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チワワの耳の掃除の仕方!綺麗にするコツとかかりやすい耳の病気

チワワは世界最小の体の小さいワンちゃんですが、意外に体に比べて大きな耳をしておりチャームポイントの一つと言えます。

耳のトラブルは垂れ耳の子に起きやすいものです。

その点チワワは立ち耳ですが、当然耳垢が溜まるし、耳の中に毛が生えやすい犬種、なのでしっかり耳のケアをしてあげないと感染症などの病気が心配です。

今回はチワワの耳を綺麗に掃除する仕方やコツ、またかかりやすい耳の病気について紹介します。

チワワの耳の特徴

チワワの耳の構造は、外側から外耳、中耳、内耳という具合に分かれており、基本は人間と同じですが異なる点があります。

それは、外耳と中耳の間の箇所の外耳道がL字型に曲がっていること。

そのため人間と比較すると通気性が悪く、どうしても汚れが溜まりやすいというデメリットが生じてしまいます。

なのでこまめに耳の掃除をしてあげる必要があります。

通常ならば、垂れ耳の子は耳の内部が耳介で隠れてしまいます。

そのため、通気性が悪くなり耳の病気が発症しやすいわけです。

チワワは立ち耳ですが、毛が多く生えているのが特徴な犬種のため、結構耳の病気が発症しやすく要注意です。

チワワの耳をチェック

チワワの耳の健康状態を定期的にチェックしてあげましょう。

耳が健康な状態とされるのは次のような状態。

・皮膚がピンク色。
・耳垢がない。(少量ならOK)
・気になる匂いがしない。
・耳を痒がる素振りがない。

まあとりあえずは、上記のような点をチェックして問題がなければ心配いりません。

定期的に耳掃除を行ってあげましょう。

チワワの耳の状態が心配な様子

・耳を頻繁に気にする。
・痒がって引っ掻いている。
・床などに耳を擦り付ける。
・頭を振る動作が目立つ。
・皮膚に赤みが生じている。
・出血が見られる。
・耳が聞こえにくそうに感じる。
・耳が腫れたり、ただれている。
・耳から悪臭や刺激臭が生じる。
・耳を痛がる。

