犯ブザーでも設置しておけばよいのです。
確かにワンちゃんを一匹で外につないだままにしておくことは、好ましくないのです。
昭和の時代には当たり前に見られた風景ですが、オオカミを祖先に持つワンちゃんは、遺伝子を受け継いでおり、群れをなすオオカミ同様、本来集団行動を行わないと強いストレスを生じる動物なのです。
だから他の動物と触れ合う機会を持つことが大切なのです。
ペット先進国のアメリカでは、多くの州で動物虐待防止法の一部として、ワンちゃんの係留禁止法が定められているほどなのです。
つまりアメリカであれば、うっかりワンちゃんを外につなぎ通しにしていれば、虐待とみなされてしまうほどなのです。