注意すべき耳垢の状態

・耳垢の量が多い。
・黒い・こげ茶・褐色・黄色などの色で湿り気がありべとべとしている。

異様に耳垢の量が多く感じる場合は気になります。

また黒くて湿り気がありべとべとしている場合は注意が必要です。

この症状の場合、耳ダニ感染症の疑いがあります。

耳ダニ感染症の場合、耳ダニがチワワの耳に寄生しており、耳を激しく痒がることが特徴です。

そのためチワワは、頭を振ったり、足で耳を掻いたりする動作が目立ちます。

また、この病気は感染力が強く、他のワンちゃんにも感染しやすいので注意が必要となります。

症状に気づいたらすぐに動物病院を受診しましょう。

チワワがかかりやすい耳の病気

「外耳炎」

チワワが発症しやすい耳の病気の一つが外耳炎。

外耳炎とは、鼓膜手前部分にあたる外耳道の箇所が炎症を起こすもの。

原因は、耳垢に細菌や真菌が繁殖すること。

他には、アレルギーや耳ダニの寄生など。

発症した場合の症状は、べとべとした耳垢が溜まり、臭いを伴います。

さらに、痒みや痛みを伴う為、チワワは耳を後ろ足で引っ掻いたり、耳を擦りつけたり、頭を振ったりなどという動作が見られます。

進行してしまうと外耳道が狭くなってしまうため、音が聞こえづらくなる事があります。

また外耳炎は、慢性化しやすく、その上再発しやすい特徴があるため、最初にしっかりとした治療とケアが必要な病気と言えます

「耳ダニ感染症」

耳ダニ感染症の原因は、0.3~0.4mmほどの小さなミミヒセンダニが寄生すること。

耳垢が黒く、べとべとした感じになるのが特徴。

チワワが耳ダニ感染症にかかると、激しい痒みを伴うため、盛んに耳を掻く動作が起こり、同時に頭をよく降るようになります。

注意すべき点が、感染力が強いことです。

そのため、犬同士の接触により感染してしまいます。

多頭飼いのケースでは、可哀そうですが感染した子を隔離しておく必要があります。

このように、他のワンちゃんとの接触は厳禁なため、間違ってもドッグランに行くなんていうことは止めてくださいね。

治療は殺ダニ薬剤を投与して、耳垢を取り除くために耳道内洗浄を行います。

治療完了には結構長期間かかるので、じっくり焦らず構えて治してしまいましょう。

「耳血腫(みみけっしゅ)」

耳血腫は、チワワがよくかかる外耳道や耳ダニ感染などにかかり、その延長として発症する事がほとんど。

チワワが痒くて耳を頻繁に引っ掻く事によって、耳介部分に血液や分泌物が溜まることで腫れてしまう病気が耳血腫。

進行すると、耳がただれてしまい、膿が溜まったりします。

さらに悪化すると、血液が耳の内部でどんどん溜まっていき、軟骨や耳が変形してしまうこともあります。

治療法としては、注射針を耳介の腫れあがった箇所に刺して、溜まっている血液を抜きます。

再発を繰り返すケースでは、切開手術により溜まった血液を完全に取り除きます。

そして、再度血液などが溜まることがない様に、皮膚と軟骨を縫合します。

チワワの耳掃除の仕方

チワワの耳掃除の頻度は、耳の汚れ具合や毛の生え方を確認して程度により、1~2週間に1度程度が目安。

耳垢は水では落ちないので、水を入れて掃除するのはNG。

かえって耳内に水分が溜まってしまう結果、病気を誘発してしまうと知っておきましょう。

ただし、正しい薬を使って行う場合は問題ありません。

耳の中に洗浄液(イヤークリーナー)を流し込んで耳垢を取り除いてあげるのは有効です。

特にウェットタイプの耳垢の掃除に効果を発揮してくれます。

定期的に耳洗浄してあげれば、耳垢塞栓の予防効果が高まります。

なお、耳洗浄する条件として、チワワが外耳炎などの病気を発症していないことが前提となります。

もしも外耳炎などを起こしている時に行ってしまうと、炎症を悪化させてしまう原因となります。

更にもしも、鼓膜に穴があいていたりすればさらにヤバイです。

洗浄液が穴から中耳に入り込むことで、中耳炎を引き起こしてしまう可能性が高まります。

チワワは耳の中に毛が生えやすい犬種なので、適度にカットしてあげることが大切です。

毛が多く生えてしまってぼさぼさした状態が生じてしまうと、群れて菌が繁殖しやすい温床になってしまうから要注意。

「耳掃除に使う道具」

ティッシュやコットン、綿花を濡らせれば十分。

この時おすすめしたい犬用の化粧水があります。

それがペット用化粧水「AVANCE」。公式サイトにリンクさせてもいいし、アドセンスが通ってからの方がいいとおもえば今回は止めておき、通った後でリンクさせましょう。

天然の温泉成分をもとにつくられた、ペット専用化粧水であり、高い抗炎症作用とアンチエイジング効果を併せ持ち、さまざまな肌ストレスに有効なため、チワワの耳掃除で使用するのにおすすめです。

耳掃除をする場合、ゴシゴシと強くこする必要はありません。軽くこするのがおすすめです。

返って強くこすってしまうと小さな傷が生まれ、炎症原因となってしまうので注意しましょう。

耳掃除での注意点は、綿棒をできれば使用しないこと。

チワワが動いた場合、鼓膜を傷つけてしまう危険性があります。

ただし、ワンちゃんの耳はⅬ字になっているので、基本鼓膜を傷つける危険性は低いです。

さらに、綿棒を使うことで、局部的に強い圧力がかかってしまいます。

そのため皮膚の表面に、細かい傷を作る結果に繋がってしまいます。

なお、チワワを綿棒で耳掃除する動画が人気を博していましたが、このような理由であまり個人的には賛同しかねますね。

また、アルコール使用は厳禁です。

チワワが中毒に陥ってしまう危険性が伴います。

「チワワの耳毛の抜き方」

チワワに急に動かれないように、横にさせてリラックスした状態で行うのがおすすめです。

耳毛抜きとは、耳の中に余分に生えた被毛を抜き取ってあげること。

「飾り毛」が多い犬種の場合、耳の中にまでたくさんの毛が生えてしまいます。

チワワも耳の中に毛が生えやすい犬種です。

毛が多くなると、通気や排水を邪魔してしまい群れて炎症などが起きやすくなります。

そのため定期的に耳の中の毛の状態をチェックして、多く生えすぎてきた状態になれば、抜いてあげる必要があります。

毛抜きの頻度の目安は、月に1回程度となります。

仮に動物病院で依頼すれば、相場として2,000円程度まででしてもらえますね。

「毛抜きの道具」

ピンセットだとグリップが弱いため、おすすめは鉗子(かんし)です。

先端に滑り止めのついた鉗子を用いるのがおすすめです。

コツは面倒ですが、少しずつつまんでこまめに引き抜くことです。

一度に大量の毛を抜こうとすれば、チワワは痛がり嫌がります。

また、毛包が傷ついて炎症を起こす原因となってしまいます。

なお、毛は奥まで抜く必要はありません。

見える範囲を抜けば十分効果が出ます。

耳の奥まで鉗子を突っ込むことは、耳道を傷つけてしまう原因となりがちです。

掃除をしていながら、反対に炎症原因を作ってしまうことになってしまう可能性が高いのでNGです。

指で毛を抜く飼い主さんもいるようですが、あまりおすすめはできません。

指では、細かく少しずつ抜くことが困難です。

どうしても一度に毛を抜く量が多くなり、チワワのストレスを高めてしまいます。

最後に実際にワンちゃんの耳掃除の動画を見て、フィニッシュとしましょう。

riasu

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